さて、ミントさんに言われた通りに手を洗って、御茶を飲んだら早速、出入り口の工事した所をチェックしてきたセージが戻ってきました。
結果は指示した通りに出来ていて、外にはちゃんと階段作りに必要な材木なども置かれていたようです。
❤~~~~~~~~~~~~~~❤
セージ/MAMAの焼いたビスケットはもう何年ぶり?覚えていないくらい以前に食べたきりだよね。
ポプリさんが参加してからは、まったく焼かなくなったんじゃぁないの?
SUGARMAMA/そうかもね!だって2人して焼く事も無いじゃない?ポプリさんはプロなんだしぃ・・・
希望通りの美味しいパンや、焼き菓子作ってくれているしねー♪
セージ/そうだけれどさぁ、香りや味が何となく違うんだよねぇ・・・
ポプリ/やっぱり人の手のそれぞれのスパイスが違うんじゃぁないかしら?
SUGARMAMA/私のはどうしても、甘みが足りなく作ってしまうのよ。
ミント/で、私達に話があるからって、用事から先に言ってよね! 別に時間はあるけれど、アンタから改まった事言われそうだと、凄く気になるわ。
セージ/ミントって本当にせっかちだねぇ・・・これなんだけれどね。Nanから貰ったダイヤのイヤリングなんだけれど!
パーティの時に頼んで、MAMAに付けてもらったけれど、やっぱりさぁ今の時代には大げさで大き過ぎなんだよね。
それで、加工してもらうように頼んだんだよ。半分は俺のタイピンとカフスにして... 大きければ良いってもんじゃぁないだろう?
マルベリー/いいんじゃぁないの!それはセージのなんだから、好きにしたらよいのよ。
ミント/そうよ!私達もそれぞれ、色々貰ったのを好きに使っているもの。リフォームも幾つかしたわよ。
セージ/うんそうなんだけれど、やっぱり女同志って結構感情的にややこしいから、説明したいと思ってさ!
でないと貰ってくれるものも、気を使って貰ってもらえなくなると困るんだ。
ミント/誰かあげる人が出来たの?
セージ/うん、俺はMAMAに貰って!って言ったんだよ。MAMAが居てくれたから、今回俺はちょっとばかし、真面目に勉強をしたら、大スキップして大学院へ勧めたんだから、感謝の気持ちもあるんだよ。
SUGARMAMA/おや、感謝だなんて、私は何もしなかったんだから! 却って優秀な子がCafeのサブスタッフから出て、わが事のように嬉しいわ♪
セージ/それだけでは無くて、俺はMAMAが大好きだから、何時も着けていて欲しいなぁ~って思ったんだ。
何時からだったか、アレルギーもあるからって、片方を落としちゃってからは、何も着けなくなっちゃったでしょう?
何となくあっさりし過ぎちゃって見えるしぃ...。
マルベリー/私達に気を使う事は無いわよ。セージが貰ってもらいたいならSUGARMAMAさえOKしてくださればよいと思うのよ。
ミント/そうそう、SUGARMAMAだったら、何の問題も無いわよ。貰ってもらえたら良いと私も思うわ!
アンタに言われなくとも、独断と偏見のある私ですからぁ、変な女の子に引っ掛かって、そんな子にあげちゃうって言うなら、容赦しないけれどね!
AHAAHAHAゝゝゝ、、、そうかぁセージはそれで、MAMAが私達との間が気不味くなったらって心配したんだぁー。
セージ/だってそうだろう?女同士って難しいって言うのは、判っているからね。
ミント/確かに相手によっては、ない事ではないわね・笑
マルベリー/SUGARMAMAそうだそうですが・・・NOと言ってくださっても宜しいんですよ。
SUGARMAMA/そう言っていただいているなら、遠慮なく頂きまーす♪ 私も何か欲しいとは思っていたんですけれど、気に入ったのがなかなか見つからなくて! これは何と、私好みのデザインで、アンシンメトリーなデザインだわ♪
セージ/ホッ!よかったぁ・・・じゃぁ又俺が着けるから、じっとしていてね。
ミント/だけど、セージはよくMAMAの趣味が判ったわね?
セージ/ずっと以前MAMAが「シンメトリーはデザインじゃぁないわ」て言っていたのを覚えていたんだ。
MAMAはわざわざ左右違うピアスとか組み合わせて着けていたしぃ・・・
ミント/そうよ!ちょっとアンバランスにして、それでいてお互いが生かされているのが良いデザインだと思うわ♪
アンタよく気がついたわね。見ていてもMAMAらしくて良いイヤリングだわ。
マルベリー/本当によく似合っていらっしゃるわぁ~♪吃驚ね。
セージ/貰ってもらえて良かったよ。やっぱりミントやマルにも言って良かった。
マルベリー/私達の家は、今じゃぁ頑固なお爺様が亡くなったから、もうお婆さまの天下ですものね。色々と話はお婆様から注意されて聞いたわよ。
だから、こちらの事は気にしないで、人として道を踏み外さない限りは、応援するわよ。
ミント/そうよ!正々堂々ナイトらしく進めぇ・・・だわよ。ってこれはお爺様の言い分よね・笑
ポプリ/私もフレーフレーよ!
セージ/えっ!ポプリさんが何で?
ポプリ/むっふ!何ででもよ。皆に幸せになって欲しいじゃぁないですか!
SUGARMAMA/何の話かなぁ~あっ!大学院?私もフレーフレーですからね。
セージ/......。(問題はこれから先だよね)
皆/セージ、めげずにアタックだわね。難攻不落かもしれないけれど! 神様は私達に試練を与えてくださったのよ。乗り越えた先に幸せが待っているかも・・・
❤~~~~~~~~~~~~~~~❤
多国色な国では、色々な習慣や、考え方がありますから、それぞれを尊重して、暮らしている世界でも、訳わからない事もあるのです。
あんまり細かい事は、気にしないで暮らすのが宜しいかと思います。同国人であっても、理解不明な事が多々あるのですから・・・
とても高価なダイヤモンドだと思われるイヤリングは、心苦しいのでしたが、ミントさん達が“問題ない”と言ってくれましたし、何と言っても私好みのデザインと言うのが魅力的でした。宝飾品にはあまり興味はないのですが...。
セージ君は“ちょっと疲れたから、もうシャワーを浴びて寝る”と部屋に引き揚げて行きました。
自分のベッドが一番ですものねぇ♪旅の疲れを早く取らなくてはですね。