久しぶりにDr.ターナーが教室に出て来ました。

今日は週末なので、皆割合のんびりと今週分の仕事の仕上げをしています。セージ君とエルダー君は講習会も有るので、新たな仕事は始めないで、細々した作業をしています。そんな中で、一番忙しいのはイリス君だけです。

彼はまだ自分のペースをつかんで、仕事を進めていくのに、手間取る事が有るのです。それでも、かなり以前とは変わってきましたし、彼なりに手早く仕事が進むようにはなってきました。

相変わらずなのは、メィスに少々意地悪く言われながら、作業をするのは、もう２人のリズムになっているようで、イリスも何も言われないと調子が出ないようです。

どうもそれはそれで、巧く行っているようなので、皆は気にしない事にしています。

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イリス＼なぁメィス、此処の所だけれどさぁ、此処は後回しにして、この下の事を先に提出した方が良くないかなぁ？

メィス＼フランツったら、その小さなチップは電池なの？凄い薄いじゃぁない？

フランツ＼うん、ほら、イリスが何か聞いているよ。先に聞いてやれよ。

メィス＼あのね、毎回私に確認取らないでよね！　アンタリーダーなんだから、自分で判断して反対に私達に指示する立場でしょう？

エルダー＼あれっ、又仲良し姉弟はお戯れかい？　もうあれが無いと、イリスはエンジンがかからないんだね・Ahahaha、、、、

俺達もあれを聞かないと１日仕事した気がしないよな！

フランツ＼まぁな、結局は仲が良いんだから、やらせておけば良いんじゃぁないの。イリスもそれなりにかなり、仕事できるようになってきているからね。

Dr.ターナー＼よぉ、皆　元気にやっているかな？健康第一だからな。

セージ＼俺は何時も通りで、頭以外は何処も悪くないよ。

エルダー＼ぶっふっ！俺も性格が悪い以外は、何処も悪くないよ。ターナーさんも忙しそうだけれど、いつも健康そうだよなぁ～。

Dr.ターナー＼何だ、エルダーは胃と痔が悪いのか？それは早く直した方が良いぞ！

セージ＼わかった！俺が馬鹿なのは、ターナー先輩の影響かもしれないよ。俺直ぐに染まっちゃうからさぁ～。

そう言う事言わないで欲しいんだよなぁ～。同じ事言ってもさぁ、ターナー先輩だとジョークだとか言われるのにさ。。。。

俺が言うと“又そんな事言って、セージは馬鹿なんだから”って言われるんだぜ。

エルダー＼ま、それぞれのパーソナリティの差ですかね。後１０年くらいしたら、セージもターナーさんくらいの年齢になるから、言われなくなるんじゃぁないの？

フランツ＼いいんじゃぁないかい！メィスは順調に、地味なものばかりだけれど、すぐ使えるものの質をよくしているんだからさ、大ヒットじゃぁないか！

メィス＼そうね。提出すると、割合直ぐに製品化して、使ってもらえるわ。

イリス＼ラッキーじゃないか！メィスの性格に合っているんだよ。結構細かいんだからね。

フランツ＼それだけじゃぁないさ。メィスはコツコツ何時もよく勉強もしているしね。何もしないで、結果出しているわけじゃぁないんだよ。

セージ＼そうだね。メィスも思いついた事は、大概直ぐに製品を作ってみたりするからね。それに相変わらず本が好きな人で・・・一生なのかね？

エルダー＼理屈ばかりで、物を作ってみないと、実際はどうなのか判らないからね。俺もセージ見ていて、真似するようになったんだよ。

以前はやっぱりイリスじゃぁないけれど、先ず理論ばかりで、それが完璧に出来上がらないと、制作に取り掛からなかったんだけれど、時間が食うばかりで、今一つだって気が付いたんだ。

やり方変えたら、作品になるんだよね。失敗作であっても、現実的にどこが間違ったんだ？って、自分の失敗が目に見えるのも大事だってね。

第一さ本読んでなるほどは、人の知恵だもんね。自分が考えて思いついた事ではないから、勘違いしないようにしなくっちゃぁな。

教授が言うように“くだらない本も読んでみないと、どれが本当に良い本かは、自分が決められないでしょう？”だよね。くだらない方が真実だったりして・笑

セージ＼今回の講習会と、ＰＣでの受講とテストはさぁ、何だか疲れるんだよなぁ～。気が乗りにくいと言うかさぁ～。

ターナー先輩、俺とりあえず受験は、本当に取り合えずになりそうだからね。

エルダー＼セージもかい？俺もさ、何だか気が乗らないんだよね。だからと言ってまるっきりつまらない訳でもないんだけれどさ。

きっと目的が、東京オリンピックって言うのが、ちらつくからかもしれないけれどね。気になって、最近は日本のニュースをよく見るんだけれど、気が重くなるようなニュースが多いからなぁ～。

もうあのゲリラ豪雨のニュースも、ちょっと前に見たからね。すでに、今から真夏の気候と、大雨が・・・とか言って居るよなぁ。

Dr.ターナー＼それは確かにあるかもしれないけれどよぉ。でも俺達はたまたまオリンピックの間だけ行けば良いんだから、ラッキーだって思えば良いんじゃぁないのか？

俺はそう思う事にしたよ。日本人は気の毒な事に、もし本当にタイミング悪く、よく言われているような災害が来たら、もう暮らしが滅茶苦茶になってしまうんだからな。

それによぉ、何度もこの何年かの間でも、大きな地震を何度も体験している国だからさ、きっとニュースなどで、放映しなくても、皆しっかり対策を取っているんじゃぁないか？

セージ＼そうだよね。Sugarが言うように、そこで災害に遭わなくても、此処の国の中でSugarみたいに、事故に遭ったりする事だってあるんだものね。

只知識だけは、有った方が慌てなくて良いだろうからね。まぁ気が乗らない勉強だって、やらなくちゃぁならない事は、さっさと終わらせちゃうに限るね。

エルダー＼そうだね。まぁ資格はもっていても邪魔にならないって言うから、そう思う事にしようか！　

そう思ってＰＣに向かうんだけれど、なかなか進まなくてさぁ！セージも同じなら、ただオリンピックを気にし過ぎなのかもな。

セージ＼ねぇ、ターナー先輩も今までに、気が進まないオペとかやった事ある？そう言う時はどうしているの？

それとももう割り切って、これも勉強とか思ってやるの？

Dr.ターナー＼う～ん、昔はね。でも、良い教授に出逢ってさ、セージと同じに、俺も毎日meditationする事にしているんだよ。

人によっては、毎朝出勤前に教会に行って、祈ってくる医者も少なく無いよ。好きな方法で、精神をしっかり整えて、ぶれないようにするんだよ。

エルダー＼そうか、俺も自分なりに、何時もクリアな気分になれる良い方法を見つければ良いんだな。meditationね。

フランツ＼何だか皆立派な話をしているよ。偉いよなぁ～。そこに行くと俺は此処に落ち着くまで、彼方此方うろついてさぁ！

でも不思議な事に、あの強行軍での、リヴェール教授の勉強会でセージと出会てから、まるでそれまでの俺が目からうろこのようにポロって落ちてしまったよ。

スッキリしたんだよなぁ～。

メィス＼それで、此処にやって来たの？突然現れて、私はいったい誰？って思ったわ。私は全然違う事で、もやもやしていたから、仕事や勉強では何もなかったわ。

イリスのゴタゴタの世話で終わったって感じね。

イリス＼ごめん。俺のせいでメィスにも心配かけたし、セージとSugarさんにはとんでもない迷惑かけたんだよな。

だから、俺は兎に角、リーダーとして、しっかり教室の皆を纏められるようにならないとなんだよ。

それが俺からの、セージに対する、お詫びの気持ちと言う事にしないとね。

フランツ＼理由はそれぞれなんだって良いんだよ。楽しく暮らすのは良い事だけれど、何か目標を持って、しっかりぶれないように暮らさないとな。

それさえしっかりしていたら、あとはなるべく楽しくだね。

Dr.ターナー＼セージは水泳のコーチにヨガと教わったっていったよな？

セージ＼うん、その頃大会に出る選手は結構しごかれてさ。それで、ヨガを教えてくれたんだよ。

だから、多分その頃競技に出た奴らは、多分皆meditationや、ヨガはやるんじゃぁないかな。スッキリ心が落ち着くからね。

エルダー＼まぁ、今のところ俺は、気が乗らない講習をやり切るのが、精神修行になるかな？好きなことばかりじゃぁないものね。

エルダー＼今まで、考えたら俺どうしょうもなく悩んだり、大変な思いってあんまりしていないんだよね。

そう思わないように生きてきちゃったんだよ。一時母親が煩わしかっただけだからね。それも何だか暫くしたら、Sugarさんが助けてくれたからね。

今の母親なら、何とか此処に暮らして居ても、面倒みられるかな？って思うんだ。アニーが、そう言ってくれたからね。

アニーは本当に賢いし、優しい性格だったんだよね。結婚してよかったって思ったよ。

Dr.ターナー＼よかったなぁ～。親の世話ももう少し高齢になってきたら、でてくるだろうしさ、思っているよりもずっと大変だからね。

認知症などになったら、もう一人で看るのは考えない方が良いからな。此処は幸いもう早くに入居しちゃったけれど、高齢者施設も完備しているからね。

セージも絶対に無理するなよ。疲れたら、幾らでも預ければ良いし、本人は入居するって、言っていたんだからな。

エルダー＼そうだろうなぁ～。前からみたらみんな若々しくなったけれど、年々歳はとるんだからな。自分もだよ。俺も２４歳になるんだぜ。

Dr.ターナー＼さて、ちょっと診療所に行ってくるか！またな。

セージ＼メィスは結婚する事にしたのかい？マロウさんも東京オリンピックに行くんだよ。もう一緒にくらしているんだろう？

イリス＼家からも“結婚して子供産んで”って言ってきているんだよ。俺は義務は果たしたからね。色々言われたけれど、年子でも産んじゃって良かったよ。

フランツ＼２児の父だものなぁ～。親孝行だよ。孫が生まれるのは嬉しいようだぜ。

エルダー＼うちは思いちがいだけで、空振りだったからなぁ～。

メィス＼まぁ、子供でも出来たら結婚する事になるかもね。

セージ＼（やれやれ、メィスは結局まだ、ターナー先輩に未練があるんだね。絶対に無理だけれど、人の気持ちは自分でもコントロール出来ないからなぁ～。やっぱりさぁ、ターナー先輩って凄いカッコ良いんだよなぁ～。

マロウさんも夫にするなら、もうそれ以上はないくらい、性格も良いし頭良いし、ルックスだって悪くないしなぁ。でもそういう問題じゃぁないだろうしね。メィスもマロウさんを好きは好きな人なんだよな。）

セージ＼（しかし、こう言うのばかりは、どうにもならないよね。俺だってSugarの事になると、人格が変わるように、どんどん変化していくのが判るものね。でもコントロールしようとしたら、余計変になっちゃったからね。ホント、馬鹿みたいだよ）

エルダー＼セージ、何ブツブツいっているんだよ。又発作でも起こして、何か開発したくなったか？この忙しい最中に？やる事があるなら声かけてくれよ。

セージ＼えっ、何か俺変だった？新しいことは何もやっていないよ。中途半端になっている事を片付け作業だよ。

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今日もそれぞれの思いもありますが、タイミングよくDr.ターナーが現れて、少し皆落ち着いたようです。それが又Dr.ターナーの魅力なんですね。

実際には責任者ではありますけれど、医療の知識はあっても、工学部ではありませんから、適当に本当にリラックスしに来るのです。

彼が現れると皆が落ち着きます。流石にぶれない男ナンバーワンです。明るく賢い瞳の持ち主ですが、気取りが無く無造作ですが、それが又何処かスマートなのです。同性のセージ君も、憧れの大好きな先輩なのです。