夏休み前なので、休みの準備も

セージ君の夏休み前の提出物は完了して、残りの日はプロジェクトの誰かの手伝いをしたり、夏休み明けにやる仕事の準備でおしまいにする予定です。今日は日にちがずれてしまったのですが、オムツ類をビアンカが持ってくるので、手分けして今週は実験して、3日後くらいには結果を書いて渡さないとなのです。

そんな事の話もしながら、朝からターナー教室はにぎやかです。Baby用オムツは流石に父親のイリスがキッチリと、もうかなりリポートを書いています。

新しく考えだすのは苦手ですが、チェックした結果を書くのは、得意かもしれません。

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エルダー《夏休み前に終わって良かったよなぁ～。もうちょっとって所で休みになったら、休み中気になるものね？

セージ《うん、今回こそゆっくり休みたいから、ちょっと集中した日もあったよ。休みの日に資料を作ったりもね。

だから、今夏休みは、Sugarも夏休みだから、もう家で過ごすにしても、凄い夏休み気分満載で過ごせるよ。

メィス《セージは自宅ハネムーンね・笑　でもその為にはあと1～2回で終わるから、パッドの試着協力してよね。

フランツ《そうだな、何だか専門外の物って感じだったけれど、どうやら今後も関わる研究室の様だから、協力しましょう。あちらは男性メンバーが居ないらしいからね。

エルダー《でもさぁ～しつこいようだけれど、俺此処に入った時はリニアの夢がいっぱいだったんだよなぁ～。でも考えたら母体は病院だからね。

此処の研究室が良さそうだって気が付いたから、どう将来につなげていくかなぁ～って思っていたんだよ。

セージ《で、突然医工学関係のプロジェクトに飛び込んできたんだね・笑

フランツ《それは俺だって、たまたまリヴェール教授の勉強会に参加しなかったら、皆とは知り合わなかったよ。セージの開発したものの勉強会で、始めて見たから“やたらに若い奴だなぁ～”って思ったよ。

休憩時間になると、何だかメールしたり電話をコソコソして、あんまり寝ていない様だから、気になったんだよな。

エルダー《しかし、初めに作ったこれより、ちょっと変えてデザインも変えたら、凄い違いだよなぁ～。

偉く立派な洗濯機でさ、おむつやパッドを洗う物とは思えないよね・Ahahaha、、、

キッチン用品とか、ワインでも出てきそうじゃぁない？

セージ《だってさ“汚れもの洗うものだからこそ、良い感じのデザインが良くない？”って言われてさ、それもそうだなってね。

フランツ《ターナー教室としても、インパクトのある製品が出せて良かったじゃぁないか。今後とも此処は、小物の方が多いと思うんだよね。

エルダー《そうだな、でもさ、皆目立つ大物をやりたいプロジェクトが多いから、良いんじゃぁないのかな？そう言うプロジェクトも必要だよ。

セージ《俺はその方が良いんだけれどね。大物やる所だったら、自分の時間も少なくなりそうだからね。小物ばかりで、雑用係みたいだけれど、俺にはとても都合が良かったよ。家庭第一主義だからさ。その割にはずっと忙しかったよなぁ～。

メィス《私は仕事しやすいプロジェクトだわ。やりたい事が役に立つ内容ですからね。

メィス《まさかの立派な仕上がりで、でもセージこれをイリスの開発にしちゃって良いの？巧くいってもネームプレートは1枚だけなのよ。エルダー達も.....

エルダー《セージが良いって言うんだから、良いんじゃぁないの。俺は構わないよ。

セージ《俺も全然、リーダーはイリスなんだからさ

フランツ《なら、良いんじゃぁないか！

エルダー《OKとなったら、我が家にもこれは設置する事になるんだね。俺はまだ使わないけれどアニーが使うからね。

セージ《うちもSugarが、時間の問題で、使う事もあるかもしれないからね。

メィス《もちろん私は、使うしポプリさんもSugarと同じにパッドを使う時があるかもしれないし。

フランツ《今の所俺の所は俺一人だから要らないかな。

メィス《あらっ、考えたらフランツだって、下着とシャツ位の洗濯にはこれで間に合うんじゃぁないの？

エルダー《あぁ、そうかもしれないね。下着穿かないなら、シャツだけ洗えば良いじゃぁないのかい？

セージ《そうだね、夫婦でいてもさ、毎日洗うならこれで洗濯できるんじゃぁない？シルクとか特別丁寧に洗うもので無かったらさ！問題は汚れ物対象だから、粗っぽく汚れを落とすが中心に作ってあるからね。

フランツ《シルクのストッキング穿くガールフレンドとかは作れないな。もみくちゃになったりしてさ。Ahaha、、、

エルダー《あれまぁ～。ついにフランツまで、馬鹿な冗談言うようになってしまったよ。どうするんだよセージ。

セージ《えっ、俺？俺のせいじゃぁないだろう？人聞きがわるいなぁ～もう。

メィス《でもね、セージが居るとそう言う話になりやすいのよ。そう言うオーラが漂っているんでしょうね。

フランツ《そうだよ。それがさ、最近はエルダーが加わると、余計にだよな。

エルダー《この前に作ったのでは、今一つだったんだね？

セージ《薄ければ良いと言うものではないみたいだよ。あのリハビリ用のレギンスも、穿き口と足首は少し布を厚めに作り変えたからね。それで着やすくなったし、着ていてもやたらに、裸でいる感覚が無くなって、落ち着いたそうだよ。

メィス《人の感覚ってデリケートなのね。

フランツ《全く気にならない人も居るかもしれないけれどね。

イリス《赤ん坊でさえ肌感覚は良く感じるようだよ。あのオムツになってから、動きが凄く活発になったようだよ。布感も気持ちが良いみたいだしね。

セージ《しかしさぁ、自然現象だとは言え、生まれた時と最後の時は、人はオムツの世話になるんだね。男も尿漏れするなんて、考えもしなかったぜ。
Sugarから聞いた時は、まさかと思ったよ。まぁ障害を持ったりしたら別としてね。

人の体って言うのも、消費期限があるって事だね。水道のパッキンみたいに交換出来たら良いのにな。そうだエルダー考えてみたら？　お前リニアに力入れていたけれど人工心臓とかの授業も受けただろう？

エルダー《ちょっとだけな。何だよ又勉強しなおせってか？

メィス《そうよね！エネルギー関係はフランツに任せて、エルダーはまだ若いんだから勉強しなさいよ。人工臓器って必要だわよ。

フランツ《でもそれも良い考えだよな。どうせ、何か研究開発しなくちゃぁならない仕事場なんだからさ。実際に使う使わないは別としてね。

エルダー《判ったよ。こんな下半身に使う物に関わってしまったら、今度はパッキンだとよ。人工臓器は、何処でも結構力入れている事でもあるんだよね。

医療サイボーグの研究は結構進んできて、義手や義足だけでなく、意識しないでも機能が調節・制御される機械装置を移植する事の研究は凄く進んでいるみたいだよ。

セージ《そうそう、神経と機械装置を直結し、電気信号のかたちで脳に直接情報を送り込んだり、取り出したりする研究は、かなり進んでいるはずだぜ。

それならさ、エルダー人に言う時にカッコいいじゃない・笑
“Cybernetic Organism（サイボーグ）”の研究していますって言えば良いんだからさ。

フランツ《Ahahaha、、、そうだな。

Dr.ターナー《よぉ～。皆片づけ物は進んでいるかな？夏休みだぞ！

エルダー《皆して俺の事馬鹿にしているんだよ。でもね、案外面白かったりしてね。

セージ《そうだろう？俺エルダーは、向いているんじゃぁないかと思うんだよね。

メィス《そうね、結構見かけより神経こまやかだしね。

Dr.ターナー《何か始める事でも出来たのかい？

エルダー《オムツの試着の話からね。男も中高年になると、尿漏れしてって話が出てさ、それってカッコ悪いし、結局は“水道のパッキンを変えるみたいに、内臓の一部を変えたら良くないか”って話しになって、その研究は俺がやったら！って話しになったんだよ。

セージ《エルダーは少しは授業で人工心臓などの授業は受けたって言うからね。

Dr.ターナー《おぉ～！それは悪く無いんじゃぁないか？

エルダー《うん、俺もそう思ったよ。でも又勉強かぁ～ってね。悪くはないけれどね。そう言えばさ、管理人試験俺終わったんだよ。受かったよ。

セージ《えぇ～そうだったの？良かったなぁ～。ならそうだよ。やらなくちゃぁって思う事があるのって、俺は素晴らしい事だと思うんだよ。

俺も今のうちに、ちょっと夏休みが終わったら、介護の事の勉強をしてみようかとも思っているんだよ。介護って言うか人間工学をね。

メィス《あらっセージそんな事思っていたの？

フランツ《そう言えば、年間予定表に人間工学の講習会が、半年くらいあるって出ていたよな？整形外科の准教授だかが講師になって！誰でも受講できるんだよ。

ビアンカ《こんにちわ。メィスあともうすぐで出来るわ。皆に言ってくれた？

メィス《言ったわよ。だから今話しているのよ。話が脱線しているけれどね・笑

セージ《それで俺講習会は、ターナー先輩に聞いて、申し込もうと思ったんだ。

Dr.ターナー《自分で、時間調整して受ければ良いんじゃぁないか？自分の研究に差しさわりが無ければね。若い時には本当に勉強しておくと良いよ。
年々気はあっても疲れたり、集中力が無くなったり、その他で勉強する時間が無かったり、無理が利かなくなるからな。

よう、ビアンカ今日出来上がるのかい？　皆のオムツの試作品？

エルダー《何だかオムツって言葉が冴えないよなぁ～。でもそれで問題なければ、初めて院内で使ってみるんだろう？

メィス《そうよ。試着してみてからじゃぁ無いと、どんなか分からないじゃぁないの。

ビアンカ《他にも頼んで来たから、結構な人数が今夜から数日実験的に使ってもらうわよ。特にセージ君の所のSugarさん肌が弱いって言うから、結果を期待してるわよ。

セージ《って事はさ、もしかしたら、被れちゃったりする場合があるって事かよ。せっかくロマンチックな夜を過ごそうと思っているのになぁ～。ハネムーン気分が滅茶滅茶だよ。

エルダー《可哀想。でもお前何時までハネムーン気分なんだよ。Sugarさんが大丈夫なら皆OKなんだね。だから1日でなく何日かなんだ？

メィス《女性達も何人も、実験してもらうんだからね。Sugar以外にも肌が弱い人や、アレルギーもあるでしょう？
どう考えたって女性の方が肌は弱いと思うわ。巧くいくと良いんだけれどねぇ～。

ビアンカ《本当によね。これでうまく行ったら、考えたら過去の物の素材に戻ってよかったって言う証明にもなるのよ。

Dr.ターナー《そうだね。それが興味深いよなぁ～。何でも新しければ良いと言うばかりではないという事の証明でもあるからね。

それにごみの焼却予算が大幅に削減できるからね。ま、夏休みがちゃんと取れるように、巧く限を付けて休むんだぞ。研究員は、基本休んでよいんだからな。

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夏休み前ですが、このチームは最後の仕事で活発です。まさか、新しいオムツの開発とは、誰も思っていないでしょう。でも、良いものが出来たら、赤ちゃんも、毎月使う事が多い女性達や高齢者は、煩わしい事が少し解消されるでしょう。

ビアンカも色々な繊維類の研究をして、日頃はガーゼや包帯や、マスクその他の研究開発がメインでしたが、セージ君のリハビリスーツ以来、手持ちの全く使われていなかった繊維が、急に日の目を見る事になって、次々とになってきたのです。

彼女も、メィスと共同開発という事で、前回のリハビリスーツプラス今回のBaby水着や、リハビリスーツからの応用のレギンスで、プレートを3枚も壁に埋め込まれたのです。

もちろん洗浄滅菌乾燥機は代表イリスの名前で、プレートが填め込まれました。エルダー君も超音波の開発でプレートがはめ込まれたのです。フランツとセージ君は以前填め込まれていますし、Dr.ターナーは医学部門で何枚も填め込まれているので、設立1年未満の教室としては、かなり優秀です。