恒例の今年度の計画表作成！

もう何日かすると、自転車が届くと連絡が来ました。飛行場には届いたそうなので、中身に不審物はないか検査などがあり、無菌処理をしてから届けてくれるとの事なのです。

それで教室の方に届けてもらうように頼んであります。今日のセージ君は、今年度の自分の計画表を作っています。

毎年恒例の年始めの作業です。研究所でのやるべき研究と、土曜日の予定や、休みも入れて！これは小さい時からの習慣ですが、しかし今まで一度も計画表通りに行った事はありません。

でもまぁ、おおよその予定だと言う事で、目安と言ったところでしょうね。一応丁寧に、きっちりと表は作られるのですが、何時も作る事には喜びを感じるようです。要所要所で彼は几帳面なのですが、全体としては結構緩い正確な様です。

Mrs.Sugarは年齢分経験値は高いのですが、かなり大まかな性格で割り切りが良い性格です。その結果経験からと、元々の性格からで、良くも悪くもなるようになるわ！の人です。

けしてだらしがない訳ではありません。世の中悩んでも解決はしないと思って居るのです。その様なアッサリした性格だと、普通ならがさつな人になるかと思えば、結構おっとりと、所作がエレガントに見える時があるのが魅力です。

お転婆な事もするのですが..　.それは年寄に育てられたからかもしれません。セージ君と話が合いやすいのは、その辺りが共通しているのかもしれません。

孫にはゆとりをもって、冷静に躾けたりするからかもしれませんね。躾は厳しくしますが、ジジババは愛情も沢山与えてくれます。
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セージ《う～ン、今年も予定になかった予定が１つ増えたからなぁ、たまには予定通りにやってみるかなぁ～。でも、まぁきっちりとは行かないもんだしね。

自分一人で居るわけではないし、プロジェクトチームに出来たら、仲間の都合もあるだろうからね。

セージ《だからと言って、余り忙しなく過したくないしね。そうそう、リハビリスーツも１月には、試作品が出来上がってくるはずだしね。だいたい予定って増えるんだよね。）

セージ《水曜日はやっぱり基本、午後は半休にするかなぁ～。そして、Sugarに又試着してもらわなくちゃぁだしね。Sugarも疲れるだろうけれど、頼まなくてはね。

セージ《ねぇSugar、一寸見てみて！　今年度の俺の計画表だけれどさぁ～。土曜日のサイクルクラブが予定に増えたからね。Sugarとのプールかリハビリの時間も週１回入れたいんだよね。

Mrs.Sugar《今年もまた作ったのね。で、どんな予定ですって・笑ゝゝ

Mrs.Sugar《ふ～ん！何時も思うんだけれど、凄く几帳面な計画表よねぇ～。いったい誰がこの計画表通りに、出来るって言うのかしら？

セージ《えっ、俺の計画表だよ。あくまでも予定だからね。目標と言うかさぁ～。きちっと作ると気分が良いだろう？

なんか大掃除した後みたいでさ！嫌な笑い方するよなぁ...。

セージ《これを作ると今年もスタートするんだなぁ～って言う気になるんだよね🎶Sugarは作らないの？
予定表とかその通りでなくても、一応基本は予定表に沿って暮らそうって思うだろう？

Mrs.Sugar《私が予定表作っているの見た事なんて有った？　作らないわよ。自信を持って言えるわ。１００パーセント私は表通りになんて過さないもの。　
現実にこの国の人達は『突然に!』が多かったでしょう？

予定表なんてあったら、予定に無い事が起きたらストレスになるじゃぁないの！　何時も大体で居るから、気にならないけれどね。

セージも突然言われて“えぇ～!“とか言うけれど、結構コロッと変われるでしょう？大概は仕事以外は一緒に居るんだから、セージの予定は私の予定だわ。

第一セージだって予定表どおりになんて、殆ど動いていないじゃない？

セージ《う～ん、まぁそうだけれどね。　だってさぁ、リヴェール教授と関わるようになったら、突然にが多いんだもの。

その時は“えぇ～！”って思うんだけれど“まぁいいか！”って事でね。

Mrs.Sugar《教授関係がなくても、結構セージの気分でパスしたりねAhaha、、、
でもよくぞこんなに綿密な計画表作るわよね。まぁ趣味と言えばこれも、拘った結果の趣味なのよね。そもそも私と初めて出会った時だって“１泊で帰国してグライダーに乗るんだよ”って言っていたのに、夏休み中アルバイトしてくれたでしょう？

セージ《嫌～な言い方。何だかだんだんミント達に似てきたよ。そうだよ！計画表作っている時は楽しいんだからね♪

Mrs.Sugar《そうよね、何日かかけて作っているものね。とても楽しそうよ。そういうところはセージは傑作よね。

セージらしくない細やかさで！ってセージって細やかな心使いするから、神経質かと思うとそうでもないのよね？

大らかで明るいし、そうだと大雑把なのかと思うと、とても丁寧だったりね。

セージ《大らかで明るいから大雑把とは限らないだろう。俺はかなりいい加減で緩い性格だよ。Sugarだって今言っていた様に、計画的ではないし大らかだけれど、けして無神経ではないし、暮らし方は粗雑ではないだろう？

だから、俺は好きなんだよ。粗雑な人や無神経な人は好きじゃぁないんだ。でも、コチャコチャ小うるさいのも嫌だしね。

セージ《人の事とやかく言ってはいけないけれどさぁ～。結構神経質な事言っている割りには、物の扱いが雑な人って、見ることあるだろう？

でも今自分の周囲には、そんな人は余り居ないけれどね。そういう人って音が凄いんだよね。動く度に凄い煩い音がするんだよ。でも、色々居るのが自然なんだけれどね。

ついさ、家に居る時は俺も煩い事言っちゃうけれど、人の事は言えるほど立派じゃぁないんだよなぁ～。

Mrs.Sugar《それは私だってそうよ。でもね、お店などやっていたり、会社でも何処でもお勤めなどに出たら、色々な人がいますからね。　

我儘な人も多いし、往々にして人は己に甘く他人に厳しいし、でもそんな人も居るから反対の、優しい人もいるんでしょうしね。皆同じではおもしろく無いでしょう？

色々だから面白いのよ。でもね、セージのその計画表は何時も笑えるわ。

セージ《ふ～んだ！趣味なんだよ。それにずっとそうしてきたから、習慣になってしまっているんだよ。

守るか守らないかは別としてね。大体、俺にこう言う習慣をつけたGrandadが、計画通りじゃぁ無い人だったからね。

家系的にDNAは両親どちらに似ても、いい加減な家だからね。

Mrs.Sugar《セージは変な事にはストイックだけれど、大概は結構適当よね。私もそうだから、一緒に居ても楽だわ。

あれこれ細かい事ばかり言ってる人って、時間の無駄よね。気になるなら自分がやれば良いんですから！

でもうちは２人して、いい加減な割には、部屋はそこそこに片付いているし、良いんじゃぁないでしょうかしらね？違う部分が緩いのよ。性格が似ているって言われるけれど、私は違うと思っているわ。

セージ《そうだね。面倒くさがり屋でもあるし、大掃除は面倒だし、凄く汚い中に居るのはいやだから、使い終わったら直ぐに片付けちゃうのは同じだね。

汚したらその時に掃除してしまえば、楽じゃない？

Mrs.Sugar《そうなのよね！　私も纏めて大掃除はしたくないのよね。大掃除って大変でしょう？
でも国民性でしょうけれど、セージは直ぐに手入れもするわよね？

服は脱いだら即ブラッシングして、クローゼットにしまうでしょう？靴も脱いだらその場で汚れ落として、クリーム付けて仕舞うわよね？

セージ《えっ、それが普通だろう？Sugarもそうしていない？

Mrs.Sugar《外の汚れを持ち込みたくないから、大体はやるけれど、セージほど丁寧ではないわ。休みの日にでもゆっくりやれば良いとざっとやっておくと、セージが手際よく綺麗にしておいてくれるのよね。

セージ《ついでだからね。代わりにSugarは洗濯が好きで、何時も良く洗濯してくれるからね。最近やっと“晴れているから洗濯する”って言わなくなったよね

Mrs.Sugar《だって汚れ物が有るのは嫌なのよね。日本はね、昔は洗濯物は晴れたら外に干したのよ。乾くと洗濯物から、太陽の匂いがして、幸福感が味わえたわ。
私は“少し洗濯しすぎる”って言われちゃうんですけれどね。

普段着は洗濯に耐える様に、私が作る服はちゃんと、縫い目の所は始末してあるわ。肌に糸等当らないでしょう？

でもね洗濯物にアイロンかけたり、畳むのは好きじゃぁないのよねぇ～。嫌々やっていたわ。洗濯終わったら即ハンガーかしらね。

セージ《俺は汚れたもの洗うよりも、もう綺麗になったものにアイロンかけたり、畳む方が好きなんだよ。Ahaha、、、ホント色々だね。

Mrs.Sugar《じゃぁ丁度良かったって言う事ね？考えたら夫婦って大変よね。こうして話していると、同国人でも家によって習慣が全然違ったりするでしょうからね。

遠い国同士だったのに、セージと私は初めて逢ったころから、同じ物が好きだったりが結構有ったったのよね。

今の所、私はそのぉ～ハグとかKissの挨拶が、なかなか自分がするのに慣れなかったけれど、今は全然平気よ。元々ミントにならされていたわ。

セージとシャノとかは平気だけれど、でも他の人はね！特に異性は緊張するかもしれないわ！

それと多分、セージがもし他の女性と挨拶であっても、ハグしたりしているのは嫌かもしれないわ。

セージ《判るよ。俺だってSugarが他の男と、ハグやKissしているのは見たくないし、一緒に居ない時でもして欲しくない事だよ。

それは多分Sugarが日本人だからだよ。日本人の習慣を知ってしまったからね。元々、俺はあんまり友達同士であっても、そんなに相手の体には触れない方だったからね。

ずっと付き合ってるイリスでさえ、滅多にハグなどしてこないくらいだよ。嫌だもん。あいつは濃厚なんだよ。あの国の人は直ぐに人の体触ってくるからね。

Mrs.Sugar《そうなの？イリスが？そういえば何年かアルバイトしている時、見ていたけれど、2人は仲が良いのに、それほど密着はしていなかったでしょう。

セージ《あぁ、俺は無意識だったと思うけれど、寮生活始める頃だから１０歳頃に、イリスが抱きついて来た時に、俺が凄く嫌な顔したらしいんだよね。

何時も一緒にいたから、すぐにイリスは気がついてそれからは、やたらに抱きついて来ないようにしたって言っていたよ。

イリスのほうが１～２歳上だから、子供の時は俺は体が小さかったから、余計に抱きしめられたりしたのかもね。

大人になってきて、だんだんそんなに歳の差は感じなくなったけれどさ！子供の時は寮に入るくらいから、余りベタベタ来られるのは、鬱陶しくなってきたような気がするよ。イリスはすげぇ密着するんだもの。

Mrs.Sugar《自立してくる年齢なのね？　セージの国などでも親などに反抗するの？皆、凄くお行儀良さそうじゃぁない？

セージ《多少はあるのかもね。そんなだから、１０歳くらいになると寄宿舎暮らしに入る奴が多いんじゃぁないの？

そう言えばその頃から家帰っても、俺の部屋に勝手に入られたりするのは、嫌になったしね。ドアを開ける時は、かならずノックして応答してから、入るように言うようになったしね。

ミントに怒鳴った事あったなぁ～。１３歳位の時に子供の時のままに、勝手に声より先に入ってくるので、初めて凄く頭にきて怒ったんで吃驚していたけれど、歳は一応一番近いから判ったみたいでさ！

俺もミント達の部屋はとっくにノックして、返事があるまでは絶対に入らなくなったもの。

Mrs.Sugar《そうね。私はもう少し大きく成るまで、祖母と一緒に眠っていたけれど、２段ベッドって言うのを買って、寝る時は上の段のベッドと下の段のベッドに眠るようになったわ。

昼間は私の勉強部屋で、夜だけ2段ベッドで、と言うので寝ていたわよ。日本は家が小さいですからね。

何でもない暮らしの話だけれど、こうして話すと、相手の事を理解しやすいわね。“えぇ～！”って吃驚するような違いなど見つけやすいし、相手の価値観も判ってくるでしょ？

気候の事とかでも、やっぱり西欧は寒い国だからか、暖かければ裸になって日光浴する習慣も、健康の為なのだってわかりましたしね。

これは海外で暮らして、知った事よ。夜寝る時は裸の上にナイトドレス着て、下は何もつけないで寝るとかね。

日本は夏は蒸し暑い国だから、何か着ていた方が、汗を吸ってくれて良かったのかもしれないわ。

そうよ！きっと蒸し暑い夏とかがあるから、カップルでも夫婦でも、離れて居る方が涼しいのかもね？凄いこじつけみたいだけれど・Ahahahaha、、、、

愛よりも、きっと蒸し暑い対策が優先なのよ。

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休みの日は、こうしてどうと言う事無い話をすることで、相手の知らなかった部分を理解しあったりしているのです。とても大事なコミュニケーションの時間なのです。
お互いに出会う前のそれぞれが、どうであったのか些細さわりの無い程度に伝えるのも、大事な事だと思うのです。

Mrs.Sugarとセージ君は、お互いに歳寄りがメインで育てられた同士と言うのも、共通話題が多く似た所がありますしね。意外と結婚すると、こう言う事も大事な事になるかと思います。何と言っても、食べ物の好みがかなり似ているのは、非常に良い条件ですね。