Mrs.Sugarはセージ君をトランスファーで移動

今日は、秋からエルゴノミクス(人間工学）の勉強も始めるセージ君の下調べに付き合って、Mrs.Sugarとおしゃべりです。この話はとても面白くて、止まるところなしになってしまうのです。
最後にはジョークで、終わって大笑いになるのですが、話が乗って来るとどんどん世界が広がり、少々アニメチックにさえなってしまうのです。

今や何十年も前の、日本の漫画の世界やSF映画が現実になってきていますからね。しかし、反面アメリカナイズされて育ったMrs.Sugarと伝統を守るのが基本の環境で育った、若いセージ君の話が、笑いの元になりやすいのです。

まずはセージ君は人の体の動きや感覚などについての、基本の本を読んでいるところです。夏休みは何もしないはずでしたが、まぁ読書と昼寝が今日の予定です。Mrs.Sugarは地球儀を見たり、ネットで色々な国を見に行ったりです。ながら族の2人はおしゃべりもしながらの読書です。
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セージ《そうかぁ～。人の体って無駄なく巧く出来ているもんだね。指なんてさ、付属器官として爪、指紋、物の把持、触覚、歩行時の体重移動の補助とか、色々仕事を沢山しているのは知っているけれどさぁ～。凄いと思わない？

こういう知識をクリアしていたら、やたらに無駄に力を入れなくても、出来る事等も沢山あるしさぁ～。

Mrs.Sugar《そうよぉ～、だから、もう忘れてきちゃったけれど、私は一応訓練受けたから、万が一セージが怪我したとかなっても、そこそこ介護や看護出来るわよ。

どうする事が必要かお医者さんが指導してくれたらね。だから、安心してね。

セージ《そりゃぁどうも！宜しくお願いします。（って、俺はSugarの介護をするために、色々やっているのに、まったくSugarったら、反対に思っていたりするんだからなぁ～。

まぁ夫婦で知っていた方が良いけれどね。前よりもちょっと、疲れやすくなったようだからなぁ～。確かにSugarは結構若い感性しているけれどね。でも怖いんだよね。体力落ちたのを意識しない所があるからね。本人だと気が付きにくいのかなぁ。）

Mrs.Sugar《え～と。そうかぁ、北欧の方って案外近いのね。でも飛行機って北極の真上は飛ばないのかしらね？磁気とか、気流とかの都合で、何かしらあったりして...。

人って本当に何にも知らないで暮らして居るのに、宇宙の事に熱中したりしている訳？発表しないだけで、将来は地球は今とは違った只の廃墟にしかならないのかしらね？科学的に過去のデーターからして....。

でも新たに全く違う事が解ったりするからねぇ～。

Mrs.Sugar《隣の事が解らなかったりするのに、それにそんな地球の危機が考えられるんなら、戦争だテロだなんて言っている場合じゃぁ無いわよね。

私なんてもう住んではいないけれど、東京オリンピックが無事に済んでしまうまで、大災害が日本に起きなければ良いって思っているわ。

選手の人達も、あの東京の異常な気候の中無事に済むのかしら？違う季節にすればよいのに、まるで自殺行為だって思ってしまうわ。

セージ《へぇ～。まったく関係ない臓器と、離れたところが繋がっていたりするのも面白いよなぁ～。座っている人の額を指で押さえただけで、立ち上がれないとか言うのは、結構皆しっているけれどね。

そうそう、足腰弱って立ち上がれない人は、足の両膝を補助する人の膝で押さえて手を引っ張ると、軽く引いただけで立ち上がれたりね。

面白いよなぁ～。ねSugar、武道は女性でも、指のキーポイントの関節を、つかんだだけでも大男でも、身動き出来なくなったりするんだよね？

Mrs.Sugar《そうそう、そうみたいよ。人の体は凄くよく出来ているそうだから、そんな事から勉強するの？

人間工学の勉強は、面白いでしょうし、仕事の役にも立つのね？もう頭の中が混乱しそうね。お勉強からはもうずっと離れられない暮らしね・笑

でもずっとあんまり勉強していなかったから、少し遅い目スタートって言う事でね。嫌な事ではないのでしょう？

セージ《そうみたいだね。嫌いなものも有るけれど、まぁやり始めたら結構面白いと思うようになってさぁ...。

9月からは、中途半端になっているのに取り掛かりたいしね。
でもさぁ、必ず途中で、急に何か入って来るんだよなぁ～。

Mrs.Sugar《仕方ないでしょう。それが趣味と仕事の違いだわ！

セージ《そうだね。Sugarの説明って、簡単明瞭で・・・笑　

Mrs.Sugar《物事シンプルに考えないとね。2つ良い事は無いし、美味しい話も無いと思ったら間違いなしよね。

セージ《そうだよ。人はさ努力した分と、ちゃんと誠実に働いた分だけ、報酬がもらえるんだよ。

Mrs.Sugar《えら～い、セージったら当たり前のことだけれど、若い割にはよく判っているわよね。後は生きて行くには予期せぬ出来事って、案外多いのよね。

でも、直ぐに結果が出るとは限らないわよ。だから、結構お気楽な性格の人の方が、生きやすいかもしれないわね。マニュアル通りだなんてことは、半分以下かもしれないしね！って緩い考えの西欧人に言う事もないわね。

日本人よね。指図された通りにしか動けなかったり、大体が許せなかったりが多いのはね。でも自分にはかなり甘いのよね。最近私も、反省するようにはしているのよ。

セージ《何か反省することが有るのかい？　まったくSugarは俺から見たらパーフェクトな妻だけれどね。

信じられないくらいに、同じような事思っていたりするのが、驚いちゃうよ。

Mrs.Sugar《そうそう、もう長い間、私が介護的な事やっていないけれど、まだ出来るかしら？ちょっと試してみるから、セージは患者さんになってみて！

そうねぇ、脊椎損傷の下半身マヒって言う事でね。若い人には多いのよ。

セージ《えぇ～！俺は体が大きくて重すぎるよ。若い方が高齢者よりかなり重いって言うからね。それに筋肉質だからさ・・・

Mrs.Sugar《大丈夫よ。下半身は協力しちゃぁ駄目なのよ。ほとんど力が入らないんだからね。まずは横になってみて！ほら、ヨイショっと！

セージ《わっ！危ないよSugar、あっ、、、キャァー誰かぁ～。

Mrs.Sugar《ふざけているんじゃぁないのよ。病人なんですからね。この長い脚が邪魔なのよね。人に回していないで、力を抜いてよね。力が入らないんだから！

セージ《あれぇ～。う～ん、くっついて居られるから助けないでぇ！

Mrs.Sugar《もう、セージったら馬鹿な事言っちゃって！はい、両腕を胸の前で合わせて！
重い人よりも、長い人の方が扱いにくいのよね！コンパクトに体を折りたたんでっと！これで良しだわ。体の下に滑りが良いシートを敷いておくともっと楽なのよ。

セージは上半身は使える人だから、腕は私にまわして体を密着させてつかまってね。

セージ《うんもちろんだよ（ニコニコ💑♪）

Mrs.Sugar《何喜んでいるのよ！もうお尻だけをベッドに小さくくっつけて、こうしてクルっと回すのよ。車いすなどに移乗するには同じ高さにして、スライドシートも利用して、横滑りさせて移動すれば、ほら！大丈夫でしょう？　

案外体が覚えて居るもんじゃぁないのねぇ。

セージ《へぇ～、本当にうまいもんだね。この体制は俺嫌いじゃぁないなぁ～。Sugarの鼓動が伝わってきてさ...

Mrs.Sugar《一寸、もう終わったんだから、何時まで抱きついているのよ！もうわかったからお終いよ！ちゃんと片手でも動かせたしね。

セージ《あのさぁ、Sugarは仕事の時は、男の患者さんにもこうやっていたの？もう！凄い密着度だぜ。

Mrs.Sugar《密着しなかったら重たいでしょう？患者さんだしね。

昔仕事でやっていただけよ。私はでもあんまり男の患者さんはつかなかったわ。認知症の人は、暴力振るう人もいるのは仕方がないんだけれど、嫌らしい患者さんもいるからね。

セージ《そうだろう？絶対にこんなに密着していたら、嫌らしい事考える人も居ると思うよ。俺だって手を放したくなかったもの。
手が自由ならもっと抱きしめちゃうよ。同性の看護師や介護士にすれば良いんだよ。

Mrs.Sugar《でもね、オムツ交換の時に胸とか触られても、まったく気にしないって言う人もいるのよ。いくら相手が高齢者でも、私は嫌だからって言ったわよ。男性介護士がセクハラに遭ったりもね。

それに日本では介護士や看護師が足りないから、AIの看護ロボットを考えているので、開発が進んでいるそうよ。

大体一人で居宅サービスや、施設も人出が足りなさすぎなのよね。病気の人の方が、色々な人からの話しかけや、その他人手が大事だと思うんですけれどね。

間違いも少なくなるでしょうしね。問題点も多いのよね。でも、そんな事も生きているって言う事なんでしょうね。嫌な事だけれど、ロボットとかは、本当に人のお手伝いにしないとね。

事務系職が人気なのよね。精神は此処の国やヨーロッパの福祉や介護などの考え方の方が正しいわ。

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その後はお茶を飲んで、又ベッドに寝転がって、本を読んだりおしゃべりして、今日はお終いになりそうです。転寝もするので、あっという間の1日でした。明日もお休みだと思うと、もう最高に幸せなのです。

後から今度はセージ君が、本も見ながら、看護実習などしたりして、これで又本当にごくシンプルな物で、有った方が良い物を研究開発する事になるかもしれませんが、実際のこの国は一人の患者さんに3～4人の人がついて、看護するのです。

ですから、家庭でちょっと一人で見る時以外は、 トランスファー...の必要もありませんが、知っていたらもっと便利ですからね。特にセージ君みたいに、Mrs.Sugarの介護は自分でやりたい人は、覚えておくと良いですね。入院や今新しく施設の建設準備をしていますから、色々知っておくと便利でしょう。

介護しやすい、設備の整った宿舎も、建てるつもりで工事が、始まると言う話が出ています。家族で暮らしたい人も居るでしょうからね。人それぞれで、選ぶことが出来るのです。Mrs.Sugarは最初から、施設利用希望を取り消してはいません。

それはセージ君が見られる所までで十分良いと思っているからです。本当に心から離れたくなくて介護したりするなら。又話し合いでですが、十分仕事で経験したので、Mrs.Sugarは愛が憎しみに変わってしまうような事にはなりたくはないので、書類の書き換えはしていません。

この点に関しては、夫婦で考え方は別れています。延命措置らしき事は何もしないと言うのは、夫婦で同じ考えで書類は提出しました。