セージ君もプールに行くそうです。

今日はMrs.Sugarは、家で何かやることがあるそうで、朝の散歩が終わったら、ランチの頃に適当にCafeに適当に出て行き、早い目に適当にプールに行って、金曜日のエクササイズをしたら、家に帰ってくる予定です。

この『適当に』とか『大体』と言うのが、Mrs.Sugarは大好きな言葉です。約束さえきちんと守れば、後はこの二言で日々すごしたいのですから...何から何までと言う訳にはいきませんが、出来るだけそんな感じで暮らしたいのです。

この国に来て、大概は可能になりました。それでもまだ、最初はある程度、決めた予定に沿っていました。暮らしも落ち着いてきたら、色々な流れが可能な方向に向いてきましたし、夫のセージ君がそれが出来るように、多分かなりサポートしてくれていますが、それはもうであった途端にだったようです。

その彼も自分もそのような暮らしが、好きだからよく判ってくれているようですし、Mrs.Sugarの幸せそうな笑顔を見るのが、セージ君にとって最も幸せな瞬間なのですから、巧く出来たカップルです。
セージ君の好みどおりの妻なのです。
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Mrs.ローリー《じゃぁ今日の段取りはもう皆済んだのね？

セルフィーユ《はい、もう済みましたよ。後僕は明日の準備して置くだけです。週２回好きにCafeを使わせてもらえるので、僕はもう感謝でいっぱいですよ。

好きな焼き菓子作って見たり、色々出来ますからね。

Mrs.ローリー《そうよね、家でやるよりも、此処のほうが使いやすいでしょうしね。良かったじゃぁない。火の元だけは注意して頂戴ね。

セルフィーユ《はい、良く確認して帰ります。パンつくりも、自分なりに研究できますしね。でもこのシンプルなパンが焼けないんですよね。

Mrs.ローリー《私も、何時も同じに仕上がるようになるまでは、１年近く掛かったわよ。このパン屋の娘がよ。

自分では巧くいったと思っていても、お客さんが“今日はちょっと味が違うわね！”とか言うのよね。何も言われないと“今日は巧くいったんだわ！”って嬉しくなるわよ。

セルフィーユ《僕はどうも甘口になりやすいんだよなぁ～。塩加減が微妙でさ。確かにちょっと甘みが強いだけで、ちがうんだよね。サンドイッチもね。

Mrs.ローリー《だから、何も言われなくなっても、日々感覚は鍛えて置かないとね・笑

セルフィーユ《本当だよね。慣れた感にしてしまわないようにしなくっちゃぁね。

Mrs.サフラン《作るほうは大変よね。食べるほうはあれこれ言うけれどね。あらっ、シャロット達はどうしたの？珍しいじゃぁないの？

バーネット《これから、授業があるから、パンかスコーンかを買いに来たのよ。おやつ用にね。夕方までだとお腹空いちゃうのよ。

ポプリ《毎度、午後とかも買いに来てくださるのよね。売り切れてビスケットしかない時があるんですけれどね。

甘いケーキがお好みかと思いましたが、スコーンやビスケットは良く買いに来てくださるのよね。何時もありがとうございます。　　　

Mrs.ローリー《それは又別物ですからね。

セルフィーユ《僕もね、此処のパンやビスケットは、お気に入りですよ。

日本人のSugarさんが好きな味と言ってましたが、日本人はお米が無いと生きていけないと言うのは、嘘ですね・笑

ポプリ《うっふ！こむぎさんたちね？　でも嘘でなくて、本当にお米のご飯が無いと元気が出ないって言う人が大部分の様ですよ。Sugarちゃんが、例外みたいよ。

彼女は小さい時から、おいしいパンを食べて育ったそうですからね。もう直らないのでしょうね。

Mrs.サフラン《子供の時の食事の味は、きっと刷り込まれてしまうのでしょうね。

ポプリ《今日はもう来るはずですけれど？“早い目にプールで泳いぐんだ!”といってましたけれど？

“今年の春からの服つくりをするから、忙しいのよ🎵”って言っていたんですけれどねぇ。彼女も、自分の着たい服も作るから、忙しいわよね。

Mrs.Sugar《こんにちわぁ～。

ポプリ《あらっ、もう直ぐ来る頃だって話していたのよ！今日はセージ君も一緒だったのね？

セージ《途中で逢ったんだよ。今日は俺も少しプールで泳ぎたいから、早く仕事終わらせて出て来たら、逢ったから、一緒にCafeに行こうってね。

あまり俺が顔出さない方が、良いんじゃぁないかと思ったんだけれどね。

Mrs.ローリー《セージ君としては、微妙な立場だって思うのね？でも大丈夫よ。皆知っているんだから！

此処は特に病院関係者が多いから、逢いたい時には、気にしないで来たら良いわよ。

セルフィーユ《そうだよ。ひっついていたって、誰も気にしないと思うよ。

夫婦なんだしさ。そんなに激しくいちゃついているわけじゃぁ無いんだからね・笑

Mrs.サフラン《セージさんは、本当にお行儀が良い方なんですね。

前から思っていましたけれど、若い人がそこまで気をつかわれるなんて！　

でも大事な事でもあるんですよ。年配のお客様もいらっしゃいますからね。Sugarさんは立場が微妙ですものね。

ポプリ《そこの指定席は、誰も取りませんわよ。

Mrs.Sugar《そうよ。だから今日は“一緒にCafeに寄ってからプールに行きましょう”って言ったのよ。

セージ《そうだけれどさぁ～。

Mrs.ローリー《本当に、此処へきても凄くお行儀良くしているときがほとんどですものね・笑

セルフィーユ《カップルや若い夫婦なんて、お茶のみに行ったりしたら、結構いちゃついている人も少なくないって言うのにさ！それは僕の国だからかな？

Mrs.ローリー《えっ、私気にしなかったけれど！アレンは同じフランス人だし、どこかに２人で行ったら、けっこうイチャイチャしているかしら・笑　でも普通だと思うわ。

ポプリ《まぁ、セージ君時間があったら、もう学生ではなくなったんですし、他の皆さんもCafeの方にも顔出してくださいな！

Mrs.Sugar《そうよね！学生だって、かまわないのに、奥はもう役員さんたちの指定席みたいになってしまったかしらね？

セージ《昔のCafeとは違ってしまったよね。大学病院指定のCafeになっちゃったからね。

セルフィーユ《僕だけの時は、此処は医学部の打ち合わせルームみたいですよ。検査室の人とか、薬局の人とかミントさんのだんな様も見えますよ。

Mrs.サフラン《まぁそうなの？やっぱり居る者によっても、客層は変わるのかしらね。間はお偉いさんが多いですから、遠慮されるのね。

Mrs.Sugar《さぁて、ポプリさん達も適当に来るでしょう？私はエクササイズの前に少し泳ぐから！

セージ《じゃぁ行こうか？ごちそうさん。お金此処に置くからね。

ポプリ《私たちも適当に行きますわ！早くいけたら、私も泳ぎますからね・笑

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Mrs.Sugar《今日は帰りに図書館によるの？

セージ《う～ん、今日じゃぁ無くて良いや。最近はちょっとやることが出来たから、良く図書館には行くからね。Sugarは読む本がなくなった？有るよね・笑　

Mrs.Sugar《エラリークィーンの『エジプト十字架の謎』がまだ途中なのよ。もう１冊残っているしね。

セージ《クスクスッ！あまり間を空けちゃうと、ストーリーが判らなくなってしまうだろう？特に前にも色々読んでいるのは？違う話と混ざったりしてね。

Mrs.Sugar《よく判るわね！だから、何時もフレッシュな気持ちで読めるわ。

Mrs.Sugar《私ね、近いうちに新しい春夏服を作ろうかなぁ～って思ってるのよ！ちょっと忙しくなるから、体も動かしておかないとね。

セージ《それは良い心がけだよ。特に水泳は肌もきれいになるよ。温水プールだから、毛穴も開いて、新陳代謝が良くなるのかな？

年中プールに行く人は肌が艶々しているだろう？

Mrs.Sugar《そうね。顔色とかも良いしね。まぁ若い人は変わらないでしょうけれどね。オバサンは見事にはっきり見えるのよ！

セージ《でもさ、後はシャワーでしっかり洗い流さないと、消毒薬が入っているから、キチンと後の手入れしないと却って、よくないんだよ。

しない人も居るみたいだけれどね。Sugarは大丈夫だからね。家に帰ったら、たっぷりオリーブオイルで、マッサージするからね。何歳になっても泳ごうね。

Mrs.Sugar《まぁ、すみませんわねぇ～。お抱えのエステテッシャン権マッサージ付で、長生きしそうだわぁ。

セージ《Je vais vous proteger a vie.Je voudrais être à côté de toi.Ich schwöre dir ewige Liebe.
Mrs.Sugar《Mon coeur est a toi pour toujours.Mon sage leplusimportant.？
ねぇ、今セージ最後に行ったのは、フランス語だったぁ？

セージ《Ich schwöre dir ewige Liebe.はドイツ語で“永遠の愛を誓います”って言ったんだよ。

Mrs.Sugar《イッヒリーベディッヒ。って言うのだけ知っているのよね。でもあまりロマンチックに聞こえないわよねぇ～。

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又々２人は笑いながらお喋りして、のんびりプールに向かいました。２人だけのお喋りは、Mrs.Sugarはマナーも何も考えずに、お喋り出来るので、とても楽しいことです。

時々何処で覚えてくるのか、とんでもない言葉が飛び出して、セージ君は吃驚することがあります。
特にアメリカ英語は、ちょっと普通改まった場所では使われたくない英語もありますので、それは....と伝えられます。

まぁそれはクィーンズイングリッシュでも、出来ればコックニーなどは遣って欲しくない英語だと思ってしまうのですが、これも外で言えば差別だと言われてしまうので、２人きりの時だけです。

今週は、又明日の午後は、恒例の２人きりパーティで、ハチャメチャな事をして遊ぶ相談もしました。