ターナー教室はイリスの第２子問題で賑わってます♪

Mrs.マーシュはもう少し様子を見てとも思いましたが、やっぱり完全に第２子お目出度に決定な様です。
現金なもので、原因がハッキリしたら、調子が今ひとつだったのも、そこそこに落着いたようです。イリス君は一応２日間休んで、Mrs.マーシュを休ませて、育児や家事を１人でやって、今日から又出勤です。

Mrs.マーシュは半日ブティクに出て来て、半日で帰宅することにしました。息子のクレスはイリスが帰りに迎えに行って、連れ帰る事にしたので、Mrs.マーシュは少しゆっくりする時間が出来ました。

Mrs.マーシュもマルベリーさんと一緒に、午後は水中出産の準備に、１日おきに昼過ぎにはプールで軽くエクササイズです。安定期ではないので、軽く体を水に慣らす程度やストレッチです。

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Mrs.Sugar《もうほぼ決定みたいね？Mrs.マーシュよりも、イリスがしっかり父親が出来れば問題ないのよね。

お産は２度目だから、もう騒がないでしょうけれどね・笑　でも何だか可笑しいわ！イリスが２児の父だなんてね。

セージ《本当にだよ。俺も歳取ってきた感じがするよ。遊び友達が父親で、それも２人の子持だなんてなぁ～。

俺は歳取っても良いんだけれどさ、Sugarが暫く時間が止まって、俺の歳が近づくまで待っていてくれたら良いんだよなぁ。

Mrs.Sugar《そんなことセージは年中考えないのよ。なるようになるから！結構つじつまが会うように出来ているものなのよ。
大体何時も良いことばかりではないのが、生きているって事ですしね。

プチ不幸があるのは、ラッキーって思えば良いしね。セージだって、やたらに厳しく育てられたんだから、かなりプチ不幸には免疫が出来ているでしょう？

だから多少我儘言いたい時に、プロジェクトの皆が、セージには借りがあるからって、協力してくれる事が多いじゃぁない？
Ask, and it will be given to you.

セージ《新約聖書かい？まぁそうだね。だからさ、俺Sugarの事に関しては、凄い駄目なんだよ。本当に不思議なんだ。

他の事になると、まったく今までの俺なんだよね。あんまり細かい事は気にならないんだよ。

そういえば、何だか急ぎの仕事をミントに頼まれたんだって？明日は午前中はアトリエの方に行くんだって？

Mrs.Sugar《そうなのよ。でももう準備は出来ているから、アニー達も出て来て手分けしてやるから、半日で終るわ。

それ以上はやらないからね。だって、でないと明日は又見たいアニメ半日ずっとやるのよ。『夏目友人帳』って言うのよ。前に言ったでしょう。見た事もあるわよね。

人間だけれど色々なモンスターって言うか、ゴーストが見える人の話よ。セージは怖かったんだっけ？

セージ《怖くないよ。ホラーは気持ち悪いから嫌だけれどね。でもね、もし俺が事故かなんかで死んじゃったら、映画の『ゴースト』みたいにSugarの側にいて、何時も守るからね。

Sugarこそ怖がるなよ。だって、きっと肉体は無くなっても、俺はSugarから離れられないように想うんだ。

Mrs.Sugar《あらっ、じゃぁ私は新しく、良い人見つけられないわね！セージが邪魔するわね？

セージ《Remember that I love you.if you ain't mine I'll be torn apart.Even when we're ghosts.I wanna live with you.

Mrs.Sugar《ちょっと、セージったら変な英語使わないでよ。死にそうに寂しいって、今セージが死んじゃった後の話しているんでしょう？

死にそうにって言うのは生きている人の言う言葉だし、ゴーストになっているのに、一緒に生きたいって言う？　そう言う事言うから、私時々変な英語になっちゃうのよ。

セージ《だって、だからぁ、Sugarがもし誰か他の人にって思ったらさぁ～。

Mrs.Sugar《もうそう言うところ、セージったら馬鹿みたいなんだもの。まだ何処もなんともなくて、セージは元気に生きているでしょう？　はい、じゃぁ又夕方ねぇ～。
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エルダー《しかし、まぁ、何と言おうかだよなぁ～。やっぱりおめでとうかね？

セージ《さぁね？イリスのお好みの言葉で良いよ。気持ちの整理はついただろう？

メィス《呆れたわよねぇ～。出来ちゃったのは、まぁ自然でたまたまタイミングの問題だったとしても、自分の事なのに、心の準備が出来ていないなんて言うのがね。

やっぱり親子なのねぇ～。２人目はどちらが生まれるか知らないけれど、もうDNAの中に年子になるDNAが組み込まれちゃっているのかしらね？

フランツ《Wahahahaha、、、、まぁ、めでたい事じゃぁないか！母子とも健康で居てくれたらね。

イリス《すいません。そのぉ、ついまさかって思っていたもので、でももう俺は大丈夫です。

皆に又色々協力してもらう事になっちゃったけれど、宜しくお願いします。

Dr.ターナー《うぃっす！今日はプールの日だな。みんな行くだろう♪

エルダー《おや、ターナーさん、もしかしたら行く気満々？

セージ《このところ腹の筋肉が、効果が出て来て、締まってきたんだってさ！

エルダー《随分効果が早いんじゃぁないの？まだプール行き始めて数ヶ月でしょう？

セージ《チューブのエキスパンダーを買ったんだよね。背筋や大胸筋を毎日鍛えているんだって！

メィス《あらっ、又急に皆どうしちゃったのかしら？　凄い健康志向になってしまって！

フランツ《彼方此方にゴムのチューブとか置いてあるんだよね。ちょっと時間が有って座ると何かやるんだよ。
そうしたらさ、本当に体が締まってきたんだよな？

イリス《セージのまねし始めたんだね？　俺は週１回がやっとだな、やらないより良いだろう？

Dr.ターナー《いやいやセージ先生、本当にちょっと小まめには大事だよなぁ～。お前は偉いよ！尊敬する生活態度だよな。

メィス《又みんなして、セージに何影響されているのよ。

イリス《メィスはさ、セージと長い付き合いだけれど、セージの裸を見た事ないだろう？　俺だって、一緒にプールに行くように成るまで、近くで見た事なかったもんな。

大学生になって、一緒にプールに行った時に、初めて見て驚いたんだよ。胸板の厚さや、凄い筋肉だってね。

昔のプールの競技会の時は、遠くからしか応援しなかったから、近くで見たのは、此処のプールに一緒に付いて行った時に、始めてみたんだよ。

エルダー《そうだよね。俺も始めて見たとき吃驚してさ。セージにと言うか、自分の筋肉が締まっていないのに驚いたんだよ。着やせするって言うのはセージみたいな事言うんだね。

で、俺もなるべくプールに行くようにしたし、家でもエキスパンダーやダンベルを使うようになったんだよ。

セージ《イリスは前に俺のところから、ダンベル持って行っただろう？あれをマメにやれば良いんだよ。その気になれば幾らでも家でも出来るからね。

俺だって最近は、やっぱり１０代の時とは違って来たからね。

Dr.ターナー《よしっ、俺は半年後には、皆があっと言うよな体になってやるからな！シックスパッドがはっきり判る位に引き締めるぜ！

皆にエクササイズ推奨している本人が、筋肉なしじゃぁ拙いだろう。教授達は、やっぱり年齢なりにトレーニングしても、仕上がりは遅くなるだろうからな。俺の歳ならギリ間に合うだろう？

エルダー《スゲェ、ターナーさんやる気満々じゃないか！俺も気合い入れてやるぞ！リハビリスーツのセパレーツはメンズもあるんだろう？

でもさあれ着たらさ、却ってボディラインがはっきり見えるから、拙いよなぁ～。腹だけポヨ～ンと出たりして！

セージ《そうそう、着ている方が何だか悩ましく肉体感があるんだよ。

メィス《セージはSugarの事抱きしめてみた？離したくない気分でしょう・笑　
同性の私だってそんな気になったもの。だから皆に言ったのよ。

もう直ぐ追加オーダーしたから、私やDr.マリアンヌも着てみるわ。そうだわ、アニーの分も追加して見るから、エルダーはプロジェクトの仲間だから、アニーに着て貰って、確かめてみると良いわよ。

幾ら親しくても、やたらに触れない感じよ。
イリスは触りたかったら、私が着たら触らせてあげましょうか？

イリス《い、いいよ。幾ら姉だって言ってもさ、今俺は妻有る身だからね。幾ら実験って言っても遠慮しておくよ。家で十分抱きしめているからね。

だから、予定外に第２子になっちゃったんだからさ。俺は何でもブレーキが聞かないほうだからね。

フランツ《Wahaha...そうだよなぁ、良い結果だったけれど、随分微妙な物が出来上がっちゃったものだね。

セージ《ターナー先輩だよねぇ～。あのオールインワンの特別な感触は、知っていた方がいいんだけれどさぁ～。

幾ら先輩でも、Sugar連れて来て“どうぞ試しても良いですよ”とは言えないよなぁ～。俺平常心失いそうだからなぁ～。

エルダー《本当は、ちゃんとターナーさん達にも、体感して欲しいんだけれどね。

Dr.ターナー《バ～カ！俺はDr.マリアンヌを抱きしめてみるから良いよ。あの人ならまったく問題ないからね。

メィス《そうよね、まさかリヴェール教授から殴られるって事はないでしょうしね・笑

でも本当に不思議な感触のスーツよね？　考えたら、SugarとDr.マリアンヌはそう変わらない年齢でしょう？
でもね、Sugarが抱き心地が良いのは、骨格が小さくて、からだの肉付きが程よく柔らかいからよ！

フランツ《そう言う事を又メィスは言うからなぁ～。まぁ、Dr.マリアンヌとメィスの分を注文したのが又来るんだろう？　それぞれが又抱き合ってみたら、より正確に感じが解るだろうよ。

エルダー《何だか話題が学術的な事なのに、違う雰囲気になって来るような感じだよな。

大体セージが珍しく、リポートにハッキリしない書き方するからさ、あれこれ変に想像したりしてね・Ahahaha、、、、

セージ《えっ、だって、その～俺文学的才能ないからさ。美しくロマンチックな言葉が思い浮かばなくてさ。

メィス《変に拘るから、書けないんでしょう。そのまんまあっさりとが、セージの得意分野でしょう。

Dr.ターナー《そうだよなぁ～。珍しいよなぁ～。そんなややこしい感触なのかねぇ～。

イリス《セージがサラっと書けないのは、原因は１つだけに決まっているじゃないか！　

Mrs.Sugarでなければ、セージは案外平気で、ケロッとした顔して書けるんだよ。

エルダー《あっ、相手はSugarさんだもんね。セクシーな気分になる感触なんだ！

セージ《こっほん、こっほん・・・・（無言）......。

Dr.ターナー《クッスっ！くくくく、、、、そうかぁ、でもまぁどうセクシーなのか皆で体験してみようぜ・笑　それもまた真実を確認しなくちゃぁな。

メィス《そうよね。とても質は良い物なんですから、正確に知って、巧く使いこなさなくてはね。

Dr.ターナー《流石、長い間付き合っていただけ有るよなぁ～。イリスには想像が付いたなんてね・笑　

日頃はイリスは敏感に反応するとは思えないけれど、事によっては感知出来るんだな？流石情熱的な民族だからかな？

メィス《特にセージの事はね。昔からイリスはセージが大好きだったから、現実は自分が助けてもらう事ばかりだったけれど、気持ち的には、弟のように守ってあげたいって思っているのよね？

でも実際はイリスは泣き虫だから、思っていることと現実が違ってしまって、小さいセージがイリスの事助けてくれていたのよ。

よく半べその大きな体のイリスを、小さなセージが連れて帰ってきてくれたのよね・笑

皆《Ahahahaha、、、、想像できるのが可笑しいよねぇ～。

エルダー《まぁ、いいじゃぁないか、皆で手分けして、イリスも２度目だから要領も良くなっているだろうしね。

セージ《出来るだけ今までの分を、イリスは纏めてしまってくれよ。今からの分は各自が自分でやってしまえば良いんだからさ・・・

フランツやエルダーやメィスが忙しく開発が進みそうだからね。
俺はそんなにもう進歩はない時期だよ。　だって、そのうちオーダーが来ると思うからMRSを作り始めているんだよ。

まずはマルの分はもう直ぐ出来るし、ライモンの分と、Mrs.マーシュの分も、此処では初めての水中出産って言うから、MRSがあるのは良いかな？って思ってね。

Dr.ターナー《おっ、セージ読みが深いぞ。冴えてるなぁ～。付けてみようかって話が出ているんだよ。決定ではないんだけれど、マルベリーさんの分はもう出来るのかい？

そうかぁ～、この間からそれを作っていたんだな？　うんライモンも欲しいね。

Dr.ターナー《それでは、そういう方向でやっていこうかね。

エルダー《「ゼーベック効果」を利用して発電する「熱電素子」の研究もかなり進んできたからね。巧く使えると良いんだけれどね。

セージ《血液、心拍、水分、血圧、栄養、血糖、呼吸・・・・などとりあえず計測出来るようにしてみたんだよ。

メィス《あらっ、何だかゴソゴソやってると思ったら、結構前よりも進んでいたのね？

フランツ《俺のほうも、エルダーとは又違った方法でのエネルギーになるものを考えているからな。とりあえず作り上げてしまおうと言う事でね。

セージ《後は使ってみて、本当に使い続ける事が良いかどうか決める時がくるんだろう？一見素晴らしく見えるけれど、とりあえずは身近な人が被験者でね。

Dr.ターナー《セージは判ってきたな？　それでは安心してお任せだよ。後々の説明は要らないな？

イリス《えっ、どう言う事？凄く便利で、使ったほうが安心な物なんだろう？

エルダー《だからぁ～。そうなんだけれど、理屈はね！でも此処の国は、ひと捻りもふた捻りもあるんだよ。そこがイリスは判っていないかなぁ～。

これだけ、環境汚染の事とか、色々徹底して計画的にやっているのに、何でCafeのストーブみたいな薪使用の物を使っているのかって事だよ。

イリス《そういえばそうだよなぁ～。余りにも当たり前に在るから、気にしなかったんだけれどさぁ～。煙モクモクの暖炉のある家もあるものね。

メィス《それはね、矛盾を作るためよ。そうで無いと人の心は病んでくるのでは？って言う考えなのよ。

フランツ《完璧に最先端とか、清潔にしすぎるとか、パーフェクトにしてしまうのは、人が生きていく上では、心身とも健康で居られなくなるのでは？と言う事なんだよ。

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この国が他の多くの国とは違うのは、とても優秀な科学者が集っている事と、こじんまりと小さな国なので、徹底して最先端技術で纏めた国にしようと思えば、出来る力があるのです。

ですが研究は進めて、見極めようとはしていますが、それを何処まで取り入れて暮らすのが、本当に人の為に良いのか考えているところです。

ですから、セージ君が研究開発したものや、メィスも新しいマテリアルを開発しましたが、現実には使わないかもしれないのです。

Mrs.Sugarが肌が弱いからと、ガーゼのダブルフェイスの布を、殆ど手縫いで作って着ていたり、上質のアルパカの糸を手編みにしたブルゾンなどを編んで着たりして、とても今風ではない事をしています。

そんな服のファンが多くて、待ってでもオーダーが絶えなかったりする国なのです。病院の治療も、古臭く昔ながらの手厚い治療や看護が良いと希望する患者が来るのです。

最先端機器に囲まれていますが、かならずしもそれを使って、長生きは希望しない患者ばかりなのです。

最低限の薬と、多少辛くても地道なリハビリと食事療法で治そうと言うのが目標なのです。ですから診察も通常は、始めは患者の様態の聞き取りからはじまり、触診をしたりするのがまず一番です。

緊急時は又必要に応じて、最先端の文明の利用もしています。今度のお産も水中出産にしたのは、出来るだけ普通分娩でと言う事です。もちろん、万が一の準備もしてあります。