昔の話をセージ君に話しました。

今日は気温が少し低い目の朝です。風は無いのですが、北から冷たい空気が入ってきているのでしょう。

雲が多いのですが、太陽も出ていますので、やっぱり日に焼けたくないMrs.Sugarは少々日陰を歩きます。

セージ君もついサングラスを忘れてしまいます。
今日は数日前ほど眩しく明るい日ではないので、まぁまぁ気持ちが良い朝でもあります。
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Mrs.Sugar《じゃぁライモンさんにブレスレットは渡せたのね？大喜びだったでしょうね。

セージ《どうだかね。直ぐにはめてではなく、一応テストしてそれから、カチッと止めつけるんだよ。

万が一体質に合わないって言う事もあるからね。人の体は個々に違うからね。　慎重にやらないとならないんだよ。見た目はアクセサリーだけれど、医療機器だからね。

Mrs.Sugar《はぁ～。考えたら医療機器の研究開発って、微妙で大変な事なのねぇ～。とてもデリケートだわ。

あれこれ考える事が多くて、セージは頭が疲れないの？

セージ《う～ん、意外と嫌いじゃぁない事考えているからねぇ。でも多分疲れる時もあると思うよ。だから、そんな時がきっと、Sugarの事思い出して、急に家に帰りたくなる時なのかもしれないよ。

Mrs.Sugar《でも好きな事だから、そんな仕事に就けて良かったんでしょうけれど！他にやっぱり気分転換になる趣味とか持っていないとね。

何時も脳を酷使していたら、きっと脳がストライキ起こす時が、あるんじゃぁないかしらね。又乱痴気ハチャメチャに、週末の２人でパーティやって、遊びましょうね。

セージ《うふっ、本当にあれはね、他人には見せられないね。行儀が悪くて、マナーもなにも無いんだね。

何だか今まで感じた事が無いくらいに、スカッとするんだよ。俺って元々破廉恥なのかもしれないよなぁ～。

Mrs.Sugar《セージは本当にお行儀が良くて、ジェントルマンな人よ。外でだけでなく、家でもね。無理しているんじゃぁないかって最初は心配になったくらい、優しくて穏やかだったわ。

セージ《あれ、過去形で言うね？

Mrs.Sugar《うっふ、今は私もお行儀悪いし、セージもいかにも、家に居るっていう感じになってきたわ。外と家に居る時とは、明らかに違っているもの。

セージ《だって、本当に寛がないとね。そのための家だろう？だからって、偶然にも同じくらいのスケールで、だらしなく過ごせるのが、俺は結婚してよかったって思うことだよ。

家の中が片付きすぎも嫌なんだけれど、だらしが無さ過ぎも嫌なんだ。俺は結婚する前から。Sugarの居室がどうなっているか知っていたけれど、Sugarは俺のプライベートルームは知らなかっただろう？

Mrs.Sugar《えぇ、以前２度目に国に訪問した時に、初めてセージの部屋に泊まったから、感動的だったわ。映画のまんまの伝統的な部屋で、赤ちゃんの時からあんな部屋で寝ていたなんてね！

セージ《あのベッドはもっと大きくなってからだよ。ナーサリーに行くころまでは、横に予備のチャイルドルームがあって、テディベァのベビーベッドで寝ていたんだよ。

ハニーちゃんとね・笑　あっ、ハニーちゃんなんて、名前俺がつけたのかなぁ？ませた子供だよね。３歳の時にもらった誕生日プレゼントの熊なんだ。

ハニーなんて恋人を呼ぶ時の名前だものなぁ～。Sugarはお気に入りぬいぐるみとか無かったの？

Mrs.Sugar《う～ん、うちは貧しかったのかしら？お人形さんの玩具は持っていなかったわよ。小学生の間は祖母と寝ていたし。

代わりにクレヨンとかは沢山持っていて、塗り絵とか大きな紙が壁中に貼ってあったわよ。落書き魔だったみたいでね。小さなスケッチブックじゃぁ間に合わなくて大きな紙に絵を描くのが好きだったみたい。

セージ《お爺さんが絵描きだったんだろう？血を引いたんだね。逢った事無くてもさ。遺伝って面白いんだよね。

Mrs.Sugar《そうよ、遺伝って凄いのよ。前に言わなかったかしら？昔ねドッグショーでの話ですけれどね、代々有名なタイトルをいっぱい持っているプードルが居て、あるショーの時、ハンドラーが、あっ、ハンドラーってショーの時犬のリード持って歩く人ね！　

そのプードルが、ベテランではないハンドラーと、ショーに出たんですって！　

ハンドラーの方がスポットライトや審査員に上がってしまって、一番のペナルティのリードを落としてしまったんですって！

セージ《ありゃぁ、じゃぁその犬はチャンピオン取れなかったんだね？

Mrs.Sugar《ううん、それがね、もう遺伝的にショーに出て脚光を浴びるものだって、染み込んでいるから、訓練も良く入るし、１匹できちんとコーナーを回って、審査員の前で決めのポーズを取ったんですって！

セージ《へぇ～単に訓練の結果って言うわけではないんだね？

Mrs.Sugar《そうよ、犬猫でもショーに出ている血統の子は、美容をするときに、騒いだり暴れたりするような子は少ないわ。ショーに出るが好きなのよ。

でもね、スタンダードの形って人が作った場合が多いから、ペットにする子より小型なのよ。ですから時々とんでもない大きな子が生まれたりするのよ。

用途によって、人が意図的に作った種類の小型犬とか、猫種とかね。

セージ《Sugarはショーに出したかったんだろう？それで、ブリーディングしていたんだね。

Mrs.Sugar《そうなんだけれどね。生き物扱う仕事で、嫌な物見てしまったから暫くしてやめてしまったのよね。

それに家族の協力がないと、出来ない仕事だってわかってね。

セージ《家族は協力してくれなかったんだね。

Mrs.Sugar《日本人の家の多くは、私の時代は大概専業主婦ですしね。我が家はチョコチョコアルバイトを家でやっていたんだけれどね。まったく何にもしない夫だったから...。とっても頭の良いラブラドールが居てね。私に嫌味を言う元夫が近寄るとうなったりしたことがあったのよね。

凄く賢い子なのに、それだけは躾けたけれど、万が一危なく噛みそうになったら、困るので知り合いの家にもらってもらったの。きっと私が我慢しているのが、通じちゃったのかもしれないわ。

そうでなくても、日本は犬猫の習性や飼い方知らない人も多く、特に夫だった人は無理だったのね。子供と動物とは相性悪かったみたい。

セージ《で、やめたんだ。

Mrs.Sugar《そうね。多頭飼育したら、みな平等に扱わないとね。そんな時仕事にに失敗した夫が私に、八つ当たりして来て、別居になったのよ。

うふふふ、、、私にも悪い所があったのかもだけれど、私は最後まで結婚した時の約束は守ったから、思い残す事はなにもないわ。私もかなり我慢していたのね！

元々あんまり家にはいない仕事でもあったし、命令ばかりするし、６年別居して、私から離婚届送ったら吃驚したみたい。

慰謝料も何もなく身の回りの物だけ持って別れたから、全くもめる事も無く分かれて、私はサバサバしたのよ。家などもあったけれど“俺の家だ。全部俺の物だ”って・Ahahaha、、、、。

セージ《判るよ！俺はねNanの孫だからかもしれないけれど、勘ピューターでSugarが嘘ついていないってわかるんだよ。ま、Sugarも変わっては居るけれどね。

でもきっと、俺と出会うために、時間稼ぎして待っていてくれたんだ。

Mrs.Sugar《そうかもしれないわね。私は格安の単なるハウスメイドだっただけの暮らしだったのよ。少しは夫婦らしく暮らして居たのは、共働きしていた３～４年かしらね。私の方が生活費多く負担していましたからね。

長い間一緒に暮らしてはいたけれど、仕事も出張ばかりの人だったから、ただ暮らして居ただけでね。だから別れるのが簡単だったわ。結婚した途端、私は“シマッタ！”

って思った結婚だったのよね。チラッと嫌な性格が見えた事があったのよ。

 セージ《でも此処に来たから、俺達は出逢ったんだ。こうなる運命だったんだよ。やっとSugarは前の結婚の事話してくれたね。

それで、過去と本当にさようならできたね？俺は運命の相手だって今でも思っているよ。でも俺が生れるのが遅かったから、ずっと独身で待っていてくれるわけにはいかなかった代わりに、滅多に共に過ごす時間が無い相手と結婚したんだよ。
Mrs.Sugar《そうねかもね！今日は何となく話す気になったわ。

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Mrs.Sugar《あ～ぁ。ついに前の結婚の話を、セージにしちゃったわ。何時かは話さなくちゃぁって思っていたから、さっぱりしたわ♪　運命って言うか、宿命って言うかね。外国人にはその違いはないみたいだけれど！

Mrs.Sugar《さぁて、縫い物を済ませちゃわないとね。旅に行く計画を練らないとね♪　多分今回は計画倒れで出国は出来ないでしょうし、他の国はもっと出入国が厳しい所も少なくないみたいですしね！

Mrs.Sugar《でも不思議結婚はこりごりって思っていたのに、今私はまさかの結婚をして、幸せな暮らしをしているわ。最初からが違うわ。　今セージを、私は凄く愛しているって感じているけれど、前の結婚は、結婚する前もこんな気持ちにはなった事は無かったわ。

この歳になって、結婚して３年近く経って、心から夫を愛しているって言えるようになったり、そのように感じる心があるなんて、思いもしなかったわね。

日本人が夫だったら、再婚したにしても、そんな言葉などはない夫婦でしょうし、きっと心も全然別物のように思うわ

Mrs.Sugar《でもこれは外国人の恋人や、夫婦でいる人にしか、多分判らない気持ちよね。まぁ最近は何十年経っても、愛しているって言う夫婦もいるらしいけれど、本当かしらね？

只暮らしているだけでは判らないで、こむぎさんみたいに“いい歳して気恥ずかしくて、いやらしい”って言うのかもね。セージが言うとおり、黙って心で思っているだけでは、愛は育たないって言うのも判ったわ。

私も私からセージにI adore you.って言うようになったら、前よりもずっと愛しているって実感として判る様になったものね。

不思議だわそれにこんなに伸び伸びとした気持ちになれるなんてね！ま、私だけなのかもしれないけれど.....

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今日はMrs.Sugarは真面目にせっせと縫い物をしました。後何日かしたら、出来上がる事でしょう。　そうしたら、又旅のゲームの為でも有り、何時か行ける旅行の為に図書館で写真集を見てみたり、本を読んだりして、研究しなくっちゃぁです。

世界には実にいろいろな国があり、言語があり、習慣の違いや、又反対に吃驚するくらいに似ていたりして、とても楽しいのですね。地図を見ながら、Mrs.Sugarは思ったのです。

この地図に載っている世界中の国が、そこそこその国らしく、小さな幸せが皆に行き渡ればよいのになぁ～っと思いました。僻地なら僻地らしい幸せがあるでしょうし、先進国は先進国なりに何処でもほっとする時間がもてると良いのになぁです。

幸福感は色々あるでしょうから、出来るだけ健康的な幸せ感だと良いのですが・・・と。地図を見ながら人生を考えたりした本日でした。