ファッション講習会はユニホームの話です。

今日の講習会は、希望があってユニホームのデザインについてになりました。以前急に注文が有って、大至急作ったユニホームです。
布の素材を変えて、シンプルな診察着にボタンだけカラフルにして、楽しい感じにしました。
それで、新しい素材のマティリアルが色違いで有ったのは、皆の希望でターナー教室のユニホームを作りました。

どちらも評判がよかったので、今では全員に行き渡りました。
この最もシンプルなユニホームのデザインについての講習会に加えて、障害を持った人が着やすい服などのアイディアなども皆から集めたいとMrs.Sugarは思ったのです。
色々な人からの意見を聞かないと、実例が少ないので色々聞いておきたかったのです。

障害者の可動域の事等も知りたい事です。
それには、健常者の作業可動域も知りたいのです。

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Mrs.Sugar＼今日はユニホームと、ハンデキャップをもった患者さんの服の、デザインその他のお話をしたいと思います。

特にハンデキャップを持った患者さんのお洒落な服。着やすくて実用的な服を考える様に注文を受け増したので、皆さんにも協力していただきたいと思います。

勿論皆さんのユニホームの事も感想を聞きたいと思って居ます。問題が有れば改善したいと思って居ます。という事で、今日も楽しくお話をしていきましょう。

リヴェール教授＼なかなか面白そうじゃぁないかね？

Dr.マリアンヌ＼そうね、彼女なら味気ない病院のユニホームも、ちょっとしたアイディアで楽しくしてくれたし、研究所のユニホームも、基本の形はほとんど崩さずに、腕の動きが楽な袖にしたのよね。
マティリアルだけは、今はたまたま新開発した物を使いましたが、今後又考えてもらうかもですね。

Dr.ローソン＼たまには、このような講習会参加も良いなぁ～。ユニホームのデザインは、前と比べたらボタンと袖付けの問題だけれど、患者さんからも評判が良いんだよね。
白衣なのに、らしく無くて良いってね。

エルダー＼プロジェクトのユニホームもですよ。汚れが付きにくい素材だし、ざっと洗って帰れば、次の日には乾いているしね。軽いし、蒸れないし、保温性もあるしオールシーズンOKですよね。

Mrs.Sugar＼このプロジェクトチームで使った素材は、メィスとマティリアル研究室とで、共同開発した物で、ストレッチ素材なのも着ていて楽だと思います。

どのユニホームも平面裁断で、縫い代は極力無い様にしてあります。全く普通の物にちょっとしたことでイメージが変わるのはとても面白い事だと思いませんか？

ただ、ボタンを全部違う色の物に変えただけなのに、皆が振り返ったのですからね。

エルダー＼う～ん、そこだよねぇ～。

Dr.ターナー＼君もさ、デザイナーだから、何か意見があるだろう？言って見たらどうかい。

クローネ（工業デザイナー）研究所員＼いや、まったくこれ以上のデザインはないよ。これ以上のシンプルは無いし、アイディアもデザインだからね。そして、『シンプルイズベスト』から考えても、これ以上シンプルはないだろう。

Dr.ターナー＼特別参加のライモン君は何か意見があるかい？

ライモン＼いや、入院服も裸でいるか、あのすっぽりかぶるだけの入院服は、縫い目がほとんど無いから、快適でしたよ。袖ぐりは広いのも、凄く楽だったしね。

Dr.ローソン＼後はハンデキャップの人の、機能的でありながら、お洒落感のある服だよなぁ～。

麻痺して脱ぎ着が他人がやっても楽で、又は片麻痺の人などは、何とか自分で出来たら良いしなぁ～。

何でもない時は、人に皆やってもらえるのは、楽で良いようなものだけれど、そうなってしまうと、出来るだけ好きに、自分でやりたくなるんだよなぁ～。

エルダー＼それも、個人個人の性格で思う事が違うでしょうしね。なってみないと判らないですからね。

Dr.ローソン＼そうなんだよなぁ～。前向きな人と、そうでない人といるからね。

Mrs.Sugar＼このユニホームはこのようにT型をしていて、袖付けなしの物です。
これは２種類作ってみましたが、横にスリットを入れた物と入れていないものとです。

実験的にプロジェクトの方にはスリットを入れて、被って着る様にして、白衣の方は入れずに前開きにしてみました。

リヴェール教授＼なかなか洒落ているよねぇ～。あれは体の柔らかい若い人向きかな？

被り物は着てしまったら楽だけれど、着る時には体を色々動かすからね。

Mrs.Sugar＼このような袖受けはラグラン袖と申しまして、上に更に何か羽織る時には合っていない袖ですが、着てしまうととても楽なんです。

そで下のアールのつけ方で、機能もかなり違ってきます。凄いお洒落着にもなる場合もありますが、此処が邪魔になる場合もあるので、用途によってですね。

Dr.マリアンヌ＼そうそう、ラグラン袖はニットの服などでは良いのよね。着ていてもリラックス出来るのよ。

Mrs.Sugar＼後はハンデキャップを持った方の服なのですが、注文は受けたいと言うお話ですが、何か特別なアイディアをお持ちの方いらっしゃいますか？

知り合いの方の話とか、経験上どうであったかなど教えていただけたらと思うのです。
私が今考えているのは、同じようにT字型の中で色々アレンジして考えたいと思って居るのですけれど、いかがでしょうか？

メィス＼ワンピースとか丈に寄って、下はレギンスとかでも着られますよね？

Mrs.Sugar＼はい、今考えているのは、襟もタートルやハイネック、丈も長い物から色々で、下にはサルエルパンツと組わせたりも良いのではって思って居ます。

Mrs.Sugar＼股下が分かれておらずゆったりして、裾が輪になって足を出す部分だけがあいているパンツ。です。私も手持ちの物を穿きますが、楽な部分とちょっと股下のゆとりが椅子などに寄って、引っかかったりもするんですよね。

Dr.ローソン＼オールマイティと言う物は無いものだね。何でもメリットばかりでは無いという事だなぁ～。

エルダー＼俺も室内着では冬物持っていますけれど、暖かいし、くつろぐには楽で良いですよ。何か作業するとなるとどうだかなぁ～と言う感じです。

マルベリー＼マタニティの時は、暖かだしよかったわよ、ウエストゴムだったら、普通に戻っても穿けますしね。

バーネット＼双子ちゃんだったら、穿くものが大変だったでしょう？あぁ、あのリハビリパンツも良かったそうですね。

Mrs.Sugar＼来年度のCafeの服は、この型紙の服を作ってみようかと思って居るんですよ。
薄手の布で作って重ね着出来るようにしてね。

サルエルパンツは、スカートとパンツの中間的な感じのもの。もとはイスラム教徒の、民族衣装だったそうです。男女とも共通で、ウエストはゴムでと思って居ます。
ハンデキャップの人などの脱ぎ着も、楽なのではとも思うのですが・・・

Dr.ローソン＼うん、それも悪く無いねぇ。着せる場合も腕の付け根を通すのが大変だからなぁ～ちょっとあのデザインで、時間が有る時に、数枚作ってもらおうかな。

Dr.ターナー＼ライモン君も部屋着で着てみるのはどうだい？

ライモン＼きっと悪くないですね。その内セージが着たりするんじゃぁないかなぁ～。

セージが着ると、何だかカッコよく見えるんだよね。

Mrs.Sugar＼高齢者だけでなく、若くてもハンデキャップになったり、何処も悪くなくても、日常的にお洒落着として着ていただ居ても良いと思うのです。

此処で着ているユニホームの袖も、同じようなアールを付けてありますから、重ね着が出来る、シャツを作ってみようかと思って居ます。

そのうちブティックの方で作って販売するかもですが、その前に私も着て歩きますので見て下い。今デザインを考えるのが、楽しくなってきていますので....

メィス＼Sugarが今着ているワンピースの袖もそうよね？ベストと組み合わせてるけれど。

Mrs.Sugar＼はい、アールのつけ方を変えてあるんですよ。だからベストとも組み合わせられるのよ。

ポプリ＼そうしてきていると、何だか民族衣装に似たのを、見た事がありそうね。

ブーツと組み合わせたら、又雰囲気が違うのね。

リヴェール教授＼う～ん、お洒落って言うのは、楽しいものだねぇ～。

僕などは、もうこの服が仕事着だから、休みの日は新しく出たら、家では着て見ようかなぁ～。

Mrs.Sugar＼必ずしもユニホームとか、そう言ったものでなくても、服は着方が色々楽しめますから、大いにお手持ちの物も、着方を変えて楽しんで見てください。

着るものに寄って。気分が全然違ったものになると思うのです。そして、何か思いついたりしましたら、ぜひお知らせください。　

特にハンデキャップの方と、関りのある方や何か見かけたら教えて下さい。

リヴェール教授＼そうそう、お洒落するのも又遊び心で暮らしを楽しんでください。
僕も休みの日は、家では着る楽しみをしたいと思います。

Dr.マリアンヌ＼あらっ、貴方もう夏の間、散々穿いていたハーフパンツは、ブティックの物なのよ。

Dr.ローソン＼僕もプライベートでは、あのハーフパンツ随分役に立ちましたよ。シャツを上に着たら、そのまま外出もできますからね。

Dr.ターナー＼おれも持っているけれど、家にあまりいなかったから、少ししかまだ穿いていないんだ。寝間着にも良いよなぁ～？

クローネ（工業デザイナー）研究所員＼あれっ、嫌だねぇ～。あれは寝間着兼、ホームウェア兼散歩着だよ。もう少し欲しいんだよね。

ウェストがゴムって言うのが問題だから、腹筋運動をするようになったよ。

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此処の国の人達は、結構お洒落さんが多いのですね。だらしない服装の人は見かけません。

最近は特に男性たちの間ではお腹周りを引き締めるのが、ブームになってきています。何もない不便な国であっても、ちょっとしたことで楽しみって有るものですね。

噂では、男女ともに、だれが一番きれいな背中かのコンテストを、しようという話もあるそうです。

シニア部門とか、部門別でとか言っています。
服をカッコよく着るには、その中の肉体が健康で、着て美しくなくては！と言われて居るようです。
ですから、大きな鏡を買った人が、増えたと言う噂もあります。趣味と実益を兼ねた楽しみですね。