ライモン君が一番うれしそうです。

今日は土曜日なので、サイクルクラブに出て来ました。Mrs.Sugar達はCafeかシャノアールの店かに集まって、お喋り会をしているようです。Cafeは気ままながら、セルフィーユ君が営業していますので、お茶飲みのお客さんが来ています。
お客さんも気まぐれ営業には慣れたもので、適当に利用してくれているのです。閉店時間も、限が良くなったら、3時前後に閉めている様です。

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セージ《ライモンさぁ～。何時に出て来ているんだい？何時も早いじゃぁないか？掃除までしてくれちゃってさ。

ライモン《うん、良いんだよ。そうだなぁ、目が覚めて明るくなったら、もう散歩しながら出て来るよ。で、先ずは自転車乗りまわして、戻ってきたら掃除して、自転車の手入れしてね🎵

エルダー《ライモンって意外とマメな性格だったんだね？家でも掃除とかしているのかい？綺麗好きなんだ！あっ、そうか婚約者が居るから、やってもらっているのかな？
でも、放っておいても良いのかい？まだここの暮らしに、慣れてないか？

ライモン《いいんだよ。婚約者は彼女に決めたけれど、ネルケはまだ俺の身の回りの世話役って言うところだからね。
元々の第一候補のプリメルから、色々教わっている所だしね。

エルダー《そう言うところは、何だか微妙な関係なんだなぁ～？俺にはもう婚約者って決めたなら、もう少しこう、雰囲気ってもんが有りそうな気がするけれどね。

セージ《まぁさ、彼女の家の方がライモンの家よりも、階級が下なんだろう？だから、まだ婚約者第一志望になったばかりだから、ってことなんじゃぁないの？

エルダー《でも一応愛しているから、彼女なんだろう？一番仲が良いって言っていただろう？

ライモン《まぁそうなんだけれどね、でもさ、僕がどうしても大好きで、仕方が無くてって言う人って訳でもないからね。セージやエルダーとは違うんだよ。

セージ《まぁ、そう言う事なんだよね。そう言う愛情も有りって事だよ。いずれ結婚などが決まって、家庭が出来たら、愛情も深まってくるだろうし、子供が生まれたら責任感も出て来るんだろう。

エルダー＼へぇ～。そう言うところがさ、セージは想像がつくかもしれないけれど、俺にはよく判らないよな。

セージ《俺は前のエルダーみたいに、同時に5～6人のガールフレンド作って、付き合うって言う方が理解できなかったよ。
よく揉めずに平等に付き合って居られたよなぁ～。又別れる時はパッと一斉に整理しちゃったからね。

ライモン《それも又、有りなんじゃぁないの？　僕だってパーティに出ている頃は、何人かと気が向いた時には、付き合っていたもん。

結婚しても、第二夫人ではないけれど、愛人が居る場合もあるよ。跡継ぎの子供が生まれないと困るからね。

セージの家だって、本当は後継ぎ長男なんだから、本当は誰か結婚する人候補が、居たんじゃぁなかったのかい？

セージ《そんな人は居なかったよ。だって、Sugarに出会った方が早かったからね。うん、うちは15歳になると、皆財産分与があるんだけれど、それが終って暫くしたら、Sugarと出会っちゃったからね。

エルダー《じゃぁ、まるっきりガールフレンドと付き合った事なくて知り合ったのかい？

ライモン《それはないよ。こいつ生意気にも、何人かとは付き合っているんだよ。それもまぁすごい自己中な付き合い方でさ。

皆が目を付けているような、上等なのばかりと付き合っていたんだよ。皆年上だったし、相手から誘われて、まぁちょっと気に入ったかな？って感じばかりだったんじゃぁないかな。

エルダー《そんなような話だって聞いたけれど、本当だったんだ。へぇ～。で対して付き合わないで、止めちゃったんだって？

ライモン《そうなんだよね。それがよく判らない所なんだけれどさ、もめることなく別れちゃうんだよ。

セージ《あのさ、ここで話すだけなら良いけれど、Sugarには絶対に言うなよ。とりあえずは、俺は話がつまらない人は逢っても面白くないからね。

それが第一条件なんだからさ。一般的に言う、顔が良いとかセクシーだとかなんて、最初だけなんだよ。
うぅ～夏休みは水泳とかさぼっちゃったからね。9月になったら、調整してコアトレーニングを真面目にやらなくちゃぁね。
まぁ、泳ぎに行くから、俺は武将だから、あんまり真面目にはやらないんだけれどさ。

エルダー《そうだよね。俺もすっかり夏休み中はさぼって、でも2回位アニーとジムには行ったんだよ。

セージ《えぇ～そうだったんだぁ、真面目だなぁ～。そうそう、きちんとトレーニングしているのは、ライモンなんだよね!!ワイスやカールとジムにいっているんだろう？

完全にシックスパッドなんだぜ。　昔からなんだよライモンは！

ライモン《だってさぁ、体が締まっていないと、女にモテないだろう？女だって、男の形の良い体には惚れるんだよ。

エルダー《そらまぁ、そうかもしれないけれどさぁ・・・ちゃんと鍛えて体作ったんだぁ～。

セージ《カールなんて、格闘技とかやっているから、凄い体しているんだよ。俺はそう言うのは苦手だからさ。

たまたま水泳やったから、色々なトレーニングもやらされたから、筋肉が付いたんだけれどね。

ライモン《ヤッパリ競泳などやると、背も伸びそうだよね。泳ぐときは目いっぱい体を伸ばすからさ、伸びちゃうよね。飛び込みもやっただろう？

エルダー《皆真面目にスポーツをやっていたんだね。俺は遊びでだけかなぁ～。今やっとセージにくっついてプールに行くようになったくらいかな？

でもさ、案外早く筋肉がついて来ただろう？　シックスまで行かないけれど、フォーパッドくらいにはなってきたんだよ。

セージ《エルダーはさ、元々ぜい肉ないし、骨組みも華奢なんだよね。でも良い筋肉ついて来たよ。

負けず嫌いだから、俺のペースに合わせようって、結構目いっぱいついてくるから、ハードトレーニングしたみたいに、筋肉が付いたんじゃぁないの・笑

ライモン《僕はね、たまたまカール達とよく一緒だったからね。皆同じ歳だからさ。2人がスポーツやっているのに、僕が何もしないで、一人だけ体見たら引き締まっていなかったから、やり始めたんだよ。

誰が見ても、かっこ悪いんだものね。結果健康にも良かったはずなんだけれど、まさかの先天的に心臓に問題があるなんて、気が付かなかったんだよね。
具合が悪くなって、精密検査するまではね。

エルダー《そう言えば、ライモンもう心臓は大丈夫になったのかい？見た目元気そうだけれど？　ストレスで心臓が悪くなるなんて、凄いストレスだったんだね！

セージ《そんなに神経質とは思えない性格だと思ったけれどね？案外気を使うタイプだったのかなぁ？　

俺は何時からライモンと、親しく話す様になったのかさえ覚えていないんだよね。気が付いた時には、皆と一緒に居たって感じでね。

ライモン《イタタタ、、、あれ、手が後ろで付かなくなっちゃったよ。片方はつくのにさ。体が固くなっちゃったんだぁ～。

ライモン《それはさぁ、実は僕がグループが違う、パーティに来て居た奴の彼女と、親しくなっちゃったんだよ。

それで、僕が一人でトイレに行った時に捕まってしまて、殴られたんだ。僕は喧嘩なんてしたこと無いしさ。

そしたら、セージが通りかかって、助けてくれたんだよ。相手の奴がセージの強気な態度と、まだ華奢で子供っぽいセージに、度肝を抜かれたようでさ。

エルダー《へぇ～セージって喧嘩するのかい？、イリスも良く子供の時セージに助けられたって言っていたよね？

セージ《俺は何時も何もしないんだよ。ただ、ずっとボクシングとかは爺さんから仕込まれていたから、いざとなったらとは思ってね。負ける気は何時もしなくてさ。

ライモンの時も、イリスの時も“暴力や弱い者いじめは止めろよ！”って言っただけだよ。イリスの時は逃げ足が速かったのかな？
ライモンの時は、まったく覚えていないんだよ。

エルダー《きっと、相手が気合負けしたんだね。まったく怖がらないでいるセージは、凄い出来る奴に見えたのかもしれないよ。

セージは存在感があるからね。やけに落ち着いているしさ。

セージ《そうかなぁ～？その割には皆親しくなると、結構俺の事からかったりして、玩具にするよね？ライモン達だってさ！

ライモン《それはさ、親しみを込めて愛情表現なんだよ。僕から話聞いて、ワイスやカール達は納得したみたいで、歳は幾つか下だから、皆可愛く思っていたんだよ。悪い事も教えたかもしれないけれどね・笑

エルダー《そうそう、セージは可愛いんだよね。体も俺が知り合ってからも、背が伸びて大きくなったんだけれどさ。

同性でも何だか気にかかる存在で、親しくなると結構可愛いんだよ。弟みたいでさ。俺は弟はいないけれど、きっとそんな感じかな？

信頼できるしね。何だろうね、誠実だし、清潔感があるしなぁ～。

セージ《おいおい、やたらに過大評価しているじゃぁないか、別に俺そんなに、言ってもらえる程の事もしていないしさ。

結構自分勝手で我儘な所もあるし、いかにも強そうかもだけれど、争い事は好きじゃぁないし、ただあんまり強面っぽい人でも、怖くないんだよね。

“殴りたかったら、殴れば！それで気が済むなら”って思っているだけなんだよ。きっとさ、子供の時に爺さんから、滅茶苦茶トレーニングだとか言われて、殴られたし、子供だからってあんまり手加減しないで、色々叩きこまれたからかもね。

ライモン《そうそう、セージのお爺様は怖いんだよ。凄く恰好良い人でね。子供ながら立派な人だけれど、怖い人って感じだったよなぁ～。

エルダー《ライモンは見た事あるんだね？

ライモン《あぁ、パーティに来ていたからね。沢山人が居ても、直ぐに居ると判るんだよ。背も高かったけれど、そのグループは、皆立派な感じの人達だったからね。

で僕は、彼方此方綺麗な女の子とダンスしたりして、楽しかったんだけれど、まぁ脅かされる事もあったんだよ。

だけどさ、本気で好きで付き合いたかったのは、ミントなんだよ。1～2度ダンスしてくれたけれど、後は何度も真面目にプロポーズしたのに、断られちゃってさぁ～。

でも諦めたくなくて、何度もプロポーズしていたんだよ。

エルダー《あぁ、ミントさんは綺麗だっただろうね。凄く魅力的だもの。Ahaha、、、。でも断られたのに、何度もプロポーズしていたんだ。

それも又傑作だね。セージは知っていたんだろう？

ライモン《そりゃぁ知っているよ。最初のダンスの申し込みは、セージに頼んで踊ってもらったんだもの。本当に素敵で、言えなかったんだよ。

“凄い良いね良いね💖”って皆で言っていたら“あれは本気にならない方が良いよ”ってセージが言ったんだよ。

で聞いたら姉弟だって言うし、よく見たら確かに似たところが有るからさ、頼んでもらったんだよ。

セージ《だからさ、外で見ればよく見えるかもしれないけれど、家に帰ると酷いもんだからね。マル達も同じだけれど、ミントが一番問題有だったからね。

でも性格は悪くはないよ。しかし、全く、皆女らしくないからなぁ。マルがまぁ女らしい所はあるかな？でも人の好みは様々だよね！結婚して、母親になったんだからね。
何だか不思議な気がするよ。

ライモン《僕達からしたら、セージが本気で一目惚れして、早々と結婚していた方が、不思議な気がするよ。

聞いた時はジョークかと思ったけれど、一緒にお見舞いに来てくれた時に見て、もうミラクルだけれど、本当にセージは恋しちゃったんだって判ったよ。

それも”良いなぁ～って！“凄くうらやましく感じたのは初めてだよ。僕はあまり人の事は羨ましくない性質なんだけれどね。
　　　　　　
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今日は終始そんな話で終わったサイクルクラブでした。サイクリングは基本それぞれが勝手気ままに乗りたいだけ乗るという事なので、でも何時もライモン君が一番早くに来て、掃除までするようになってしまったようです。

此処での、こんな話をするのが、凄くリラックス出来るようで、何も気にしないで本音で話が出来るのが良いようです。これがいくら親しくても、ワイス事務官やカール弁護士になった友達には、立場上も考えて、話をしなくてはならないようになってしまったのですから、良い家柄の者は大変ですね。
エルダー君は何時も、最近は自由な身の自分は幸せだと思うのでした。