父親と子供の育児談義

　今日はDr.マリアンヌが育児室で、この国の国民である乳幼児4名と、父親の育児相談の話を聞く日です。
発育ぶりや、父親だからこその注意点や、色々話があり、質問にも答えると言うのです。

ミント家のラズリー君は1年３ヶ月と数日とイリスの息子のクレス君は今月末で1２ケ月です。
Dr.ローソンのところの双子タングルとローガン達はもうすぐ6ヶ月で、お座りが出来そうな感じになりました。全員元気な男の子ばかりです。

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クランベリー《ローソンも一応参加するんでしょう？

Dr.ローソン《そうだよ。医者としては全員知っているけれど、父親としては新米だからね。両方の立場を知っているのは、良い事だよ。

クランベリー《でも、何でも知っていて、聞く事はないでしょう？

Dr.ローソン《いやいや、子育てして判ったんだけれど、自分の子供となると、こういう時はどうするべきか、考えてしまう時が有るんだよ。

患者さんに言う時は、理想的な事を伝えるけれどね。我が子となると可愛くて、いけないと思っても甘やかしたくなる事もあるしね。

タイム保健婦《Ahahaha、、、我が子だから、腹が立つって事もあるんですよね。親になると、子供の人格よりも、自分の理想通りに育ってほしく成ったりね。
Dr.ローソンの所は、又双子ちゃんだから、忙しいでしょう？

クランベリー《双子はね。私が双子だから、判らなくもないんだけれど、やっぱり平等に冷静に接して欲しいかなぁ～。まぁ、マルもよく判っているでしょうけれど、どちらかが母親にくっついて、どちらかが父親を独占したくなるかしらね。

Dr.ローソン《まぁ、子育てに関しては、Dr.マリアンヌの御意見も聞いて、後は妻の指導の元にサポートしてくつもりだけれどね。

クランベリー《マルはおっとりしているから、後はBaby達がどのような性格なのかよね。

Dr.ローソン《そうだねぇ、もう今から個性的だけれど、結構仲は良さそうだけれどね。何だか何言っているのか判らないけれど、２人で良く話しているよ。

タイム保健婦《御話相手が居るから、早くに話す様になるかもしれませんわね。

クランベリー《あらあら、もう行く時間じゃぁないかしら？トーマスが代わりにもうすぐ来るから、行ってらっしゃい。

Dr.ローソン《じゃぁ、いってこようかね。

タイム保健婦《Dr.ローソンはどんな顔して、出席なさるのかしらね・笑

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Dr.ローソン《いやいや、流石にDr.マリアンヌはご自分は子供はいなくても、よくご存じで、よく勉強もされているなぁ～。
色々父親としてはどのようにするべきかは、やはり夫婦の在り方が基本だなぁ～。

スコット《そうですよ。よく言われるじゃぁないですが、本当に子供の為になる一番大事なのは、子供の母親を一生愛し続けることだってね。

今は交代で世話をしていますが、僕は想像していた以上に、ラズリーが可愛くて、可愛がっているのに、凄い勢いで叱るミントの方に、最終的にはベッタリいってしまうからねぇ。

イリス《息子と母親って言うのは、かなり絆が強いんだろうね。異性の子の方が特に女性は可愛いって言いますよね。
娘は同性同士の気安さもあるけれど、反発心も出て来るらしいですよ。

Dr.ローソン《まぁ、それぞれの立場で、育児記録を書いてください。
何かの時には研究材料になりますし、万が一の時に早くに親が無くなった時には、欠けた部分をどのようにサポートすればよいかのヒントにもなります。

スコット《両親が同じ子供なのに、見方なども違うでしょうしね。客観的にみられる部分があるでしょうね。

イリス《あれっ？ラズリー君一人で立てる様になったのかい？

Dr.ローソン《おや、本当だ。何時から立てる様になったんだい？

スコット《本当だ。今からですよ。さっきまでは何処かに掴まって立っていたんだよ。

イリス《じゃぁ、今俺が見ている時に急に手を離したから、その瞬間だったんだ。

Dr.ローソン《偉い偉い、ラズリー凄いぞ！ひとりで立ったんだね。

ラズリー《Bububu・・・Dad,dad,・・・・

スコット《おいで、ラズリー、帰ったらMomが吃驚するし、その時に自分が居なかったのを悔しがるよ。

イリス《そうかぁ、突然出来るようになるんだねぇ～。気を付けないといけない事もあるよなぁ～。さっきDr.マリアンヌが言った通りだよ。

父親は、母親みたいに細かく見ていないから、ひっくり返ったり転んだりの事故も多いって！一緒に楽しんじゃったりしてね。

イリス《うちも双子じゃぁないけれど、直ぐに次が出て来るから忙しそうだよなぁ～。上の子が、又甘えて赤ちゃんになってしまう事が有るからね。

もう今から年中Mumのお腹の中にはBabyが居るって言っているんだけれど、判っちゃぁいないんだろうなぁ～。

Dr.ローソン《Ahahahah、、、確かにだよ。でも、ちゃんと言い聞かせて置くのは大事な事だよ。僕も理屈だけは知ってても、その通りの子ばかりじゃぁないからね。

うちはまだだけれど、もう直ぐ一人で座りそうだから、怪我させないように気を付けないとなぁ～。
医者だけれど、うっかり目を放す時ってあるし。妻に叱られるよ。

スコット《そうそう“見ていてって言ったでしょう！何処見ていたのよ。”てね。

イリス《何故か嫌がらせのように、俺が見ている時に、ひっくり返ったり、何かトラブルが起きるんだよね。

うちは食いしん坊だから、直ぐに何か食べちゃうしね。よく食べるから、体が大きいだろう？でもお腹壊す事も無いから、まぁ良いかってね。

Dr.ローソン《確かに、理論的には離乳食を始める時期や、何を食べさせたかによって、アレルギーのある子になったりするって言うけれど、父親としての僕は、あまり神経質にならずに育てたいんだけれどね。

こう、野生児のようにね。人間はちょっとくらいでは、腹も壊さないし、大丈夫だって思う部分もあるんだよ。

スコット《Ahahaha、、、、。医者も大変だね。

イリス《そう聞くと安心しちゃいますよ。

Dr.ローソン《だってさ、此処だけの話だけれど、キャンディとかを、うっかり道路に落としちゃっても、子供は怒られるって思うから、諦めて捨てたりするけれど、誰も見ていなかったら、汚れを落として食べちゃったりするだろう？

それで、病気になったなんて聞いた事は無いと思うよ。でも仕事になったら、まぁ不潔な物は食べない様に言うけれどね・笑

スコット《そうだよなぁ～。僕が子供の頃はもっと不潔に暮らして居たような気がするよ。僕の家はファーマシーだから、それでも清潔な方だったけれど、街はもっと違っていたよ。

イリス《俺の国なんて、今だって結構大雑把な国民性だと思うよ。学校の為にロンドンに住んでいたけれど、長期休みとかに国に帰ると、大雑把で汚いなぁ～って思う事あるもんなぁ～。個人差はあるだろうけれど。

Dr.ローソン《君の家は古くからの結構な貴族の家じゃぁなかったっけ？

スコット《そうそう、そう聞いたけれど、良いのかい此処の国で暮らしちゃってさ。

イリス《でも皆学校はロンドンの大学とか出ているからね。ステータスシンボルでもあるんじゃぁないのかな。だから、此処の大学にメィスが入るって聞いて、何のためにロンドンにって言ってたけれど、俺もどさくさに紛れて、此処の大学に来ちゃったんだよ。

先の事は分らないけれど、今の時代問題ないんじゃぁないのかな。俺が結婚するって言った時も、怒っていたけれど、もう妊娠しちゃっているって言ったら、諦めたよ。

男の子が生まれたから、機嫌は良くなったようだよWannynwonderlandは有名だからね。まぁ諦めたんだろうね。何時かは帰らないとならないかもだけれどね。

Dr.ローソン《しかし、帰国するとなったらMrs.マーシュは勉強する事が多くて大変だろ？マナーとか色々今のような気楽な暮らしではないだろう？

スコット《此処の暮らしは、最高にリラックス出来て良い暮らしだものなぁ～。
と思うのは、人によってかもしれないけれどね。

基本どこへでも移動は徒歩か自転車しかないって言うと、皆驚くものね・笑
何もない素敵な暮らしって思えるかどうかだよね。

Dr.ローソン《そうだなぁ～。最低必要な物なんて、意外と無いものなんだよ。あるもので間に合わすとかね。どうしてもいる物は、良いものを買って、修理して使う方が、ずっと経済的だし、アナログだからこそ、人手も必要で、雇用もあるんだけれどね。

それでも人手が足りないから、此処は皆が手分けして、勉強をして、一人で何役も出来る人が多いんだよ。だから、なかなかみんな楽しい人が多いしね。

スコット《そうそう、色々出来て当たり前だから、聞くと変な資格持っている人がいたりしてね。イリス君もダンスのヨーロッパジュニア大会のタイトル持っているんだってね？

イリス《それだけですよ。役に立ったのは、セージがMrs.Sugarに告白するのを間接的に手伝った事くらいですからね。

Dr.ローソン《それは又素晴らしいじゃぁないか！ちゃんと人の役に立っているんだから、君のサポートが有って、セージはチャンスを作る事が出来たんだろう？
キューピッド役だったのは、イリスだったんだな・笑

イリス《う～ん、そうだったのかなぁ～微妙だなぁ～。俺がセージに迷惑かけた方がずっと多いからなぁ～。

Mrs.Sugarは足首も骨折したし、頭を打っているのは、毎年検査しているんでしょう？
数年後に問題が出て来る事もあるとかって......
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そんな話を新米父親3人は『父と子の健康相談会』の帰りに、病院脇の小公園でお喋りしてから別れました。

この公園は皆のたまり場で、暑い夏は一時を覗いて日陰になり、風通しが良いのです。
冬は又反対に、やや日が当たり、建物の間なので、風よけになりあんまりあ寒くなく過ごせるのです。

後から入ってきた、スコットさんは凄く親しい友人はいませんでしたが、子供が出来てからは、やはりセージ君意外友達がいないイリス君と親しくなりました。同じ歳の子を持った父友ですかしらね。

セージ君は今はプロジェクトの都合なども有り、余りイリス君とはベッタリ昔の様には付き合いません。
エルダー君と過ごす事が多くなりましたが、環境次第で交友関係も、変化をするのは仕方のない事です。

イリス君は、少し拗ねていましたが、最近は理解した様です。そんな事はセージ君は全く気にしていなくて、ずっとSugarが一番ですからね。