Dr.マリアンヌ達がCafeにやってきました！

今朝も忙しいCafeの、ブレックファーストタイムが終って一段落する頃に、ローズ＆マリーさんがお茶を飲みにやってきました。すると見計らったように、ミントさんは育児室で授乳を済ませて、顔を出すようになりました。ちょっとお茶してから、又ブティックに戻って行きます。

毎日では有りませんが、今日もお茶を飲みながらお喋りしていたら、ミントさんも加わって話が盛り上がってきました。以前アカデミーでは顔見知りだったのです。

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ローズ《ねぇミント、貴女お産の後ウエストしっかり絞ったの？スタイルそんなに変わらないみたいじゃぁない？

マリー《そうそう、産後はちょっと息苦しいかもだけれど、しっかりとウエストを締め上げて置かないと、元には戻りにくいわよ。

ミント《わぁ～そうなのぉ～。一応ウェストニッパーはしているわよ。そういえばDr.マリアンヌも、エクササイズもしっかりやると良いって、言っていたわね。

ちょっと前のサイズって言ったら、３～４㎝位サイズダウンしないと駄目だわ。

Mrs.Sugar《あらぁ～、ミントったらそんなにウエスト太くなっちゃったの？全然気が付かなかったわ。顔も手足も全然変わらないのにね。

ウエストは出来たら細くなりたいわよねぇ。でも私はプールのエクササイズで、体重は変わらないんだけれど、ウェストは１.５cm細くなったのよ。

ミントもきっと元に戻るわよ。　ローズさん達も居るからね。そうそうマルと一緒に、エクササイズした方が良いわよ。せっかくのスタイルなんですもの。

ミント《ちょっと、本気で授乳もしているけれど、バストアップも出来るかしらね？ヒップアップもよ！
今思えば、妊産婦の格好って見られたもんじゃぁなかったわよねぇ。

ローズ《Ahahaha、、、本当よねぇ～。そんな思いもして、授乳もして一生懸命に育てても、子供は当たり前って思っている子もたまに居るのよね。

マリー《そうそう、でもまぁ親の都合で産むんだから、仕方がないけれど。男の子は両親に感謝して、尊敬しているって言う人多いわよね。　私達も両親には感謝しているし、尊敬もしているけれどね。

Mrs.Sugar《そこが諸外国の人達は偉いと思うのよね。日本人は“尊敬する人は？”って聞くと、社会的に有名で、偉業を成し遂げた人を言う場合が多いのよね。

結婚するまで親と同居していたり、結婚後も親に依存して甘えるのが親孝行だとか言っている人多いのよねぇ。

大きな勘違いだと私は思っているんだけれどね。ま、それが嬉しいって言う人もいるみたいですけれどね。老後の暮らしが豊かな人なのでしょうね。

年金ギリギリで暮らしている人は、孫に何かねだられるのも、困る人も少なくないって、アンケートでは出ているのよ。

ミント《それは又凄い違いよね。社会保障が良くないときっと大変よね。

Dr.マリアンヌ《こんにちわぁ～。あらぁ～皆さんいらしたのね？

セージ《こんにちわぁ～。何だか賑やかだね。

Dr.ターナー《どうも......（ボソッ）

Dr.マリアンヌ《ご一緒しても良いのかしら？

ローズ《どうぞどうぞ奥にお入りになって！此処と代わりましょうか？

Dr.マリアンヌ《良いわよ。私奥に座るから！ターナーも奥に座ったら？

Dr.ターナー《いや、俺は此方の席で良いですよ。

Mrs.Sugar《まぁ皆さんの好きな席でどうぞ・笑

Dr.マリアンヌ《ほらほら、２人とも突っ立っていないで、お座りなさいな。ローズ＆マリーさんが、あまりに綺麗だから、見とれて近寄りがたくなってしまったのかしら？え～と、初対面だったかしらね。

この国には、彼女達のような華やかな女性は居ませんものね。でも美人さんで魅力的な人は結構いるのよ。

Mrs.Sugar《そうよねぇ、この国にも魅力的な女性は沢山居るわよ。でもローズ＆マリーさんみたいに、華やかな雰囲気の美人はいないわね。

やっぱりそれは、スポットライト浴びた人限定の華やかさだと思うわ。でもね、この国にずっといると、不思議と皆マイルドで、穏やかなムードに変わるのよねぇ。その人なりにですけれどね。

ローズ《そうなのかしら？　そういえばDr.マリアンヌも以前からしたら、凄く穏やかで優しそうな雰囲気になりましたものね。

マリー《そうそう、私もそう思ったわ。前からDr.マリアンヌは綺麗で若々しい方でしたけれど、いかにも理性的なドクターって言う感じでしたものね。

今は何だか柔らかみが出たというか、何か変わったわ。

Dr.ターナー《ミントさん隣に失礼。

ミント《どうぞ・笑　Dr.ターナーは彼女達と初対面だったかしら？昔はアートカレッジで、一緒に講義を受けていた事があるのよ。モデルのお仕事だと年中出入国していたのよ。帰国するとよくCafeには来ていたのよ。

仕事が忙しくなって、一旦移民は保留にして、仕事しやすい所へ出て行ったのよね。

Dr.マリアンヌ《ターナーは他の医大に居たのを、リヴェールが此方で欲しいので、転入してきてもらったから、まだ若い学生で、勉強大忙しだったんじゃぁないかしらね。

ローズ＆マリー《どうもぉ～笑　素敵な方ね。もうDrになられたのかしら？お若いようですけれど...。

Dr.マリアンヌ《彼はまだ若くて、研修医でドクターには成り立てですけれど、早くからオペの腕前はずば抜けていてね、もう早くからリヴェールが此処の病院へ欲しかった人材なのよ。役員の親族ですしね。

期待以上に、インターン時代から外科では大事な人材だったのよ。それが途中から、診療所のDr.ローソンが片腕に欲しがってね。勉強がずっと忙しかったんですけれど、今少し限が着いたのかしら？　でもないかしら？チームの責任者もやってもらっていますものね。

それに、又々勉強を積み重ねて、総合医になってもらおうと、勉強しているわ。本人もやりたい事が沢山あるみたいですしね。　

セージ君達若い子達のまとめ役で、教室の責任者にもなってもらっているし、忙しいわよね・笑

ミント《Sugarもここ数年災難続きで、初冬頃には病気や事故に遭って、大変だったけれど、Dr.ターナーが主治医で、命拾いしたんですってね？凄腕の外科医だって聞いたわ。

Mrs.Sugar《そうなのよ。東洋人の私は、西欧人とは体質など違う所もあるんですけれど、ターナーさんには的確な診断で、凄く完治が早くてね。結構重症の時も有ったみたいだけれど、結果は上々だったわ。

ローズ《それは安心よねぇ～。ガールフレンド作っている暇など無いわね。とってもモテそうですけれど...。

ローズ《此処は今では、国民は何時でも予約無しで、診療所で見てもらえるんですってね？他の国では、診てもらうのが大変なのにね。

マリー《第一に、予防医学に凄く力を入れているって聞いたわよ。だから私達は今回、リハビリの補助に仕事に有り付けたって訳ね。

Dr.マリアンヌ《そうよ。今の時代益々世の中不安定になって来たので、私達も予定よりも早くに、此処の国に来る事にしたのよ。

それで、急に病院や研究所を、夫のリヴェールが土台作りに専念し始めたのよ。思えば結構パワーがいる仕事だから、まだ元気な今で良かったみたいよ。

人には言って置きながら、医者の私達が“まだ大丈夫”なんて、自信過剰になっていたかもしれないわ。それに、女性は何時までも綺麗で魅力的な女性でいると、病気は少ないのよ。メノポーズもホルモンバランスが良ければ、軽く済むでしょうしね。

Mrs.Sugar《そうそう、だって時々シャノアールと言うのよね。もう此処に移民してから６年経つのよ。丁度２月だったから！　パワーがなくなるはずよねぇ～って言っているけれど、結構元気なのよ。
気だけは若い気でいるんですけれどね。

セージ《（ヒソヒソ・Sugarちょっと詰めてくれよ）

ローズ《あらあら、またセージ君はそんな狭い所に座らないで、こちらに座れば？

マリー《そうよぉ～。誰も取って喰わないから！すっかり大人っぽくなって、セクシーボーイにになたわね。

まだSugarの事大好きって言っているのかしら？　よく言っていたものねぇ～。

ミント《Ahahaha、、、それがね、大好きだけれど、ちょっと変わっちゃったのよぉ♪あらっ、知らなかったかしら？Sugarと結婚したのよ。

前はね、自覚していなかっただけで、セージは本当は一目惚れだったのよね・笑

ローズ《えっ、どう言う事？　まさか恋しちゃっていた訳？だってあんなにおおらかに、言い放っていたじゃぁないの？

マリー《恋しちゃっていたなら、もう少しロマンチックなムードにならない？

セージ《自分の気持ちに気が付いてからは、あんなにおおぴらに“大好き”なんて言わなくなったよ。でも気持ちは募っていくものだって、気が付いてね。初めて自分以外の人好きになったからね。

あの大好きが恋しているって、気が付かなかったんだ。誰にも取られたくないから、思い切って告白したんだよ。

Mrs.Sugar《むっふ、それがまぁギリでタイミング良い時期だったので、私も気が合う相手でしたし、うっかり“今ならＯＫよ”って返事しちゃったのよ。

だから、今座っているこの席はセージの指定席になったの。

ローズ《あらぁ～。セージ君も随分渋い相手を選んだものね。間違いない相手だけれどね。とっても仲良かったものね。私達もこの国に戻って来て間も無くて、手続きなど雑用に追われていたので、気が付かなかったわ。

マリー《やっぱりねぇ～。ゆっくりCafeｎ生きたのは、最近ですものね。Sugarは気が付いていないみたいだったけれど、私は“ン？”って思った事があるのよね。

でもまぁ歳の事考えたら、気のせいかな？ってね。だって、Sugarはとってもチャーミングだけれど、まだ少年のセージ君が、恋の相手に考えるには、歳が離れすぎているしねぇ～ってね。

セージ君は、女の子にはまったく困らなかったでしょうしね。

ミント《そういう年齢とか細かい事は、男の子は考えないわよね?　Dr.ターナー？　貴方は未だに呑気にバチュラ―暮らししているけれど！此処は皆勉強など忙しいからか、独り者男性沢山いるわよね。

女性はあれこれ計算する場合があるかもですけれどね？Sugarにとっては、下手したら鬱陶しいだけだったかものプロポーズって事もあるわよね。ただ付き合う位なら良いかもですけれど！

Dr.ターナー《でも、セージにとっては、大当たりの相手だったんじゃぁないかな。迷うことなく、勉強してこの国の学生になったんだから、愛の力は素晴らしいものだよな。

自分で言っているように、今のセージがあるのは、Sugarさんに出逢ったからかもしれないですよ。彼は今の状態は、自分の中の最高の自分になれたと言うのが、正直な気持ちだそうだからね。目いっぱい背伸びして、夫役をこなして、がむしゃらに勉強もしてな。

Mrs.Sugar《お陰さまで、私も更に気が若くなってしまったわ。セージは本当に初めて此処に現れた時から、若いのによく気が付くし、優しくしてくれていたのよね。

話していても、歳の差は感じられない位に楽しく話していたのよ。とっても良くしてくれて！でもまさか結婚するなんて、私もぎりぎりまで思いもしなかったわ。

セージ《俺だって、まったく具体的な先の事は、考えては居なかったよ。大好きがどんどん積み重なって、毎日好きになるのには困ったよ。

家族には色々Sugarの事は話してたから、Nanは直ぐに気が付いてたかもしれないね。だから付き合えるようになったら、突然両親が帰国している時に、家にSugarを連れてくるように言われて帰国したら、もうその日に結婚になったんだよ。

結婚もそのタイミングだから、きっとSugarはOKしてくれたんだろうね。Nanは俺の性格知っているから、何れ結婚したいって言うのが解っていたんだろうね。

直ぐに決断しなくちゃぁ、もうチャンスが無いって思って、巧くSugarがOKしてくれるように、話を進めてくれたんだとおもうよ。出来るなら、自分でプロポーズはしたかったんだけれど、何だかあっという間に、家族の前で結婚の誓いを立てたんだよ。きっと当たりだったんだろうね、今俺は幸せで、落ち着いて暮らせているからね。

ローズ《今幸せなのは、セージ君見ていれば判るわよ。まったくねぇ～。私達が幾ら磨きをかけたって、良い相手に巡りあうとは限らないのよね。

マリー《本当にね。やっぱり女は愛されないとね。もう理屈抜きで、貴方達は幸せな夫婦にしか見えないわ。

それでセージ君も、男っぽく魅力的になったのね。素敵な男性になったわよ。誰も２人の中には割り込めないわね。

強力な磁石でくっついているようで、強引に離しても、凄い勢いで又バッチーンってくっつくでしょうね・笑

ミント《もうね、セージはSugarの事に関しては、まったく別人格になってしまうのよ。だから、義姉妹になったっていうのに、余り近寄らないようにしているのよ。

前みたいに親しみこめて、Sugarを抱きしめたりKissもさせてくれないのよ。“Sugarに触るな！”って言うしね。

Dr.マリアンヌ《ローズ＆マリーさん達も、此処でよい人見つけて、幸せな結婚なさると良いわね。

セージ君達の影響で、何組も結婚を考えるようになったりして、カップルが出来て、出産もあったし、幸せが伝染していくみたいよ。　

やっぱり刺激を受けて、ホルモンバランスも良くなるんでしょうね・Ohoho、、、

私達夫婦も、此処に来てからの方が、LoveLoveな夫婦になったのよ。そうそう、ターナーなどシングルなんですから、ぼちぼち考えたらどう？　こんな素敵なレディが２人も現れたしね。

他にも良い年頃の人や、シングルの女性はいくらでもいるでしょう？モテ男だって聞いたわよ。ローズ＆マリーさんも、彼はいかが？

愛想ないけれど、優秀なドクターなのよ。　ハンサムだし、彼を狙っている女性は少なくないわよ。ただ皆が、まるっきり女性として無視されているから、声掛けにくいって言うのよね。

Dr.ターナー《コッホン！俺の事は放っておいてください。女性を愛する愛が無いんですよ。

Mrs.Sugar《まぁ、男女の中は微妙よねぇ～。どうなって行くかは本人にだって、判らないですものねぇ。私達の場合は、余りにもタイミングが良すぎたのよ。

ターナーさんだって、実はもう居るのかもしれないですしね。

ローズ《セージ君ももう駄目ね。完熟したフルーツを手に入れちゃったようなものですから、他の者には見向きもしないでしょうしね。

マリー《でもまだ、少年だった彼に、良くそれが解ったものよね。数年後が一番芳醇に成るフルーツだって！女性を見極めるには凄い鼻利きだったのか、目利き本能がそうさせたのか！

ミント《セージは小さい時から、自分に取って最高の物しか好まない子だったのよね。

セージ《ローズさん達もう良いだろう？俺は男だから良いけれど、Sugarはそんな言い方は好きでは無いと思うよ。

今までも、散々悪気はないとは言え、見世物みたいに話のネタにされてさ。

ローズ＆マリー《あらっ、そうだったわね。私達も気をつけないといけないところだわ。ちょっと無神経になりやすいのよね。

私達２人の間では秘密はないし“２人そろうと強気になりやすいのは気をつけないとね！“って思っているんだけれど、ついSugarならってね。

それで何度も失敗しているのに！ごめんねSugar。

Mrs.Sugar《ま気にしないで、本当にあまりにも歳の差があるから、やっぱり興味をもたれてしまうのよね。慣れたわ。

でもこの国だから、よかったのよね。直ぐに普通の夫婦に見えるように、セージがあれこれ考えてくれたみたいなので、全ておまかせなのよね。　　　　　　
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ローズ＆マリーさん達が腰を落ち着かせるようになって、何だか賑やかになりそうなCafe周辺です。これから、どのようなドラマが待っているやらですね。

Dr.マリアンヌはDr.ターナーやセージ君と、話をするつもりでしたが、このパワフルな双子のローズ＆マリーさんがいては、仕事の話は又と言う事になったのでした。健康の事を考えたら、ローズ＆マリーさん達のように、このくらい元気があったら、病気とは縁が遠くなる事でしょう。

それもローズ＆マリーさん達は忙しすぎて、病気して気が付いたのだそうです。華やかな美しい人達ですが、時がたてばこの国の国民らしく落着いて、穏やかになってくることでしょう。

セージ君はちょっと昔見た光景が、頭をよぎりましたけれどね。あれはローズ＆マリーさんのどちらかと、まだ若かったDr.ターナーのように思えるのです。