Mrs.Sugarは窓が小さいのが落ち着かないようで・・・

年明けはこれから冬が来るかのように、暖かでまだ紅葉が残っている木が有ったりしましたが、昨晩急に突風が吹いて気温がぐんぐん下がり始めました。

シェルターの中なので、どんな風が吹いても心配はないのですが、Mrs.Sugarは小さな窓ですが、時々空や木の枝が見えるので、外を眺めています。

きっと外はヒューヒュー鋭い音で風が通り過ぎて、虎落笛が聞こえる事でしょうが、此処では何も聞こえません。

Mrs.Sugarは、そんな以前の事を想像しながら、地球儀を見たり編み物をしたりしています。今日はゲームのお誘いもなく、Mrs.Sugarは何となく地球儀をぼんやりながめています。

セージ君は適当に本を読んだりする事にしました。

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Mrs.Sugar＼ねぇセージ、考えたら彼方此方ヨーロッパに行っているけれど、アイルランドって行っていなかったわね？

セージは行った事あるの？近いでしょう？結構アイリッシュは、ミュージシャンとか実力者が居るのよね？

何となくイギリスの一部みたいに思ってしまうけれど・・・

セージ＼うん、そうだね。イギリスの北部が、アイルランドの一部地方にあるんだよ。子供の時に友達の家に、泊りがけで何人かで一度行った事あったきりだよ。

冬もね、そんなに寒い冬ではないんだよ。多分此処の方が寒いよ。

Mrs.Sugar＼面白い所はなかったの？　凄い穴場スポットとか？何となく未知の国って言う感じじゃぁないの？

観光で栄えすぎていると、自然までもが観光向けに、受けが良い様に手が入ってしまっているって感じがしない？

でもアイルランドは、素朴な感じがするわ。

セージ＼そうだなぁ～、1日の天気が変わりやすくて、イギリスも似た所あるんだけれどさ、1日のうちに全部の天気があったりしたかな？

結構気温は皆そこそこで、過ごしやすいかもね。ってよく覚えていないけれど！

Mrs.Sugar＼もうちょっと具体的な情報はないの？古い町並みが凄く素敵とか、幾つかくらいお勧めの所があるでしょう？

簡単にしか、データー入っていないんですものね。気持ちが見え見え情報だわ。
ケルト文化とかの影響が強いとかって、確かそれ系のミュージシャンって、アイリッシュじゃぁなかったっけ？

セージ＼俺が行ったのは、アーマー州って言う所に行ったんだけれど、古い建物や教会がある、田舎の街って言う感じかなぁ～？

俺達はゲームセンターに行って、たぷり遊んだのと、釣りをしたくらいでさ、只料理は美味しかったよ。

友達の家は古い大きな家で、何している家なのかは、全然覚えていないよ。

セージ＼だって案外近い所だし、１２～３歳の時だからさぁ～。一緒の寮に居た奴の所で、兄が２人居たかな？

で、結局皆でワイワイ遊んだだけでさ。あんなに一杯ゲームやったのは初めてだったかな？それだけは印象に残っているよ。

Mrs.Sugar＼セージが子供だったとしても、そんなに印象が薄い所だったのね。
アニーみたいにキャロットブロンドの人とかは,アイリッシュに多いって聞いたけれど、そうだった？

アニーはフランス人だけれど、父方だか母方にアイリッシュの人がいるらしいのよね。エド・シーランもアイリッシュだし、音楽も独特の雰囲気のがあるでしょう？

セージもいい加減だったのねぇ～。わざわざアイルランドまで行って、なに、ゲームセンターに行って、釣りをしただけなの？冴えないわぁ～。

セージ＼へぇ～エド・シーランってアイリッシュなんだ？　そう言えば失礼ながら、あんな感じのあんまりスッキリしない、よく言えば素朴な人が多いのかな？

俺の友達の家の人達は、そうじゃぁなかったけれどね。
あの友達って、その後どうしたんだっけなぁ～。もう全然付き合いがなくなったよ。寮も上の学年の寮に移った時は、一緒じゃぁなくなったんだよね。

セージ＼１０年近く前の事になると、よっぽど何かないと、記憶も薄れるもんだよね。まだ何も考えていなかったよなぁ～。

すでに医者になるとか、パイロットになりたいとか言っている奴が居たけどね。
俺はそこそこの大学を出たら、家系では総元の家ではあるから、それなりに仕事はあるんだよ。

まぁ大人達の希望は、社会科学辺りに行くように、希望していたみたいだったようだよ。

でも、まったく興味ない分野だし、Dad達みたいに人文科学にでも行ったのかなぁ～。やっぱり、理工だったかなぁ～。

Mrs.Sugar＼物凄くいい加減だったのね。よくまぁ、今のセージが出来上がったわね。でもきっと、時期って言うのがあったのかしらね！

目的が出来たら、やっぱり私と出会わなくても、ちゃんと今みたいに出来る子だったと思うのよ。

頭が良いって言う、イリスやメィスとはタイプが全然違うけれどね。

セージ＼イリスはさ、メィスがやる事を真似ばかりしていたそうだからね。年子って言うのもややこしいもんだよなぁ～。

イリスはもう何時もメィスのスカート握ってさ！直ぐにメソメソ泣くんだぜ。
体は今が信じられないくらい、大きい子でさ。

顔もはっきりした顔だから、最初は怖い奴かと思ったんだぜ。姿勢が良くてね。マタドールにでもなるのかと思てたよ。そうしたら、メィスと組んでダンスだって言うからね。それもジュニアのチャンピオンだぜ。

Mrs.Sugar＼むふふふ、人って判らないものよ。子供の時とはまるで変ってしまう場合があるでしょう？　

私なんて凄くお転婆だったし、悪戯っ子で、茶色い毛で不細工な子だったそうよ。
大人から見ると悪戯だけれど、祖母に育てられたから良かったみたい。好奇心が旺盛と評価してくれたみたいでね。

怪我ばかりしたのが困った事らしいわ。お転婆だから、骨折や脱臼やが多かったのよね。猿手だから仕方が無い事だったみたい・Ahahaha、、、、。

セージ＼良かった！そう言うの聞くとさ、Dr.マリアンヌの持ちかけ話に乗って実験台にされて、子供が出来ちゃったら、俺に似てもSugarに似ても、悪戯っ子だろうしね。

Sugarのお婆さんの気持ちよく判るよ。
俺だって今、結構ハラハラして、Sugarのやる事見ている時があるからね。

Mrs.Sugar＼あらっ、私何かハラハラする事やったかしら？そんな事やったこと無いと思うのよね。

Mrs.Sugar＼それよりも、セージが悪戯っ子だったようには、見えないわよね。始めて逢った時も、穏やかで優しい子だったし、よく気が付く子だったわよ。

アルバイトしてくれて、とても助かったものね。
まさか、後継ぎのお坊ちゃまだなんて！ミントも自分の家の事等は、古い家だって事しか言わなかったしね。

でも家では何もしなかったでしょうに、何手伝ってもらっても、手際よかったわよね。

セージ＼家では特にやらないけれど、小さい時から庭師の所行ったり、皆が働いている所を見に行って、手伝ったり聞いたりしていたんだよ。

だから、寮に入った時には何も困らなかったよ。爺さんがね、将来人を巧く使うには、自分も皆がどんな仕事をしているか、知っていた方が、巧く使えるって言う考えだったからね。

俺が彼方此方行って、真似したりしていても何も言われなかったしね。

Mrs.Sugar＼そうだったの！でも普通は想像すると、そんな使用人が働くような場所には、主人は入らないものじゃぁないの？

それにその後も休みになると、此処にアルバイトに来ていて、よく何も言われなかったわね。言わなかったの？

セージ＼いいや、まさか黙って家を出て来る訳には行かないし、ミントがお喋りだからみんな喋ってしまっているしね。

ただ、笑われただけだよ。うちは皆、変わって居るって言われているからね。

セージ＼むふふふふ、、、kukkukuku、、、。今振り返ると、俺って変な奴だよねぇ。でも、楽しい思い出だなぁ～。

生まれて初めて、一生懸命に生きていた時って感じがするよ。受験勉強なんて、普通有り得ないし、此処の大学だからやる事になったんだからさ。

アルバイトまでしちゃったなんて言うのもね。家系始まって以来だそうだよ。
人の可能性なんて、やってみないと判らないものだね。

運が良かったにしてもさ。まずは２学年スキップしなくちゃぁ、あの時受験できなかったしね。

それまでの俺が何処へ行っちゃったのかと思うくらい勉強を始めたんだ。もうギリギリセーフの時期だったんだよ。

そうしたら、急にイリスまでついて来たんだよね。メィスの後に受験するにはね。俺は駄目もとでやったら、出来ちゃったんだ。

不思議だよなぁ～。面白い経験だったしさ。思い出すだけで、わくわくしちゃう思い出だよ。

Mrs.Sugar＼はぁ～。すぅーーーー。

セージ＼You are not yet used to this room, and do you not calm down?

Did it go back up again to hardly change with a house in front? After all are you worried about a window being small?

Sugar,hold me in your arms the way you did last night.And we'll lie inside for a little while here, Hold on, make it last

Mrs.Sugar＼Can't keep my hands to myself・Though I cannot say well,I’m so worried that my heart is racing.

セージ＼Don’t worried. I say that everybody other is tired from hardware very much. 　But I think that it is almost over.
Because I help you together as much as possible, it is a little more patience.

暖かい日が来たら、又少し外の空気を吸いに行こうね。その内に慣れて来るよ。
前よりも小さい窓だけれど、窓から空を見てごらん。きっと落ち着くよ。

換気はちゃんとしてあるから、空気は流れて換気しているからね。

Mrs.Sugar＼判っているのよ。逆腹式呼吸して、暫くすると直るわ。何故か最近、ため息が出ちゃうのよね。嫌ねぇ。
　
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他からも、同じように感じる人がいると言う報告なようですが、これは時間が解決してくれるようです。段々慣れて来ると、収まって来るようなのです。

今何か所かに公園のような緑地帯を作っています。温室で水耕栽培のサラダ菜のようなものも作って、ガラス張りで緑が見えるような空間もつくっているのです。

巧く緑一杯にして、上部から太陽の光を取り入れる様にもしています。
緑を茂らせているので、上部から見ても周囲の木と混ざって、判らない様になっているのです。

特殊ガラスで、反射しない様にもなって居ますから、ガラスがあるとは判らないのです。精巧なエァカーテンのようなものも研究開発中ですから、その内に完成する事でしょう。

汚染された空気をほぼ完全にシャットアウト出来るカーテンなので、外との出入り口には、今のカーテンと入れ替えられるような、新しいものが出来たのです。

必要とあれば、徹底して研究された最新式な物を巧く取り入れますが、その物が汚染につながるような事にはならないように、よく考えられています。

不必要と思われるものは、過去に戻り手間のかかる暮らしに戻ります。どちらが人にとって良い事かが重要なのです。

此処に来て更に、皆よく歩くしかないので運動になって居ますし、掃除でも何でも体を使ってやる家事や作業も多いので、多少エクササイズの時間を減らしても、運動不足は解消です。

そのうちにMrs.Sugar達も、この中の空気や閉塞感に慣れて来る事でしょう。いちはやくシェルターの中に避難したので、汚染した空気を吸う量は減っているでしょう。後は心の健康の問題ですね。

此処のシェルターはどうやら、おきな球体になっているようで、それが埋め込まれているような形なのだそうです。球体が３層くらいになって、中も球体が幾つか埋め込まれているような構造だそうです。

その球体は巧く動かせるので、今回みたいに引っ越して場所移動が、割合楽に出来るようですが、凄い大きさなので、見た目皆はちょっと天井とかががドーム型に感じる部分が有るくらいなのです。