教授と勉強会をする計画のミーティング

今日は具体的に勉強会をどのようにやるかの相談です。

マルベリーさんもミレーユさんもすっかりこの部屋で、午前午後と分かれて、秘書兼事務職をこなしています。
リヴェール教授とDr.マリアンヌの秘書の仕事です。ひきり無しに電話やPCでの連絡事項が入りますし、スケジュール調整をしたり、本人に連絡したり、打ち合わせして、スケジュール表を埋めて行き、相手に連絡したりと今はまだかなり忙しいようです。

もう暫くしたらリヴェール教授も仕事を整理して、時間を作るつもりでいます。自分も元気なうちにやりたい事があるからです。
それが終わったら、定期的に勉強会を開いて、皆で中身の濃い経営をして行こうという話です。
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リヴェール教授＼あらゆる救急患者さんの診療にあたるER医（救急外来医）医療と言っても、今はまだ限界があるからね。
子供から高齢者までのあらゆる健康を管理すると言うのは一気には出来ない事なので、まずは此処の国民の健康管理を、国民に協力してもらって徹底してやる事からだね。

エリオットマネジャー＼まずは国民が被験者になってもらって！って言う事だね。

パルファム(事務長）＼国民の人口が丁度良い数ですよね。只年齢に偏りはありますけれど！　Dr.ローソンが最初からの個人メディカルデーターを作っておいてくれたのが助かりましたね。

リヴェール教授＼今人口はどの位いるのかね？多くても５０００人までと思っているのだけれどね。一人当たりの良い生活空間を考えると、それ以上は望まないんだよ。

ジョルジュ＼これから、子供の数が増えていく割合と、死亡していく割合のバランスが上手く取れれば良いけれど、予想がつきませんからね。

ミレーユ＼現実には５００人くらいは、少なくないと拙いのでしょう？　どちらにしても今はこれから生まれてくる世代を何とか増やさないとよね。中途の世代の子供は海外の寮で暮らしているのが何人居るのかしら？

パルファム(事務長）＼ざっくりですが４００人弱位居るのではないかと思うんですよね。後は此処の国の学生や大学院生ですが、この１年は大学が新規募集しませんでしたからね。

リヴェール教授＼そして、一番若い夫婦がセージ君かい？　でもあそこは子供が出来ないから、今年生まれる新国民は２名予定かな？それ以上は今年出産予定は無いものな？

まぁ今のうちに、皆で出来るだけ理想に近づくように、勉強をしておくのが良いでしょう。やることは沢山ありますからね。勉強会を定期的にやりましょう。

ルネ理事長＼出来れば他に勉強に出て行く割合よりも、来て頂きたい方をピックアップして、此方でセミナーを開いていただく方が、助かりますね。万が一があったときに、何人もの医療関係者や研究員などが此処に居ないと言うのは、困った事になると思いますが？

モーリス学長＼リヴェール教授はセミナーを受けに出て行くと言われていましたが、出来れば教授の自家用機で送迎して来ていただけば、中で時間のやりくりして、多くの者が聞きたい話が聞けますからね。それに何があるか判りませんから、出入国は極力制限しています。

リヴェール教授＼そうかぁ～。そうだね。出て行って他の大学や病院の見学などもと思っていたけれど、それは世の中が穏やかに戻ったらにしようかね。色々と見せてやりたかったんだけれどね。
一応予定を考えるから、Mrs.マルベリーとMrs.ミレーユで手分けして、割り振ってお迎えできるように手はずを整えてください。早速予定を立てますから・・・

Mrs.マルベリー＼かしこまりました。

Mrs.ミレーユ＼大体どの位の数やるつもりですか？

リヴェール教授＼出来れば月２回位はやりたいと思っているんだけれどね。それくらいなら、３日くらい来て頂いたら、皆負担無く、なるべく多くの者が受けられるだろう？

エリオットマネジャー＼そうですね。ビデオで録画させてもらえば、どうしても出席出来なかったものも、後からビデオで見られますからね。

ルネ理事長＼それは僕達にとってもありがたいですなぁ～。　やっぱり毎日使っていても、若いときみたいには頭に入らないですから、又繰り返し見聞きできるのは良いですよ。

モーリス学長＼そうですよね。そんなことは言いたくは無いですが、若い者達は、もう学ぶ事に関しての感覚さえも違うんですよ。
時々話すと、彼らは宇宙人じゃぁ無いかと思うときがありますよ。

ジョルジュ＼１０年違うと全然違いますからね。あぁ～若いのって好いなぁ～と思いますよ。　柔軟な思考ですしね。

ルネ理事長＼おいおい、ジョルジュ君は何歳だったっけ？

モーリス学長＼そうですよ。君まだ２０歳代でしょう？私達はどうなるんだい？

ジョルジュ＼去年まではですよ２０歳代は、もう３０歳です。

ミレーユ＼本当に！私などずっと若手と言われていたのに、此処へ着たら親しく話す若い世代が居たので、やけに歳取った気がするわ。
今までは講義の時くらいの若い世代との付き合いで、プライベートな話などはしなかったからね。あなたは若い弟が居るから、又違うでしょう？

マルベリー＼でもね、２０歳も歳が違うと、やっぱり話がすれ違う時が結構ありますわよ。

リヴェール教授＼僕もね、此処に来たときにプライベートで、一寸若い世代と話したけれど、これからはもっと近しく付き合って、あの感覚を吸収しようと思っているんだよ。　今までは立場が出来上がってしまっていたからね。
こちらが歩み寄っても、若い学生からリラックスして付き合ってはもらえなくてね・笑

エリオットマネジャー＼まったくねぇ～。ここは全体に年齢層が若いから、今までシッカリやっていたDr.ローソンだって、俺より歳下だったのには一寸吃驚しましたよ。

実にパワフルに仕事をこなしているからね。
凄く子供みたいに感じていた、ターナーがDr.ターナーになったからなぁ～それもなかなかの腕の外科医インターンになっていたからなぁ～。

ジョルジュ＼確か従兄弟なんですよね？Dr.ターナーと君は・・・

モーリス学長＼君達世代が多いのかな？

ジョルジュ＼はい偶然ですが、結構同期生が多いですよ。僕達くらいから４０歳くらいまでの者が多いようです。
でもその下の世代と比べると、歳を感じますよね。彼らは本当に感覚人間と言う感じでね。

エリオットマネジャー＼せいぜい仲間に入れてもらって、若返らないと駄目ですね。年中一緒に居るだけで随分違うようですよ。
ターナーなどは、やっぱり凄く若々しいですよ。

リヴェール教授＼僕はね、時々ターナー教室には行こうと思うんですよ。あそこは、自然に受け入れてくれたよ。　たまたま以前、時間つぶしに構内の案内などに付き合ってくれた、若いセージ君が居るからだと思うけれどね。

彼が普通に話すから、他の連中も同じ感じで、率直に話してくれるんだ。又責任者のターナー君が、こびない性格だからね。居心地が良い教室だよ。

Mrs.マルベリー＼又弟が失礼な事ありませんでしたか？幼い時から大人なれしている子なので、物怖じしないと言いますか。。。

Mrs.ミレーユ＼そんなだから、物凄い歳の差婚になったんじゃぁないのかしら？姉が又奥さんのMrs.Sugarにべったり惚れ込んじゃって！　

知り合って以来、此処に来るの嫌がらなくなったのよ。話すのが楽しいって言って！
でも、よく凄い歳の差なのに、仲良くやっているわよね。
仲良くって言うより、若い彼の方が夢中って言う感じですものね。

リヴェール教授＼そうだねぇ～。まぁうちのように同じ歳だと、ずっと何処かで友達感覚もあるんだけれど、あそこまで歳が離れていると、純粋に人として付き合っていけるんじゃぁないかな？尊重し合えるかもしれないよ。

パルファム事務長＼そうですよね。多分最初からお互いに歩み寄って努力しないとって思うかもしれませんしね。

リヴェール教授＼うん、君なかなか良いこと言うじゃぁないか！男と女だと言う甘えや同じ世代だからって言う馴れ合いがないかもしれないしね。
思いやりが固い絆になっているのかもしれないよ。

パルファム事務長＼たまに休みの日に見かけますが、もう凄く仲が良いですよね。
リヴェール教授＼そうだねぇ～、彼は研究者生活を選んだのも、奥さんが歳取った時に、在宅でも仕事が出来るからと言っていたからね。

学生の時の勉強も、全て彼女の存在があってでの事が元になっているようだからね。彼はなかなか面白い子だよ。
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と言う話になって、どうやら勉強会などは外には出て行かずに、講師や教授達をご招待して、この国の中でやるという事になったようです。

リヴェール教授の自家用飛行機がありますし、ドクターヘリもあるので、要人をお迎えするのには、丁度良いのです。そんなことで、話が決まったようです。
この話を聴いたら、セージ君はきっと飛び上がって喜ぶ事でしょう。