サイクルルーム確保出来ました！

エルダー君が見つけた部屋は、確かに片付けたら使える部屋でした。しかし、よく聞くと其処の倉庫はDr.ターナーの仮眠室でも有った様で、Dr.ターナーは彼方此方に仮眠室があるようです。とりあえず事務室に問い合わせたら、使っても良いと言う事なので見に行きました。

なかなかの良い部屋で、確かに仮眠できる折り畳みベッドも置いてありますし、カウチなどもあります。物置ですがサイクルクラブは作業部屋みたいなものなので、置いてある車椅子などが有っても一向に構わない感じです。
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セージ《へぇ～、いい部屋じゃぁない？　すっげぇ～エルダーって何時も部屋見つける天才だよなぁ～。
プロジェクトの教室も以前、直ぐに見つけたしさ、不動産屋にもなれるんじゃぁないの？

Dr.ターナー《何だよ、あの部屋もエルダーが見つけたのかい？たしか工学部の物置だったよな？何で知っているんだ。情報元は何処だ？トップシークレットだぞ。

エルダー《事務所のオネェさんと一寸仲良くしておくとね。便宜図ってくれるしね・笑　女性は魅力を恥ずかしげもなく褒めると、結構ゆるくなるんだよ。

セージ《それも才能だよね。だてに沢山の女性と同時に付き合ってはいなかったわけだね。此処使っちゃっても、ターナー先輩そのベッドで、寝ていてもかまわないですから！ちゃんとそのままにして置くからね。

Dr.ターナー《はいはい、ありがとうございます。優しいお心使いで......。でもサイクルクラブと言うのも面白そうだな？

メンズクラブにするんだろう？異性が混ざると気を遣うからなぁ。異性は１人でも入った方が良い場合と、気を遣うのが面倒な場合があるから、プライベートの事なら、メンズクラブが良いよな。

セージ《それで、責任者のターナー先輩が、クラブルームの手続き取ってくれると、凄く嬉しいんだけれどなぁ～。ついでに、クラブの責任者も名前だけでもね。

俺達サイクリングロードも、合間にざっくり森の中に作る予定なんだよ。予算は殆ど掛からないと思うんだよ。
自分達で作るからさ。えーとロープだけ買ってもらおうと思っているんだ。

Dr.ターナー《ロープ？何に使うんだ？少しなら倉庫にあったよ。

エルダー《少しでなくかなりの量欲しいんだ。サイクリングロードの木から木にロープ張ってコースを作っておくからね。万が一危険が起きるかもでしょう？
そうそう、それで思い出したよ。Sugarさん不動産屋の設計室長だかと親しいっていってただろう？

セージ《あぁ、最初の家を買ったときに、改築その他やってもらっているしね。その後インテリアなどSugarのプランが気に入って、新しく新築デタッチやセミデタッチ建てるときは、“デザイン等協力して欲しい”と言われて以来、仲が良いみたいだよ。何だよ何か建てるのかい？

Dr.ターナー《ロープでアスレチックとか？自転車には関係ないだろう？トライアスロンコースでも作るとか言うんじゃぁないだろう？

エルダー《あっ、言われたら、トライアスロンも面白そうだよな？あのさ、木にロープ張るときに、しっかり止め付けたいから、見てもらいたい事があるからさ、木をを痛めないように、出来たら止めつけたいんだよ。ロープには赤いマークとかつけてね。Sugarさんに口利きしてもらったらって思ってね！

セージ《そうか解った！結ぶんでなく杭とかで止めつけるんだね？　多分木製の楔でもあれば、巧く木に打ち込んでも木に害は無いかもしれないものな？　造園？森林管理人の人に聞いてもらえば良いんだぁ？

Dr.ターナー《そうかぁ、まぁ、いいだろう。おい、一寸待てよ！そのサイクルロードのアイディア医学部にも利用させてくれよ。
そのコースは使うのは週末だろう？　空いている事だって多いだろうから、リハビリで使わせろよ。

そうしたら、予算しっかり貰おうじゃぁないか！コース選びはお前達がやれば良いからさ、指示書をつくってくれたら、営業用の車などで一気にコースのロープ張りくらいやれるぜ。

エルダー《そりゃぁありがたいねぇ～。セージいいだろう？赤いマークのリボンを付ければ良いだけなんじゃぁない？
ま、その前に俺達でロープを張る場所決めて置かないとね。ターナーが入ったらメンバーは３人って事で、クラブらしいカッコがついてスタートできるよ。

セージ《あぁ、下はパワーショベルで数回走ってもらったら、キャタピラで下草が倒れてしまうだろうから、一気に道が出来るよね。
年中自転車が走れば、その後は問題なくなるよ。

Dr.ターナー《よし、それじゃぁ、ロードレースくらいの距離の道を森の中に作れば良いんだな？わかった。

エルダー《うん、木はそのままで良いんだよ。現実には自転車で遊ぶんだから、そのままの方が面白そうだしね。

本当ならマウンテンバイクなのかもだけれど、そこまで険しい道でも無いしね。

セージ《そうそう、自転車だから、多少の傾斜地のままでもOKだしね。

Dr.ターナー《ついでに平らなスペースエリアも見つけて、車椅子の練習用コースにしても良いなぁ～。お前たちが使うのは週末だけだろうからな？　
リハビリ用に使いたいのはウィークディだから、丁度良いよ。よし、じゃぁ予算や費用は任せておけよ。お前たちだとホント話がまとまるのが早いよな。面白そうな事考える天才だよな。

エルダー《何だかやたらに、話が纏まるのが早いなぁ～。まだこれから、セージが自転車を送ってもらったら、組み立て直したいって言うところなんだよね。
で、自転車は送ってもらえる事になったのかい？

セージ《あぁ、それがね。家に電話してNaｎに話したら、丁度主治医が来ていてね。数日うちにリヴェール教授が、実家に帰ってくるって言うんだよ。だから、その時に用意しておけば、車で持っていって、自家用機で持ってきてくれるらしいんだ。

教授に聞いて、もし都合悪かったら、送くるって言うんだよね。

エルダー《自転車を車に乗せるのは大変だろう？リヴェール教授も、もうそう若くはないし、日頃からだを使っていないからなぁ～。　今度ジムやプールとかに通うっていっているけれどね。それにしてもさ、リヴェール教授やDr.ローソンの実家の病院がセージの家の昔からの主治医だったなんて、偶然なんだろう？

セージ《うん、俺も知ったのは結構最近だよ。自転車は折りたたんで、バッグに入れてあるから、楽に担げるんだよ。
探す必要もなく、全部必要用品はバッグに入っているんだ。

Dr.ターナー《お前って本当にそういうところが、用意周到に出来ているんだなぁ～。結構几帳面だよな。

エルダー《そうそう、教室でもセージの机は散らかっているようで、片付いているんだよね。探すの面倒くさいから、直ぐに判る様になっているらしいよ。だから触ると嫌なんだって！それなのにイリスが触るから怒るんだよ。

セージ《俺はさぁ、結構忘れっぽいから、絶対に探し回ったりするって判っているから、そうならないようにしておくだけだよ。

そうしておかないと、大事な俺のコレクションは代えが利かないものが多いから、管理できないだろう？

Dr.ターナー《流石にセージのお爺さんは、長男にとって必要な事を、叩き込んだんだろうね。
お前はもう不動産など色々譲り受けているんだろう？その管理はやっているんだよな？

エルダー《まだ若いのに大変な事やっているんだ。管理しなくちゃぁならない程の家や土地があるのかい？そうかぁ、セージの国は古い家系の家ばかりでなく、未だ階級制度は引き継がれているんだっけね？

セージ《あぁ、そう言う家に生まれてしまったら、昔から守っている領地って言うか、そういうのをうちは１５歳に成ると、女は女なりの規模で相続するんだよ。

何かあっても、一生つましく暮らせば問題ないだけの不動産などね。俺は家を継がなくても、一応結構広い領地つきの不動産を管理しているんだ。
そこのところはもう大人扱いなんだよ。

Dr.ターナー《しかし、大変だろう？其処に住んでいる人達の、暮らしの事等も考えなくちゃぁならないとかあるんだよな？

エルダー《へぇ～、１５歳からそんなことやらされるのは、荷が重いよなぁ～。よくやっているよね。だからセージは、若くてもしっかりしている所があるんだね？大金持ちなんだなぁ～。

セージ《金持ちって言うのとは少し違うんだよ。その土地の管理費や、代々そこで働いている人の生活費など掛かるから、マナーハウスは何時か住んでも良いと俺の家にしてあるけれど、管理しなくてはいけないから、維持できる様にB＆Bにして、泊まれるようになっているんだ。

庭園とか見に来た人は、ビレッジの中をゆくり過ごして、１泊して帰れるようにして、維持費が得られるようにもなっているんだよ。

使わないでいると、家はゴーストハウスになってしまうだろう。宿泊ハウスにしたら、結構人気らしくて、何時も満室だそうだし、使用人たちは、給料保障があるんだけれど、実際は自分の生活費を自分が稼いでいるようなもんだから、一生懸命仕事してくれるしね。俺の寝室だけは、掃除だけしてもらって、閉じてあるんだよ。

Dr.ターナー《巧いシステムになっているんだな？使われているけれど、経営者気分で働いているんだね？責任者が居るんだろう？

エルダー《そりゃぁ誰か居ないと、セージなんてまだ若すぎるし、全然其処になんて行っていないんだからな！悪い奴が居たら全部取られてしまうだろう？大丈夫なのかい？

セージ《あぁ、月一には税理士と弁護士が回って行くし、責任者のバトラーは、もう何代もうちのバトラーだし、税理士も弁護士もね。
お互い同士が相手をチェックしあっているし、多少の積立金が俺の収入になるだけで、後は修道院の養護院に寄付して運営しているからね。

そこの養護院は自立出来るまでは、ちゃんと教育が出来るようにしてあるんだよ。そんなんで、とんとんでやっているんだよ。

Dr.ターナー《そうか、やっぱり結構福祉に金は使っているんだな。古き良き時代の習慣だよな。しかし、貧困の子供は一向に減らないからなぁ～。困った問題だよ。

エルダー《俺の国は未婚の親も多いけれど、全て国が見てくれるからね。でもそのせいで、未婚の親が増えてしまっても居るかもしれないんだ。

一見良いような福祉国家だけれど、問題も多いんだよ。税金は高いし、男女関係に無責任な奴も居てさ、出産年齢が低年齢化したりね。って俺が言うのも変だけれどさ。
俺は良い事では無いと思っているんだ。

自分が生んだ子供には責任を持たないとね。難民を引き受けてから、スラムが増えてしまっているらしいんだよな。

福祉国家になったのが、良いか悪いかだよ。難民問題が何処の国も、持て余した問題になっているんじゃぁないかな。

教育は受けれるのに受けるものはほんのわずかで、言葉も母国語しか話せないし、子供が増える一方なんだぜ。

セージ《エルダー、よく言うよなぁ～。あれだけの人と同時に付き合っていながらさぁ～。意外と言う事はまともじゃぁないか？どうなっているんだよ。

Dr.ターナー《まぁな、相手を傷つけなければ、大人なんだから、付き合い方は自由で良いんじゃぁないか！

ただ人として誠実に、相手を傷つけないようにしないとな。男女平等って言うのは男女で、それぞれの条件にあった平等と言う事だからな。
体力の無い女性や、社会的地位もどうしても低くなりがちな女性に、男と同じ労働条件と言う事ではないからね。
替わりに男には欠ける部分をフォローしあってでの平等だからな。

セージ《そうだよね。その国その国で色々違うけれど、良いところは見習って、悪い所は直せば良いんだけれど、俺なんてまったく当たり前の事しかしていないのに、Sugarと話していて吃驚したよ。

凄い感謝されてしまったりするけれど、Sugarの国では夫が妻にお茶１つ入れないし、何かやってもらっても、“ありがとう”“ごめんなさい”とも言わない夫が多いそうだからね。

結婚したら“愛している”って言うのも、恥ずかしいからって言わないんだってさ！言えない方が恥ずかしいのにね？凄く不思議なマナーなんだよね。
愛していたら、守ってやりたいって思わないのかなぁ～？やらずに居られないだろうにね。って、俺もSugarとの事恋しているって、初めはよく解らなかったんだけれどさ。

今回の自転車の話だって“セージは大人の男同士で、好き勝手に遊ぶ時間も必要なのよ”って言われてさ、凄く俺は寂しい気持ちにもなったんだよね。今は感謝しているよ。

Dr.ターナー《セージは西欧人としては素っ気無いくらいだから、Sugarさんが好きになったんだろうしな？男女の中も微妙だよな。ラテン系の国の男なら、鬱陶しがられるかもだったよな・Ahaha、、、。

エルダー《そうそう、セージも年中すり寄って来られるのは、嫌なんだろう？丁度良かったじゃぁないか！俺は色々な国の女と付き合ったけれど、個人差もあるかもだけれど、国によって愛情表現は使い分けないとだぜ。もめないで付き合えたのは、複数多数だったからだよ。

それが２～３人だと、結構ジェラシーなど酷くなるけれど、不思議と一定数以上になると、トラブらないのさ。最初にルール決めちゃってね。遊びで割り切れるんだよ。

なんて聞いてもセージは真似するなよ。

セージ《Aha！俺も我儘だから、複数の相手なんて面倒くさくて嫌だね。俺好みに素っ気無い位の女性は魅力的だけれど、だからと言って余り味気ないのは嫌だしね。ちょっぴりほろ苦さの中に甘さがあるのが良いんだよ。

上等なチョコレートのようにね。只甘いだけや、苦いだけでない味わい深いのが良いんだよ。しつこく絡みつかれると、もう嫌になるしね。

エルダー《はいはい、結局はセージののろけですかね。Sugarさんが恋しくなると“ぼちぼち俺もう帰りたいから！”とか言うからね。ところで、ターナー君一向に春は来ないようですなぁ。もう何とかなっても良い歳ではないですかね？

Dr.ターナー《Wahaha、、まぁ、俺もよっぽどこちらが惚れていなければ、少ししたら面倒臭くなる方かな。自分の事だけで、いっぱいだよ。

サイクルクラブは好きにして良いぞ、サイクルロードの件は頼むぜ。この部屋は手続きしておくから何時でも使ってよいぞ。
但し、俺のベッドは畳んで置いてくれよな。此処で仮眠取るのは、気に入っているんだからな！さて、じゃぁ俺は引き上げようか......

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と言う事で、単なる遊びの話から、サイクリングロードが良いとか、リハビリコースとしてでも使えそうだとか、話がすでに弾みました。　

丁度使いたい時間がずれているので、無駄に成る事無く使えそうです。クラブルームはプロジェクトの、別室の作業所としても使えそうですし、思いがけなく便利な部屋になりそうです。

Mrs.Sugar提案の、セージ君の遊ぶ時間は、思わぬ仕事にも役に立って、何時も何故かこのような展開になって、結果良しのポイントがセージ君に入るのが、セージ君には凄く不思議現象なのです。

そんなラッキーアイテムのようなMrs.Sugarを、セージ君が手放す訳はありませんし、好きにならずには居られないのです。エルダー君が言うとおりに、今日もボチボチMrs.Sugarが恋しくなってきたようです。