今年初カンファとリハビリスーツ有効使用の話を...

迎える予定のなかった新患者が増えた事も有り、今日は皆で今後の事などを話し合う事になりました。新患者のライモンさんは、途中で病室が空いたので、Cafeなどに行くのに行きやすい病室に移りました。
なるべく他の患者さんと、顔を合わせない方が良い微妙な立場の人なのです。此処では要職にある人や、その家族が会員の病院なので、他に誰が入院して居るかは、判らない様になっています。

だからと言って、ライモン君などは安定したら、特別扱いなどはせずに、普通の患者さんと同じ扱いですから、ひたすら暇をもてあましています。図書館から本を借りてきて読んだりはしていますが、日頃は特に何の症状もないのです。

ストレスなど溜まると、胸が苦しくなって呼吸困難になるようですが、今はこの国での療養暮らしにに慣れてくれて、症状が出ないと良いと言うのが目的ですが.....

いざとなったら手術と言う事に成るのですが、まだ其処まで悪くはなっていない様なので、このこともどうするかです。
そしてセージ君開発のリハビリスーツは、Mrs.Sugarが着て実験はまだしていませんが、かなりの完成度の物と言う事で、その事も皆で相談です。

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Dr.ターナー《俺がカンファの進行役なのかい？　この中では俺が一番若いし経験不足なのに？

Dr.ローソン《だから、やった方が経験豊富になって良いんだよ。ターナーの苦手な事だろう？だからやっておいた方が良いんだよ。

Dr.マロウ《Wahahahaha、、、そうだそうだ。進行役と言っても、ごく内々だから気を使う事はなにもないしなぁ～。

クランベリーチーフナース《そうそう、何でも経験しておくと良いのよ。

クランベリーチーフナース《Dr.ターナーが将来、此処を背負って行くかもしれない年代ですものね。

Dr.ローソン《そうだなぁ～。３０歳くらいがそう言う事になりうる年齢だよね。

Dr.マロウ《なるべく若い世代に、役員候補になってもらいたいからね。やっぱりダントツにターナーは、希望はしていなかったけれど、総合医向きかもしれないよな。外科専攻で良い腕持っていて、内科その他が見られたら一番だからね。

Dr.ターナー《えーと、それで新患のライモンさんですが、もう暫く普通に暮らしてもらって、定期的に検査して、結果本人とも相談してオペしてもう少し安定して、完全に健常者として暮らせるものなのか.....

何か有るまで、今のまま中途半端だけれど、何でも程々にで暮らして行くのが良いのか、相談して決めたいと思うので、もうしばらく彼の様子は気にかけて観察と言うことで、暫くはやっていこうと思います。

Dr.トーマス《問題は、本人は退屈して病気になりそうだと言っているからねぇ～。先日はセージ達に見舞いに来てもらって、暫く話をして勧められて、本を借りてきてその気になって読み始めたりしているけれど...
まぁ、Cafeや雑貨屋だけは、ひとりで出かけて良しと言う事になっているけれど、考えただけで時間の問題で、若いし暇なのも辛くなってくるだろうなぁ～。

Dr.マロウ《医工学に興味があったら、若いのだから、ゼミとか受けに行くとかしても良いんだけれどね。どうもそういう感じではないようだしなぁ～。

クランベリーチーフナース《セージが、子供の時はたまにパーティで逢うと遊んでいたから、一番相手をするには良いんでしょうけれどね！
あの子も、そんな時間が有るとは言えないみたいだからねぇ～。お預かりも困るわよね・笑　アートカレッジにでも通学させる？何か出来るんじゃぁないの？

Dr.ターナー《引き受けたからには診ないとならないでしょう。考えたら彼のような患者が、何処でも手が掛かる患者かもしれないですからね。良い経験になるでしょう。

Dr.マロウ《Wahaha、、、ターナーはだんだんDr.ローソンの考え方に似てきたようだね。そうだよなぁ～治療中の患者のほうが、おとなしく寝ていて、ある意味楽だよね。

最近はだんだん科学の発達に伴って、訳のわからん病気が増えてきたような気がするよなぁ～。

Dr.ローソン《以前は解明できなかったのが、半端にわかってきたのに、対処法が追いつかないんじゃぁないかな？

それに、今はストレスとかアレルギーが元で、とか言うのが原因の病気が多いんじゃぁないかと思うんだよね。環境とメンタルが原因かな？

検査技師アレン《検査室は“昔では考えられない位、検査仕事が多くって、信じられない位だ！”って室長が言っていましたよ。

Dr.マロウ《直ぐに検査だからね。結果見て、それから診察の手順で、逆になったんじゃぁないかな？

Dr.トーマス《そうそう、昔はまずは触診して、判断がつかないような部分確認で、初めて検査だったよねぇ～。

Dr.ローソン《確かに！最近は、更に生活習慣病以外は、検査結果異常なしなのに、具合が悪い人がかなりいるからね。
うちの病院もそんな患者多いですよ。此処は長期入院できますからね。

Dr.トーマス《入院しながら仕事している患者結構居ますよね。秘書と弁護士がホテルに長期滞在していますしね。毎日病室に出勤していたりして・笑

Dr.マリアンヌ《でも、患者にしては、そう言う状況を理解して、入院治療をする病院がなかなかないそうですからね。

それも患者は不安で辛いし、病院にいれば健康への不安が多少減るでしょうからね。

クランベリーチーフナース《著名人に成るというのも、辛いものがあるんですね。おちおち入院も出来ないし、健康が不安定だと知れても困る立場の人もいるなんてね。

Dr.ターナー《まぁ、年々科学が発達するほどに、人間関係や会社経営の仕方や、その他が煩雑になって来ているんだろうね。テクノロジーも使いこなせないとならないとかね。

クランベリーチーフナース《大量の電磁波なども、体や精神に異常を来たしているとも聞きますしね。水分が多い生き物ですから、確証がないのかもしれませんけれど、何でもないとは言えないような気がするわ。個人的見解ですけれど。

Dr.ターナー《まぁ、それも絶対にないとは言えないでしょうね。まずは此処の国の移住者は、少なくともDr.ローソンの調査結果では、健康状態は改善されて来ている人が、少なくないですよね。自然に歩くしかないし、家事や庭の手入れで体も使うしね。

Dr.ローソン《そうだね。此処に着て事故的なもの以外は、以前より悪くなったという症例はないんだよね。

薬も一気に飲まないと言う訳ではなく、弱いものに切り替えて、そして止めた例は随分あるよ。そうそうガーデニングが流行りだしたようだしね。健康には良さそうじゃぁないのかな？

後は食事に関しての考え方を改善したら、かなり良いのではと思うんだよ。だから、今年は食事で健康管理の講習会を、やろうと思っているんだ。

Dr.マリアンヌ《見て！これを、女性は今半数以上が、プールかジムに最低週1回のエクササイズ、出来れば週2回のエクササイズで、それだけでもかなり改善されてきたのよ。

今年は家でやっても良いから、その場合は10～15分の簡単なストレッチ体操を毎日。後は週1回の食事や健康に関する講座を週1回受けてもらいたいと思っているの！　

一応強制的と言っているけれど、緩くしているわよ。
半数はちゃんと受けるようになってきたし、今後も誘い合わせて、増えてくると思っています。まず楽しいと思ってもらわないと継続できないでしょう？

それから、フラットに居る家庭に、レンタルの家庭菜園の場所を、作る計画もしていますしね。

Dr.ターナー《Dr.マリアンヌがおっしゃるには、まずは女性が動けば男性も動き出すと言う事で....。

Dr.ターナー《結果ごく最近ですが、男性のジムやプールの使用者が増えて着ていますし、男性は特にサウナは好きなようなので、増設する予定です。

サウナには大学院生やインターンを、数名配置して、その場で健康チェックをするように、メニューを作るようにしました。
チェックした数値は、なるべく自己管理です。その場で自分達で書き込むようにしてあります。サウナでの事故も考えられますからね。

Dr.マリアンヌ《女性も今年からは、メニューを作りましたので、自分で書き込むように致しました。

それと『美と健康』の為の食事講座を週2回午前クラスと、午後クラスに受講できるように致しましたので、彼方此方にポスターと申し込み用紙を設置しました。

Dr.トーマス《『美と健康』は良かったよなぁ～。女性が食いつきそうなキャッチだな・笑

クランベリーチーフナース《年齢が高い人ほど、申し込みが多いのよ。

セージ《こんにちわ！俺呼ばれたのは此処ですかね？

Dr.ローソン《あぁ、セージここだよ。リハビリスーツはそこそこなのが完成して、まずはおめでとうだね。それでねちょっとオーダーがあるんだよ。

Dr.トーマス《おいおい、まさかあのスーツをその健康講座で利用しようと？

Dr.ローソン《当たりぃ～！トーマス君は心理学もやるのかい？

Dr.ターナー《セージ、お前のあのリハビリスーツはスーツで、まだ手を加えたいだろうから、任せるとして、今の段階と同じ程度のセパレーツ型リハビリウエアを作って欲しいと思っているんだよ。

まぁ一着作ってくれれば、後はスリーサイズ位大量注文が出るかもなので、メィスさんと相談しておいて欲しいんだよね。良い使い道のアイディアが浮かんだんだよ。

セージ《セパレーツ型？って言ったら、その以前作って実験済みみたいなレギンスみたいなので良いのかな？上下あるしぃ......

Dr.ローソン《そうそう、それも５色位のカラフルなのが良いかな？軽くサポートするようなのをね。試作品の黒いのは、あれを巧く利用しても良いかもね。仕上がりの見た目の違うものも何れ作ってみたらとも思うんだよ。

セージ《判ったよ。もっとファッション性も重視だね。実際に何かに使いたいんだね？

Dr.ターナー《あぁ、今年はこの国の女性達は『美と健康』な年と言う事にしたんだよ。エクササイズの結果は悪く無いし、更に栄養学で、まぁ『美しく健康に成る食事講座』をやるつもりなのさ。

気軽に出来るエクササイズと食事学を学んで、病気になりにくい体＝若いからだを作ろうと思ってね。あのレギンスを身につけたら、ボディラインがハッキリすると、皆太り過ぎには気を付けるだろうからね。

軽いエクササイズの時に、そのスーツを着用したら、一寸体が楽な状態で動けると感じたら、エクササイズもやる気になるだろう？
まぁ騙して使わせるみたいな考えだけれど、体感したら納得すると思うんだよ。

詐欺罪にはならんだろう・笑　

真面目に『食事療法』とか、『弱ってきている体の筋肉作りリハビリ講座』なんて言うと、なかなか集まりにくいからね。

セージ《あぁ、あれはちゃんと体幹保持を基本に考えたから、正しい体幹を保持するほど、抵抗感は無くなるようになっているんだ。

それが習慣的に立ったり歩いたり、座ったりした時にも、自分の脳が覚えたら、それ以上のサポートは必要ないようにってね。

体も冷えないように、蒸れない様なマテリアルにしてもらってあるからね。

Dr.マリアンヌ《今受講している女性達は、改善されてきた人が圧倒的に多くなって、口コミで受講者も増えて来ているのよね。サウナも人気なので増設予定なのよ。

Dr.ターナー《女性の利用者が増えると、自然に男どもも、動き出すのが世の常ですからね。

最近は前よりもスポーツする男も増えてきたから、サウナとシャワールームはかなり増やすつもりなんだよ。

セージ《へぇ～そんなものなの？そういえば早朝散歩の時にジョギングや、散歩する人増えてきたよね。それから仕事帰りに、ジョギングする人も多いよ。

その分背広などスーツ姿の人が減って！スーツは仕事で必要な人だけ、仕事で着用になってきたんだね・笑

タイム保健婦《育児室のほうからも、ベビースイミングや、エクササイズになるようなメニューを考えて欲しいと言ってきていますわ。育児室は、個々の国の子供達も、入院中の親のオマケさんと一緒に、過ごせるようにしていますし、小さい子の教育は、教職のライセンス持って居る保母が居ますから、勉強はちゃんと見れますしね。

Dr.ターナー《そういえば、ほんのベビーだと思っていた子達が育ってきちゃっているからなぁ～。あぁ～、時が経つのが早いものだよ。俺も歳を取ってきたよなぁ～。

Dr.ローソン《おいおい、ターナーはまだ３０歳越したばかりだろう？判りました。それも“考えていますから”と言ってください。

Dr.トーマス《確かに、だんだん忙しくなってきたかな？でも最初は手を掛けるしかないものな。そのうち自己管理が出来るようになってくるだろうからね。

セージ《じゃぁ、俺戻りますから！セパレーツは至急作るように相談してみます。色とかは違った色などが有った方が良いんですね？

Dr.ターナー《あぁ、頼んだぜ！“まぁ素敵～❤”って言う感じにな！　

Dr.ローソン《又Sugarには、協力してもらう事が出てきてしまうけれどさ。そのうち金ぴかの凄いプレートでも、ど真ん中に埋め込むからさ！一般国民栄誉賞とかって言うプレートでも作ってさ・笑

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セージ君の研究開発リハビリスーツから、新しい活用法も出てきて、理想的な使い方に繋がりそうです。
Wannynwonderland 国が、国民皆が、自らの体調管理で、病気になりにくい体つくりが出来たら、健康国民国の世界遺産になるような国 になるのでは？とリヴェール教授の仲間達は計画しているのです。

今の世の中は、余りにも訳の判らない病気や、薬も氾濫しています。
豊かになりすぎたつけが回って来たのかもしれませんが、自立して暮らせての高齢化なら良いのですが、人手が必要な高齢者が多すぎるのなら、超高齢化が理想郷とは言えないのでは？という思いも残るのです。

何歳であっても、しみじみ幸福感が味わえる最終章であるのが、理想ではないかとこの国では思っているのです。自分のエネルギーを昇華しきってでの幕引きが良いですね。