イリス君がリーダーにですが多難な様です。

イリス君はセミナーでの役目を一応終えて、考える事が色々出て来たようです。まず一番変わったのは皆に積極的に質問をするようになりました。
それから、まず席ですが、以前は必ず誰かの隣に座りたがっていましたが、今は１人ちょっと離れて一人で座っています。リーダーは仲間内でも、ちょっと孤独でもあるのです。

フランス語の事も込みで、きっと家で奥さんのMrs.マーシュに相談にのってもらっているのでしょう。Mrs.マーシュは大人しく地味な人柄のようですが、しっかり者なようで良く支えているように思えます。１日の内大部分、プロジェクトの教室に居るのですから、仲間内に頼り出したら、際限なく当てにしてしまいます。

みなも意図的に、何でも一応イリスに相談しかけるようにしていますから、頼るわけにはいきませんし、でもイリス君としてはそう簡単ではなく、何かと巧く行きません。

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イリス《今日は皆どういう予定で作業を進めるのかい？　俺はセミナーの時の疑問点その他を見直して、みなの仕事をもう少し良く理解したいんだ。

セミナーをやってみて、俺はまったく理解していないのに気が付いたんだよ。資料を整理したから、内容は暗記したけれど、ただ暗記しただけで、理解はしていなかったよ。

フランツは、今までリーダー代行で、大人しく座っているだけかと思っていたけれど、違う事も判ったよ。皆が動きやすい様に、沢山サポートもしていたんだよね。

フランツ《いやぁ、俺は不器用だからな。巧い事できたかどうかはわからないけれどな。それぞれの持ち味でのリーダーになればよいんだよ。

皆の良いところを発揮できるように、見極めてな。苦手な所をうまくサポートして、なるべく伸び伸びと作業できればと思って、やっていたよ。

エルダー《本当にフランツには、さりげないヒントもらったりして、随分助けてもらったよ。やっぱり大人だよね。イリスは自分なりのやり方を見つければ良いんだよ。

セージ《ポーカーフェイスだけれど、フランツはよく見ているんだよね。流石年の功っていうか...甘えさせてくれるんだけれど、怖い時は怖いんだよな。

巧い事おだてたりして、しっかり仕事させられちゃったりもしたからね。

イリス《それは幾ら鈍感な俺だって、気が付いていたよ。だから、俺はどうしようか？って悩むんだよな。参考にはしても、人まねじゃぁ巧く出来ないだろうしさぁ。

メィス《まぁ、イリスはもう少しあれもこれも苦労しなくちゃぁね。さて、私は急いでBabyの水着作らないとね。

使う素材はこれでストレッチは、足とウェスト部分をきつくならないように幅広にして。さて、問題はもしお漏らししちゃった時の事よね。

フランツ《でもさ、Babyは漏らす確立が高いのかなぁ～？プールの時間は１時間くらいのものだろう。

セージ《えーとね。確か排泄は生後半年くらいまでは１日１０～２０回、半年位から１年だと１０～１５回、１～２歳１０回、２～３歳７～９回って図書館の本に書いてあったよ。只プールに入る前に、トイレを済ませてしまえば良いと思うよ。

エルダー《何だもう調べておいたんだね？流石素早いなぁ～。

メィス《そうかぁ～、私も直ぐに調べなくちゃぁって思いつつ、後からでもって思ってしまったのよ。

結構個人差があるだろうし、もうお漏らしはするものって考えた方が良いわけね。

ただ、小さい子は量が少ないでしょうしね。問題は中側の始末よねぇ。どう排泄したものを吸収したり、セカンドだったら包み込んで漏れ出さない様によね。

フランツ《本当にセージはついでだったんだろうけれど、時間の使い方が巧いんだな。ちょこっと立ち読みしただけかもだけれど、調べてあるんだよな。

エルダー《そうそう、ついでのちょこっとの使い方が巧いんだよね。だからか、すげぇくっだらない事も知っていたりするけれどな！

イリス《何だって、セージはそんなこと調べてきたんだよ。調べたなら、もっと早くに資料として書いて、メィスに渡しておけば良いだろう？次からそうしてくれよ。

フランツ《それは別にいいんじゃぁないか？たまたま今回の水着の話が来ているから、参考までに見てきただけだろうからさ。

メィス《そうよ。まずはセミナーの準備の方が忙しかったんだから！イリスは何かとセージを当てにするのは変よ。リーダーは其処のところいちいち細かい事言って、勘違いしないのよ。

エルダー《まぁまぁ、イリスもまだなれないから、知っておきたい事だったんだろう？ただそれくらいの事資料扱いにしていたら大変だよ。

セージ《全部知りたければ、資料にはしないけれど、一回一回伝えた方がよければ言うぜ。それがイリスリーダー式の方針ならね。

どうであってもお前がリーダーなんだからさ。俺はお前の面倒くさい性格判っているから、いいけれどさ！他の皆は嫌だかもね。　

でもそれがよければそのようなルールに今しろよ。但し資料なんて書かずに言葉で伝えるから、イリスが自分が必要なら資料を作るんだね！

皆はメィスや俺みたいに、ハッキリ言えないから、かなりストレスに成ると思うよ。

イリス《そ、そういう訳じゃぁないんだけれど、今至急やる仕事関連だからさぁ！

メィス《いいんじゃぁないの、皆思った事言いましょう。イリスは皆に育ててもらわなくちゃぁ、リーダーに成る力はないんだから！　

それにイリスはセージの怖さ知っているのよ。だから言いたいこと言ってるようでも、此処までって解っているから、この２人のやり取りは気にしなくて大丈夫よ。

フランツ《そうか、なら良いんだけれどさ、今はちょっとびっくりしたよ。イリスのある面がみえたよ。

セージ《イリスが調子に乗って、俺の限界を越した態度や何か言ったら、おれはイリスのこと殴っているからね。

そんな事があっても、皆は気にしないで、見なかった振りしてくれたら良いからさ。怪我しても次の日には治る位にしか殴らないからさ。

エルダー《やっぱり、セージはただ穏やかで明るいだけの性格ではないんだな！まぁ暴力はよくないよ。とかく問題になるからな。

メィス《うふふふ、、、やっぱりイリス、少しは皆にもまれて苦労してリーダーにならないとね。先ずはこのプロジェクトの中だけでも、巧く回すのが出来ないとね。

これだけ穏やかで協力的なメンバーでも、皆個性的なんだからね。セージの怖さは子供の時に知って居るのよ。小さなセージに何度か殴られてるものね。

イリス《わ、わかったよ。そんな冷たい目で見るなよ。

セージ《言っても判らない奴は殴るしかないんだよ。男同士なんだから、不満が有ったら、やり返してくれば良いんだよ。

ま、ぎりぎりでパンチは止めるけれど、運悪ければ当たったかもね。

フランツ《何だよ、姉弟なのにイリスは、巧くコントロール出来ないのかい？まぁ若いうちに苦労して、自分の席をつくるんだな。

リーダーって言う名になったら、事によっては外からの風辺りも強いからな。

エルダー《ま、この中での人事異動でも、微妙ですなぁ～。でも他部門でなくてよかったじゃぁないのかい？

フランツ《そうだよ。このプロジェクトだから、俺は此処の国に移動したんだからな。もうね、人間関係が一番面倒くさいからな。

責任者がターナーなのも俺は来たかったんだよ。セージも好い奴だしな。あいつは愛想ないけれど、俺は好きだからね。まぁ、イリス君も勉強するんですな......

“Good manners even between friends”だね。セージを怒らせるとしたら、それはかなり失礼な事言った時だぜ。

セージ《・・・・。。。・・・、、、、ΣΩγθα・・・・うーん。

フランツ《おや、もう自分の世界にはいっちゃっているようだね。何言っても聞こえないよ。

エルダー《それがさ、突然聞こえていたりするんだよ。異次元から戻ってくるみたいだぜ。後高齢者ね・笑

セージ《..........Mumumumu・・・♪、、、γθα・・・・

セージ《あっ！　ねぇメィスBaby水着はさ問題は又の本体の所だろう？

メィス《そうよ。現在のままだと、オムツのカバーをはかせて泳いでいる子が殆どだと思うのよね。大体が３層になっていて悪くは無いと思うんだけれど、多少厚地になっているようよ。水着と称して販売している物はね。

セージ《３層にする部分を全部でなく最低限にすれば良くないのかなぁ～。まぁ、これはBabyだけでなく、体が不自由な高齢者や、巧く出来たら寝たきり高齢者なども、リハビリにとかにも使いたいらしいんだよね。

面白い物もでているぜ。吸収する所は化学繊維でなく、ネルとか特殊織りの綿なんだ。それが肌触りが良く人気だそうだよ。洗って又使えるしね。

セージ《でも、高齢者その他はまだ先で、Babyだよね。ただ水着って言うだけなら、良いのがあるんだけれどね。

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まだまだイリス君は巧い事リーダーにはなれないようで・・・ちょっと偉そうな口を利いてしまったり、でも話し合って、きっと巧い事収まるでしょう。何やってもイリス君はちょっと時間がかかるというのを、皆了解していますしね。

イリス君は小心者ですから、何かあれば言いやすいセージ君に、何か言ったりしやすいので、余計な事を言ってしまったりです。でも、失敗したり、嫌な思いもしながら人は成長して、仕事は覚えていくのですからね。

好きな道に進んだとしても、良い仲間に囲まれていても、何時もスムーズにとはいかないでしょう。Baby水着も近いうちに出来上がる事でしょうし、あれもこれもですから、頭も切り替えが良く無いと混乱でしょう。