今朝は南風が入ってきて、雲が多い天気ですが、今まででは一番温かい日になりました。日曜日ですが、最近はのんびり散歩には出かけていないので、出てきました。
でもこのまま春になるとはいえない時期ですから、又突然寒い日がやってくるかもしれません。
元々、日本よりも寒い国ですから、5月頃になら無いと春と言う感じにはならないのです。でも時々とても暖かい日があるのです。
今日散歩に着た辺りは、建物に囲まれた大学病院近くの一角なので、穏やかな所です。ビル風が起きるような、超高層群はありませんから、風が起きるとしたら図書館や病院、大学の建物裏当たりだけです。
でも一応飛行場のビルは高層ビルです。
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Mrs.Sugar《ねぇ~もう春が来そうな温かさよね。でもまだ3月中旬だから、まだよねぇ~。
気候は安定した国だけれど、セージが大学に入った頃の、数年前のほうが冬は寒かったわよね?
セージ《そうだね。結構ショートコートは着ていたものね。まぁ此処の気候にも慣れて来たし何だか皆“う~寒い!”とか言いながら、コート着ないんだよね。
慣れちゃうと、歩いたりすると直ぐに温かくなるからね。でもさ、Sugarはちょっと羽織るとかするほうが良いと思うよ?
Mrs.Sugar《今まではストールとかかけていたんだけれどね。今年だけでなく、セージと結婚してからは、外歩くときは何時もセージにくっついているから、温かいのよね・笑
セージ《きっと俺はSugarと一緒だと、普通の時は、心がとても温かくなるから、だから体温が上がるんじゃぁないかな。以前は熱でも出たんじゃぁないかと思ったよ。でも何時もの事だから、原因はSugarだってわかったんだ。
Sugarに熱上げているからね。一緒に居なくても、ふと思い出すともう凄く暖かな気持ちになるもの。天然物の暖房機だよ。
Mrs.Sugar《あらっ“普通ならね!”って、普通じゃぁ無い時ってあるの?
セージ《有ったよ。Sugarが怪我したときと溺れた時みたいに緊急時はね、俺もあんなの初めてだけれど、体が凍りつくって言うけれど、本当なんだよ。
芯から冷たくなって、固まってしまったような感じに成るんだよ。体中が氷みたいに冷たくなるんだよ。
Mrs.Sugar《そうだったわね!私は意識無かったから何も判らないけれど、でも両方とも私は夢見ているのよね。
両方とも色の無い世界で、私はボンヤリと漂っているのよ。そうすると、黒い影が現れて、誰か判らないんだけれど、私を呼ぶ声がして、セージだって気がつくのよ。
去年の暮れの時は、セージの匂いがしたので、目が覚めたら溺れたって聞いたけれど、直ぐには思い出せなかったわ。
セージ《色々な事があったよなぁ~。何も無い単調なくらいの暮らしの方が、平和で良いんだよ。
Mrs.Sugar《そうなんだけれど、普通はそう悟るのは私ぐらいの歳になってからなのよね。人生はドラマチックな方が楽しそうって、若い時は思うんだけれどね。
セージは私と結婚したから、やたらに悟りきったような考え方になってしまったのね。
セージ《いいんじゃぁないの?良い勉強になったよ。人生には面白おかしく、ドラマチックな事なんてそう起きるものじゃぁないってね。
Mrs.Sugar《えら~い。でもそんな風に思わせてしまったのは、私が事故に巻き込まれてしまったからね。でも考えたらこの2~3年は色々有ったわねぇ~。
私はそれほどでもって思っているけれど、若いセージは凝縮してよい事も悪い事も一度に押し寄せてきたのね。
気まぐれで、夏休みにCafeに立ち寄らなければ、平凡な暮らしだったかもしれないのにねぇ~。
セージ《そうだよ。俺は始めてこの国に来て以来、1生分の色々を体験したような気がするよ。だから、もうドラマチックな事は十分体験したよ。
これからは、単調でも良いから、のんびりと暮らしたいと思っているんだ。仕事が研究開発で、ドラマチックな内容の仕事だからね。やたらにラッキーな後には、厳しい現実を体験するんだ。
Sugarを巻き込んだ事だから、とても辛いよ。凄く医療などは発達しているけれど、命が助かっても障害が残ったりが果たして、本人が幸せなのかどうか判らないからね。
Mrs.Sugar《そうよね。今科学の分野が凄いんですものね。AIが完全に人間を支配するんじゃぁないかって言う位に進んでいるんですってね。
セージ《あぁ、だから、もし暴走し出したら、どう制御するかの研究に取り掛かっているらしいよ。“もう遣りすぎてしまった”と言っている科学者が増えてきたらしいからね。
皆研究開発する時に、此処の教授のように、常に振り分ければ良いんだけれどさ、巧くいったらもうイケイケになっちゃうんだろうなぁ。
原発や水爆とかの使い方もそうだろう?現実では、始末に困っている所ばかりじゃぁないのかなぁ?
Mrs.Sugar《じゃぁ、セージは良かったわね。この国の研究室に勤務で、ある意味すごく進歩的な考えで、これからの科学者は、今までやって着た事が、不都合な事に動き始めてきた後始末に、追われる事になるかもしれないものね。
セージ《Sugar、本当だよ。だから俺は何でも研究開発しながら、ターナー先輩達に聞くんだよね。『MRS』にしても、確かに便利なんだけれど、何時も腕に付けて暮らしていても、体に何か害でもでないかとかね?
便利なら便利なほどに、問題点が出てくるんじゃぁないかってね。
Mrs.Sugar《そうよね。私も年中PCをやってしまうけれど、もう無しでは暮らせないし、世の中が変化してネット利用が当たり前になっているでしょう。電磁波を受けるから、何か問題が出て来るんじゃぁないかと思うのよね。
調べ物にしても、手で扱うのでなく、声で聞けば即答えを返事してくれちゃったりなんて、一部の人には便利かもだけれど、其処までいくと、遣りすぎではないかって思うわ。
セージ《世界中がネットを使っている以上は、合わせて使わないわけにはいか無いだろうけれど、二重手間に成るようだけれどね。
この間一気に方針を変えて、逆戻り作業に取り掛かって、よかったのかもしれないよね。ぎりぎりセーフでさ。此処は、最初っから不便な暮らしがOKだって言う科学者ばかりが国民になったからね。他の移民者も、承知で入国したんだからね。
Mrs.Sugar《セラピストの人達も、皆のメニューを整理するのが大変だったみたいだけれど、今は慣れて来て“各自が書き込むし、それを見ながら色々話ができて、良かった”っていってたわ。
その時に健康相談とかも、したりしている人もいましたしね。
セージ《途中から着た人が慣れるまで、まだるっこしくて大変だって言ってたけれど、でも納得して、慣れて来たようだよ。
管理人達などが一時ざわついていたようだけれどね。研究員は誰も問題なしだったみたいだよ。これ以上の事は、本当は何も要らないのかもしれないって、俺が思っちゃぁいけないんだけれどね。仕事だと割り切ってるんだ。
不便な暮らしを納得して受け入れるには、最先端も見極める必要もあるんだよ。シンプルで不便な暮らしはゆとりを生み、愛情の形も変わってくると思うんだ。
セージ《You made a wish and I fell out of.But on days like these who could ask for more.
Mrs.Sugar《These are the days we've been waiting for.When your heart beats. Next to mine.
Mrs.Sugar《周囲の人に恵まれて、同じような方向に向かって行くなら、良かったわね。私はセージが、何か一生懸命に何かやっている時の顔が、大好きだから、研究員のお仕事は好きだわ。
セージ《つい、突然思いついちゃったりすると、メモなどし始めちゃうけれどね。
Mrs.Sugar《そうよぉ、失礼しちゃうわよね。
“My one and only love”とか言ってたと思ったら、ノートに何か書いていたりして...
“他ごと考えながら、私に愛を囁いているのってどうなのよ!”って思う時があるわ。
セージ《だって、俺の場合はSugarの事をみつめていたりすると、ふと思いつく事が多いんだもの。ゴメン!
そのまま、Sugarに熱くなっちゃうと、もう後からではまったく思い出せないって判ったんだよ。Sugarを愛しているって気持ちは忘れないからね。
Mrs.Sugar《何となく、調子が良いのよね。セージは!
セージ《ゴメーン。なるべくそうしないようにしているだろう?代わりに教室で考え事している時に、急にSugarの事思い出しちゃってね。そうなると無性に会いたくなって困る時があるんだよ。
Mrs.Sugar《そういうところは、セージはやっぱり少し変わっているわ。想ってくれるのは嬉しいけれど、他の人に迷惑にならないようにね。
セージ《あぁ、だから、俺はイリスと配置転換する事に決まったんだよ。この間はリヴェール教授にも言ったんだよ。プロジェクトの皆もOKしてくれたからね。
何故か俺の開発品が一番に出ちゃったから、目立ったからね。でも俺は別に、えらくなったりしたくもないからさ。
Mrs.Sugar《イリスはOKだったの?
セージ《うん、最初はグズグズ言ってたけれど、元々あいつは大学教授になるのが夢だったんだから、なるべく目立つようにしていた方が良いんだよ。
俺の夢は、Sugarの側で暮らす事だから、それ以上に結婚まで出来たんだから、もう日々なるべく長くSugarと穏やかに暮らせたら、何も要らないんだよ。 欲しいものは、もう手に入れちゃったんだ。
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2人は日向をゆっくり歩きながら、お喋りしてあるきました。そして帰宅後はシャワーを浴びて、ゆっくりとエクササイズしたり、セージ君にマッサージしてもらったり、ゲームをやったり、ぼんやりと空でも眺めながら、お喋りも悪く無いかもです。
気が向いたらチェスなどで遊んでも良いですしね。楽しみは幾らでもあるのです。PCのゲーム以外は、単純な遊び道具が幾つかあります。子供みたいに無心に遊ぶのは、とても楽しいと気が付く国です。結構アナログなゲームをする人達が、多い国でもあります。