サイクルルームの土曜日は、有意義なたまり場になっています。

今朝はセージ君がサイクルルームに出て行くと、Dr.ターナーが泊まり込んだようで、ベッド代わりにしている台の上に座っていました。

以前はDr.マロウも気ままに泊まり込んでいましたが、今はメィスと一緒に暮らし始めたので家に帰ります。

ちょっぴり気ままな暮らしが、早くも懐かしく感じる時があります。独身も又楽しからずやなんですね。しかし、彼はモラリストですから、馬鹿な事は致しません。

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セージ＼ターナー先輩、又此処で寝ていたんですか？　いったい何時家に帰るんだい？

Dr.タナ―＼う～ん、そうだなぁ、帰ってはいるけれど、家で寝たのはセージが泊まった時だけかな？

着替えなどには帰るけれどな。時間がもったいないんだよ。今勉強やりはじめている勉強が面白いからなぁ～。

Dr.マロウ＼まぁ、判る気はするよな。２０歳代はまだ本当に日々勉強だけで、応用して自分の仕事に実際にはあまり使えないからな！

やっと少し“自分流に何か？”って思って、やり始めた所だからな！　すると又疑問が出て来るしな。

Dr.タナ―＼そうそう、これからが面白くなってくるところなんだよな。

セージ＼だからってさぁ、そんな所に寝て、体が痛くなって休まらないんじゃぁないの？

Dr.タナ―＼俺は皆みたいに、お坊ちゃまじゃぁなく育ったからよ。何処でも寝られるし、体なんて痛くはならないんだよ。

エルダー＼またまたそんな事言っちゃってさぁ、結構大きい病院のお坊ちゃまだろう？

だって、リヴェール教授達の実家の病院よりも、大規模な個人病院だって聞いたよ。親族が皆集まって経営しているんだろう？

Dr.マロウ＼Ahahaha、、、規模はな！結構大きいんじゃぁないのかな？親族は皆医学者ばかり取り揃えてあるんだよな？

セージ＼えぇ～そうなの？ローソンの家も、昔からの由緒正しい伝統的な歴史のある病院だってさ。

エルダー＼“だってさ！”って、セージの家の主治医で、ローソンが早産だった小さなセージを抱いて、ボックスに入れたんだっていうじゃぁないか！

それがきっかけで、何が何でも人の役に立てる医者になろうって思ったんだって言うじゃない？ずっと知らなかったのかい？　

でもさ、責任がある仕事だよなぁ～。俺が何も継がなくても良いし、気楽な立場だな。父親はもう亡くなったしさ。

セージ＼知らねぇよ！そんなボックスに入って居たなんて、まぁずっと後に話しで聞いたけれどね。まったく覚えていないもん。

変に継がなくちゃぁならないものが有るのは、結構鬱陶しいもんだよ。うちみたいに一応受け継いだけれど、余り煩い事言われてはいないのが楽だよ。

Dr.マロウ＼おいおい、そうは言うけれど、セージはちゃんと引き継いだ土地の領主ではあるんだろう？

Dr.タナ―＼そうなんだよな、昔ならこんなところで、車椅子のメンテなどやってる場合じゃぁ無いんだよな。

Dr.タナ―＼今後又世の中どう変わるか分からないから、凄い偉い人になるかもしれないから、今のうちに気やすく触りまくっておいてやろうか？

このやろめ！この間は、俺のベッドで一緒に寝ちゃったんだぞ。将来もし偉くなったら、言ってやろうかな。

セージ＼やめてくれよ。くすぐられるのは俺苦手なんだからさぁ～。第一偉くなんてならないしぃ。

Dr.マロウ＼そりゃぁ判らないだろう。１０歳違うと、何が有るか分からないからなぁ。

Dr.タナ―＼ほれ、コチョコチョしちゃうぞ！

エルダー＼全く、ターナーもセージ相手だと悪ふざけするからなぁ～。

セージ＼止めてくれってばさ！うふふふ～ん。

Dr.マロウ＼おいおい、セージも全く、何て悩ましい声出すんだよ。あほらしい事やって、ターナーはセージをからかうと、ストレス解消になるんだよな。

凄い愉快そうな顔しているからな。ま、可愛そうな独り者なんだから、セージも、相手してやれよ。

Dr.タナ―＼Wahahaha、、、、そうだな、大体くすぐったい所は神経が過敏な所だから、不愉快な所でもあるから、殴られてもこまるからな？

セージも見かけによらず腕っぷしは強そうだから、本気で殴られたら、俺でもぶっ飛びそうだからなぁ～。

エルダー＼セージにパンチ食らったら、凄そうだよ。体育館のサンドバッグの所で、ボクシング部の部員にならって、スパーリングやっていたら、凄いっていっていたもの。

Dr.マロウ＼なんだそうなのかい？ボクシングもセージは才能有りなのかい？本当に器用な奴だなぁ～。怒らせないように気を付けないとな！

セージ＼子供の時に、爺さんに少し教わっただけだよ。俺チビだったから、もし虐められるような事が有ったら、やられっぱなしじゃぁ可哀想だからってね。

エルダー＼あぁ、それでかぁ。体の大きいイリスが虐められていると、小さなセージが自分よりもずっと大きい乱暴者の子を、一発殴ったら、それきりイリスは虐められなくなったって言ってたからね。

Dr.タナ―＼なんだよ。そうなのか？ちょっと見はイリスの方が、生意気で強そうだもんなぁ。

Dr.マロウ＼Wahahaha、、、、本当にお前たちの話は、笑えるよ。ターナーが教室行くと凄い気分転換になるからって言うはずだよな。

馬鹿馬鹿しい様な話も多いしなぁ。
喧嘩かぁ～懐かしいよなぁ～。真剣に喧嘩できた歳の時もあったんだよなぁ～。

セージ＼マロウさんも子供の時に喧嘩なんてしたの？　ずっと穏やかな性格で来たみたいにみえるけれどなぁ～。

Dr.タナ―＼ここに来るまえの大学に入ったばかり位の時に、酔っ払いをぶん殴ったのが最後じゃぁなかったのかい？

エルダー＼えぇ～、そんな事があったの！へぇ～・・・・。

Dr.マロウ＼あれはさ、絡まれたから、手でちょっと離れる様に押したら、すっ飛んでいってしまっただけだよ。

ダウンタウンのパブなどが多い所だったから、まぁそう言う奴も居たんだよ。

セージ＼普通男の子なら、子供の時とかは喧嘩とかするだろう？　公園とか、他にも乱暴な体の大きいいじめっ子っていただろう？
弱い者苛めするやつとかさぁ～。

Dr.タナ―＼どうだったかなぁ～？俺が虐めっ子だったりして？Ahaha、、、。

弱い物苛めはしなかったけれど、強い物苛めはしたぞ。元気余っていたからな。

Dr.マロウ＼そういえば、違う寮同士で、喧嘩ごっこみたいなのをやった事あったなぁ～。小学生の時だけれどな。

Dr.マロウ＼エルダーは喧嘩なんてした事ないだろう？

エルダー＼俺はさ、男だと思われていなかったみたいだよ。あんまり男の友達っていなかったしなぁ～。

中学生になる頃には、もう周りは女ばかりと付き合って居たかもしれないよ。

でも好みはずっと乗り物が好きだったから、乗り物関係の仕事に就きたかったから、大学の工学部には行こうと思っていたよ。

セージ＼で、普通の電車とかって言うんじゃぁなくリニア（マグレブ）って事ね？　未来型でカッコ良いからね。確かに乗り物としては華やかだよ。

Dr.タナ―＼じゃぁ、フランスとかの方が洒落たの走っているんじゃぁないんかい？　当然大学もさ！

あぁ‥‥あれはドイツか？何処だかの大学の中を走っているって聞いたなぁ～。

エルダー＼一時皆研究していたんだけれど、中止になっちゃったんだよ。エネルギーなどの消費量などが馬鹿にならないとかで、中止になっちゃったんだ。

だからさ、実現化出来る物を作りたいと思って調べていたら、此処の大学では、勉強できるらしいから、来たんだよ。

Dr.マロウ＼一応、尤もらしい夢が有ったんだな！聞いた方もカッコ良く聞こえるものな？

エルダー＼そうだろう？俺恰好重視だからさ！　で、入って勉強始めたら、医療関係のメカの授業の方が、多くなってさ、結構面白かったんだよ。

だから口ではリニア（マグレブ）とか言ってたけれど、ロボット工学とか、人工関節とかの授業は面白かったよ。

セージ＼で、Cafe通じて付き合いが始まったら、ある日プロジェクトの部屋をさがしていたら、突然部屋を調達してくれてね！

チームメンバー増やすって話をしたら、さっさと手続きして、入って来たんだよ。びっくりしちゃったよ。

Dr.タナ―＼Ahahaha、、、エルダーも傑作だなぁ・・・急にあいさつに来たからな。

自分はエネルギー関係が必要だと思うから、その研究をやるからってな！

Dr.マロウ＼押し掛けメンバーなんだな？

Dr.タナ―＼一応部屋の関係で、俺が責任者って事になったんだよ。セージが早々とリハビリスーツの研究など始めていたからね。

それが、結構まともに使えそうなものだし、リハビリシューズも出来たんだよ。
何だかずいぶん昔の事みたいだけれど、大学院に入る前からプランは出ていた様なんだよな？

セージはSugarさんの体の事を、何時も考えていたからね。

Dr.マロウ＼あぁ、そこからできたプロジェクトのメンバーなんだな。リハビリが関わったら、ターナーが責任者で居ても、可笑しく無いからな？

エルダー＼俺が入って、その後しばらくしたら、リヴェール教授の勉強会で出会ったフランツが移動してきたんだよ。

考えたら、一番若いセージが、試験や研究などが多いのに、休みの日はCafeでアルバイトしていたり、変な暮らししていたんだよな。

忙しい時期だって言うのに、結構暢気そうでさ。で、試験の時は良い結果を出すんだ。セージは寝る間も惜しんで、凄い勉強していたのかもしれないけれどさ。

そう見えないやつでさ。イリスの方が、がっちり勉強しているように見えるんだよな。本当に人て見かけでは判らないもんだよなぁ～。

Dr.マロウ＼そうだよ。人も付き合ってみないと判らないしね。暫く付き合ったら、思っていたのとは、全然違う人間性が見えて来る場合もあるよなぁ～。

人間自体が、不思議な生き物だからね。大体が生命体自体が、神秘的で不思議なものだろう？

最近じゃぁ人にはやっぱり、脳でなくて心が有るって言われ始めても居るしね。

セージにあれこれ脳の事聞かれ始めて、俺も又勉強し始めたよ。これで終わりって事ないからね。でも新しい発見があると、楽しい仕事でもあるよな。

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何の意味もない様な雑談をした今日の集まりでしたが、何だかセージ君は、皆の事が凄く好きになりました。

今までも好きな彼等でしたけれど、人間的に魅力的な３人です。
ライモンは、昔のまま寄り、ちょっと大人のライモンと言う感じですし、検査技師のアレンも、少し個性的な人ですが、又知る程に魅力的な人のようなのです。

仕事場では判りませんが、此処では全くのプライベートな集まりなので、又面白いのです。サイクルクラブを作る事にして良かったと思います。

やっぱり、Mrs.Sugarに勧められたとおりにして良かったと思いました。思い付きで何かいうのでしょうが、彼女の勧めるとおりにして、悪かったことがないのです。
Nanみたいに勘がよくて、魔女２号になるのかもしれません。