２人乗りで少々サイクリング...

幸い今日は風が無いので、曇り空ですが寒くないので、セージ君はMrs.Sugarとサイクリングに行く事にしました。まず最初にMrs.Sugarと乗りたかったのです。
Mrs.Sugarも自転車大好きなので、大喜びでサイクル散歩です。

本当は２人乗りは、なるべくしないようにと言われていますが、そこいら辺りは結構緩い国です。今日は人の居ない方へ、自転車を引いて行って、２人乗りサイクリングをするつもりです。
ところがちょっとだけ乗って、漕いで見てセージ君は？？？サイズがピッタリ合わなくなっていたのです。

この自転車を買ったときのセージ君は６～７年前のセージ君です。まだ成長期に差し掛かっている時だったので、その時の身長にあわせて買ったのです。
自転車は身長に合わせて、色々種類が沢山あり、今は１８０～９０センチ用自転車が丁度良いのです。

サドルを目いっぱい上げて乗りましたが、少々漕ぎ難いのですね。

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セージ《ありゃぁ～。大失敗だったよなぁ～。何だって全然気が付かなかったんだろう。参ったなぁ～。皆同じサイズを買って作っちゃったよ。
全員背が高いからなぁ～。乗れない事はないんだけれどさぁ。

Mrs.Sugar《もう謝るしかないじゃぁない。ちょっと小さかっただけでしょう？　自転車にそんなにサイズがあるとは思わなかったわぁ～。

普通売られているのはみな同じサイズだと思っていたわ。自転車やさんは、この国にはないから、比べて見られないけれどね。

Mrs.Sugar《もう皆作っちゃったんでしょう？じゃぁ交換と言うわけにも行かないわよね。何だってそんなにサイズが違うのに気が付かなかったのかしらね？セージらしくないわよね。

セージ《この自転車買った時は俺今よりずっと背が低かったんだよ。１０センチ以上小さかったんだよなぁ～。だから、このサイズでよかったんだ。

でも今サイクルクラブに居るメンバーは、結構皆背があるからなぁ～。俺より大きいのはいないけれどさ。リハビリ用自転車は、普通サイズでよかっただろうけれどね。

Mrs.Sugar《サドルを一番あげてもまだ漕ぎ難いのかしら？

セージ《そうだね。なるべく高くして、ハンドルが低くなって、結構前屈で乗るように成るけれど、まぁちょっとスピード出して乗れないと言うだけなんだよ。

ま、いいか！一応謝っておけば...漕ぐまで気が付かなかったものなぁ～。一応サドルに座って、空気圧とか見たのになぁ！

セージ《Sugar、ちゃんとつかまっているんだよ。又少し場所を移動しよう。むっふ！Sugarの背中が温かくていいなぁ～。今度又２人乗りして、ショッピングセンターとか行こうか？

Mrs.Sugar《でもこれではお買い物しても荷物乗せられないわね？２人で乗るだけでいっぱいじゃぁない？

セージ《別にいいじゃぁない。何時もみたいに、デリバリー頼めばよいんだからさ。往復乗っていけばよいんだもの。運動にはならないけれどさ、Sugarにくっついていられるからねぇ♪

Mrs.Sugar《えぇ～、自転車は遊びだけにしましょうよ。私セージと腕組んだり、手を繋いでお喋りしながら、歩くのが好きですもの。

自転車に乗っちゃったら、お喋りしてたら危ないでしょう？

セージ《確かに歩いている時ほど、余り話は出来ないけれどね。

Mrs.Sugar《たまにこうして遊ぶのは良いけれど、散歩は歩いた方が、色々見られるし楽しいわ。

セージ《そうかぁ、そうだね・笑　良かった！俺もこうして遊ぶのも好きだけれど、手を繋いで歩くの好きだよ。

Mrs.Sugar《むふふふ、これじゃぁまるでセージ歩いていない？私も歩いた方が良いかしら？

セージ《足を変にしないように、何処かに乗せておいて良いよ。スカート巻き込まないように気をつけないとね。それもうっかりしちゃったなぁ～。

レギンスとか穿いてきたほうがよかったよね。

Mrs.Sugar《セージが後ろに立って、私が自転車こぎましょうか？セージなら後ろに立って乗っても危なくないものねぇ。

セージ《あっ、日が当たってきたから、ぐるっとまわって家に帰ろうか？俺重いから、Sugarがこぐのは大変だぜ。

負荷がかかって、凄い良い運動になるけれどさ。きっと筋肉痛になるから止めておこう。

Mrs.Sugar《じゃぁ、やっぱりセージがこいで、私落ちないようにつかまっているから...今日が初乗りなら、もう皆来週乗れるわね。
コースでサイクリングが出来るんじゃぁないの？

セージ《うん、そう言っているんだけれどね。Dr.マロウなんて、知らないうちに組み立てちゃってさ。ボルトとかブレーキとかチェックすればもう出来上がりだよ。

アレンも入るって言っていたんだけれど、今忙しいらしくて、まだ来れていないんだ。

Mrs.Sugar《そうそう、Cafeの自転車直してくれたのかしら？ハンドル曲がっていた？

セージ《うん、ちょっとね、でもずっと前に曲がっちゃったんだよ。ゴメン！
イリスと届け物した帰りに、２人乗りして面白がってスピード出したら、スリップして木に激突してさ、２人とも投げ出されちゃってさぁ～。

その時に少しハンドルが曲がっちゃったんだよ。そのまま忙しくなって乗らなくなったから、直せなかったんだ。

ちょっと乗りにくいくらいだったからね。今回はちゃんと直したし、手入れもしておいたよ。

Mrs.Sugar《ありがとう。ちょくちょく誰か借りに来るのよね。

セージ《まぁ、大概はショッピングモールに、急いで行きたい時とかは便利だからね。これからだって、荷台やかごが着いているから便利だよ。

やたらに頑丈に出来ているアンティックな自転車だからね。良くあんなのを持っていたよね？今時なかなか無いんじゃぁないの？

Mrs.Sugar《あれは、やっぱり母国に帰るって引っ越した人が、くれたのよ。此処の暮らしも好きだったみたいだけれど、確かご両親が具合が悪くなられて！

此方に呼ぼうと思ったら、こんな不便な国は嫌だって言われて、帰国されたのよ。却って余り高齢な人は、嫌なんでしょうね。

体も動きが悪くなったりで、便利な国じゃぁ無いと楽しみが無いと言う人が、移民して１年位の間に帰国されたわよ。

セージ《確かに華やかなものは何も無いしね。前は行き来が楽だったから、近隣国に日帰りで遊びにも行けたけれど、今の状況じゃぁね。

まぁ、もう此処が気に入った人は、別にそれほど行き来しないでも、普通に暮らしているけれどね。そうだ、Sugarこの間、講習会受けたんだろう？　

講師はあのモデルのローズ＆マリーさん達だった？

Mrs.Sugar《そうよ。セージまだ出逢っていないの？　前よりもずっと綺麗になって、凄く魅力的だったわよぉ～。

もう３２～３歳？位だけれど貫禄でね。２人ともまだ独身ですって！ゆっくりは話さなかったんですけれどね。

セージ《あのさぁ～。多分あの２人のどちらかが、昔ターナー先輩のガールフレンドだったと思うんだよね。違うかもしれないから、何も言っていないんだけれどね。

Mrs.Sugar《またぁ～。本当に？何でそう思うの？

セージ《俺さぁ、見ちゃったんだよね。それも２回。凄く離れていたんだけれど！その頃は俺はまだ此処には休みの時にアルバイトに来ていた時だったから、ターナー先輩の事知らなかったんだけれどさ。

１回はローズかマリーかどちらかと、Kissしていたんだよ。ただそれだけだったから、別にどうと言う事ないから、ずっと忘れて居たんだよ。

でもさ、２度目に見たときは、何かローズかマリーさんが、何か一生懸命に話しかけていたんだけれど、もめていたような雰囲気だったんだ。女性の方はkissしようとしたのに、拒絶されていたような感じでね。その後少ししてローズ＆マリーさんたちは、仕事に出て行って戻ってこなくなったんだよ。

だから、きっと巧くいかない事が起きて、別れたんだなぁ～って勝手に思ったんだ。そのまま俺はずっと忘れちゃったんだよね。

その後ずっと経ってから、俺はどうした拍子だったかに、ターナー先輩を見ていて、あの時の背の高い学生らしき人は、ターナー先輩だったような気がしたんだよね。

Mrs.Sugar《そうなの？それで、本人には聞かなかったの？

セージ《うん、言った事ないはずだよ。だって俺ターナー先輩の事好きだったし、雰囲気からして、訳有りみたいだから、何も言わない方が良い事だって思ってさ。

恋愛話は、皆若いからよくするけれど、ターナー先輩は具体的な話はしないからね。その後メィスがどうやら、ターナー先輩の事好きみたいで、木に駆け出したような雰囲気でさ、彼女なら率直に告白しそうなはずなのに、言えずにいる気がしたんだよ。

珍しく告白しても、巧く行かない雰囲気と思ったから、メィスは片思いのままずっと来たんだ。だから、人事だけれどメィスだから『待っても無理だと思うよ』って言ったんだ。

そうしたら、メィスは吃驚した顔していたけれど、意味が通じたみたいでさ。気持ちを切り替えたんだよ。辛かったと思うけれどね。ターナー先輩はまったくメィスには、女性として興味ないようだから、きっと以前付き合っていた人と、何か訳ありだとおもうんだ。って、全然違ったりしてね・笑

Mrs.Sugar《人は色々な思いを背負っていたりしますものね。でもメイスは感じるものがあったんじゃぁないのかしら？

思い切って切り替えて、Dr.マロウとお付き合い初めて良かったじゃぁないの？とても幸せそうに見えるわ。メイスは綺麗になったしね。やっぱり女性は、好きな人に愛されると綺麗になるわよね。

だって、メィスはセージが普通はそんなお節介な事、言わない性質なのしっているもの。言われて、見切りが着いたんじゃぁないかしら？でもDr.マロウと付き合ったのは、やっぱり恋して居たい体質かしらね・笑

セージ《うん、そうだね。でも多分まだターナー先輩の事は、好きだよ。Dr.マロウの事も愛しているいるんだろうけれどさ。ちょっと微妙な顔する時あるもの。

Dr.マロウは大らかで男らしい人だから、きっとメィスはどちらと一緒に成るのが、幸せになるか解っているんだよ。

Dr.マロウと結婚したら幸せに慣れるよ。かなりメィスも情熱的だからね。好きになったら、自分からさっさと言うだろうからね。

ターナー先輩には何か感じるものがあったから、ずっと想っていたけれど、伝えずにいたんだよ。

男はさ、けっこう嫌な相手でなかったら、押されたら脆いところがあるけれど、ターナー先輩は絶対に駄目な相手だって想ったもの。

プロジェクト内で、男女のややこしい事にはなって欲しくないしね。俺の気分かもしれないけれどさ！教室内はそう言う関係は無しであって欲しいよ。
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そんなお喋りをしながら、自転車をサイクルクラブに置きに行って、家までは又仲良く肩を組んで、散歩しながら帰宅です。

今日は自転車に乗っていたので、外ではセージ君はMrs.Sugarに一言も愛の言葉は囁かずに帰ってきましたが、帰り道お喋りしながら、目が合うととても優しい目になります。

やっぱり西欧人は、一寸した目つきとか、表情がかなり豊かですから、言葉に出さなくても伝わる事が多いのです。顔の筋肉も日本人とは、かなり違うようですね。

日本人はとても落着いて、動揺もしないように見えるようですが、けしてそうではなくて、外国人からみたら、かなり表情が乏しいのだと思います。
あの大地震の時にも、『皆落着いて冷静に行動して驚いた』といわれていますが、サバイバル精神や、とっさの行動力は、西欧人のほうがあるように思えます。どうしてよいのか解らずフリーズしていたのではと思うのですが...

そんなことも思ったMrs.Sugarは、しっかり言葉と態度で、相手に想いを伝えないと、伝わりにくいのだと気が付いたのです。
直ぐ忘れてしまうのですが、Mrs.Sugarは思い出すと、オーバーアクションでしっかり抱きしめて、愛していると伝えるようになってきました。それで丁度良い様なのです。

まぁここまで来るのに何年もかかりましたが、セージ君にはそれが良かったようですから、巧く出来ていますね。