暫くは帰りが遅くなるかも？

今回も休みの日はあっという間に終わり、又月曜日がやってきました。でも今日のセージ君は、研究所で製作したいものがあるので、早い目に家を出ました。

まだ外は日が昇る前で薄暗いのですが、昨日からあんまり冷え込んでもいないので、見送りがてらMrs.Sugarもお散歩です。

セージはMrs.Sugarにも、色々と今日やる事を話したくて、離れがたいのですが、何時ものシャノアールの店の前についてしまいました。
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セージ《今日はね、行ってみないとわからないんだけれど、昨日ひらめいた方法で、試作品を作ってみようと思うんだ。Sugarがくれたヒントで、作り直してみたいんだ。
Mrs.Sugar《あんな曖昧な話から、閃くなって！巧くいくといいわね(^^♪

セージ《かえって、変に勉強していないからいいんだよ。理論ばかり捏ねているよりも、ずっと適格だったりするんだよね。何回か作り直すかもだけれど！
Mrs.Sugar《じゃぁ今日から暫くは帰りが遅くなるかもしれないわね？

セージ《本当は長時間やれば良いってもんでもないんだから、なるべく何時もの時間の夕方には帰る様にしたいんだけれど、もし夢中になって、時間を忘れちゃったら、ゴメン遅くなるかも・・・
Mrs.Sugar《大丈夫よ。セージは色々話してくれるから、様子さえ判っていたら、良いのよ。

セージ《本当は俺も心苦しいんだよ。　そんなに待たしてばかりいる結婚生活なんて、良くないとわかっているんだから！　寂しくなったら、メールしてかまわないからね。
Mrs.Sugar《セージは時間忘れるくらい夢中になったら、メールしても音も聞こえないでしょう・笑

セージ《うーーーーん、返す言葉が見つからないよ。本当に俺の悪い癖なんだよね。
Mrs.Sugar《むふっ！大丈夫よ。セージの妻は似たものだから、それはよく解るのよ。今はやらなければならない時でしょうから、気が済むまでやってきたらいいわよ。

セージ《You're the one I need.You're the one I love.We move along.
I'll love you with every beat of my heart.
Mrs.Sugar《 I've never seen you shine so bright.

マダムシャノアール《まぁ今朝は何があったんだか何時もよりも、セージにしては熱烈だね！　珍しくフランス人の様だよ。
ルナル《あのくらいはね、Mrs.Sugarが習慣に慣れれてきたんでしょう・笑

マダムシャノアール《セージはね、若くてもかなり理性的な子なんだけれど、Sugarの事は本当に愛しちゃったんだねぇ・・・ふぅ～。
ルナル《シャノアールったら、珍しくため息なんてついちゃって、どうしたのよ。

セージ《じゃぁSugar行ってくるからね。（ン？シャノアールの奴こっちを見ているよ。焼けるだろう。パチッ！）
Mrs.Sugar《いってらっしゃい。

マダムシャノアール《見なよ、ウィンクなんてしちゃって、良い子だけれどちょっと生意気なんだだよね。わんぱく坊主みたいなところもあるんだよ。
ルナル《シャノアールったら、自分の息子みたいないい方ね・笑

セージ《おはよぉ～シャノアールと従妹さん。俺はちょっと忙しくなるかもしれないからSugarを宜しくね。
マダムシャノアール《Sugar、セージは忙しくなるのかい？　可哀想ににあんたを放りっぱなしにして・・・
Mrs.Sugar《何だかね、学校の工事も進んだみたいですしね！

マダムシャノアール《そうだってねぇ・・・予定よりだいぶ早くに出来上がったってねぇ。　

あんたも大学院生と結婚なんてしちゃったから、勉強ばかりに夢中になられて、寂しいねぇ～何時でも遊びに来たら？

そうそう、美味しいワインもあるんだよ。ちょっと、試飲しにおいでよ・笑
Mrs.Sugar《あらっ、ありがとう。シャノアール。

セージ《シャノアール、Sugarに変な事教えないでくれよな。それに女同士でも、あまりくっついてイチャイチャしないでよ。俺だけのものなんだからね。
マダムシャノアール《あら、戻ってきたのかい。いいから、セージは早く行きな！まったくもう。
Mrs.Sugar《むふふふ、、、

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セージ《おはようございま～す。
ターナー《うぃっす。今日は早い目だな？　

セージ《あれっ、今朝は病院の方の仕事中なんですか？
ターナー《あぁ、このユニホームは研究員生のユニホームだよ。まだついていないけれど、これに端末がついて、ドァなどの出入りチェックの記録や鍵になるからな。

セージ《へぇ～セキュリティが厳しくなるんですね。
ターナー《マル秘書類や研究途中のものなど置いてあるからね。なんだか怪しいやつもうろついているっていうしな。

セージ《あれっ、メィスのはデザインが少し違うんだぁ～。
メィス《先輩が違うのよ。私たちはサイズが違うだけで、ほぼ同じよ。

セージ《何だかいかにも研究所って感じになるんだね。何とか少年合唱団みたいでもあるしぃ・笑
メィス《作業などすると私服だと汚れるでしょう？この間はセージは怒られたんじゃぁないの？　この服に着替えれば、トイレ脇の給湯室の所に、クリーニングに出すバッグが置いてあるから、汚れて着替えたら、入れて置けばクリーニングしてくれるわ。

セージ《へぇ～随分至れり尽くせりなんだね。
メィス《特殊繊維で出来ているから、普通のクリーニングではないのよ。

エルダー《おはよぉ～セージ。これはね、凄い素材なんだよ。放射線や電磁波からも身を守ってくれるんだってさ。

セージ《そうかぁ、だんだん色々な機器を使うからね。考えたら研究室って、危険地帯で怖いところでもあるもんなぁ～
エルダー《そうなんだよ。皆あまり考えないでいたけれど、性能が良い機器が増えればね。良い事ばかりじゃぁないだろう？

セージ《そうだターナー先輩、俺は今日は研究室で、作業したい事が出来たんで、籠りますから！　新しい研究室を待っていられないんで、何時もの所で...。

ターナー《おう、時間を忘れるなよ。
エルダー《休み中に何か閃いたのかい？

セージ《うん、ちょっとね、で試作品を作ったら説明するけれど、巧くいったら、かなり完成なんじゃぁないかと思うんだけれど、作ってみて確かめないとね。

イリス《おはよぉ～。あれあれ、ユニホームですか！スゲェー本格的。

イリス《セージ何か新しいものを作るのかい？
セージ《うん、試しに作ってみなくちゃぁわからないけれどね。今日はちょっと籠って皆に見せられるように気合入れて作ってみるから・・・

メィス《セージは休みの日になると、何か閃くのね？休みの日にゆっくり休んでいないの？
エルダー《Mrs.Sugarは大丈夫なのかい？他人ごとでも心配になるよ。

エルダー《お節介焼くわけじゃぁないけれどさ、そんなに勉強ばかりでないといけないとなると俺将来が心配になるんだよなぁ～。

ガールフレンドが出来ても、自然消滅するか、何とか結婚しても、壊れちゃったりの研究者や、医者とか多いじゃぁないか。

セージ《俺はさ、一般の夫婦みたいなわけには行かないけれど、結構話をしたり、一緒に過ごしているよ。
まぁ、彼女が自分の世界も持っている人だったのがラッキーなんだけれど。もちろん申訳なく思っているけれどね。

イリス《お前さぁ、昨日はSugarとん暢気そうに、午前中散歩していたって？アンジェが見かけてうらやましがっていたよ。凄く仲がよさそうで、声かけられなかったって！

ターナー《そりゃぁ良い事だよ。時間はやりくりして、楽しい時間も作らないと待っていたって出来ないからな。

メィス《セージらしいわね。まぁ目いっぱい努力しているんでしょうけれど.....。
エルダー《努力しないと時間ないもんねぇ・・・はぁ～。

セージ《エルダー、ため息なんてつくなよ。だってさぁ、我慢してもらっている事が多いって思っているよ。　
だから結構休みの日は、リラックスして話もしているよ。その話の中から、俺は色々とヒントが得られるんだよ。

だから、昨日は資料を作って、今日は気合入れて試作品作ろうって思ってね。

ターナー《時間を忘れるなよ。他の皆も健康や家庭や、諸々を壊すほどやらない様にしないとな。　

朝は早く必ず出てきているんだから、帰りは早く帰れよ。幾ら良い開発などしても、大きな犠牲が出ては、俺の監督不行き届きになるからな。

セージ《じゃぁ、行ってきま～す。時間忘れませ～ん。
イリス《ほんとうかよぉ！ランチの時には呼びに行くよ。
ターナー《皆帰る時はセージを誰か見に行ってやれよ。またく、あいつはそう言うところは、矛盾した行動を取るからな。そのくせ、泊りがけの実習が行きたくないなんて言うんだからな。　
　　　　　　　　
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なんだかんだ皆に色々言われながら、セージ君は本日は研究室に籠って作業をする１日になりました。それでも、彼の徳なところは、皆が暖かい目で見てくれるところでしょうかね。

本当に、彼は率直で、良い性格しているんですね。自分だけ良ければとか、妬むこともありませんし、おおらかですし、でもSugarの事だけは、まったく別物で、急に情けない事になってしまうようで...。

彼は初めて、嫉妬心も経験しましたし、愛について深く考えるようになりましたし、悩みも抱えるようになったのです。それで、きっと深みのある大人の男性になっていくのでしょう。

しっかりしていても、そこはまだ未熟な青少年なのです。