Dr.ターナーは夜勤明けで、クラブルームに！

今日はセージ君がサイクルルームに行くと、Dr.ターナーがカウチで寝ていました。夜勤明けだそうですが、昨晩は何事もなく、結構寝る時間が有ったそうで、今日はセージ達の作業の見学だそうです。

もう直ぐセージ君は限がよくなるので、そうしたらDr.ターナーが組み立て始めるというのです。塗装だけは済んでいるので、組み立てればよいだけです。

エルダー君やDr.ターナーのは新しいので、組み立てればよいだけです。色だけは好きな色にしたいので塗装をしたのです。
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Dr.ターナー《まぁさ、急ぐ事はないから、ゆっくりやれよ。セージは却って、以前の物だからバラして、埃をとったり磨き直しだから時間がかかるんだろう？って感じだなぁ～......

セージ《もう少ししたら、限よくなるから、壁に引っ掛けておけばよいから、ターナー先輩組み立て始めたら良いよ。　

俺は色々考えながらやりたいんだよ。交換する部品もあるかもだしね。

エルダー《多分俺のほうが先に終ると思うよ。そんなに考えずに、とりあえず乗れるようにするからね。考えるのはその後だよ。

セージはさ、スポーク１本１本手入れしながら、何か物思いに耽ったりするから、出来上がりそうでもなかなか出来上がらないんだよ。

だって、どう見ても問題なさそうだったのに、手入れから始めるから、そういう病気なんだよ。

Dr.ターナー《５～６年前に買って組み立てたんだっけ？でも余り乗っていないだろう？

セージ《あぁ７年近く前だったよ。５～６年前って思っていたけれど、触っているうちに、当時の事思いだしてきたんだよ。

エルダー《１人でやり始めたのかい？

セージ《あぁ～、イリスが見に来たけれど、側で喋って帰るだけだったよ。俺は休みの日に一人で乗ればよかったからね。　

長期休みの時は、自転車の旅に行っても良いって、思っていたんだ。“風に乗って気儘に！”ってね。でも１回はホリディの家族旅行に持っていって、ひと夏は乗ったよ。

夏休みにアメリカでグライダーの免許取った時は、講習は自転車で行ったからね。ついでにマッサージの講習も受けたんだよ。

その時の帰国途中、俺だけふと来る気になって、ミントが居るここに１日寄ったら、結局は夏休み中ずっと滞在になったから、その後はちょこっと寮から家に帰った週末に乗ったくらいかな？

急に忙しくなったから、そのままワンセットケースに入れて手入れする間もなくそれきりだったんだよ。

Dr.ターナー《おやおや～ぁ、グライダーより大事な用事が出来ちゃったんだね？　wahaha、、、。　

エルダー《Ahahaha、、、、止めてくれよ。その話し方は！

Dr.ターナー《しかし、セージも深く考えずに、此処の大学受験を決めたもんだなぁ～。セージ達が入る３年前から新規募集が始まったんだよ。

その前は他の大学から、リヴェール教授に誘惑されて転入したから、試験なんて大変なことなどなかったんだよ。

代わりに入ってからが、ずっと大変！しごかれっぱなしでね。教授陣が凄かったね。

セージ《うふふふふ、、、そうだね。俺達が入ってきてからは、何だか一気にプロジェクトチームが出来ちゃって、責任者になってしまったものね。

まだ、大学生だけの集まりなのにさ！ターナー先輩もまだDrでは無かったんだろう？

エルダー《セージもさ、変なところど根性だよな。大学はスキップして入ってきて、大学でも本当はまだなのに単位をどんどん取って、気が付いたら一緒に卒業して一緒に大学院だものなぁ～。

Dr.ターナー《そうそう、何だか若いのが出したレポートに、良いのがあるって事でね。結構注目だったそうだぜ。

セージ《俺だって、まさか教授に呼ばれて、MRSとリハビリスーツとリハビリシューズのスケッチを“ちょっと急いで、煮詰めてみなさい”なんて言われるなんて思わなかったよ。

ふつう気分で提出したんだから、リポートには仮説も多かったんだよね。

エルダー《セージの事は、顔は知っていたから、確か下のはずがあれ？そうだったっけ？って大学の時に思ったんだよね。　

此処の大学のシステムも実力主義だから、まずはポイントとかエッセイとか重視でさ！試験通ったら、滅茶苦茶体験研修会なんだよね。

だから、俺達全員の方が、セージより後から研修などに行く事になっちゃったんだよ。セージは認定証とか、ポイント加算される物を持っていたんだよね！

Dr.ターナー《皆には会わなくても、リヴェール教授は時々此処に来ては、学生達をチェックしていたからね。

まるで、秘密諜報部員みたいなんだよ。あっという間に調べ上げちゃうんだ。俺だって蜘蛛の巣に引っかかった、小さな虫みたいなもんだよ。その気にさせるのも巧いからね。

セージ《そうそう、何だろうね？別に言葉巧みな訳じゃぁないんだけれどね。引き込まれちゃうんだよね。

エルダー《スゲェ、カリスマ性があるんだよ。ポイントだけしか話さない感じでさ“考えて置いてください。無理にとか、急いでとは言いませんからね”って言うのが、殺し文句なんだよ。

セージ《そうそう、その言葉で魔法に掛かっちゃうんだよね。

Dr.ターナー《こうさ、独特の言い方なんだよなぁ～。それで皆大概彼の計画通りになってしまうのさ。流石にDr.ローソンも兄弟だけあって、似た部分があるんだよな。

もっとずっとソフトな雰囲気だけれどね。Dr.ローソンは自分でコツコツやり始めちゃうから、じゃぁ俺も手伝いましょうか？ってムードになるんだよ。

セージ《さぁ～俺は今日分は終ったよ！この先手をつけたら、時間がかかってしまうからね。
あっ、そうだ、あのねスポークを俺少し纏めて買うからね。

Dr.ターナー《スポークを？何で？まだ買ったばかりだぜ。

セージ《注文したのは、全部俺のと同じものだろう？　だったら、楽だよ同じ物を買って置くと使えるからね。　

スポークは案外折れるものなんだよ。折れ方によっては、全取替えの方が良い時もあるんだよ。って思いだしたのさ。

Dr.ターナー《へぇ～そんなに弱い物なのかい？

エルダー《サイクルロードを結構走っていたら、負荷がかかるかもね。あそこは森の中でコースはカーブが多いし、斜面も多いからね。

セージ《自転車ってさ、横からの力には弱いんだよね。横倒しとかは、痛みやすいんだ。一見何でもないようで居ても、ダメージが大きい時があるんだ。

Dr.ターナー《そうか、じゃぁ良いと思うような部品を少し買っておいてくれよ。それでさ、他の自転車は、場合によっては、リハビリ用に使うかもしれないんだ。

特にまだ話してはいないんだけれど、ライモン君は、セージも居るし、彼がやる気になったらサイクルクラブに、入れてやって欲しいんだよ。

精神的に良い状態になってきたら、自転車とかプールでのエクササイズは悪く無いんだよ。

エルダー《おやぁ～。偉くなるかも知れない人と、サイクル仲間かい？万が一大公とかになっちゃったり、政府の要人になったら、昔若い頃の仲間ですとか言われて？　記念写真でも撮って、サインでもしてもらおうか・笑

Dr.ターナー《特別扱いでなく、セージと同じに、気楽な関係で良いんだよ。じゃないと意味が無いんだよ。

セージ《俺は別によいけれど・・・。そんなに悪い奴じゃぁないしね。ちょっと、一般人からしたらずれているかもしれないけれどね。でもあいつ自転車作れるかなぁ？

Dr.ターナー《だからさ、此処ではそのずれている壁は、取っ払って暮らすんだよ。まぁ、そうは言っても、直ぐに誰とでもにはなれないから、せめて此処ではってことでね。自転車作りは教えてやってくれよ。

もう直ぐ１日おきにリハビリを始めるからさ、退屈はしなくなるけれど、違うストレスが溜まるかも知れないから、土曜日は此処で、仲間に入れてやって欲しいんだよなぁ～。

セージ《エルダーがかまわなければ、俺は良いよ。

エルダー《俺だって、性格悪い奴じゃぁなければ、普通にこうした感じで良いなら良いよ。

Dr.ターナー《良かった！きっとよい結果に成ると思うんだ。出来るだけ手術はしないで、そこそこ無理しなければ、普通に暮らせたら良いからね。

セージ《じゃぁなに、あいつは此処にリハビリとサイクルクラブに入りに来た様なものなんじゃぁないか！
以前はどうみても心臓が悪いなんて、思えなかったけれどね。

パーティでは、ダンスをバンバン踊って、年上の女性を口説いて、宜しくやっていたんだぜ？黙認で酒も嗜んでいたしさ！　

心臓に悪そうな事ばかりやっていて、何時も元気いっぱいでさ！

エルダー《Ahahaha、、、、面白～い！でもさ、具合が悪くなって調べて先天的に何か異常が見つかったんだろう？　早くに見つかってよかったんだね。ストレス様々だったのかもね。パーティや女と遊ぶのはストレス解消だからなぁ。

Dr.ターナー《まぁ、そうとも言えるかな？歳取るほどに動脈硬化などが始まるからね。今はまだ若いから、具合が悪くなっても、何とか復帰しているけれどね。

セージ《それはさ、俺達だって、そのうち何処かが悪く成るって事もあるから、ローソン達は早くから生活習慣など見直して、健康な体を作るようにやっているんだろう？

エルダー《まぁ、これで、チームメンバーは４人って事になったんだね。で、彼はもしかしたら、自転車は自分で組み立てられるかもしれないだろう？.....ないよね。どう見ても......

Dr.ターナー《でもまぁ、えらぶっていないから良かったよ。凄く素直な性格のようだしね。

セージ《問題があるといえば、打たれ弱いってところかな？あいつはどういう風に育てられたんだかねぇ？甘やかされてはいるけれど、我儘って事はないしなぁ。

結構いい奴だったよ。だからと言って、根性が有るかって言うと、それは余り無さそうだしなぁ～。でも昔の俺もあんな感じだったかなぁ？

あぁ、でも俺は結構頑固かもしれないな、爺さんに滅茶苦茶しごかれていたからね。絶対に泣くなって言われてさ！

そう言われて小さかったけど、絶対に爺に負けて泣くものかって思ったよ。

エルダー《でもよくセージはいじけなかったよね。普通ならいじけちゃったり、萎縮しちゃったりするだろう？何歳の時だっけ？

セージ《３歳頃から寮に入る１０歳位の間だよ。何かやらされる時意外は、優しかったし、毎晩寝る前はいっぱい抱きしめてくれたから、愛されているって判ったよ。

何だか判らないけれど、男に生まれた以上は、やらなくてはならない事なんだって思ってね。

“男は愛する人の胸でなら、泣いても良いんだ”って言われたよ。それ以外では泣きたいのを我慢できないのは恥だってね。でもさ、NanとかMumとかの事愛していたけれど、俺は泣かなかったよ。やっぱり弱虫な男って言われたら癪だろう？
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そんな事を話したりしながら、今日はDr.ターナーも自転車の組み立てを始めました。彼の組立作業は、また独特で始める前に全部道具も、作る物も定位置に置いて、暫く眺めてイメージトレーニングをするかのようで、暫くしたらまぁその手の早い事。

正確な無駄の無い動きで、限良く各パーツを作ってしまいます。どうもそれぞれのパーツを作って、最後に一気に合体させるようです。
もう自転車作りを楽しむというより、オペをするかのような作り方です。習慣って恐ろしいですね。もちろん今日全部ではなく、予定した所までで終わりました。続きは又今度です。