大使館員は全員診療所へ.....

今日はライモン君は他の大使館員達と診療所に挨拶に行きました。これから何かとお世話になる所です。入国時には入念に身体検査が有りましたが、いずれまた個別に住まいの方へ来て訪問診療があります。
大使館を此処で開けば、一応国民と同じように診療所の方で、診察をしてくれます。Dr.マリアンヌやDr.ターナーその他、今日の出勤医師に挨拶をしました。そして、此処で暮らす以上は全員が、国民と同じにライフスタイルや、住まい環境も確認です。病気の元は家庭にあるから住まいもメディカルチェックを受け、カルテが作られます。
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Dr.ローソン《それでは、一度帰国した次の日には又胸が苦しくなって、調子が悪かったのかい？

ライモン《はい、朝起きたときから、何となく調子が悪かったんです。でも連絡する程ではないくらいだったので、安静にしてました。

Dr.マリアンヌ《ちゃんとよく眠ったのでしょう？自分の家なんですから！

ライモン《えぇ、ちゃんと眠れたと思うんですよ。それなのに、朝起きるのが辛かったんです。

ワイス事務官《僕があまり起きて来ないので、見に行きましたら、ちょっと顔色も悪くて、一応着替えをして、お茶を飲んだだけで、朝食は食べませんでした。

Dr.ターナー《でも、次の日には治ったんだね？

Dr.ローソン《それきりその後は、大丈夫だったんだね？

ライモン《はい、僕もやらなくてはならない仕事もありましたし、来客もありましたから、あれこれ忙しく過ごしました。でも大丈夫なようです。

Dr.マリアンヌ《それで、フランネル財団次期会長などと話あって、大使館をという話になったのね？Ohohoho、、それにしても、随分素早く話が纏まったものね。
まぁ、悪くないお話なので、宜しくお願いいたしますね。

担当医は前のままDr.ターナーと言う事で！定期的に検査は受けてもらいますよ。

プリメル《ライモン様は、皆さんをとても信頼なさっていらっしゃるようですわ。

エーデル秘書《本当に、まぁ小さな子供になったように、素直な態度でねぇ～。

ワイス事務官《Ahahaha、、、、本当に、ライモン様は凄く信頼なさっているようですね。

プリメル《（ひそひそ）皆さんニコニコして、明るい感じの診療所ですわ。何時でも見てくださるというのが、素晴らしいわ。女医さんがとても美しい方ですわね。

ライモン《判りました。日にちを決めていただいたら、皆受診や検査を受けますから...。

Dr.マリアンヌ《早い目に検査などは受けてもらいましょうか？　工務店さんが入ったら、ホテルの方でお忙しくなるでしょう？

Dr.ローソン《そうだね。そうでなければ、すべて終わってからにするか、ご都合はどちらが好いのかな？

ライモン《どうせ、今中途半端な時間なので、今のうちに受けた方がよいと思います。

Dr.ターナー《そうだな、君も部屋が出来上がったら、大使としての仕事があるだろう？

Dr.マロウ《たしか大使でも、えらい大使なんだよなぁ～。余り気楽に話してはまずいかな？ライモン様っていうのかな？

ライモン《仕事中は仕方が無い時があるかもだけれど、あんまりよそよそしくしないでくださいよね。皆さんはドクターですしね。

Dr.ローソン《まぁ、此処の暮らしに慣れてきたら、公式の時意外は、此処はみんな誰でもフランクに付き合っていますよ。そちらが構わなければですけれどね。

Dr.マロウ《Wahahaha、、、Dr.マリアンヌやリヴェール教授などは、本当は最高TOPの役員だけれど、普通に話しているよ。まぁ気楽に過ごそうよ。病気にもそれが一番だよ。じゃぁ以前通りにライモン君だね。

エーデル秘書《そんなにも、精神的なものが大きく関わりますですか？　でも完治するわけではないのですよね？

ワイス事務官《昔はライモン様は、何でもなかったですよねぇ～。元気よく遊んでいましたからね。

プリメル《お食事とか、気をつけることもございますでしょう？

Dr.マリアンヌ《彼の場合は、先天的な異常がありますから、それは治りませんよ。でもストレスなどは程々で、リラックスして暮らせば、普通に暮らせますよ。

Dr.ローソン《まぁ、全く問題が無い訳ではないけれど、たとえばアレルギーで喘息があるなんて言う人より、楽な病気だと思っていれば、良いんじゃぁないですか？

Dr.ターナー《休日はしっかり休むようにして、まぁここの大使なら、調子が悪かったら仕事休んで安静にすれば好いんだからね。

そのくらいな気分で良いんじゃぁないですか？朝から晩まで、きちんとした暮らしなんてしていたら、誰でも病気になってしまうでしょう。

特に子供の時から君も、しかるべき教育を受けて、お行儀良く暮らしていたら、精神的に行き詰ってくるだろう？

Dr.マロウ《それが、年齢が行くにしたがって、ストレスとして溜ってきたんじゃぁないかな？

プリメル《ライモン様はお小さいときは、凄くきちんとした、お行儀のよい方でしたわよね。　少し大きくなって、パーティなどに出席されるようになってから、ちょっと羽目をはずす時があるって、聞くようになりましたけれど。

Dr.ターナー《まぁ普通の事でしょう・笑　12～3歳からでしょう？暫くは、楽しく悪い事覚える頃だものなぁ。

Dr.マロウ《そうそう、一番楽しい時ともいえるかな？勉強も忙しくなり始める頃だしな・笑

ライモン《むふふふ、そうだね。親は将来のためにと、正式なパーティなどに連れていくけれどさ、そこで年上から順番に悪い事など教わるんだよね・笑

僕はセージに結構色々教えたよ。でも既に寮でも、先輩達に教わっていたようだからね。

Dr.マリアンヌ《女性も同じですよ。姉とか居れば、そう言う人から教わる事もありますけれど、他人が一番手取り足取り教えてくれるわね・Ohohoho、、、、

それでは、近いうちに皆さん検査など受けてくださいね。

ライモン《判りました。エーデルとプリメルは部屋が決まり次第、そちらに引っ越します。僕とワイスは大使館奥に居室を作ってもらいますから、それまではホテル暮らしです。

Dr.ローソン《そんなに先でなく、近いうちに工務店は伺うと思いますよ。それまでは適当に過ごして居てください。

センターポイントの中には、そこそこの店もはいっていますからね。

Dr.マリアンヌ《エーデルさん達は、センターの上のほうの階に、女性専用フロァーみたいなのが有りますから楽しむと宜しいですわよ。

自由時間が今は沢山あるでしょう？

ライモン《それは良いじゃぁないか。行ってくれば！僕はもう此処には少し慣れたから、放って置いてくれて良いからね。

Dr.ローソン《Ahahaha、、、、此処は、かなり安全ですからね。大丈夫ですよ。

ここにはアルコールを飲む場所も、心配になるような店とかはありませんしね。メンズクラブに行くか、ホテルのラウンジで飲むくらいでしょう。

エーデル秘書《それで、以前はあまり歳が変わらないワイスを、遊び仲間にと就けたんですよ。でも最初は逐一報告受けたのに、その内、ワイスはあんまり言わなくなってきたんですよ。

ワイス《それはね、やっぱり男同士ですからね。一応全くの他人ではなくて、ハトコっていうんですかね。お互いにサポートしあう所はありましたよ。

プリメル《ある意味お気の毒ですわね。普通の家でしたら、もっと楽しく色々遊んだり出来たでしょうに、何時も誰かの目に晒されているかんじですものね。

ライモン《知らないうちに、仕事をするようになったら、ストレスが溜るように、なったのかもしれないよなぁ～。

ここに静養に来て、こんなに自由な気分を味わえるなんて！って感動したよ。ちょっと退屈もしたけれど、でもセージやミントや達に逢えて、本当に嬉しかったよ。

ワイスは知っているよね。セージの事を......

ワイス《ミントさんには、ライモン様は何度も振られていましたよね。彼女は若い時は本当に可愛くて魅力的なレディでしたからね・笑　今も美しいままだそうで...。

はっきり断るから意外と傷つかないのか、ライモン様は何度もプロポーズして居ましたよね・Ahahaha、、

Dr.マリアンヌ《それは再会出来たのに、もう赤ちゃんも居て残念でしたね・笑

Dr.ローソン《彼女も子供産んだら又綺麗になっただろう？

ライモン《そうなんですよね。女性って変わるものですねぇ。でも、旦那様と一緒に居るのを見たら、もう諦めがつきましたよ。

凄く夫婦仲が良いのがよく判りましたから！一見ミントがえらそうに威張っているけれど、実際はしっかり妻らしく支えてもいるんだなぁ～って言うのが、よく判りましたからね。

エーデル秘書《ライモン様は本当にこちらの国がお気に入りなのですね。あんなに明るい表情で話しをなさるなんて、皆さんとても楽しそうにお話なさるんですね。

ライモン様が、調子が良くなるのが、判るような気がするわ。ねぇワイスそう思わない？

ワイス《セージ君ががり勉して、ここの大学に入ったのがよく判る気がするよ。何処を見ても穏やかで明るい感じがするね。

健康的だし、でも代わりに学問に関しては、唯一ダークな世界と言う感じかなぁ。図書館などかなりの利用率だし、独特の雰囲気でしたよ。唯一少し暗い場所ですかね。

特に地下の専門書のフロァなどは、何ともいえない雰囲気ですよ。僕から見たら、真剣な顔していて、勉強地獄みたいな雰囲気すらありましたよ。

結果を良い意味に、皆使っているのでしょうけれどね。
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今日は暫く診療所で過ごして、彼らは一応この国の国民と同じに、健康管理の為にしっかり検査をされる事になりました。それには、ちょっとエーデル秘書などは吃驚したようです。自国では健康管理は自由ですからね。割合緩い国で自由ですが、健康管理に関しては、かなり約束事があります。

しかし、ライモン君の様子をみると、それはきっとそれほど窮屈な事ではないようです。ちょっと厳しい表情が多いエーデル秘書ですが、きっとその内表情が柔らかく変わって来ることでしょう。

今日は皆が真面目な話の1日でしたが、ライモン君は明日のサイクルクラブの日が凄く楽しみなのです。それを気取られないように、今日は終始真面目な顔で過ごしています。