暇人ライモンさんがマルベリーさんの病室へ・・・

今日は、暇で暇で死にそうなライモンさんが、マルベリーさんの病室に遊びに行く事になりました。
Dr.ローソンが気の毒になって、付き添って行く事になったのです。

Cafeやシャノアールの店に行くとしても、まだあまりなれていませんし、話易いMrs.Sugarは忙しくて仕事が終ったら、さっさと帰ってしまう事が多いのです。

明日ならプールの時間まで、Mrs.Sugarが少しくらいは、話し相手をしてくれるかもですが、今日は病室の中をウロウロしていました。
図書館にいったりはしましたが、静養しているには元気な若者ですからね。

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Dr.ローソン《ここがマルの病室ですよ。ライモン君と同じ作りの部屋です。本当なら、他の病室には行ってはいけない規則なのですけれどね。

ライモン《いやぁ、直ぐ近くだったんですね。こんにちわマル。Dr.ローソンに我儘言って連れて来てもらいました。

今僕は何をしても自由なのだけれど、中地半端に自由なんだよ。此処の皆は、結構のんびりはしているけれど、僕の周りには遊んでいる人は居ないしね。

マルベリー《Ahahaha、、、そうよね。私だって双子でなかったら、まだ働いていたわ。結構メニューが詰まっているわ。
今日は空いているけれど、１日置きにはエクササイズをしっかりして、もう安産でお産できるように準備しているのよ。

Dr.ローソン《そうだね、予定はあと２ヶ月はないだろうからね。さぁライモン君掛けてください。

ライモン《そうだったんだ。エクササイズをしているのも、大変だねぇ～。やっぱりお産て女性は大変なんだね。
男は何も手伝う事出来ないものね。それを知っただけでも、僕には勉強になったよ。

マルベリー《ライモンも、何処も悪くなかったとしても、微妙な立場の人だから、自由気儘には暮らせないで居たのよね。

もう絶対にと言うなら、それなりの環境で、教育されて育ったでしょうけれど、順位５番目位なら、適当に緩く育ったでしょう？

パーティに来ている頃は、セージ達と楽しそうにしていたものね！

Dr.ローソン《マル、どうだい調子は？母子とも元気かな？

マルベリー《ウィル、元気よ。特にBabyはお腹の中で、兄弟か姉妹喧嘩でもしているかしら！お腹が痛いくらいにつっぱるわよ。

フットボールでもやっているかと思うくらいに、お腹が出っ張る時があるのよ。

Dr.ローソン《そんなに動くなら、元気な男の子かな？それともじゃじゃ馬な女の子か？

マルベリー《２卵生ならその両方と言う事もあるわね。でもウィル覚悟してね。生まれて来ちゃったら凄く忙しいわよ。特に２歳過ぎ頃までは目が放せないわ。

MumとDadがそう言っていたもの。休みの日は、私達が寝ている時は疲れてしまって、一緒に寝ていたそうよ・笑

昼間はナニー達に任せて、仕事しているから、休みの日は２人限で接してくれていたそうだから！
１歳過ぎには、Dadはもみくちゃにされていたといっていたわ。

Dr.ローソン《大丈夫だよ。それは嬉しい忙しさだからね。余り歳を取ってしまったら大変だろうけれど、僕はまだギリギリで大丈夫な？　今ジムにもプールにも行って、体力付けているからね。

マルもお産の準備でエクササイズだろうから、僕は父親に成るためにエクササイズだよ。スポーツを始める良いチャンスだったね。一度に２人の子を抱いたりするのは、体力が入りそうだしね・笑

ライモン《そうかぁ、父親に成るのも、体力いるんだね。準備しておかないとなんだよなァ～。それは考えもしなかったよ。

マルベリー《そうよ。ライモンだって、何時素敵なお姫様が現れるか判らないのよ。もしかしたら愛する人と、もう出会っているかもしれないのよ。

彼方重いもの持った事あるの？　お姫様が現れて“お姫様抱っこして！”って言われたら、出来る？

Dr.ローソン《そうだよね。もうすでにその辺ですれ違っていたりして・笑

ライモン《わぁ～！刺激しないで欲しいなぁ～。そうですよね。好きになるのには年齢は余り関係なし、セージみたいに大好きだと想っても、ずっとそれが恋しているとは、思わない場合もあるからね！

いやいや、僕は其処まで、オッチョコチョイじゃぁないよ。悪いけれど、あいつは変わっているからね。ボケーっとしたところもね！

しかし、幾らスリムな人だったとしても、女性を抱き上げる事はで競うにないなぁ～。一番重いものって何を持っただろう？

セージは水泳もやっていて、トレーニングはしていたからね。昔から着やせするけれど、子供だった割には、シッカリした体つきだったんだよ。

すでに早くに彼女と出会う子とを感じていたのかなぁ～？

マルベリー《Ahahaha、、、確かにね。本人はそうだと思っていないけれどね。運命的な出会いみたいよ。

ライモン《ねぇ、Dr.ローソン、プールとか入っても問題ないんでしょう？気をつけていれば、たしか水圧で鍛えられて、悪く無いって前に言われた様に思うんだけれどなぁ～。
ジョギングなどよりも、ずっと良いんでしょう？

Dr.ローソン《君の場合はウォーキング、軽いジョギング、自転車、水泳、エアロビクスなどのように、全身をリズミカルに動かす運動はよいんだよ。

「有酸素運動」エアロビック・エクササイズはOKなんだよ。でも重いものを持ち上げたり、腕立て伏せのような運動はよくないんだ。

もう少ししたら、メニューをセラピストと作って、過すようにするから忙しくなるよ。今まで運動はあまりしていないんだろう？

マルベリー《結局はライモンの心臓はどうなっているの？

Dr.ローソン《先天的な臓器の変形で、血管の一部が押されて細くなっているんだよ。わかりにくい場所なんだけれど、このあいだ検査してみたからね。

だから、思い切ってその部分をバイパスを通す手術をするか、そのままで生活習慣を考えて何もしないで巧く過すかなんだよ。

出来るだけ人の体には、メスは入れたくないからね。まぁ後少しだよ。今度は休みたいなどと言わないようにね。

ライモン《Ahahahaha、、、ねぇ、そうなったらもう少し彼方此方に行っても良いんでしょう？

Dr.ローソン《セラピストと相談して、セラピストと一緒に、もう直ぐ運動療法を始めるから、暇持て余しているのも、今のうちだよ。この病院は、人の手は掛ける治療をしようだからね。
ご希望のMRSも付けて、暮らすようになるよ。

ライモン《わぁ～！あれはね、凄く気に入ったんだよ。セージが開発したんんだろう？

マルベリー《そうですってよ！でもそれも、セージはSugarに巡り合わなかったら、今のセージはいなかったでしょうから、間接的にはライモンはSugarに感謝ね・笑

ライモン《フランネル財団次期会長に、見せられた時に閃いたんだよ。絶対にあのブレスレットが、僕を助けてくれるってね！だからしつこく聞き出したんだ。

始めはのらりくらりかわして、只のブレスレットだって言っていたんだけれどね。絶対に出先はもらさないからって言って、聞き出したら、何とセージらしき名前を聞いたんだ。

特別にプレゼントしてもらったって言うんだからね。そしたら、間もなくヨーロッパはサイバー攻撃は激しくなるし、テロもあるしで、僕は疲れてきてしまって、具合が悪くなる時があったので“オーストリアの病院へ静養で...”

って話が出たんで、それで此処を希望したんだよ。もしかしたら、セージに逢えるかもって思ってね。

Dr.ローソン《フランネル財団次期会長から、何度も打診が有って、リヴェール教授も仕方がないと引き受けたんだよ。出来るだけこの時勢、新患は入れたくないからね。

マルベリー《良かったわね。ライモンは、でも残念ながら昔のようにセージとは遊べないでしょう？　再好きな人が出来て、結婚してしまいましたからね。勉強も忙しいのよ。

ライモン《昔はパーティがあると、セージと逢えたから楽しかったんだよ。セージは本当に普通に友達として付き合ってくれたからね。

他の仲間は皆何かしら因果関係があったりして、不自然だったんだ。まだ子供だったけれど、セージを狙っている女の子も沢山居てさ.....

何とか口説き落とそうって騒いでいたんだよ。僕は気に入った娘とは付き合ったけれど、セージはお付き合いのダンスをちょこっとするだけで、知らん振りだったからね。
“絶対に落ちないセージ”って言われていたんだよ。

Dr.ローソン《そんなにセージは昔からモテて居たんだ・笑　今でもどうやら、モテているようだけれどね。

彼は注文が多いからね。彼にとって上等なものしか、興味ないようだよ。何にたいしてもね。Sugarはセージにとっては、とんでもない掘り出しものだったようだよ・笑

ライモン《そうなんだよねぇ～。セージは僕なら凄い奮いつきたくなるような相手でも、誘われて２曲位踊るとつまらなそうな顔して戻ってきてしまったんだ。

ダンスが終って、ドリンク飲んで楽しいお喋りの時間になると“凄く詰まらない話題ばかりで、うんざり”だとかってね。

まさか、だからって、恐竜の話が好きな女の子も余り居ないだろうしなぁ～。

マルベリー《恐竜好きはDadの方で、セージは恐竜には興味ないのよ。なんだろうあの頃はグライダーのライセンス取ったりしていたから、グライダーがお気に入りだったんじゃぁないかしらね。

Dr.ローソン《そうそう、それもセスナが好きだって言うんだろう？パーティで女の子と話す話題ではないよね。

Mrs.Sugarはその点やっぱり、少し好みや知識は変わっている人だからね。偶然此処で出会って、きっと何か魅力的な話題で話でもしたんだろうね。

１日だけの滞在が夏休み中、此処のCafeでアルバイトして帰ったそうだし、しっかりその時に大学の入学案内を貰って帰っているからね。

ライモン《それは多分グライダーのライセンスなど取り終わった後に寄ったんだよ。その夏以来パーティには現れなくなったもの。

何だ“絶対に落ちないセージ”は勝手に自分でこの国に来て『不思議の国のアリス』みたいに落ちゃったんだね。

ミント達も来なくなってね。凄くつまらなくなったよ。僕ももう大学に入って、国の事で忙しくなってきて、パーティには出る事は有ったけれど、もう公務みたいなパーティばかりになったんだよね。

ライモン《僕は偶然にも此処に来たら、マルやミント達にも逢えるなんてね。何だか運命を感じるよ。それもさ、マルの旦那様に治療してもらうなんてね。元気になれそうな気がするよ♪

Dr.ローソン《ライモン君の担当医はDr.ターナーだよ。彼は若いけれど、優秀な医学者でもあるからね。彼は人間的にも素晴らしい人だよ。なかなか居ないよ。僕の大事な片腕だからね。

マルベリー《セージのお気に入りの先輩なのよ。

Dr.ローソン《そうだね、凄く信頼しているようだから、プロジェクトの責任者にも適任だったよ。あの個性的なプロジェクトチームを良くまとめているしね。

ライモン《じゃぁ、Dr.ターナーに頼んだら、あのブレスレットを着けてもらえるんですね？

Dr.ローソン《いや、医療用のブレスレットだと思うよ。フランネル財団次期会長に差し上げたのは、手作りの装飾的ブレスレットの、最後の１つなんだよ。

セージが時間を掛けて自分用の予備に作った物を特別に差し上げたものなんだよ。まぁ、気が向いたらライモン君に作ってくれるかもしれないけれど、時間が凄くかかるからね。まぁ、諦めるんですね。
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暫くマルベリーさんのところでお喋りして、もう少ししたらリハビリが始まると聞いて、ライモンさんはもう暇を持て余す事はなくなりそうと判りました。

余り根性のある性質ではないライモンさんなので、リハビリは途中で音を上げるかもですね。それでも、セージ君がいるので、意地をみせるでしょうか？セージ君と出会った事が、ライモンさんにとって、良い結果になると良いのですが...

セージ君の側にいると、皆何か自分のやるべき事を見つけて、勉強等始めますからね。