シェルターが閉ざされる時の注意説明をDr.ローソンが・・・

今日はちょっとセージ君は、朝のうちに又研究所内のコンピュータールームを使いたいそうで、何時もの時間には家を出て来ました。3時間くらい使ったら終わるそうで、早い目に仕事は終わらせて帰るとの事です。
冬休み中は家で作業が出来るように、やり溜めているらしいのです。

どうも今取り掛かっている事が面白くなってきたのでしょう。何もしない冬休みだと言って居ましたが？でも半日くらいの作業でしょう。

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Mrs.Sugar《シェルターに引っ越した人達は、何だか病院の中に居るような気がするって言っていたわ。大分落ち着ついてきたみたいですけれどね。

セージ《あのさぁ、俺も知らなかったんだけれど、病院内とシェルターはかなり近い所にあるらしくてさ、シェルター内ってほとんど病院内の空気と同じらしいよ。

ある所から何重ものドァや消毒ルームや無菌ルームみたいな所を通って、シェルター内の病院に入るらしいんだよ。エアシャワーを浴びてね。

Mrs.Sugar《あらっ、そうなの？へぇ～じゃぁ、もう何があっても安全そうじゃぁないの？

セージ《医療関係者は全く気にならずに、暮らせそうだけれどね。そうでない人は慣れるまでは病院臭いみたいってさ。あんまりロマンチックな匂いじゃぁないみたいだよ。
しっかり防音にも気を使ったりしているし、プライバシーは守られているけれど、何となくナースとかインターン生などに見られているような気がするんだってさ・笑

Mrs.Sugar《そんなのにはその内慣れるでしょうね。まずは安全な場所ですからね。それより快適温度に守られすぎちゃって、虚弱になってしまったりしてね！

セージ《あぁ、だから、バランスとる為には、外の家など、色々はそのままにしてあるんだよ。

余程でない限りは、仕事などは外の今までの仕事場で！にした方が良いのではないかとかって、相談しているそうだよ。免疫力とかが弱まってしまっても、良くないそうだからね。

Mrs.Sugar《何だかセンターーポイントと病院とに空気の成分解析装置を付けて、見ているんですって？毎日汚染度は違うんですってね。

セージ《そうなんだろうね。気流は毎日変わるから、濃く成ったり薄く成ったりもするんじゃぁないの？多分。俺もよく判らないけれどさ。あんまり気にしない事にしたしね。

Mrs.Sugar《私はもうそのつもりだけれど、セージはちょっと気にはなるのよね。まだ人生始まって、間もないんですからね。

セージ《今日はローソンから、Cafeで話を聞くんだろう？シェルターを閉めた時の注意などをもう一度するって聞いたよ。

何度も同じ事だけれど、言わないとだそうだからね。人生だなんて、なるようになるんだよ。俺は出来るだけ、現状維持が続く事しか考えたくないよ。

セージ《Nothing matters when I'm with you.Life is simple, cause sweet you're the truth.All along I was here for you.

Mrs.Sugar《Together alive.I'll tell you you're right when you want..I'll be there. Hold you tight to me.

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Dr.ローソン《前にも申し上げましたが、もう直ぐシェルターは閉ざされます。

何か不安を感じる様であれば、いつでも24時間、出入り口のドアの所には管理人が居ますから、シェルター内に入ってきてくださいよ。

そんな人用に部屋は用意してありますからね。大丈夫ですかMrs.サフランは？

Mrs.サフラン《大丈夫ですよ。冬休みになっても私達は適当にCafeに集まってお喋りしながら、編み物をしていると思いますから・・・。

ブティックは忙しいんですのよ・笑　この国に来たら、私一人で居ても寂しくなくなりましたから、とても元気になりましたしね。

Mrs.Sugar《本当にサフランさんは全く別人のようだわ！

Dr.ローソン《Ahahaha、、、そうだね。人はね環境によって、随分変わるものなんだよ。ここでは自由で、本来の自分が出て来たんじゃぁないのかな？

皆楽しそうだし、大概の人は人を傷つけるような事を言う人は居ないと思うよ。何かあれば、話した事のない人でも、ヘルプを出せば『お互い様だよ』と気軽に手助けするはずだからね。　

だから、こちらもヘルプと言って居る人が居たら、出来る範囲でヘルプするんだよ。

出来なければ無理せずに、出来そうな人に伝えに行けば良いのだからね。

Mrs.モーリー《それが良いわよね。まぁ状況によって、ヘルプが言えない場合もあるかもしれないけれどね。

セルフイーユ《でもさ、その言葉を聞いているから、もし動けない人や、困って居る人が居れば、気にかけるようになるからね。

Mrs.Sugar《一番怖いのは、人がいっぱい歩いている所ですってね？TVで見たわよ。心理学者の人が調べたんですって！ヘルプが常識な西欧の人であっても、人が多いと“誰かが助けるだろう”って心理になるんですって！

だから、必死で“ヘルプ”って言うのは大事な事なんだそうよ。その言葉で皆助けるスイッチが入るものなんですってね。

ポプリ《そうね。人は完ぺきではないから、心理的な落とし穴もあるんでしょうね。そう言うのって人工知能はどのように判断するのかしらね？

人はその場の雰囲気で、臨機応変が効くけれど・・・

ポプリ《人の場合は、思い違いをしたりが有ると言う欠点があるけれど、人工頭脳はそう言うのは無いかもしれないわね。でも、人にしかない感覚が、無かったりすると言うのもあると思うんですよね。思いやりの心だったりとかね。

Mrs.モーリー《やっぱり、何処かで人が管理して、手足の代わりに使う程度でないとと思いますけれどね。

セルフイーユ《そうそう、人が作った物を覚え込ませて、ほぼ似たものをきちんと作るかもしれないけれど、微妙な舌加減などどうなんだろうね？

もうすでに、大きくなった店などは工場生産のケーキなどはロボットが作って、安く売られていたりするけれどさ、違うんだよなぁ～。

極端な言い方するとさ、手作りの良さは、味に多少のむらが有る美味しさじゃぁないのかなぁ～？

コンピューターが作るケーキとかだと、全部が同じの規格通りで、気分によるムラがあるおいしさが無くなってしまうんじゃぁないの？って変な言い方だけれど！

Mrs.Sugar《ヨーロッパは、まだ人の手を通してが多くて、ホッとするわよ。特に此処の国みたいなのは私は好きだわ。素人が自分好みに作っていたんだからね！

昔のビスケットやパンなんて、きっと毎日味が違っていたわよ。今は立派にプロが作っているんだから、もう驚きだわ！

Dr.ローソン《そう思った人が国民になった国だからね。自分で選んでここの人間になるって決めたから、纏まりやすいんだよ。

それぞれは違う考えであっても、皆違って当たり前って思うのが基本の、似たものなんだろうね。

ポプリ《まぁそんな事ですから、Dr.ローソンご心配なくね。リヴェール教授ご夫妻が、診療所に入ってくださるそうですしね。

外は人が少なくなるだけで、今まで通り変わりませんわ。モーリーやセルフィーユも、もし気になる様だったら、暫くは中で暮らしても良いのよ。

此処は私達で出来る範囲で、やりますから！

Mrs.モーリー《わかりました。でもきっと出て来てしまいそうだわ。

セルフイーユ《俺も、中に住んでも、やっぱり此処で仕事は好きだからね。

Mrs.モーリー《もし出てきたら、そのまま使ってくださいね。まぁ妊娠したら、私はお休みさせてもらうかもしれませんけれどね。

セルフイーユ《安心してよ。俺がもう一通り仕事覚えたしさ！セージ君の気持ち俺よく判るもの。

でも何だかこの辺りやシャノの雑貨店辺りは、巧く今の雰囲気で使える様に、最新式エアカーテンで包んでしまうような話聞いたよ？

Mrs.Sugar《セージはね。こうと決めたら意外と頑固なのよね。本人が幸せと感じる様に生きるのが一番ですからね。

Dr.ローソン《Ahahaha、、、本当だ！リヴェール教授も基本皆と今回のシェルター暮らしに関しては同じだよ。まさかの事に使われることになったけれどね。

想定していたのは違う事だったろうからね。天災とか、戦争などに巻き込まれるとかね。この辺りの雰囲気は、残してって言っていたよ。

大事なこの国のパワースポットだからね・笑

ポプリ《ですから、判りませんわよね。だって気が付かないで普通に暮らして居る人が大部分でしょう？　

気が付いて発表した科学者達は、他の人達からは村八分だそうじゃぁないですか？

Mrs.Sugar《まぁパニックになる人の事を、考えているのでしょうけれど、でも自分達が引き起こした事ですしね。何か考え始めても、即解決はしないでしょうしね。

Dr.ローソン《大気汚染を何とかしようと、必死に研究している人達もいるからね。僕達医療関係者も、この暑くなった気候だからこその、新しい病原菌に寄る、流行り病とかの対策も出て来るんじゃぁないかと、研究しているからね。

ポプリ《そうですわね。こちらの方ではなかった、マラリアとか違う病気が流行ったりしたら大変ですものね。

害虫が増えたり、色々と油断がならないですよね。大概が、暑い国から病気が入って来たものが、多いんでしょう？

寒すぎたり、熱すぎたりは、意外と病原菌も弱ってしまうんですってね？

Mrs.Sugar《そうそう、ニュースでね。今年の日本はむし暑すぎて、蚊とかの虫も少なかったんですって！　

程々の暑さが好きだそうで、気温が下がってきたら、出てきたんですって！

Dr.ローソン《Ahahaha、、、。そうだね。まぁ、シェルター内は安全と言っているけれど、出入りは一応厳重に殺菌をしながら出入りしないとだよ。

悪質な流行り病が流行ったら、一気に皆に移るだろうからね。換気には気を使っているけれど、すべてに対してパーフェクトはないからねぇ～。

気温なども程よくしてあるだろう？　子供も小さい時に感染して免疫が出来る病気にならなかったために、抗体が無くて、大きくなってから感染したら、命取りって言う場合もあるからなぁ～。

ポプリ《本当ですわね。完璧は無いものですねぇ～。もう今以上には欲張り過ぎですわね。命の長さも、若い時と変わらずに、体が動けば別ですけれどね。

アンチエイジングって、何だか異様に感じる時がありますわ。

Dr.ローソン《ま、そんな事で冬休み1ヶ月位は、お試しにシェルターは閉ざしてしまおうという事になったんだよ。

そこで何か不都合が有ったら、手を加えたり色々しながら対策は練っておかないとなんだよ。

Mrs.Sugar《まぁ、外の事は殆どの居残りは、第一次入国の人が多いんじゃぁないかしら？またその時を思い出しながら、暮らして居るから大丈夫よ。

ポプリ《そうですわよね。私が来たのは第二次でしたから、その時もまだ人が少なかったですよ。今が嘘の様に、この数年で人が増えましたよね。

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そんな話をしながら、却ってDr.ローソンが心配しない様に、励まされたような形になりました。やはり単独で移民してきた人たちは、逞しいですし、明るく元気です。誰かを頼って入国した人とは、少し違いますね。

後は若い世代が、意外と冷静であっけらか～んと、受け止めているのです。この国のシステムが好きで、大学に入学した世代は、目的がはっきりしているし、孤独にも耐えられて、厳しい試験のストレスにも負けずに、居残った学生達だったので、結構精神も逞しいようです。

Dr.ローソンは、それがとても嬉しく感じながら、診療所に戻って行きました。