サイクルチーム全員集合

ライモン君の自転車もほぼ今日は出来上がりそうです。初めて工具を使ったと言うビギナーの割には、何とか形になりました。　細かい作業などやりなれているエルダー君とセージ君は、様子を見ながら自分の作業を済ませましたし、セージ君はリハビリ用の自転車の組み立ても終わりです。

病院のリハビリ用自転車は、真っ白な自転車にしました。更に予備の自転車もほぼ組み立てて、必要に応じて手荷物で持てるように、バッグに仕舞い終っています。今日はDr.ターナーやDr.マロウは仕事は夜勤明けなので、早くにサイクルルームにやって来る事になっています。検査技師のアレンが遅れてくるはずにはなっていますので、初めて全員集合です。

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ライモン《フンフフン～♪　Lalalala......lala～♪These are the ......for　On days ...... who could ...... more♪

Dr.マロウ《なんだ、なんだ、ライモン君はご機嫌だね。すっかり明るくなって！

Dr.ターナー《セージの鼻歌癖が移ったな！　君がそんなヒット曲を歌うとは思わなかったよ・笑

セージ《おはようっす♪　あれっ、マロウさんも来られたんだね。

エルダー《もうずっとライモンはご機嫌な土曜日だよ。鼻歌は伝染するようだよ。俺も何時の間にか。作業する時に歌っている時があって、気が付くと笑えちゃうんだよね。

ライモン《おはようございま～す♪　そうですよ。何だか解らないけれど、自転車作るのがこんなに楽しい事とは思っていなかったもの。毎週此処へ来るのが楽しみなんだよ。こんな気持ちはあの昔のパーティ以来かな？もっと自由で楽しいかもね。

Dr.ターナー《おぉ～！リハビリ用の自転車も出来ているじゃぁないか！何時作ってくれたんだ？　良い子だなぁ～💓

Dr.マロウ《本当だ！これで何時でもリハビリに使えるな？ご苦労さん。忙しかっただろう？

セージ《エルダーも手伝ってくれたから、そうでもなかったよ。

エルダー《俺はちょこっとだけね！

セージ《これは病院用だから白くしたよ。白い自転車は乗って居る人は居ないだろうから、間違える事はないだろう。

Dr.マロウ《来週は、皆でサイクルロードを回ってみるかい？　って、巧く俺達が時間が空けられればだけれどな。

Dr.ターナー《あぁ、今空いていても、重要な用事じゃぁ無い限りは、同じ時間に皆が一緒にって言うのはどうなるかだな。

エルダー《ライモン、後はセージに全部チェックしてもらってだからな。それが結構時間がかかるかもしれないからね。

ライモン《ボルトの締め具合は、気をつけたけれど、きっとバラバラだものね。

Dr.マロウ《これがターナーの自転車かい？完璧じゃぁないか♪

Dr.ターナー《だろう？俺もそう思ったけれど、確かにボルトの締め具合は、後でセージとエルダーにチェックしてもらってだよ。

結構バラバラだと思うんだよな。丁度良い按配は、そのうちに判るだろうけれどな。
マロウはオフホワイトにしたのは、それも洒落た感じだよな？

Dr.マロウ《だろう？メタリックなのも良いけれどさ、ちょっと違うのにしたくて、カタログ見ていたらこの色のがあったからね。

セージ《何だかターナー先輩達も、子供みたいに話が盛り上がっているよ。

エルダー《そりゃぁさ、皆うまれて始めて自分で自転車組み立てたんだからな。俺だってウキウキ気分だよ。

後でチェックするのは教えてくれよ。多分少しは解るんじゃぁないかと思うんだよ。

Dr.マロウ《寮から出勤するのに自転車って言うにしては、近いしなぁ～。やっぱり休みのときにサイクルロード走るのが、傾斜地や色々あるから、面白いだろうね。

Dr.ターナー《そりゃぁそうだよ。色々考えてコースを決めたみたいだから、テクニックが必要な場所もあるんだよ。

木の間の細い道を通ったり、色々な道で、ただ傾斜地だけの道って言う訳じゃぁ無いんだぜ。

Dr.マロウ《そうそう、そういえば車椅子の練習する広場も出来たんだってな？自分で車椅子で外出した時は、色々な道も操作して走らないとならないからな。

Dr.マロウ《ツールドフランスがセージは好きなんだってな？俺も時々は見ていたんだよ。ウィンブルドンの頃だったよな？確か見るのに忙しかった事があるよ。

仕事が忙しくなってからは、余り見なくなったけれどな。

セージ《俺も何年も見なかったんだよ。昨年位から、少し時間が出てきて、休みの日に見たりする様になったんだよ。

ああいうのは見出すと、カぶりつきで見たくなるからね・笑　確か今年は７月７日頃だったはずだよ。

エルダー《あのさ、セージはいつもＴＶとかも楽しそうに見ているみたいだけれど、TVに夢中になっていたら、夫婦仲はだんだん拙くならないかい？　

“私とＴＶとどっちが大事なの？”とかって言う話よく聞くぜ。

セージ《うちは一緒に見ているからね。大体最初にＴＶでツールを見つけて“セージ見てみて、面白そうな、カッコよい自転車レースやっているわよ”って言ったのはSugarだからね。

このサイクルクラブの提案も、Sugarが言ってくれたんだよ。それで俺はツールなど好きで良く見ていたなぁって思い出したんだよ。以前は好きで何時も見ていたってね。

エルダー《巧くできている夫婦なんだよなぁ～。別に譲り合わなくても、同じ物がすきなのが多いんだね？

Dr.マロウ《そりゃぁ、セージ絶対に手放せない妻だよなぁ～。なかなかそう巧く行かないからね。愛情でもって譲り合うって言うのとは又違って、何も我慢しないで一緒に楽しめるのが良いよなぁ。

Dr.ターナー《お前の所はどうなんだよ。譲り合うのかい？

Dr.マロウ《あぁ、メィスは見た目よりも女性的だからね。お互いに譲り合う所はあるよ。譲り合うというより感性が違う所が良いんだから、お互いに束縛はしないで、割り切って違う所は違って当たり前って割り切るのかな？

Dr.ターナー《スィートなカップルには見えないしなぁ～。ではないんだろう？

Dr.マロウ《彼女は情熱的で激しいからね。でも驚くほど理性的だったりするんだよ。本読んだり勉強が好きだから、開放される時間もあるんだよ。

セージ《そうじゃぁないかと思ったよ。姉弟とも、そんな感じだものね。友達であっても、俺はイリスを持て余す所があるものな。

昔しつこい位、メィスもイリスも抱きついてきたり、Kissしてきたりするから凄く怒ったら、やっとやらなくなったよ。
自国で育って居ないのに、情熱的な体質なんだろうね。

同性の友達にだってそうなんだから、ボーイフレンドや夫だったら、そりゃぁ激しいだろうよ。怖い怖い。

ライモン《いいなぁ、僕は程々スィートなのも良いし、情熱的なのもいいなぁ～。クールなのも案外イケるかもしれないし...。

エルダー《何だ、ライモンは好みいのタイプっていうのがないのかい？女なら誰でも良いのかい？

セージ《ライモンは見た目が好みだったら、結構柔軟なんだよ・笑　よく言えば博愛主義ね！　悪く言えば女好きって言うのかなぁ～。

俺だって女は好きだけれど、好みに合えばだからね。付き合ってみないと解らないんだけれどさ。しつこいって感じたら滅茶嫌だね。

ライモン《セージはさ、割とサバサバした女性が好きなんだね。まぁ、深い仲になってしまったらどうかは解らないけれどさ。

女っぽいのが前面に出る人は嫌なんだよ。巧くいってもいかなくても、プライドが高くて、ちょっとエレガントでunsexiness的な人が好みなんだよ。

だからって、時には女らしさがチラッと見えるようなタイプが良いみたいだよ。

エルダー《そりゃぁなかなか注文が多いんだなぁ～。なかなかそう居ないよな。そりゃぁ誰でも気をひかれるかも知れないタイプかもしれないぜ。

セージ《俺はそんなに別に注文はないよ。明るくて楽しく話が出来て、優しくて！でも何か手ごたえがある人ならね。

一番はやっぱり、楽しい気分で話が出来る人がいいよ。今まで誰もそう言う人が居なかったんだよ。ありきたりの自己紹介みたいな話が終ったら、それから先は直ぐに絡みついて来るような女性ばかりだったんだよ。

ただセクシーで見た目美人でイチャイチャするだけなら、男は誰だって出来る事だろう？　プラス愛を感じなかったら、長くは付き合っていられないだろう？

エルダー《確かに、愛が伴わない相手とは、共に暮らそうなんて思わないものな。でもさ、ある程度は妥協しないと、そう何もかもが合う相手なんて、なかなか居るもんじゃぁ無いよ。

まぁまぁの相手と、愛が深まるように育てていくんじゃぁないの？それ以上は共に暮らしてみないと、解らないだろう？

ライモン《そうだよね！でもさ、ついている時と居ない時があってさ、良い相手にめぐり逢わないときってまったく逢わないんだよなぁ～。　

想う人には想われないで、そうでない人にばかりモテちゃったりね。僕なんてずっとミントの事は大好きな人だよ。降られてばかりだけれどね。

ライモン《はぁ～ぁ。まずは僕は、このはっきりしない状態を安定させないとね。入院暮らしじゃぁ巡りあう人は限られているしね。

でもね、セージ達にあえて、自転車作りが出来て、今の僕はやたらに、嬉しくてウキウキしているんだよ。こんな気持ちを味わったのは、初めてだよ。

ライモン《一時、余りの暇さ加減に、もううんざりしそうになったら、セージが遊びに来てくれてね。

その後マルと逢ったりして、気がまぎれてきたし、そうしたら何となく此処ですごすのが、悪く無いかもって言う気分になってきたんだよ。

そうしたらサイクルクラブの話が来て、こんな楽しい思いが出来るなんてね。

セージ《最初来た時は、顔色悪かったけれど、今はまったく元気そうだよね？

エルダー《あぁ、ライモンは何だか存在感十分だよ。

Dr.ターナー《かなり良い感じで、安定しているようだからね。ストレスが無くなったからだろうね。俺は別に大した薬など出していないんだぜ。

ライモン《でも、此処でもらった薬は凄く効く薬で、夜も良く眠れるようになったし、自分でも力が沸いて来たんだよ。

Dr.マロウ《まずはストレスと睡眠不足、偏食、規則正しい暮らしにすると、大概の不調は治りやすいよな。

後は食べ過ぎないとか、何でも過ぎない暮らしが良いんだよ。

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そうなのです。Dr.ターナーはライモン君はちょっと偏食気味で甘いものを多く食べたがるので、糖分の少ない食事を１日３回きちんとした食事。ビタミン剤数種類と、夜眠る前に睡眠剤と安定剤を少々出しただけなのです。

ですから、まずは夜はぐっすり眠れていますから、食事も美味しく食べれています。甘いものを摂り過ぎていたので、それは栄養士に任せて食べても問題ない物に変えたりしたから、食事療法ですね。

後はバランスを取るために、ビタミン剤などを処方しただけですが、ライモン君は凄い良く利く薬を処方
したと聞かされていただけなのですが、すっかり信じ込んでいたようです。
これで運動療法を暫くやったら、かなり安定するでしょうね。幾つかの約束事を守って暮らせばですが...。もう少ししたら、サプリその他は減らします。出来るだけ薬物も摂らないのが良いからです。