大使館設立受け入れ完了

ライモン君たちがやってくる事になり、多少の受け入れ準備などもし始めましたが、大体終わりました。全員で4名が来る事になり、まずはホテルに部屋を取り、大使館にするホテルのフロァ数日後の皆が落ち着いてからです。

少し工事をしますが、どうにでも使えるようになっている大ホールなので、壁を必要に応じて稼動させればよいだけプラスワンです。最近の建築事情はプレイキャストが進んで良くなっていますね。

今夜自家用機でやってくるようです。ホテルの中に有ると言うのは、来賓があった場合も小さな大使館なので、とても便利です。そんな連絡をざっくりとセージ君は聞いています。
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Mrs.Sugar《随分早かったじゃぁないの？　夏休みくらいとか思っていたのにね！

セージ《あぁ、そんな話だったんだよ。結構のんびりしている奴なのに、今回はやけに素早かったよ。あいつの病気がいまひとつなのが、原因じゃぁないと良いんだけれどなぁ～。

Mrs.Sugar《でもまだ何も出来ていなくて、これからホテル内に作るんでしょう？

お仕事が始まるのはまだ先の話なのよね？

セージ《多分ね。まぁあいつも始めて自分で目的を持って、あれこれ行動したんじゃぁないのかな？余計な入れ知恵しちゃったみたいだけれどね。

人は出来るだけ、許される範囲で、自分が暮らしたいように暮らすのが良いんだよ。此処に大使館なんて作っちゃって、もしかしたら国で適当に仕事しているよりも、大変かもしれないんだけれどさ。

でも、納得がいく暮らしだったら、思っているよりもストレスにならないって事もあるんだぜ。

Mrs.Sugar《そうね。セージは自分がそうしたから、言える事よね。もうひとつの、それほど忙しくない他の暮らし方もあったのに、まぁガリ勉になんてなっちゃったし、その後も凄く大変で忙しそうな暮らしになったけれど、セージは満足そうですものね。

セージ《そうだよ。俺は今色々なやらなくてはならない事が沢山出てきたけれど、毎日が、最高の自分でいられるって自覚できて、とっても満足だよ。

人の事を、こんなに大好きになれるというのも知ったし、愛があると色々な事が、出来るようにもなるってわかったからね。

Mrs.Sugar《まぁ、きっと大変な事も沢山あるでしょうけれど、セージが自分で、幸せだと感じる暮らしなら良かったわ。私は、色々旅行計画で忙しくなったから、もう帰るわ。
早くに服つくり終わらせないとねぇっ🎵て、まるで本当に行くかの様ね。計画だけで終わるかもしれないけれど、旅のゲームにも応用できるから良いわ♪

セージ《It's love and understanding, positivity.And never say never.I don't know what I'm living for.　That can't be defeated.

Mrs.Sugar《And I thank God I'm alive.What happens or does not know the future.

セージ《まぁ、ぎりぎりで、もしかしたら行けるかも知れないし、駄目なら駄目で楽しみ方を変えればよいさ。
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エリオットマネジャー《じゃぁ、もう何もしなくても良いんだね？

ルネ理事長《とりあえずはホテルに滞在されて、ゆっくりと設立に向けてやるようですよ。

ミレーユ《住まいはどうなさるのかしら？不動産会社に声かけて置かなくて良いのかしら？

エリオットマネジャー《あぁ、それもね、場合によっては、大使館で使うスペースはそれほど広くは要らないから、“奥を住まいとして使うかも知れない“というんだよ。

“暫くして、場合によって外に職員の住まいは借りるかも知れないけれど”って言っていたそうだよ。不動産会社は、行くように伝えてあるしね。

ルネ理事長《それは賢い使い方かもしれませんな。何カ国かの大使館を引き受けるんでしょう。

あちらの国も、持病もちの大使ですから、此処でなら主治医がいる国ですし、小国ですから都合が良いのでしょう。

ミレーユ《此処の病院にも、いろいろな国のＶＩＰ患者さんが居ますものね。

案外良いアイディアだったかもしれませんわね。

ルネ理事長《事務官が若い方ですが、領事官員も兼務のようで、此処の国と同じで、役職は兼任が多いようですよ。

エリオットマネジャー《しかし、以前の予定に無い事の展開が多くなってだよねぇ。だいたい今頃は落ち着いて、僕がしたい研究をやる時間が、出てくるからという約束だったのは、役員達は覚えているのかなぁ～？

ミレーユ《マリアンヌと約束したなら、一番期日は守らない人ですからね。話は守ってもずっと先の話よ。

クローブエンジニア《おいおい、それは酷い話じゃぁないか。

ジョルジュ《至急の交渉なら、ちゃんと話せば、スケジュール入れてくれますよ。そのあたりは臨機応変ですからね。

エリオットマネジャー《クローブ君、何か予定があるなら何時でも言ってくれよ。嘘は付かない人だからね。

ちゃんと約束は守るし、見た目よりも思いやりもある人だよ。

ルネ理事長《そうですよ。ぽんぽん言いますけれど、良い方ですよ。

ミレーユ《そうね。口がねハッキリ言うのと、お世辞言う人が嫌いなだけなのよね。言い方が怖いから、つい追従した口調になる人が多いんだけれど、それがイラつく元みたいよ。難しいかもしれないけれど、普通にしている人が好きなのよ。

ジョルジュ《まぁ、慣れですよ。休みが欲しい時は何時でも言ってください。

クローブエンジニア《あぁ、判りました。別に今の所何も予定はないんですけれどね。有給ももらえていますし、巧く有給を溜めて置いたら、5年後の特別休暇にプラスして使えるとか？

ジョルジュ《そうですよ。それで、大学院とかに留学する者も居ますし、研修生で他国に行く人も少なくないですよ。家族の病気の介護休暇も有給で取れますしね。

クローブエンジニア《それも聞きましたよ。凄く条件が良いんですよね。年俸がまぁ少し安いのですが、ここでは医療費も掛からないし、本当に生活費しか掛からないからねぇ～。でもズルい事する人っていないのかい？

ジョルジュ《僕の知る限りは、もしそうだったとしても、皆見なかった振りでしょうから、余程破廉恥な事しない限りは、お咎めなしです。

まぁそのようなしみったれた事するのは、ばかげていると判っていますから居ませんよ。結局は品位を落として、信用を無くすだけですからね。

クローブエンジニア《まぁ、そうだろうね。せこい事したら、自分がいやになるでしょうからね。誰にも攻められないと、余計惨めになりそうだね。

ジョルジュ《それより、月一回ホテルのホールで、ダンスパーティをやるようになりましたが、ご存知でしたか？ドレスコードは有りませんからね。

まぁダンスパーティですから、ちょっとフォーマルならＯＫですし、バーカウンターもありますし、ビリヤードやダーツや、ブリッジその他、結構素朴ですが遊びに行っても楽しいようですよ。

クローブエンジニア《へぇ~そうですか。月1回ねぇ。

ミレーユ《最終金曜日の午後3時頃から、9時?10時までだったかしら？ご夫婦でダンスしに参加している方も結構いらっしゃるのよ。

うちはまだ一度も行っていないんですけれど！お洒落するチャンスの時なんですのにねぇ～。ジョルジュ？

大使館が出来たら、何だか尚更華やかな雰囲気になるんじゃぁないかしら？参加者が増えるかもですわね。

ルネ理事長《ジョルジュ君、月1回なんですから、ダンスパーティ行かれたらいかがかな？

ミレーユ《そうですわよねぇ～。何度か誘ったら“君女性だけでも参加しているから、行ってきたら如何ですか？”って言うのよね。未亡人じゃぁあるまいし！

クローブエンジニア《Wahaha、、確かに、それはお気の毒だよ。ジョルジュ君。

ジョルジュ《僕はダンスが苦手なのですよ。ほとんど踊れないのでね。ミレーユ以外の女性に誘われたら、断るのは失礼でしょう？

エリオットマネジャー《それは、ハッキリ事情を言って断れば良いんだよ。　”無粋なもので、妻以外の方のリードが出来ません“ってね！

ルネ理事長《そうそう、単にダンスが好きで出てくる人も居ますからね。
ただ、不倫などのルール違反にはこの国は厳しいけれど、そうでなければ、自由に楽しめばよいのですよ。何も遊ぶ物がない国ですからね。
男性同士、飲んでお喋りやチェスを楽しんでいる人たちもいますよ。

ミレーユ《あらっ、ルネ理事長行ったんですか？

エリオットマネジャー《モーリス学長ご夫婦は、時々行かれるようですよ。奥さんがダンスがお好きな方で、お上手ですからね。

エリオットマネジャー《クローブ君はダンスは出来るんだろう？

クローブエンジニア《普通にたしなむ程度には踊れますよ。

ルネ理事長《それなら、行かれたら良いですよ。ネクタイしていけば良いんですからね。

ミレーユ《でしょう？ジョルジュも行きましょうよ。私と踊るだけでよいんですからね。出席者が増えたら、まだ相手が決まっていない人たちが、チャンスがあるかもじゃぁないですか！貴方はブリッジでもやってたら！

ジョルジュ《判りました。近いうちに・・・

クローブエンジニア《そんなに一大決心しないと、パーティに行けないのかい？
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Babyの育児室を都合の良い場所に移したし、特別セキュリティ対策本部兼教授の、プライベートルームが、どんどん隅のほうに移動してきてしまいましたが、狭いながら一番良い場所に移りました。

特別対策本部も、名前は物々しいのですが、最小規模で収まり、後は今までどおりのセキュリティルールが研究所内にあるので、そこで対応しています。

クローブさんとエリオットマネジャーが、セキュリティ関係の最高責任者の資格を持っているので、後は普通のエンジニア達が揃っています。しっかり勉強はしているので、皆なかなか優秀ですから、とりあえずは安心出来ると思う状態です。

万が一の時は、エルダー君とセージ君が、最低のライセンスを持っていますし、なかなか機械物には強いのでヘルプに回れるはずななのです。ですから、大使館がひとつくらい出来ても、万が一の事があても、問題はなさそうだと言う事で許可が出たのです。小国は小国同士で、お互いに協力し合うのも大事な事ですからね。