セルフィーユ君はマグノリアさんとデートです。

夏休み明けで、まだ仕事モードに切り替わ無い雰囲気なので、アニーさんとマグノリアさんは休憩にCafeの庭にお茶を飲みにやって来ました。一応ブティックも当番で開けていたのですが、今日はミントさんも出て来ているので、2人はちょっと休憩に・・・。

マグノリアさんは、8月末のダンスパーティで、数曲セルフィーユ君とダンスをしました。後は2階と１階なので、ちょこっと言葉は交わした事が有りましたが、それ以上の事は無かったのです。
でもセルフィーユ君は前からお気に入りだったようで、パートのMrs.ローリー等には話していたようです。
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Mrs.モーリー《えーと、これを作り終わったら、もう今日の分は焼き終わり？

セルフィーユ《はい、後は俺が明日の分の種を作って置きますから・・・。

Mrs.モーリー《で、セルフィーユは彼女が良いと、ハッキリ気持ちが決まった訳？ブランコの所に来ているわよ。

彼女ブロンドにして、パーマかけたら凄く魅力的になったわよね。

セルフィーユ《えぇ、パーティに行った時に、偶然彼女も遊びに来ていて、一緒にダンスをしたんですよ。

そして少し話して、やっぱりとても素敵なので、又何曲か踊って、凄い良い感じだなぁ～ってね。久しぶりにドキドキときめいちゃいましたよ。

Mrs.モーリー《じゃぁ、もうデート申し込んで、イケる様ならカップルになった方が良いと思うわよ。彼女は凄い垢ぬけちゃって、素敵になったもの。

セルフィーユ《だろう。年上なんだけれど可愛いよなぁ～💕

アニー《何？こちら見て何か話しているけれど！

マグノリア《そうね。何か用事かしら？服のオーダーだったりして！あの子パーティの時ダンスしたけれど、なかなか楽しい子なのよ。

パテシエの学校出たそうだけれど、完璧にモデルスタイルなのよね。

アニー《そうね、エルダーも凄く細く見えるけれど、彼も同じタイプよね。

マグノリア《でしょう？意外と男性的だし、良い感じで話したわ。バーネットと来ていたようだけれど...只の友達だって言っていたわ。

アニー《バーネット？エルダーの従姉妹じゃぁないの？別にケーキを一緒に食べに行くみたいだけれど、彼女ではないみたいよ。

マグノリア《あらっ、本当だったのね。まぁパーティでもラストダンスは踊ったでしょうけれど、彼女は色々な男性と踊っていたしね。

そうそう、プールのあのセラピストの金髪のモテ男には、結構くっついていたわね。

アニー《金髪のモテ男？　あぁ、セラピストのウッディね。彼はリップサービスが上手だから、大モテですし、話しやすいんじゃぁないの？

確かこむぎさんに誘われて、パーティのパートナーで行ったんじゃぁないかしら。

マグノリア《そう、彼女も結構一緒に踊っていたわ。彼の周りには女性がいっぱい集まってお喋りしていたわよ。

なかなかハンサムですものね。ちょっと小柄ですけれど、筋肉質で！フランス人でしょう？アニーもフランス人だけれど、貴女は背が高くて、スタイル抜群よね。髪の色も素敵だし。

アニー《ありがとう。でも髪の色は嫌われる時も有るのよね。雀斑があるし、父方の方にアイルランド人が居るから、アイルランドには割合いるらしいわよね。

マグノリア《キャロットブロンドって言うんじゃぁなかった？凄く艶が有って綺麗よぉ～。うらやましいくらいに、色も白いしね。

アニー《私コンプレックスだったのよ。Sugarがね、髪の色が綺麗に見える、私に似合う服をコーデネィトしてくれたら、急に皆に褒められるようになったのよ。

私の髪の色だから良いって言う服の色とか、ヘァスタイルとかね。

マグノリア《あらっ、私もそうなのよ。“ブロンドにしてパーマかけたら、絶対に雰囲気変るわよ”ってね。で思い切ってやってみたのよ。

モデルだったローズさん達のアドバイスも、又良いんだけれど、Sugarさんの方が、上品に見えるみたいなので・笑

Mrs.モーリー《ほら、言いなさいよ。アニーなら居たって良いじゃぁない？もう彼が居るんだから！そう言うのはさっさと言わないと、誰かに取られちゃうわよ。

セルフィーユ《でも今だって、彼が居るかもしれないしぃ。

Mrs.モーリー《そんなのは知らないんだから、先ずは誘ってみるのが先よ。彼が居たらまぁ仕方が無いけれどね。でも伝えておけば、チャンスかもしれないわよ。

セルフィーユも良い歳なんだからね！

マグノリア《あらっ、こちら見ているわ。何か話しているけれど、彼女はカレッジの時の１年違いくらいだった人よ。もう結婚して何年か経ったはずだけれどね。

アニー《私絶対に、彼はあなたに気が有るんだと思うわ。エルダーの従姉妹と一緒の時とは、雰囲気が全然違うもの。

どうする？デートに誘われたら！嫌いじゃぁ無いんでしょう？

セルフィーユ《わかったよ。でも断られたらショックだよなぁ。

Mrs.モーリー《何言っているのよ。ただのデートでしょう？それから先の事は、ゆっくり話してみないと判らないじゃぁないの。当たって砕けろ！パリジャンでしょう？セルフィーユの方が“思っていた感じじゃぁなかった”って思うかもしれないんだしね。

セルフィーユ《あのぉ～。マグノリアさん、この間のパーティの時は楽しかったね。週末とか空いている日が有ったら、ラウンジにでも行って、ゆっくり話をしないかなぁ。

マグノリア《あらっ、私？私でよかったら！私もパーティの後、もう少しお話したいなぁっておもっていたのよ。仕事が終わった夕方なら、週末などいかがかしら？

マグノリア《アニー土曜日なら、早い目に上がっても良いわよね？

アニー《もちろん良いわよ。丁度パーティの時は楽しかったって話していたのよ。

Mrs.モーリー《良かったじゃぁない。セルフィーユ。

セルフィーユ《じゃぁ、俺もCafeは早く閉めるから、土曜日の夕方に此処に寄ってくれるかなぁ～。

マグノリア《じゃぁ土曜日に寄るわ。降りてくれば良いだけですからね。

アニー《良かったじゃぁない？とても楽しかったって言っていたんですから(^^♪

マグノリア《本当にね。でも、まさかのお誘いだわ🎵

Mrs.モーリー《さっきから、早く言ったら！ってはっぱかけていたのよ。でも誰か相手がいるかもしれないしってね。

セルフィーユ《いや、最近凄く素敵になったから、彼でも出来たんじゃぁないかと思ったんだよね。じゃぁ～週末が楽しみになったよ。

Mrs.モーリー《そんなの聞いてみないと判らないじゃぁないのねぇ～。

マグノリア《はぁい、私も楽しみにしているわ。うふふふ、、、何だか話をしていたらその通りになってしまったわね。

アニー《どうも、此処は女性が年上のカップルは凄く多いのよね。うちは同じ歳だけれど、女性が年上は案外皆さん仲が良いみたいよ。

嫌な相手でなければ、チャンスじゃぁないの🎵

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ひょんなことから、2人がCafeにお茶飲みに降りて来て、素敵な事になりました。やっぱり、セルフィーユ君は、時々ケーキを一緒に食べに行くバーネットとは全く気持ちが違うのが、ハッキリしたのです。

イメージチェンジしたマグノリアさんを見かけて、元々良いイメージでしたが、凄くすてきになったし、一緒に何度もダンスを踊ったので、はっきりと心ときめいた相手だと気が付きました。

マグノリアさんの方が、3～4歳年上ですが、まったく問題などありません。服飾のデザインその他の仕事をするマグノリアさんとパテシエの仕事のセルフィーユ君は、共通の感性が有るので、何でもないような雑談でも、共感する事が多い様でした。と、ちょっと楽しみなカップル誕生かもですね。