セージ君は研究したい事を始めて皆に言いました。

今朝は風は無いのですが、雲に覆われた空模様です。小雪でも舞ってくるかもしれません。でも例年よりも、積雪が少なく夜に雪が舞っても、風で吹き飛ばされて、森や林の中だけ凍っているようです。

今日は厚地のコートを着て出てきました。朝は余程天候が悪く無い限りは、少しでも散歩しながら出て行く方が、精神的に開放的になれる気がしてきます。ちょっとだけですが、座ってお喋りもしたりして、実に呑気な２人です。

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セージ＼あぁ～本当に１月がもう終わるなんて！そして、試験が早くに受けられるなんて！凄い事だよ。俺にとってはラッキーなんだよ。

Mrs.Sugar＼そんなに感動できる事なの？

セージ＼もちろんだよSugar。おれはこの何年かで、一生分のラッキーを使っている気がするんだよ。がり勉でも何でもなくそこそこの成績だったし、これといった目的もなかった俺が勉強家になっちゃってさ、成績も想定以上の点数が取れちゃって！

本当ならまだもう１年ちょっとは大学生なのに、もう大学院の最終試験なんだよ。
ありえないラッキーだよ。Sugarとの結婚だって、勝手にスムーズに進んじゃって、夢見ているような気がする時がある。　覚めないで欲しいって.....

Mrs.Sugar＼そうね、考えようによっては、不思議な魔法にかかったみたいよね。

セージ＼Mon coeur est a toi pour toujours.Consacrer une vie amoureuse.
Je vais continuer a vivre ensemble.

Mrs.Sugar＼なんとなく意味わかったけれど、返事がわからないわ。何て答えたら良いかしら？

セージ＼Je voudrais être à côté de toi.って言ってくれたら凄く嬉しいよ。

Mrs.Sugar＼Je voudrais être à côté de toi.

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イリス＼おまえさぁ、何時もこんなに早くに来てやっているのかい？

セージ＼そうだよ。研究室の部屋も空いているからね。イリスも客員研究員の資格もらえたんだろう？全部じゃぁ無いけれど、開いている所は使えるんだよ。

セージ＼２時間もしちゃったら、もう一杯になっているからね。特にこの時期は、研究員も忙しそうだしね。休み終わって戻ってきている人が増えているから。。。

イリス＼お前がこんなに勉強家だったなんて、ずっと知らなかったよ。まさかこの難しい大学の試験を受けて受かるなんてね！

セージ＼俺は自分で決めたんだけれど、お前は何だって同じに此処を受けたのかの方が不思議だよ。俺は受ける目標があったけれど、お前はただ俺が受けるから、ついでに受けただけだろう？　それも、受かっちゃうんだから、メィスが居て、情報を少しもらえたけれど、大したもんだよ。点数もかなり上位で入っているしね。

セージ＼ごめんねメィス。終ったから、使って！　俺此方の席でやるから.....

メィス＼もういいの？じゃぁ席換わってね。暫く私使うわよ。

メィス＼セージはテーマはＨＭＤ(ヘッドマウントディスプレイ)だって言うのは変わらなかったのね？今凄く注目されている分野だから、良い案だったら又即シッカリ研究して開発にって言われるわね。

セージ＼今の段階ではね。実際に取り掛かったら、そう簡単にはいかないだろうけれどさ、ちょっと面白いだろう？　

メィス＼前から考えていたものなの？

セージ＼うん、何となくね。Sugarが大怪我した時に、ターナー先輩と色々話す時間があってさ、先輩の医学に対する考えは素晴らしいと思って、それに沿った物の研究開発が出来たらって思っていたんだよ。
でもね、どんどん開発して便利なものが出来た為の弊害も常に考えなくちゃぁならないとおもうんだよ。

メィス＼そうね。作ったのは人間なんだから、作ったものに支配されてはいけないわ。

セージ＼だから、プロジェクトがどう動くのか判らないけれど、メィスはニューロンの研究を続けて欲しいし、イリスにはダイサイズをやって欲しいし、エルダーやフランツさんもや変換ケーブルとかエネルギー効率の良いものの研究をして欲しいんだよね。

メィス＼大丈夫よ。私はそれ以外に人体に害のない素材となりそうな色々を研究続けるから・・・もうね、凄い量の調べ物があるわ。一生かかっても、終わりが無いわ。アレルギー問題も考えないとですからね。そうなんだ、そんなふうにセージがきちんと考えているとは思わなかったわ。

セージ＼考えているに決まってんだろう！妻帯者だぜ。やればやるほど、勉強しないとならない事が増えてきてさ。医工学は勉強する分野が広くって、コンピューターももっと勉強しなくちゃぁだし、俺がやろうとしている事は脳科学の勉強もしなくっちゃぁならないし・・・何時になったらSugarとゆっくり出来るのか不安になるよ。

セージ＼とりあえず、早く試験が終わったら、暫くゆっくり出来るって言うからさ。それを楽しみにだよ。もう試験が終わったら、１日中ずっとSugarと一緒に過ごすんだぁ～。オシッ！その為には今後の為にも、なるべく良い結果を出さなくちゃぁね。ねぇ～フランツさん。

セージ＼このままプロジェクト継続だったらさぁ、在宅で作業しても良いって事にならないかなぁ～？

フランツ＼お前本気でそう思っているのか？教室に出て来たくない訳？

セージ＼そういう訳じゃぁなくって、出てくるけれど、自己都合で半日出勤とかさぁ～直ぐにではなくてもね。

フランツ＼それは、大丈夫だろう。行き先さえ判っていれば、今だって研究員は何時も席に居る奴ばかりじゃぁないからね。

セージ＼そうだよね♪じゃぁ俺本気出して試験受けようっと！

イリス＼又セージの奴ったら、嫌な事言ってるぜ。　あいつが本気出してなんて言うと、ぶっちぎりで走るからなぁ～。まったく何考えているか、未だに判らない事がいっぱいだよ。

メィス＼セージのお尻ばかり追いかけていないで、あんたは自分の暮らしをシッカリ、守らないとね。
彼女も、一生懸命協力してくれているんでしょう？　お互いに、高校生の時みたいに、勉強以外の時間遊んで居ればよい訳じゃぁないのよ。

男ならちゃんとした家庭を持って、守らないとね。アンタも名ばかりだけれど、家系を継承する長男なんだからね。セージの国ほど、未だきっちりしてはいないけれどね。
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そんなことを話したり、作業をしていたら連絡が入り、試験日は来週の月曜日２月６日だと決まったようです。審査員は５名での審査だそうなので、５部そろえなくてはなりません。
そこで、受かった者は８日水曜日に面接とプレゼンテーションです。
泣いても笑っても水曜日にはお終いです。　みんなの気合が入りますね。