Mrs.マーシュが不調で診療所に...？

Mrs.マーシュが１週間くらい、ちょっと不調なので、診療所にやって来ました。クレスくんも４ヶ月なので、検診もかねてです。

イリス君も気になるので、待ち合わせて診療所に出てきました。クレス君は大人しい赤ちゃんですが、食欲が凄くあるので、離乳も進めていますから、体もがっしりとしています。

ちょっと泣き虫な赤ちゃんのようで、チョクチョクぐずって泣くそうですが、何処か悪い訳ではなく体は元気なようです。イリス君が泣き虫だったので、きっと父親似なのですね。

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Dr.マリアンヌ《もう４ヶ月かしら？元気そうじゃぁないの！

Mrs.マーシュ《はい、お陰さまでとても順調で、凄く食いしん坊なようで、お腹の調子は悪く無いので、欲しがるので離乳を進めています。一寸だけ離乳食を口にいれてあげると、もっともっとって言うように、体を動かすんです。

イリス《マーシュが、最近疲れやすくて、食欲が余りないようなので、ちょっと心配になりまして.....。

何かストレスとか、育児中は精神も不安定になる事が有るって聞きましたので、見てもらったほうが良いかと思って！

Dr.ターナー《食欲が無いのですか？何時くらいから？

Mrs.マーシュ《１週間くらい、何回かに分けて食べたりしているのですけれど、食欲がないだけでなく食べられないんです。

Dr.マリアンヌ《ちょっと頬がこけた感じかしらね？母乳の出は悪く無いの？

Mrs.マーシュ《今の所、出ていると思うのですが、ジュースや、ベビーフードみたいなのを欲しがるので進めています。

Dr.マリアンヌ《貴女多分第２子妊娠したんじゃぁないの？

Dr.ターナー《あれっ、まだ母乳を結構やっているのに？

Dr.トーマス《いや、中には授乳中でも妊娠する時が有るって言うよ。

Dr.マリアンヌ《そうよ。どうなの？軽いつわりじゃぁ無いかしら？

Mrs.マーシュ《あっ、授乳中でも妊娠があるなら、そういわれてみたら、つわりかも......

Dr.マリアンヌ《大分離乳も進んでいるなら、心配はないわね。様子を見て、人工授乳に切り替えて、体力をつけるようにしないとね。
まだ、３ヶ月に満たないかもしれないわね。でも多分第２子だと思うわよ。年子も生まれたら忙しいわねぇ～

Mrs.マーシュ《イリスとメィスみたいに、年子になるのね？

Dr.マリアンヌ《この子が食欲旺盛で、しっかりした子で良かったじゃぁないの！

Mrs.マーシュ《そうなる家系なのでしょうかしらね。なんだか原因がわかったら、少し気分も治ってきたような？勝手ですけれど...

Dr.マリアンヌ《母体が早く快復するようにしないとね。

Dr.ターナー《特に何か対処するとよい事ってあるんですかね？

Dr.トーマス《僕は遺跡調査会の医師団で行っていたから思うんだけれど、案外皆気にしないで産んでいたけれどなぁ～。若いから体力の快復も早いんじゃぁないかなぁ～。

Dr.マリアンヌ《まぁ、出来るだけしっかり食べて、体力がつくようにしてね。でも食べ過ぎてしまって、太りすぎない様にね。

Dr.ターナー《バランスの良い食事と、やはり適度な運動をしてですね。イリスがしっかり、育児や家事のサポートはするんだな。
でもまぁ育児室もあるから、気楽にいつもどおりの暮らしで良いと思うよ。

Mrs.マーシュ《判りました。そうします。

イリス《病気でなくて良かったよ。はぁ～。何か悪い病気かと心配しちゃたけれど、でも第２子って言うのもなぁ～。（ブツブツ）

Dr.マリアンヌ《イリス君は気が小さい割には、余り深く考えないんじゃぁないの？母体の事を考えると、間は少し空けたほうが良いから、主産後に注意はしましたよ。

Dr.マリアンヌ《この子はどっしりと重たくて、しっかりした体していて、巧く出来ているものね！だから、年子出産になるんでしょうね。

Mrs.マーシュ《イリスにも、しっかりしてもらいますから！これでも随分変わったんですよ。

イリス《何だよマーシュ、まるで俺の事出来の悪い子供みたいな言い方してさ。

Dr.ターナー《イリス、今度は言われた事だけをやるのではなく、自分も考えて、ちゃんとやって行かないとな。

上の子でも下のこれから生まれてくる子も、１人で考えて育てられるようにならないとな。日常的なその経験が、仕事にも役に立つようになるぞ。

Mrs.マーシュ《本当に、人間的には正直で真面目だし良い人なんですけれど、今ひとつ人を頼るくせが無くなるとよいんですけれどね。

又セージさんに負担を掛けないようにしてね。もう直ぐに当てにするんですから！

イリス《判っているさ。今まで俺は、ことごとくセージに頼っていた所が有ったって、最近わかったんだよ。

Dr.マリアンヌ《一体何時からの話なの？最近わかったって、セージ君のほうが幾つか年下でしょう？

Dr.ターナー《子供の時からってメィスが言っていたから、もう２０年位頼っていたんじゃぁないか？

ナーサリー以来の付き合いだそうだからね。いい加減自立しないと、子供も同じになってしまうんだぞ！小さくてももうちゃんと見ているからな。

Dr.トーマス《お腹の中の子も、もう見聞きしているって言うからね。

Mrs.マーシュ《私も、少しは夫を立てないとですね。つい先走って何か言ってしまうのは止めないとだわ。

強い男の子にこの子達が育たないですね。

イリス《あはぁ～。２人の父親ですかぁ～。なんだか信じられないよ。

Dr.マリアンヌ《今度生む時は、水中出産にしてみましょうね。マルベリーの様子見ても、今トレーニング中ですけれど、凄く良さそうなのよね。

あなたは若いけれど、やはり続けてのお産は母体に負担は大きいから、水中出産にしてみましょう。

Dr.ターナー《これで、５人続けて此処の国生まれの国民が産まれた事になりますね。Dr.マリアンヌは嬉しい出来事だよなぁ～・笑

Dr.マリアンヌ《最初からずっと成長過程を見られるのは、良い研究になるわ。赤ちゃんは本当に興味深いのよ。

Mrs.マーシュ《此処は安心して子育てが出来るのはありがたいです。

イリス《俺は又プロジェクトの皆に迷惑掛けちゃうのかなぁ～？

Dr.ターナー《イリスの仕事もあるからな。まぁ皆が手分けして、ヘルプするだろうけれど。方法を考えてなるべく巧くやりくりするようにな。　イリス次第で、どうにでも成るだろう。

Mrs.マーシュ《お願いしますね。イリスお父さん。頼りにしていますわよ。

イリス《えっ、うん、任せてくれよって、胸を張りたいんだけれどね。胸を張って言えるように努力するよ。

Dr.マリアンヌ《何をゴチャゴチャ言ってるのよ。イリス君がしっかりしなくちゃぁどうにもならないでしょう。

覚悟を決めて仕事も、家族もしっかり守るのよ。２児の父になるんでしょう？

イリス《す、すいません。今回もまさか妊娠しているとは思っていなくて、心の準備が・・・。

Mrs.マーシュ《イリスは何時も心の準備なんてしたことないでしょう？一人も二人も変わらないわよ。ちょっと一時忙しくなるだけで.....

彼方とメィスと同じじゃぁないの。本当に親子って似るのが可笑しいわ♪　年子になりやすい家系なのね・笑

Dr.マリアンヌ《でもまぁ、夫婦に成る人達は面白いわね。訳あってくっつくのね。貴女の所も良い夫婦だわ。

イリス君には貴女が必要ですし、貴女にも欠けている所をイリス君が補っているんでしょうね。

きっとMrs.マーシュにはイリス君のような夫で無いと巧く行かないのよ。本当に頑固で強いのは、きっとイリス君だと思うわよね。

Mrs.マーシュ《又プロジェクトの皆さんに、お世話に成る事になるわね？出来るだけイリスは、仕事の調整を早くして、そして早くに復帰もしなくてはね。

本気出せば出来ると思うわよ。まだ若くて体力だってあるんだから！

イリス《はぁ～。判っているよ。只心の準備が出来てなかっただけだよ。今度こそ効率よく動けるようにするよ。

Dr.ターナー《Wahahaha、、、そうだなイリス。腹をくくって、しっかり皆を背負って歩けよ。

今までプロジェクトでは、セージが１人で、一時皆を下から支えていたんだからな。それで皆一緒に卒業出きたんだぜ。

なんだかんだ言いながら、何時もセージが黙って、踏み台になっていたのを忘れない事だな。

Dr.トーマス《そうだったのかい？あの小さかったセージがなぁ～。彼は幼い時から我慢強い子だったし、鍛えられているからなぁ～。

やっぱり男は可哀想でも、しっかりした大人になる様に、厳しく鍛えておかないとな。爺様があの世で喜んでいるだろうよ。

Mrs.マーシュ《イリス、あなたがしっかりこの子達のお手本になってくれないとね。特に男の子には、父親がどんなだったか見せないと！

イリスもお父様は物静かだけれど、凄くきちんとした方じゃぁない？

イリス《そうだね。でも俺は何で泣き虫になっちゃったんだろうな？

Dr.マリアンヌ《年子のメィスが、しっかりした子だったんじゃぁないの？１歳で弟が出来ちゃったんだから、赤ちゃんでも学ぶのよ。

彼方は賢いから、その陰に隠れていた方が、楽なのを判っていたんじゃぁないの？悪く言えばずるがしこく立ち回れるのよ。

だって、凄く頑固でしょう？そういう部分も人は必要でしょうけれど、どう使うかよね。子供達がどう育っていくか、興味深いわね。

Dr.トーマス《Dr.マリアンヌ良い塩梅に生まれてきてくれて、嬉しいでしょうね・笑　それも身近な関係者の所で出産だから！年齢も比較して見易く、くっついている歳の子が５人もですよ。

Dr.マリアンヌ《ちょっとDr.トーマス、誤解をされるような言い方をしないで頂戴よ。私は近い者としても国としても、喜ばしい事として嬉しいのですよ。

Mrs.マーシュ《Dr.マリアンヌ、気になさらないで下さい。　皆さん本当に此処の医療関係の方は優しくて、普通ならなかなか診察してもらうのが大変なのに、吃驚する位に直ぐに見てもらえて、相談も出来るのでとても心強いですよ。ね？イリス。

イリス《えぇ、本当にお世話になって、宜しくお願いします。

Dr.ターナー《じゃぁ、イリスゆっくり時間をかけて、心の準備をしろよ。大したもんだよ。これから２４歳だっけ？それで２児の父だぜ。

やっぱりさ、何歳であっても子供が出来ると、親として学ぶ事も多くなるのだろうね。子供のいないものとは、何処か違うよ。

Dr.トーマス《おいおい、確かに子供を育てるのが、人として育つっていうけれどさ。僕の所はやむをえない事情だからね。君は結婚もしていないだろう！

Dr.ターナー《ウォッホン、ガールフレンドと巡り逢う時間すら、許されなくする人が沢山いてね。

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結局は、流石にDr.マリアヌは顔を見ただけで、Mrs.マーシュの不調は早々と第二子が出来たとわかったようです。授乳中は排卵は無いと思われていますが、Mrs.マーシュの所のように、早くに離乳も結構進んで授乳回数が減っていると、妊娠しやすい状態だとか・・・

早速イリスは教室に戻ったら、皆に報告しなくてはです。
メィスは身近にBabyが増えてきたので、すでにオムツのマテリアルの研究などの準備に入っていました。
メィスは、使い捨てのゴミにしかならない紙オムツに変わる良い物を、考えているのです。これも女性ならはでの着眼点ですね。