ライモン君は会議で早く帰りました。

今朝もなんとセージ君やエルダー君がクラブルームに出てきた頃には、ライモン君は掃除も終えて、満足そうに彼らを待っていました。今日は大事な会議があるとかなので、かなり早い時間に出てきたので、万が一の為にワイス君が付き添ってきていました。

なるべく誰かと一緒にいる様にと言う事なのです。一応病人ですから・・・どうも、早く帰るのが凄く嫌な様で、ワイス君にくどくどと愚痴を言っていたようです。今日の様なほぼプライベートな時間の時は、半分はワイス君は友達としての気分で付き合います。

　　　　　💕～～～～～～～～～～～～～～～～～💖

セージ《で何、お前自転車も乗って来たのかい？

ライモン《当然だよ。何時もほどは乗れなかったけれどね。自転車で森の中走ると凄く気持ちがよくてね。僕はこんな暮らしが出来るとは、思って居なかったね。

エルダー《やたらに綺麗だけれど、掃除もしてくれたのかい？

ワイス《僕がって思ったんですが、駄目だと怒られました。掃除するのさえ気持ちが良いそうですから.....。自分の部屋もこうだと良いんだけれどね。

ライモン《あれはね、僕がやってしまったら、キーパーの仕事を奪ってしまうからね。今日はさ、一寸大事な会議が有るから、早く戻らないとならないから、太陽と共に起きてきたよ。

大丈夫だって言うのにさ、ワイスはついてくるからさ。第一駄目な時って、誰かと一緒でも駄目なんだって最近思うんだよな。
だから、大丈夫な時には、注意はするけれど、まぁ好きにやりたいじゃぁないか！

セージ《それはまぁそうだけれどさ。ワイスは仕事上、お前に何かあって側に居なかったら、何していたんだになるだろう？友達としても心配だろうしさ。

エルダー《まるで、ボディガードだよな。君も疲れてしまうだろう？

ワイス《まぁそのうちカール弁護士が来るから、そうしたら入れ替わって、時間が空いたらその時には寝るから大丈夫ですよ。僕もロボットじゃぁないからね。

ライモン《僕より先にワイスに倒れられても困るからね。でも僕だって、皆と遊べる時には遊びたいしね。

セージ《それはそうだよね。でも仕事とはいえ、ライモンもかもしれないけれど、ワイスやカールも大変な仕事だよなぁ～？そこ行くと俺達は遊んでいるような楽しい仕事だよ。

エルダー《本当に、一応カレンダー通りに休めるしね。

ワイス《僕たちも今だけですよ。もう少ししたら、のんびりした仕事になれるはずです。時々凄く忙しいですけれどね。

ライモン《セージやエルダーも、夏休み前に色々忙しそうだったんじゃぁないか？玄関ホールの所に、ネームプレートも埋め込まれたみたいじゃぁない。

セージ《今回はエルダーが忙しかったよな！ちょっと手を加えちゃったからね。

エルダー《まぁ、そんなものさ！　でも休み前に終わらせられて良かったよな。今年の夏休みはゆっくり休みたいからね。

ワイス《夏休みは何時までですか？

ライモン《夏休みになっても此処へは来るだろう？やすんじゃったら寂しいじゃぁないか。

セージ《あぁ、一応土曜日の午前中は来るつもりだよ。ライモンは休みは？

ライモン《あるとも言えるし、無いとも言えるしね。何もなければ、忙しくはない仕事だからね。情報はチェックしておかないとならないけれどね。

ワイス《多分何事もないだろうって思ってはいるけれど、毎日世界の新聞などのチェックはしないとね。主にそれが僕たちの仕事みたいなものだよ。

エルダー《そうかぁ～。何処で関わっているか判らないんだね。

ライモン《まぁ、そう言う事だよ。此処は何でもなくても、その他の国で何かあれば一応状況を把握しておかないとね。

セージ《それも、暇なような忙しい様な仕事だなぁ～。

エルダー《まぁね、何でも仕事は楽な事ばかりじゃぁないさ。

ライモン《今日はさ、君たちに逢えてよかったよ。まだ遊べるはずだったんだけれどさ。仕方が無いから帰るよ。じゃぁね。

セージ《今年こそは、本当にゆっくり夏休みが取れそうだね。

エルダー《あぁ、お互いにスキップもしたから、忙しかったよなぁ～。よく無事に研究員になれたいな？それも揃ってさ。ついて居たんだよ。

そのまま持ち上がりで、プロジェクトチームだしさ。責任者も変わらずDr.ターナーだからね。

人数も全部で6人だしさ。これで、イリスがリーダーとして、要領を覚えたり語学がもう少し出来てくれると良いんだけれどね。

セージ《まぁ、教授になる気があったら、ドイツ語・フランス語をもうちょっと完璧にと、マンダリンも覚えると良いんだってさ。

何処の国に行ってもチャイニーズ系は居るだろう。ビジネスではやっぱりできると良いみたいだよ。

スコットは漢方薬の勉強して北京に行ったから、出来るけれど結構便利だって言ってたなぁ～。

エルダー《セージはSugarさんの国の言葉を覚えなくても良いのかい？

セージ《うん、言う事は大分TVで覚えたから、少しはヒアリングは出来るけれどね。適当に覚えれば良いんだよ。日本語覚えても、日本だけでしか利用できないからね。

俺はそれならエルダー、スエーデン語は覚えたいなぁ～。その内教えてくれよ。工科大には何時か行って見たいんだ。人間工学はかなり興味深い研究やっているだろう？

エルダー《あぁ、そうみたいだね。いいよ。しかし俺達もこうして遊んでいるように、雑談もしつつ、情報交換もしつつだよな。

そうだ、セージは夏休みは何もしないで家の中でハネムーン予定かい？

セージ《ン？いやひとつは早朝散歩は、Sugarとイチャイチャしながらすることにしたし、後はキャンプをしようかなぁ～とは思って居るんだ。

キャンプも楽しいだろう？　テントキャンプはSugarはしたことないそうだからね。実際には、無計画だよ。計画立てると大概がっかりする結果になるからね。

エルダー《早朝散歩は、よくしているじゃぁないか？何だよそのイチャイチャ散歩って言うのはさ？キャンプって言うのも、何処にキャンプに行くんだい？一応出国はしないで欲しいって言われただろう？

セージ《イチャイチャ散歩はさ、俺はさ、ボケェーって見えるから、又何処かの女からしつこく付きまとわれるかもしれないからさ。

予防の為に結婚している事の証明の為に、イリスみたいにイチャイチャしながら散歩して、アピールしておくんだよ。

それで丁度夏だから、濃いサングラスかけて歩けば、怖そうに関わり合いたくない様に見えるって言うからさ！医学部のインターン事件聞いただろう？

もしそんな事になったら、Sugarが暫くは側に寄らせてくれなくなるって言うから、予防だよ。

エルダー《Ahahaha、、、俺みたいだと、騙されて遊ばれてしまいそうだって、用心してくるだろうけれどね。お前はなぁ～、人畜無害に見えるものなぁ。年齢も丁度ちょっかいかけたくなる歳なんだよ。
大概の女子が歳上だろうしね。で、キャンプって言うのは何処へ行くんだよ？それも面白そうだよなぁ～。まだ今なら程よい気温だしね。

セージ《別にそれほど遠くには行かないよ。ちょっと山の上の方へね。Sugarは初めての経験だって言うしさ。

キャンプの仕方覚えておけば、何かの時には役に立つかもしれないだろう？エルダーはキャンプした事あるかい？

エルダー《あぁ～。学校からサマースクールとかで、何度も普通はサバイバル兼ねてやるんじゃぁないの？アニーだってやった事あるって言ってたもの。

日本の学校ではやらないのかい？ポールダンスもやらないし、語学も余りやらないそうだし、何の勉強しているんだろうね？

将来実生活には、あまり役に立たない勉強なんだね。ところで、山の方ってどこかに山があったっけ？

セージ《試験の為の理論などばかリみたいだよ。数学もただ計算するだけでさ、それを使って、生活にどう役に立てるか考えたりは、やらないみたいだよ。就職活動用、ふるい落としの試験用みたいだよ。

こむぎさんだって、英文科２年まで行っても、ほとんど役立って居ないだろう。キャンプする山って、飛行場の向こう側の高台だよ。
一応この国では一番海抜が高いんだぜ。それを山と言わずに何というんだよ。

エルダー《ふぅ～ん。学校の勉強って、国に寄って随分違うんだね。治安だけは物凄く良いみたいだよね？街の中も凄く綺麗だとかって言われているだろう。

セージ《でもさ、Sugarに聞いたら、結構最近そうなったそうで、昔は治安も悪かったし、夜道は女が独り歩きするけれど、襲われてキャーッて言っても、実際には助けない場合が多いそうだよ。

Sugarも経験あるらしいけれど、仕事での帰り、夜道で痴漢に遭って“キャーッ”て行ったら、直ぐ近くの家は電気消しちゃったんだってさ。
だから“助けて！”って言うのではなく“火事だぁ～！”って言わないと駄目なんだって！

親切な人が居たら、警察に電話位はかけてくれるそうだよ。でないと助けた人が、次狙われる恐れからだそうだよ。知り合いが人通りが多い道で、暴漢に襲われた時もポリスマンに”自分の身は自分で守って下さい。人手が足りないのです。“って言われたんだって！週末休みでないとか、給料が安い。仕事がきついと言う事で、応募者が少ない職業なんだって！

エルダー《犯罪に対して、罪が軽いのかもしれないね。まぁ、都合の悪い事は、ハッキリ言わないらしいからね。

ブティックに居る日本人の人達みたいに、直ぐに固まって、日本語でばかり話しているしね。アニーもやっと最近付き合い方が解って来たらしいよ。仕事はきちんとしてくれるようだけれどね。

セージ《まぁ、色々な人が居るからね。俺はたまたま好きになったSugarが、日本人だっただけなんだけれどさ。

彼女の場合は、俺は本当に話していて楽しいし、大好きになってしまったからね。他の人は関係ないからなぁ～。でも取りあえずは、何か遭った時一人でも何とか身を守る方法は、教えようと思っているんだ。言葉もね。英語は最低はイケそうだから、後はフランス語を少しずつね。下地が出来ていたから、抵抗感がないようなのでね。

エルダー《まぁそうだよね。俺だってアニーと付き合う事にしたけれど、結局は話が結構楽しかったから付き合い始めて、フランス人ではあるけれど、割合アッサリしているしね。まぁまぁだと思って居るんだ。
エスカルゴは食べたくなかったけれど、食べたらフランス料理はやっぱり美味しいよ。

セージ《食事が美味しく食べられる相手は良いよね。大体俺は食事にあまり好き嫌いが多い人は好みじゃぁないんだ。多少誰でも好みはあるだろうけれど、出された物は何でも食べられる人がいいなぁ～。

それもSugarは問題無くて、良いんだよね。

エルダー《うちは俺が少し好き嫌いがあるかな？まぁ考え方とか違いはあるけれど、話し合って解決できる人だからね。

夏休みはお互いに、もっと相手を理解できるように、親しく過ごす事にしようぜ！

俺も出来るだけ結婚を考えて、付き合っているんだよね。

　　　💖～～～～～～～～～～～～～～～～～～～💕
今日はライモン君が帰った後は、2人してボソボソと色々な話をして、考えたり笑いあったりして、半日過ごしました。ゆっくり、こうして話をするのも良しですね。

何だか家とは別の、もう一つのゆっくり過ごせるデンでもあります。彼らにとっては貴重なメンズクラブかもしれません。時間がずれて、Dr.ターナーやDr.マロウ達も休憩に使っている様です。ライモン君の会議は、何となく大事なことが起きてくる事なのかもしれないような気がするともセージ君はエルダー君と話したのです。