土曜日はレディ達はCafeでお喋り

ごく身内のレディ達が、土曜日はCafeで、手仕事したりしながらお喋り会です。セージ君たちがサイクルクラブに行っている間はこの集まりは男性禁止での集まりです。と言っても、セルフィーユ君だけは、ひとりで喫茶室の営業でお菓子作りなど研究しながら、のんびりティルームだけ開店しているのです。

一応一般の人も土曜日の午前中はレディスだけと、思っているようで、男性客は午後からしかやってきません。女性ばかりが盛り上がっているので、何となく察して遠慮しているようです。
今日はアニーは来ていませんが、比較的前からCafeに関わっていたメンバーが集まって、この時はいかにもの女性ならはでのお喋りです。

ミントはしっかりストレス解消と、スコットに子供を預けて出てきます。

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Mrs.Sugar《今日はシャノアールも急用で、早く終ればくるようですけれどね！　アニーもカレッジに用があるとかってね。

ミント《女性はね何かと忙しいわよね。まぁ、スコットがラズリーLoveだから、こうして出てこれるけれど！医者でなくて薬局勤務だから良かったのよね。

ポプリ《此処は病院が本体の国ですから、皆がいっせいに休みの日って言うのはないのよね。1年中誰かが働いているわ。

Mrs.サフラン《本当にですわね。研究所勤務で息子も良かったですわ。割合カレンダーどおりのお休みが取れるようですからね。夜もちゃんと普通に眠れますし.....

Mrs.Sugar《もう直ぐラズリーも1歳になるのよねぇ～。この1年何が忙しかったのか、ただバタバタと過ぎてしまって！私が産んだわけではないんだけれど、マルまでお産したので、急にファミリーが増えた感じよね。

ミント《本当ね！本人の私達よりも、ほら仕事もSugarが多く引き受けてくれたし、服も調達してくれたりとかね。

セージも雑用が多かったようだし、仕事も就職が決まった途端に、大学院の時から引き続きで忙しかったのよね。

あの子が一番何時もゆっくり過ごしたい方なのに、此処の学校に来るって決めて以来、超特急の暮らしになっちゃったので、今度の夏休みは、初めてゆっくりすれば良いわよ。

きっと“煩いから連絡してくるなよ！”って言うわよ。

Mrs.サフラン《そうですわよ。私もね、息子と離れて暮らすようになって、何だかゆっくりの暮らしになれたのよ。

今は姪で女同士ですからかしら、結構のんびりになりましたわよ。同性同士のほうが、相手を意識しないで暮らせるのかもしれませんわ。

夫が居る時は愛し合っていても、なんだか気になるのか、忙しかったですよ。ですから、異性と言うのだけで、家族であっても存在感があるのかもしれませんわね。特に息子は可愛いのですけれど...。

ポプリ《そうなのかもしれませんわねぇ～。私も考えたら彼が亡くなって、思い出になってからのほうが、ゆっくりしみじみと“愛していたんだわぁ～”って、気持ちに浸っていますものね。

彼は何時までも若いときのままでね・笑

Mrs.Sugar《それじゃぁ、優しい夫で、先に亡くなってくれたほうが、女はゆっくり幸せ感に浸れて、良いみたいじゃぁない？　

でも男の人は、一人残された夫とか、ボーイフレンドが立ち直るのは大変みたいですけれどね。

女性はどんなに愛している相手でも、立ち直るの早いわよね。例外もいるかもしれませんけれどね。

ミント《そうかもしれないわよ。特に息子が手元に残ったら、もう愛のすべてが、息子に行ってしまうと聞いた事があるわよ。息子の中に夫も見えるそうですからね。

Mrs.サフラン《それはもう本当よ。私皆さんと知り合わなければ、息子からは離れがたかったと思いますわ。夫が居る時は、とても優しい人でしたから、夫が一番でしたけれどね。亡くなった後、エルダーが大人に成るほどに、夫のよく似て来て！

いずれ結婚などして離れて暮らしても、母親と息子は別格なんですよ。ミントさんもいずれ、判ると思いますわ。頭の先から足の先まで、本当に愛しいのが息子ですよ。

Mrs.Sugar《あらぁ～。そうなの？そうなったら、夫はどうなっちゃうの？夫一番だったのが、二番になっちゃうのかしらね？

息子にガールフレンドなどが出来たら、大変じゃぁないの？いう人日本人は多いって聞いていたけれど、皆母親は同じなのかしらね。

日本人の夫は「愛しているよ」など言ってくれなくなりますからね。でも他の国は結構何歳になっても、妻は「お母さん」何て呼ばずに、名前ですし、女として愛していますものね。

せいぜい息子が幸せな結婚をするまで、旦那様には生きていてもらわないと、子供は結婚出来ないじゃぁないのね。

ミント《ってエルダーはアニーと、いずれ結婚するんじゃぁないかしら？サフランさん意地悪しちゃ駄目よ。きっと可愛い孫を産んでくれるでしょうからね。

そうしたら今度は孫が凄く可愛いみたいよ。親じゃぁ無くて、責任が無いから余計に可愛いらしいわよ。普通はね。

ポプリ《普通はね？ってミントさんちは普通じゃぁないの？　皆さん忙しいし危険かもしれないのに、この時勢の中、見にいらしたじゃぁない？可愛くなかったら来ませんよ。

Mrs.Sugar《MumはDadが元気だからDadが一番でしょうけれどね。セージは“ラズリーやタンとローガンが男の子で生まれてくれて、本当に良かったよ”って言っていたわ。又皆女だったら、夢も希望も無い暮らしになる所だったって・笑　

跡継ぎの男の子は大変そうよね。

ミント《そうよ。それは本当にね。あれでも、セージは一応長男の役目を果たして、私達の事は一度は見に来て、連絡はしたみたいよ。でも、うちは家を継承するのは女であっても長子なのよ。ま、長子が男なら直良しでしょうけれどね。

そうだ、セージに言っておいて“私気合で男の子産んだんだから！姉の愛情よ”ってね。

ポプリ《そう言うのが女性なのよね・笑　ですからセージ君などが言うように、優しいけれど女家族は鬱陶しくなるんだと思うわ。

Mrs.サフラン《言われてみれば、本当ですわね。私もエルダー以外長男が居ますけれど、やはり嫁をとても愛して暮らしているので、何処かでねたましく思っていたのかもしれませんわ。

娘の家族には感じないのに....末息子のエルダーに、愛情を与えているつもりが、そうでなく愛情を独占したかったのかもしれませんわ。

ポプリ《そうそう、きっと女は独占欲がとても強いのかもしれませんわね・笑　

私などは素敵な思い出もありますけれど、映画俳優や歌手などのお気に入りにも夢中になっていますしね～❤

Mrs.サフラン《あらぁ、ポプリさんがですかぁ～？まぁ～信じられませんわぁ。いったいどなたのファンなんですか？

ポプリ《Ohohoho、、、、若い男性アーティストですわよ。若さをもらわなくっちゃぁですものね。

芸能人なら誰にも気にしないで、キャー素敵！！！って言えるでしょう？　普通の人に言っちゃったら、大変じゃぁないですか？Sugarちゃんと同じに私もミーハーなんですよ🎶

ミント《あらまぁ～、ポプリさんが？そうだったんだぁ～。信じられないような話ね。じゃぁDVDとかでお気に入りの人みて、キャー素敵ぃ～❤なんて言っているの？　

へぇ～そんなのはSugarだけかと思ったわ！
でもSugarはセージが居ない時だけよね・笑　あいつは嫉妬深いんじゃぁない？私は好きな歌手とか見ていても、問題ないけれどね。

Mrs.Sugar《むふふふ、、、、そうね。理屈では判っているそうですけれど、セージは気になる相手は一人だけだから、自分の事だけ見て欲しいんですって！　

後はMV等は姿が見えるから自分が居ないときに、見てくれって言うのよ。音楽とか聴くだけは良いみたいですけれどね。

セージはね、ミント達家族の女性が、皆それぞれに凄く綺麗で魅力的な家族でしょう？MumもNanもね。

その人達の内側の、見たくもない姿に囲まれて育ったせいで、女性の外での姿には、夢も何もないんですってよ。ゴメンねミント。変な言い方しちゃって！

ミント《Ahahaha、、、いいわよ。本当の事ですもの。そりゃぁ家に居る時は、もうありのままでお行儀も悪いしね！

私なんて何時も嫌な顔されて“いい加減にしろよ”って言われていたのよね。10歳違うって、弟は余り異性として感じないのよ。

マルたちなんて20歳も違うからねぇ。きっと歳がもう少し近かったら、異性の姉妹って思ったと思うわ。私が年頃になりかかった時に、セージは生まれたから、平気で裸で着替えたりもしていたものね。

だって、赤ちゃんなんですものね。見られたって恥ずかしくも無いでしょう。女性として、見せてはならない姿を見すぎたのね。パックで真っ白な顔とかね。

ポプリ《Ohohoho、、、それは、何だかのトラウマになったかもしれないわね。

Mrs.サフラン《でも、私は見せたほうが良いと聞きましたわよ。男女関係無く、異性の体に興味を持ちすぎないようにってね。

Mrs.Sugar《性教育ってややこしいものね？　でも西欧は恥ずかしいって言う気持ちが、出る前にきちんと教えるて聞いたわよ。

ミント《それはそうね。絵本もあるし、徹底してきちんとやっていても、予定外の子供産んじゃう若い子がいますからね。

結局育てられなくて、養護院みたいな所へ貰われていくのよ。セージの持っている土地は、収入から確か修道院の養護院に、毎月一定額送っているはずよ。

それも結構多額みたいよ。“最低の教育は受けないと、正しい判断が出来ない人になってしまうから”って言ってね。

考えたらあの子は、受け継いだのが15～６歳でだから、同じ年齢の子の面倒見ていた事になるわ。

Mrs.Sugar《そういうのが、私素晴らしい所だと思うのよ。ボランティアとか、日本の中・高校生は殆どの子がしていないと思うわ。

お金とかあったら、自分が使う事しか考えないと思うのよ。やっぱり宗教的な違いかしらね。セージは偉いわ。

ミント《まぁ、あの子が受け継いだ土地とかは、本当に自分の物になるものを選んだからね。一番小さな土地だけれどね。私の相続した所は100年だったかしら？経ったら、国に返すのよ。

又契約して、借り直すとかね。勤めている事で、生計が成り立っている人もいるから。だから、本当はセージは働かなくても、土地を守っていれば暮らして行けるのよ。後は長男だからこその仕事もあるのよ。

ポプリ《そう言うのも、大変ですわねぇ？もちろん弁護士さんとかが管理してくれているのでしょうけれどね。

Mrs.サフラン《わたくしも小さな家を数件持っているので、もう少ししたら子供たちに譲っておかないとですわ。

Mrs.Sugar《私みたいに、此処にある物だけと言うのが簡単で良いわね。もう、この国の国民になってしまっていますし！セージと結婚したから、国籍がどうなるのかしらね？

ミント《何時かはどちらかの国に決めないとならないんじゃぁないかしらね。
うちもきっと、此処の国民になるでしょうから、他国でなく同国人同士の結婚だからややこしくはないわね。

もうその国でルールが違うから、それだけは面倒よね。セージはねSugarが以前、何か一生懸命やっているセージが素敵～❤って言ったんですって！

だから自分が一生懸命働いて、2人の暮らしを支えられるようにしたいんですって。だから、今彼は満足で幸せなんじゃぁないの。

ポプリ《其処に行くと独り者の私は、何の苦労も無くて、悪いけれど一番気楽な老後かもしれないわね。親族はもう亡くなった人が多いし、後は居ても付き合いが無いですし、年金だけで暮らせばよいんですものね。

此処は施設や、病院関係・ライフラインは無料ですからね。きっと、丁度好い時に彼が迎えに来てくれるわ🎵

Mrs.サフラン《私もせいぜい休みの日には、好きな音楽聞いて、楽しんで暮らしますわ。そこそこ健康になりましたしね。

Mrs.Sugar《そこそこ？　物凄く健康に！じゃぁないのかしら？ねぇ、そう思いません？皆初めて此処にいらした時のサフランさんを知っているのよ。

ミント《そうよね。私もエルダーにベッタリだった、サフランさん知っているわよ。又エルダーが本当に優しくてね？

ポプリ《本当よね。後からエルダー君が、同時に5人位のガールフレンドと、付き合っているって聞いて、吃驚しましたわよ。

でも、それで私は高校生の時に、暫く授業受けていたモテモテ君が、エルダー君だって思い出したのよ。

Mrs.サフラン《私は息子が高校生の頃は、知りませんでしたわ。此処に来て知って驚いたんですのよ。どうしましょうって思いましたわ。

Mrs.Sugar《そう言えば、私の昔の友達も、男の子のお母さんでしたけれど”早く帰らないと大変“って言ってたので”男の子なのに？“って言った事あるのよ。

そうしたら、親がいないとガールフレンドが来ているからってね。外ではシャイな感じだけれど、日本人の子も、家に入ってしまったら同じなのね。
隠れてこそこそか、あけっぴろげな違いだけで.....。

ポプリ《それはそうでしょう。健康な青少年なら、もう12～3歳になったら、子供と言っても気を付けないとね。早ければ１０歳位から、気を付けておかないとよ。

親が思っているほど子供じゃぁないですよ。私達だって20歳くらいまでは、子供って言いますけれど、立派に大人ですよ。

だから、養護院みたいなところが、何時もいっぱいなんですよ。責任もって育てられなくてね。

ミント《そう考えると、親になるのって大変だわぁ～。しっかり教育しないとね。

Mrs.サフラン《本当ですわよ。考えたら息子も、もし子供が出来ても、育てられる年齢になってよかったわですわ。

彼女も同じ歳で、シッカリしているようですからね。

Mrs.Sugar《そう考えたら、私とセージなんて、偉い事だったわね。初めて出会った時はセージは1６歳になったばかりですものね。

ミント《まぁ、そこが祖父がシッカリ男として、立派なジェントルマンになれる我慢強い子に躾けておいたから、良かったわよね。

って本人が恋しているのに、気が付かないボンクラだったのがよかったわよね。

気が付いたのが19歳近くなっていたから、随分違ったと思うわよ。その頃の2歳くらいって、かなり違うでしょうからね。　

ポプリ《本当にね。好きになった相手が、同じ年頃でなかったのもブレーキが利いたんじゃぁないですか？

Mrs.サフラン《まぁまぁ、そう考えると、子育ても大変ですわよね。ミントさんもこれから、男の子は暫くはわんぱくですから、怪我も気を付けなくてはなりませんし、深く考えたら子供も産むの大変ですわね。
私などは何も考えないうちに、早くに結婚して子供産んでしまいましたけれどね。

Mrs.Sugar《そうよねぇ～。結婚だって若い時は深く考え無いところもあるから、結婚できるんでしょうしね。結婚はしてみないと解りませんしね。

最近はもう80歳くらいになってからでも、結婚する人も出てきましたしね。何が良いか判らないわね。

ミント《Sugarは結婚して、前より幸せになった？

ポプリ《それは顔見れば判るじゃぁないですか！　もうこれだけセージ君に愛されて、Sugarちゃんも、益々若くなって、以前よりもずっと愛情が深くなってきたでしょう？前からハッピー体質だったみたいですけれどね。

Mrs.サフラン《そうですわよ、あんな優しい目で見つめられてしまったらねぇ。

Mrs.Sugar《だから、最近一寸後悔する時があるのよ。人生最大の後悔かもね。

ミント《なんで？セージが嫌な時があるの？

Mrs.Sugar《反対よ。こんなに愛されて私は本当に幸せよ。でも、もし思っているよりも早くに寿命が来たら、セージが言う通りだったら彼は、あまりにも長い間、一人暮らしになるでしょう？　

前はね、気楽に“次は若い年齢の人と、再婚すれば良いでしょうし”って思もっていたのよ。セージなら、いくらでも相手は見つかると思うわ。

でも、もしその気に慣れなかったら、彼はジっとひとりで寂しく過ごさなくちゃぁならない事になってしまうわ。あまりにも、それを考えたら“若すぎるなぁ～”って思ったのよね。今の私達より幸せだって思うのも、微妙な気分だしねぇ。

ポプリ《Sugarちゃん、それは違うと思うわ。私と同じじゃぁないかしら？私は部屋に一杯、思い出の品と写真もあるし、家に帰るの楽しみよ。何時でも彼は私の側に居るのよ。

そんな事言うと、気が違っているみたいですけれど・・・。素晴らしい相手に巡り合ってしまうと、変な話独占できているし、亡くなった歳のまま寄り添ってくれているわよ。

浮気もせずにね。考え方ひとつだわ。あの時Sugarちゃんが“今ならOKよ”って言った時の彼の嬉しそうな彼の顔は忘れられないわ。私は正面に居たから、見えたわ。
Sugarちゃんは後ろから抱きしめられちゃったから、見えなかったでしょうけれどね。

Mrs.サフラン《“NO”って言っても、諦めるとは限りませんしね。

ミント《良かったわ。Sugarはセージの事嫌になったのかと思ったわ。セージは、しつこくしない様に気を付けているって言ってたしね。　

先の事等考えずに、愛してあげてね。楽しい思い出沢山作ってね。一応姉ですからね。セージは可愛いわ。幸せな顔していると、とても嬉しいのよ。
それも私と仲の良いSugarが相手ですものね。

Mrs.Sugar《判ったわ。皆ありがとうね。話したら私さっぱりしたわ。じゃぁ今まで通りに、お気楽に過ごすわ。セージはそうして欲しいって要求は言うからね・笑

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ニコニコ顔になった、Mrs.Sugarを見て、皆ホッとしました。その笑顔がMrs.Sugarらしい魅力的な笑顔です。　セージ君もその屈託のない笑顔が大好きになったのでしょう。

とても幸せそうな笑顔なのですが、笑顔だから幸せなのか、どちらが先なのかは判りませんが！　誰でも笑顔の側にいるのは心地よいですものね。愛が有れば、大概の事は乗り越えられるでしょう。　

愛にも色々ありますが、やっぱり一番の愛はキューピットが運んできた愛でしょうね。多分人の自然の姿で、深い絆で結ばれた愛でしょうね。そんな話で今日の午前中は終わりました。もうすぐセージ君が迎えに来る事でしょう。