今日で第一章は終わりです。

今日は夕方にシェルターが閉じられて、皆の世界が2つに分かれてしまいます。
工事は進んでいますから、もう直ぐ一緒になれるそうですが・・・シェルター内に全員引っ越したら、今までの世界とは少々変わってきます。

冬休み中は、何時も通りに過ごす事になって居るので、各自自分たちの住まいで静かに過ごすという年越しです。
Mrs.Sugarとセージ君も、今日は軽くストレッチしたり、ヨガ＆気功らしきものをやって、のんびり過ごしています。

セージ君の好きなメディテーションをしたり、Mrs.Sugarから外気功で、地面からパワーを体に溜める方法を一緒にやったりして、過ごしています。
後は大好きアニメを沢山見たりの年越しです。

シェルターは今夜９時にはシャッターが閉じられて、暫くはこの国は2つに分かれての暮らしに入り、冬休みは冬眠に入るかのようですが、暫くしたら皆きっと新しい暮らしにもなれて、ごそごそ動き始める事でしょう。

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Mrs.Sugar《わぁ～何だかふらつくわぁ～・・・私体が少し曲がっているのよね。　

セージ《転倒しないように気を付けるんだよ。せっかくここまで無事に来たんだからね。

Mrs.Sugar《あっ、あぁ～なに！完全に足を掴めるじゃぁない！

セージ《ここまでは出来るんだけれどね。頭が足には付かないんだよ。

Mrs.Sugar《でも、そこまで体が柔らかければ満点よね。毎日ずっとやっていれば、何歳になっても大丈夫よね。

セージ《まぁね。そのつもりで、たまたまトレーニングする事になったから、ずっと続けていただけだよ。気が向いた時にやれば良いんだよ。

Mrs.Sugar《これが、私は無理なのよね。うぅ～。。。。。・・・・・・・

セージ《無理したら、後から体中が筋肉痛になるよ。でも、Sugarは猿手だから、関節が柔らかいはずなんだけれどね。

だから転倒して、手をついたら骨折しやすいそうだから、気を付けるんだよ。

Mrs.Sugar《その割には今は体が固いのよね。小さい時は大変だったそうよ。

年中骨折、脱臼はかりして、怖くて触れなかったんですって！

ちょっと手をひっぱったら、関節が外れちゃって、酷い時は両腕だったそうよ。

Mrs.Sugar《私がやった外気功はね、人の体を治療できるんだけれど、普段はこのタントウコウと言うので、じっと立っているのよ。

地面に打たれた杭のように、じっと立っているのよ。腕はこう力を抜いて太い木を抱え込むように輪にしてね。膝頭が足の甲の真上に来るくらい腰を落としてリラックス！

セージ《これは結構慣れないと、案外疲れるスタイルだね。何でも慣れると、どうという事なくなるんだけれどね。

Mrs.Sugar《これは最初は毎日やったわよ。ヨガも気功も基本は同じよね。眼は閉じずに半眼にして.....

眼を閉じてしまうと無になりにくくて、考え事しちゃうから半眼でボーーっとしているのが良いそうよ。終わったら気を丹田に収めて終了。

セージ《俺は掌を上に向けてリラックス！スゥ～フゥーーーーーーーー。

Mrs.Sugar《セージのしてくれるマッサージって凄く優しく撫でる様なのが多いのに、気持ち良いのが不思議よね。

セージ《スポーツマッサージは、神経や血液の流れをスムーズにすることによって、代謝が活発になり体内の疲れを取り除くんだよ。

全身の筋肉に運動したような刺激を与え、血行をよくして老廃物を外に出す効果もあるマッサージは、体だけでなく精神状態にも良いんだよ。

でも何時も言うように気持ちが良いからって、ドーゼオーバーに注意なんだ。やっちゃぁいけない症状もあるしね。

 マッサージする方の掌を、相手の皮膚にピタリと密着させて、末梢より中枢に向けて撫で擦る方法だから、俺は決まった相手にしかやらないんだ。

Mrs.Sugar《さぁて、これで終わたらお茶でも淹れて飲みましょう。　今年分のエクササイズは無事に終わった気分ね(^^♪

セージ《今日はSugar最後に寝なかったね・笑

Mrs.Sugar《あらっ、私寝た事なんてないわよ！

セージ《クスッ！前にちょっとだけ寝息が聞こえた時があったよ。

Mrs.Sugar《失礼ねぇ～。寝ていないわよ。

セージ《別にカッコつける事ないだろう？その位リラックス出来たら良いじゃぁないか‼

Mrs.Sugar《でもね確かに、私って何時の間にか、セージと居ると本当にリラックスしちゃうのよね。何でしょうね。この雰囲気は・・・？

セージ《そんなに安心した気分になってくれて、良かったよ。俺達はもう何年も夫婦で暮らしているんだからね。何かあっても、俺が絶対にSugarを守るからね。
大気汚染だって、何だって良い事ではないけれど、そう言う中に生まれちゃったんだからさ。

そんな中だけれど、これ以上空気を悪くしないように、自分が排出しないように気を付けて、出来るだけ楽しく暮らそうよ。

Mrs.Sugar《そうよねぇ～。そう言う意味では、私達は子供が生まれなくて良かったわ。若い人達は、複雑な気分でしょうね？

セージ《そうだよ。勝手な言い分だけれどさ。でも産まれてしまった子供達が、何とか無事に一生送れるようだと良いんだけれどね。

そして又次の世代もね！その為には、可愛い可愛いだけで育てては、駄目だと思うよ。将来を考えられる人になれるように育てられないとね。

生活習慣や人間性は家庭で育てるものだからね。

Mrs.Sugar《シェルター内に入った人達は、外よりは空気は汚染されていないでしょうけれど、環境的にはどうかしらね。

急遽長期滞在出来るように、直したそうだけれど、ずっとあの中で暮らすと言う風にはなって居ないんでしょう？

セージ《あぁ、リヴェール教授達は一応頭には入れておいたようだけれど、他の天災やテロや何かに巻き込まれる事は考えたようだけれどね。

でもあれだけ大きい物だから、ほとんど収まるんだよ。後は今、更に大きく広げているからね。

Mrs.Sugar《私はこの家気に入っているから、このままでも良いんだけれどね。でも大至急増築工事と老人施設を作ってくれているようね。

セージ《あぁ、中で暮らして居るひとたちの感想も聞いて、より快適に暮らせるように、ちょっとだけ休んだら、役員達は皆相談するそうだよ。

もう少し先に、此処へ引き上げて来るはずのTOP役員達が、皆次々に入国してきて、大気汚染を何とかしようと、研究し始めるらしいよ。

Mrs.Sugar《そうなったら、身近でサポートする人も一緒でしょうから、此処の国民は益々増えるんじゃぁないの？

セージ《多少だってさ！助手は片腕になる一人だけだそうだよ。皆今ここの研修所員にすでになって居たり、親族でと繋がって居るから、それ程いないようだよ。

一番重要な研究費その他財政関係の実力者は、もうそこそこの年齢になっているから、此処へ来てもシェルター内に暮らすかどうかみたいだよ。

その人がパルファム(事務長）の叔父さんで、Mumの友達だったロリエ夫人の夫だそうだからね。ヨーロッパ一の財界のドンなんだそうだよ。

その人が、ライモンと親しい人なんだってさ。だからリヴェール教授もライモンを受け入れたし、大使館を作るのを、許可したらしいんだ。

Mrs.Sugar《へぇ～一つの国っていうか、特別な病院らしいけれど、この国ってやっぱりただの存在ではないのね？凄い所に紛れ込んじゃったって事ね。

でも最も守られても居るし、絶対に戦争や変な宗教などには関わらないという事が良いわね。最低のルール守れば、凄く自由ですしね。

セージ《そうだよ。とんでもない事さえしなければ、信仰は自由だからね。宗派は違うけれど、皆キリスト教じゃないかな？

プロテスタントもカトリックも混ざっているけれどね。皆身内が多いし、その辺りは偏っているかもしれないけれどね。

そう言えばSugarは日本人だけれど、仏教徒とか神道とかだったの？

Mrs.Sugar《多分うちの先祖は神道だったと思うのよ。宮大工だったそうだからね。でもその後はまったく不信心者ばかりよ。

私はセージと結婚したから、セージの家と同じで良いのよ。

セージ《そうか、暫くしたら俺達は昔に戻って、外の世界でこじんまりとCafeに集まってでの冬休みかな？　

もしかしたら“年明けたら引っ越すかもだよ”とは言われているんだけれどね。

そうそう、そう言えばさ、まだはっきりした事聞いて居ないんだけれど、このシェルターのもっと下には、巨大なクォーツのある層があるらしいんだってさ。

Mrs.Sugar《多分そうなの？だったら凄いわよね。クォーツのパワーで、邪気はみな払われちゃうんじゃぁないの？　解ったら面白いわね！　今回の工事の時にでも判ったのかしら？

セージ《うん、らしいよ！　それで大気汚染もかなり少ない方らしいのかもね。関係ないかな？

セージ《Oh won't you stay with me?　Cause you're all I need.Time can break your heart.

Have ya beggin' please beggin' please.'cause I know I just can't stay here in heaven.

Would it be the same if I saw you in heaven?

Mrs.Sugar《Thank you for thinking of me that much.Thinking my journey's come to an end.I make no promises, I can't do golden rings.

I make an effort so that it is answered your expectation.I'm more than grateful for the time we spent.My spirit's at ease.One thing I can say, Love you all the time

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どんなに約束して、希望に添えるようにしたくても、寿命だけは神様が決める物だと思って居ます。それはセージ君も十分に判っています。
でも、時々祈らずにはいられません。1日でも長くMrs.Sugarが長生きしてくれるように・・・と。

セージ君のNanみたいにもう直ぐ100歳近いのに、元気に過ごして居る人もいるし、でももっと早くに天国へ行ってしまう場合もあります。
Mrs.Sugarと結婚する前に、もう散々Nanに言われて考え抜いた結果です。

歳の差が吃驚されるほどあったとしても、好きなものは好きですし、同年代が相手だったとしても、どちらかが早く他界してしまう場合だってあるのですからね。

Mrs.Sugarは、今までそこそこ大変だった事が有りましたが、今は元気になってくれています。ですから、今がセージ君は一番幸せな時なのです。

“ささやかであっても、一人一人が、少しでも考えて暮らせば、大気汚染度はかなり減るのではないだろうか”と思って居ます。

自分一人が等と思わず『ローマは一日にしてならず』です。皆の少しずつの力は、何時か大きな物になる事でしょう。

遠い国で起きた何かは、関係ない事は無く、何処かで自分の足元と繋がって居るのです。
という事で、このWannynwonderland では、歩け歩け暮らしですし、ヨーロッパの多くの国は自転車でさえシェアリングし始めて居る国などもあるのです。

今頃はシェルターの戸は、すべてきっちり閉じられた事でしょう。そんな2018年最後の日になりました。

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何時も読んでくださっている皆様へ

何時も読んでくださってありがとうございます。今までの物語は、一応此処までで一区切りして終わります。

ドールハウスのメンテや、オールキャスト達のメンテしたり、数日冬休みを取らせていただきます。

数日後には、シェルター内がメインの新しい暮らしが始まります。
今までの続きではありますが、ちょっと違った雰囲気のシェルター内の世界と外の世界がクロスする物語に変るかもしれません。

現実社会がずっと長くそこそこ安全で、この国の様にシェルター暮らしに成らないと良いですね。

日本は年号も変わりますものね。

それまでは、ドールさんの冬休みと気分を変える為に、気ままに何日かは私のマウスで描く漫画をUPします。

皆さまもゆっくり体を休めて、パワーを溜めて元気なお正月休みを過ごしてくださいね。
今は皆が休みの時が忙しくなるお仕事の方もいらっしゃる事でしょうが、それぞれの方法で、健康管理して元気でお過ごし下さい。

穏やかに年が越せたら、貴方にとって良い年だという事で.....。来年も宜しくお願いいたします。