急に真冬の陽気に変ったので家で過ごしています。

“暖かい暖かい”と言っていましたが、突然昨晩から気温が下がり、寒い日になりました。家の中はちゃんと温度設定をしてあるので、薄着で過ごしても良い温度になって居ます。

雨は降ってはいませんし、風も酷くはないのですが、今日は家で過ごす事にしました。
そのつもりでしたから、昨日の午後から２人で色々なゲームをしたり、TVを観たり、行儀悪く過ごす２人限でパーティ気分です。

お食事も色々手軽につまめるものを用意して、シャンパンなど飲んだりして、過ごしています。
チェスをやっていましたが、これはもう絶対にMrs.Sugarは勝った事が無いゲームです。

子供の時からよく遊んでいるセージ君に、敵う筈はないのですが、お喋りしながら適当に遊んだのです。

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Mrs.Sugar＼それでセージはどうしたの？いくら親しくても、聞かれても困るわよねぇ～。ン、男同士って結構平気で話すのかしら？

セージ＼う～ん、場合に寄るよね。女同士だって、集まるとかなり具体的に生理の話とかしている時があるだろう。それと同じだよ。

うちなんて女ばかりの家族だし、俺なんて年が離れているから、ずっと異性の男として見られていなかったから、同じ部屋でTVみていたりしているのに、皆で生理が移ったとかしゃべっていたぜ。

Mrs.Sugar＼それはね、女性は若い時は毎月有るものだし、その時になると人格が変わってしまうようになる人もいたりするしね。貴女はどんな感じ？とか話すわよ。

セージ＼そうだったら、男だって同じじゃぁないの？土曜日なんかは男しかいないからさ、今はライモンは新しく人生を考え直したとかって、何かやり始めたようだよ。

そうして、あいつも決められた相手でない人見つけて、結婚出来るようにするって言ってたよ。

シャルターに閉じこもるって事にもなったから、彼の国でも何か準備する事を考えるように、報告もあるから、冬休みは又ちょこっと帰国するっていってたよ。

Mrs.Sugar＼ふぅ～ん大変ねぇ！　ちょ、ちょっと待って！そう来るの。う～んうっかりしたわ。

セージ＼じゃぁ、違う手に変えるよ。どうするかなぁ～？（Sugarもこう言う事になると、子供っぽいからなぁ～。あんまりあっけなく負けたからって、泣かれても困るしなぁ～）

Mrs.Sugar＼あらっ、手を変える事にしたの？そんなに色々な攻め方があるのね？

セージ＼それはね。最初は本見て丸暗記しても良いんだよ。幾つかの攻め方をね。

何度もミスをして、何度も負けて、少しずつ強くなっていくのが上達の基本だとおもうよ。

基本は口で説明してスタートしても、それから先は判りにくいだろう。

Mrs.Sugar＼私はね。大概のゲームはね。何度もやってセージがどうして勝つのか観察して、覚えたのよ。

最初は気が付かないんだけれど、慣れてきたら、やっぱり負けるんだけれど、人には癖が有るんだって気が付いたのよ。

セージ＼嫌だなぁ～。でもね、そうなんだよ。俺も爺さんやDadとチェストか他の対戦する事は、何度もやられているうちに、色々見えて来るんだよ。自分の負ける原因もね。

だから、ゲームが終わった後は、チェスなどは部屋に籠って、さっきのゲームはどう運んだか思い出して、一人で繰り返しやってみて覚えて行ったんだよ。

Mrs.Sugar＼日本にも、将棋とか囲碁とかあるけれど、私はよく知らないけれど何だかチェスは雰囲気が違うわね。

セージ＼うん、本で読んだだけだけれど、比較してあれこれ言う人が居るけれど、全く基本の考え方は違うと思うんだよね。

Mrs.Sugar＼何だか駒が違うけれど、どれも盤の上でやるゲームでしょう？

でもやって居る人の雰囲気は違うわよね。何ていったらよいのか・・・

セージ＼比較的ルールが似ているのが将棋とチェスかもしれないけれどね。交互にさして相手の王を詰むと勝ちとかさ！

他の駒の動きが似ていたりするけれど、精神は違うかなぁ～。特殊ルールがたくさんあるのはチェスのほうかな？

囲碁は全く別物みたいだよ。でもそれぞれに面白さが違うんじゃぁないの。

Mrs.Sugar＼でもセージの国の人って、頭が良いっていうか、遊び好きっていうか、色々なゲーム発祥の地よね。

スポーツだったり、座ってテーブルでやるゲームだったりが有るけれど・・・。結局は元は遊びだったんでしょう？

セージ＼そうだね。だって大概の事が楽しいだろう。むしろ昔からの、素朴なゲームの方が、楽しく遊べるじゃぁない？

俺は旅のゲーム作ったけれどさ。新しいものを次々に！って言う風には考えないで作ったよ。

Mrs.Sugar＼変な所が几帳面なのよね。ルールを決めて色々と皆で遊んだのね。結構緩いみたいな感じだけれど、ルールには厳しいんだからね。

そうそう、セージなんてサンプルみたいかもよ。毎年年間計画を、きちんと決めるんだけれど、その通りにきっちりやる訳じゃぁないものね・Ahahaha、、、、。

セージ＼何だよ。もう馬鹿にしてさぁ～。そう言う所はミント達とそっくりな目つきして、言い方まで似てきたような気がするよ。

恐ろしいよなぁ～。やっぱり俺と結婚するべくしてしたんだって言う気がするよ。

Nanは少ししかSugarと話した事ないのに、直ぐに家族になる人だって、見抜いちゃったんだね。

Mrs.Sugar＼あのね、もっとずっと前に何回か電話で話した事があるのよ。ミントやマルが来てからは、マル達からも私の事聞いていらしたらしくて、彼女達と一緒に居る時に電話があったりすると、少しお話したのよ。

以前ダンスパーティの時に、セージがダイヤのイヤリングを貸してくれたでしょう。あの時にNanは気が付いたんですって！

あれはセージのダイヤだけれど、あんな大きな石のイヤリングで、凄く上等なダイヤだったわ。それを大至急取りに帰ってきたら、何事かと思うでしょう？

セージ＼だから、俺はちゃんと言ったんだよ。初めて俺からダンスパーティのパートナーを頼んだSugarが付けたら似合うと思ってさ。

いずれカットしなおして、タイピンとかにするつもりだったんだしね。結構年代物のダイヤなんだよ。

いくら値打ち物でも、あんなデカイダイヤ持っているだけの趣味は俺は無いもんね。使わなくちゃぁ意味ないよ。

小さくしたら値段は安くなるって言うけれど、仕舞って置くよりも何時も使う物にした方が良いもんね。

Mrs.Sugar＼それを聞いてね、Nanは“セージは私の事をただ大好きな人だけではないだろう”って思ったんですって！

だから、もうセージの性格を理解しているから、私の年齢も考えて結婚するなら、早い方が良いだろうって思ったそうよ。

セージ＼えぇ～、そうだったの？じゃぁ、あの緊急の呼び出しは、Sugarは何が有るか知っていたの？

Mrs.Sugar＼ううん、それは知らなかったわ。セージが私と付き合う事になったから“ダイヤのイヤリングを加工して、プレゼントしたいんだけれど”って言う話を聞いて、もう絶対だわって思ったそうよ。

あれは『真実の愛』って言うダイヤだそうよ。知っていた？

セージ＼うん、そんな名前だったよ。そうかぁ、でも俺全く気にしていなかったよ。

ただ“願いが叶って巧く行くと良いわね。応援しているわよ”って言われたのだけ覚えているけれどね。

“何でそんな風に言うのかな？”ってチラッと思ったんだよね。俺も馬鹿だねぇ。

自分の本当の気持ちに気が付かなくてさ、周りにいたイリス達の素振りで“あれ？”って思ったんだ。で、気がついたんだよ。

Mrs.Sugar＼むっふ、それもセージらしくて傑作だわ。でも私も“あらぁ～”って思う時があったのよね。でも皆と違って私は凄い歳の差ですからね。

“それに日本人とは違うからねぇ～勘違いしそうだわ”って思ったりね。セージの事は大好きだったから、悪い気はしなかったわ。

その内に、年齢の合ったガールフレンドでも、連れてくるまでの一時的な事だろうってね・笑

Mrs.Sugar＼だから、セージが凄いぶっきらぼうに告白して来た時は、ちょっとびっくりもしたけれど“今ならOKよ”って言ったのよ。

あの時はまだ私も、ちょっと若かったし。“お付き合いっこするくらいならね”って思ったの。

セージ＼俺は同じ言うなら、早く卒業して一人前になったら、告白しようって思って、早く卒業しようって思って居たんだよ。

普通にしていたら、余りにも先だからね。試験真っ最中だから、ゆっくりデートする時間もないだろうしさ。

そしたら、成り行きで俺がCafeの２階に住む事になっちゃったからね。すげぇラッキーだと思ったよ。マルベリー様々だと思ったよ。

マルが来なかったら、そんな話にはならなかったしね。偶然増築したけれど、部屋が空いていたのも、タイミングよかったよね。

Mrs.Sugar＼あのね、こうして繰り返し昔の事を話していると、曖昧だったことがだんだんわかってくるわね。

何でも判っていたつもりでいても、何回か話していると、実は聞いて居なかった事とか、結構あるものよね。

特にもう済んだことだけれど、私たちの場合何だか自分たちの意思で計画立てて結婚って言う感じでは無く、決まってしまったじゃぁない？

凄く若いセージが、何だって凄い歳の差の私と結婚しようなんて思ったのかが、ちょっと気にはなる時があったのよ。言葉も私は完全に理解しきれていないしね。

ライモン君などが、あんなにハンサムだし、きちんとした家柄なのに、かなり慎重に何人もの婚約者が居るらしいのに、なかなか決めなかったりする話を聞くとね！

案外若い男性でも、結婚とかするには、色々考えるものなのねって思ったわ。

セージ＼あのさ、俺は何時も言っている通りに、俺の計画通りの進み方では無かったけれど、Sugarと結婚出来て本当に良かったと思って居るんだよ。

この間もさ、ターナー先輩が言っていたけれど“ハネムーンは未だに行けなかったけれど、あの時バタバタ忙しい最中だったけれど、結婚しなかったら、きっとセージは結婚できなかったと思うよ”ってね。

“俺は気持ちは変わらないから、結婚した今でも毎日大好きって思うんだから”って言ったら
“お前はそうでも、時期が違ったらSugarさんがOKとは言わないと思う”って言うんだぜ。

”いくら本気で愛し合っていたとしても、タイミングがずれたら、結婚はしたくても出来ないと思うよ”って言うんだ。

それはSugarが元気にしていても、パワーが無くなってきているからだってさ。

”何でも人生が変わる大きな変化を決断するには、パワーが凄く居るもんなんだよ”って言われたよ。

Sugarダンス踊ろうか？丁度良い曲やっているよ。

Mrs.Sugar＼そうね。前に話していたんだけれどね、以前セージとダンスパーティに行ってパートナーとして、ラストダンスなど踊ったでしょう？

私はハイヒールだしコケないように言われたとおりに、まるでしがみついているみたいにして踊ったけれど、その時セージとは凄い密着度だったけれど、嫌じゃぁなかった？　

ほら、私日本人特有体型でボインキュップリンじゃぁなくて、もう体型はポテポテゆるゆるじゃぁない？

西欧人は顔よりも体型とか、内面的な性格とかの方を重要視するって言うじゃぁない？ダンスは密着してやるから、ガッカリだったでしょう？

気分はセージとは仲は良かったけれど・・・

セージ＼西欧人のSugarと同世代は、もっとすごいぜ。成人するまでだよ。

皆痩せた人でも、適当な歳になると、結構体は大きいし、Sugarはぬいぐるみやマシュマロみたいに柔らかくて、体は小さいからダンスをしても、可愛かったよ。

多分さイリスもSugarと踊ったから、同じように思ったんじゃぁ無いかな？そう思ったら、俺は急にSugarの事意識しだしたんだよ。

きっと自分でイリスに頼んだけれど、焼きもちやいたのかもね。他の人と踊られるのは嫌だったから、イリスはダンスの名手だから、頼んだけれどね。

全く踊れないSugarが巧い事踊っているように見せるには、凄く体を密着させて、リードする方が相手の足などを沿わせて動かして、いればらしく見せられるからね。余程親しくないと、マナー違反なんだよ。

だから急にヒールの高い靴履いて、何曲も踊ったら、足が痛くなるだろうな？って思ったから、最後の方に参加して、踊り終わったらイリスと両側からSugarを支えあげて、大至急家に帰ったんだよ。

Mrs.Sugar＼本当に想像以上にダンスがハードで、足も痛いし、疲れたわぁ。カッコ悪いから、膝曲げない様にって言われてたしね。

そうそう、ベッドに座るなりもう着替えたら、寝ちゃったんだっけ？あの時はそう言えばイリスは別人みたいに、素早かったわぁ～。

ダンスに関しては彼は別人ね。

セージ＼ふふっ、本当だね。こんな風にゆっくりとリラックスしては踊れなかったよなぁ～。

今は、もう気を使う事なく、こうしてギュッと抱きしめてダンスが出来るようになったから、パーティ等には行きたくないよ。

行ったら、義理でも何人かと踊らないとならないからね。

俺もSugar以外を抱いて踊りたくないし、Sugarにも俺以外の人と踊って欲しくないよ。

je ne sais pas ce que je ferai sans toi.Tout m'enchaîne irrésistiblement à toi, je le sens.
Je vous aimerai pour toujours aujourd'hui demain après-demain.

Mrs.Sugar＼Mon sage le plus important.Je vous aime chaleureusement. Cet amour ne changera pas partout dans la vie.　
　　　　　　
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若者の中で今まで通りに、普通に暮らして居るのは、セージ君だけでしょう。皆シェルター内の家で暮らし始めています。
もうすぐ来る冬休みは、しっかりとシェルターは閉じられて、冬休み中は別々の世界で暮らす事になります。

でも、セージ君は全く我関せずで、凄く落ち着いて暮らしています。大気汚染は恐ろしい物かもしれませんが、セージ君にはMrs.Sugarと離れて居る事の方がずっと恐ろしい事です。

ですから、人が思うような不安などはないのです。
何時か別れは来るのでしょうが、その時まではなるべく寄り添って暮らしたいと思って居ます。急に寒い日になった休日ですが、心は暖かい休日になりました。

2人限の週末のダンスパーティその他は、何時も部屋着だったり、寝間着でです。それでも十分ラグジュアリーな休日です。