Mrs.Sugarの苦手な神経衰弱.。

カードゲームの『神経衰弱』は認知症予防の脳トレには非常に良いそうなので、時々夫婦で楽しみます。しかし、これはもろに年齢が出るようで,Mrs.Sugarは負けっぱなしです。優しいセージ君は巧くコントロールしながらの対戦なのですが.....

でもこれは、ハンデを付けたり、手加減がしにくいのです。病院でもこのゲームは、ボランティアさんなどが、長期入院などしている患者さんとやったりしているようです。

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Mrs.Sugar《よーく混ぜてね。もうセージは記憶しちゃっていると困るから！

セージ《そんな、裏返してかきま回しているんだから、手品師じゃぁないんだから、覚えてなんていないよ。

Mrs.Sugar《まぁ、そうなんだけれど、まるで見えているみたいに、1回表が出ちゃったら、ずっと覚えているんですもの。

セージ《Sugarだって、勘で見つけるのは得意だろう？だから結構取るじゃぁないか！

Mrs.Sugar《何か得意分野がなかったら、全然面白くないじゃぁない。女の勘は凄いのよ。待って！私が広げるから、疑っている訳じゃぁないけれど、セージが広げると余計に取られるような気がするのよ。

セージ《まさか、でもいいよ。Sugarが納得がいく方法でね。俺の事疑うなんて酷いよ。ずるなんてしていないからね。

Mrs.Sugar《そんなの当たり前でしょう。だからぁ、疑っている訳ではないって言っているでしょう。でもカードが勝手にセージにメッセージを送るような気がするのよね。

セージ《納得がいく方法でどうぞ。それよりさ、その座り方は、段々股が広がるから止めてくれないかな。本当にSugarは座る時は、長いスカートで無い時は、気を付けて欲しいよな。もう絶対にドキドキっとしちゃうからさ。

Mrs.Sugar《ドキドキしているのは、生きているって言う事だから良いじゃぁない笑　だからぁ、こんな丈の短い服は、レギンスを穿かないで、外で着る事は無いから、大丈夫よ。

何時もレギンスを穿いているでしょう？でなければ、ロング丈のスカートですからね。余計に、お行儀悪く座るようになっちゃったのよね。

ミニスカートの時の方が、ちゃんと膝を揃えて座っていたわよ。

セージ《Sugarもミニスカート穿いていた事があるんだ？へぇ～・・・・

Mrs.Sugar《そうよ。結構昔はミニの服が多かった時があるわ。でも何時からだったかしらね？何時もカッコ良いと思っていた知り合いの女性が、ふと見たら、膝が老けていたのよ。

それ見て、私は嫌になって“きっと私も同じだわ”って思って、スカートはミディアムかロング丈にしたのよ。

セージ《ファッションに関しては、結構気になるんだね。俺は元々女性の外面的な物にはあまり興味ないほうだからね。好みのタイプはあるけれどさ。

動作とか、話し方や、笑い方などは気になるけれどね。まぁ、いいやSugarも家の中でだけだとは判っているんだけれどさ！無意識に挑発する事ってあるからね。

Mrs.Sugar《もう、厭らしい、男って集まると、そんな話ばかりしているんでしょう？まったく関係ないサイクルクラブだって、もう話し放題だって、エルダーが言っていたそうよ。

ライモンさん婚約者が来てよかったわね。多少話題が変わるかもね。

セージ《止めてくれよ。そう言う話もするときは有るかもだけれど、もっと健全な話が主だよ。ターナー先輩たちが居れば、そんな話はめったに出てこないよ。
さぁ～始めようか！

Mrs.Sugar《うふふふ、OKよ。ちょっと私今日は頭がスッキリしている気がするのよね。夏休みも、もうどんどん過ぎてしまうから、沢山遊んでおかないとね(^^♪

セージ《そうだよ。今日という日は今日しかないんだからね。それにトレーニングしておかないと、今や超高齢者は体は元気でも認知症になったりも多いんだから、予防しておかないと、楽しく過ごせないだろう？

Mrs.Sugar《そうそう、圧倒的に女性の認知症が多いんですってね。この短期間に、急に寿命が異常に伸びちゃったから大変よね。

だから、医療関係者達はどのように患者に寄り添っていくかが問題なんですって！　マリアンヌさんが言っていたわ。

セージ《抗生物質の良いものが開発されて、かなり長生きになる事にもなっているらしいよ。余り薬は出さないけれど、必要な時にはね。体力がなくなったら治りにくいから、出す時は出すそうだよ。

Mrs.Sugar《代わりに、認知症は緩和ケアの需要増大の主な要因になっているそうだしねぇ～。長生き＝幸福とは私は思えないのよね。惜しまれるうちが花だわ。

セージ《緩和ケアや終末期ケアの研究に割り当てられる予算は、医学研究費のうち、わずからしいからね。でも絶対に生まれた以上は死はやってくるんだよ。

俺は勝手ながら、Sugarには長生きして欲しいけれど、自分は短命で良いと思うんだよね。だって、そうしたら、別れても又すぐに会えるじゃぁない？Sugarが浮気する前に側に行きたい。もし、もうひとつの世界があるならね。

Mrs.Sugar《あらっ、人聞き悪い事いっちゃって！むふふふ、、、一寸今日は私何時もより調子よく取れているじゃぁない。

チラッとさせて、ドキッとして、集中力がなくなっている間に取らなくちゃぁね(^^♪

セージ《まったく、家にいる時は自由に、下品な言葉使ったりもOKにしたけれどさ、Sugarって本当は悪女の部分もかなりあったんだね。

Mrs.Sugar《Ahahaha、、、誰だって正直に言えば、そうじゃぁないの、下品だったり、凄く卑しかったり、残酷だったりって悪い所もあって、自然だと思うのよね。

日常健康的に暮らすには、何処かでその悪のエネルギーを使ってしまうのが、良いと思うのよ。厳しい戒律の神職者だって、凄く悩む事だそうですものね。

セージ《はいはい、理解ある妻で俺は良かったよ。家庭が本当にくつろげる場になったからね。

でも自覚しているよりも下品になった気がするよ。はい、失礼。これは頂きね♪

Mrs.Sugar《なんだかんだって、随分一気に集めたわね。やっぱりちゃんと覚えているのね。

セージ《一応ね。えーと！、ン？これはどっちのカードだったっけな？

Mrs.Sugar《さぁて、少しは迷ってくれないとね。コチョコチョっとくすぐって集中力が無くなるようにして！セージってくすぐったがり屋だからね。

セージ《止めてくれよ。脇腹って凄くくすぐったいだろう？小さい時にくすぐられて、気がおかしくなりそうだったことあるんだからね。

Mrs.Sugar《自分でくすぐってもくすぐったくないのにね？こういうのって不思議よね？

セージ《感覚神経が集中している所がくすぐったいんだよ。俺はきっと感覚が鋭敏なのかもしれないね。くすぐると笑うのは可笑しいからじゃぁないそうだよ。

本当は『痛い、危険！』な場所だけれど、その前に喜びを認識する所を通過するから、嫌で怒りたいのに笑ってしまうんだよ。

だから、赤ちゃんなどやたらに喜んでいると思って、くすぐるのはよくないんだぜ。
自分でくすぐっても何にも感じないのは、小脳が手の動作を認識しているからなんだ！でも程よくくすぐって、自分で危険個所を知るようにトレーニングすると良いんだってさ。って、程よくだからね！

Mrs.Sugar《おやまぁ、一時脳の本ばかり読んでいると思ったら、色々な事が判ったのね。ヤッパリ脳は面白い働きや、大事な命令を出す所なのね。

セージ《You're just too good to be true. am too alive right now.
Everything is fucking great.But I will never let you go.
　　　　　
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結局今日もセージ君が勝ちましたが、点差は意外と少なくて、Mrs.Sugarとしてはかなり調子が良い日でした。でも、少しずつ物忘れや勘違いは、前よりも増えて来たんですね。

まぁ彼女だけでなく、同世代の人達が皆同じように言っていますが、Drマリアンヌは少々違っていて、仕事場では冴えわたっているのです。

ところが家に帰ると、緊張が取れるのか、もうかなり酷いものなのだと言っています。お医者さんだからと言っても、多少高齢化はしていきますからね。ですから念のために、仕事中はサポートする、若い助手が付いて居ます。

これは歳下の夫のリヴェール教授はまだまだ、問題はないようですが、以前よりスピードアップして仕事はこなせなくなってきている様で、今後の医療のテーマですね。『神経衰弱』は脳のトレーニングには良いゲームだそうです。