例によって突然試験日になりました。

今日は毎度の事ですが、例によって突然試験日になりました。エルダー君も“今日のような気がしたんだよ”と笑っていました。

試験する場所は、なんと狭い部屋が用意されていて、何組かのグループが、半日ずつ何日かに別れてやるそうです。

セージ君達の試験官は新しく教授のプライベートルームに配属されたセキュリティエンジニアのエキスパートです。

彼らはほとんどの資格を持っていて、国際的に活躍できる実力者と聞いていた人です。この国には３人いて、一人は知っていますが、後の２人は逢った事がありませんでした。今日初めて逢う人です。
　　　　　　
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フレーバーセキュリティエンジニア＼こんにちわ。この間教授室でお互いにチラッと見かけたね。
今日の試験はそこのＰＣの中に出題が入っているので、解る範囲でトライしてください。

エルダー＼全く知らない分野までは行っているんですね？

セージ＼俺専門用語知らないのが多いですよ。

フレーバーセキュリティエンジニア＼かまいませんよ。君たちは一番簡単な資格保持者だって解っていますから。

ただ、専門用語を知らなくても、処理技術は持っているかもしれない世代だから、どのくらい出来るかもみたいのです。

エルダー＼まぁ、基礎ならわかるのもあるかもですけれど・・・

セージ＼俺は基礎も何も、多分遊ぶことのゲーム作りや、何となく仕事で使った事だけかなぁ？

フレーバーセキュリティエンジニア＼いいですよ。試験の内容としてはセキュアプログラミングや、ネットワーク構成と言ったテクニカルの面から、法務、監査、マネジメントなど幅広く出題してあるからね。

それぞれのＰＣ内に入っているから、半日で出来る所まで処理して下さい。

エルダー＼半日ね。

セージ＼ま、とりあえずやらないとなにもわからないからね。フレーバーセキュリティエンジニア＼そうだね。先ずは始めてください。

エルダー＼えーと！

セージ＼何、好きなやり方でも良いんですよね。フレーバーセキュリティエンジニア＼読み進んでいくうちに、ＰＣのあらゆる分野のトラブルが出てくるから、それをクリアしながら、進んでいってください。

順番は自由で良いですよ。規則正しくやらなくても良いのでね。突然起きたトラブルも対処できるかどうかも観たいのでね。

フレーバーセキュリティエンジニア＼鬱陶しいだろうけれど、時々のぞかせてもらうからね。

エルダー＼解りました。エルダー＼（俺は最初から順番荷やって行くかな...。）

セージ＼（なんだこりゃ、法務、監査？俺情報処理って、よく知らないんだよなぁ～。楽しくないんだものね。基礎だけね）

フレーバーセキュリティエンジニア＼君たち世代の人材も欲しいんだよね。あぁ、独り言だから気にしないで良いからね。

エルダー＼（あ、そう）

セージ＼（ふんふん、一通りまずは見ちゃえ。どうせわからないことだらけだろうしね）

フレーバーセキュリティエンジニア＼このす事はセンスも必要だからね。ただ積み重ねて勉強するだけとは少し違うかもな。

エルダー＼（実践的な試験内容が多いのかな）

セージ＼（あれぇ、そうか、これは、本当に必要な試験内容の所だけやったら、後はロールプレィンゲームみたいに、作られているみたいだよね。でも、違うか！）

フレーバーセキュリティエンジニア＼でも２人のやり方は正反対なのが興味深いな。

エルダー＼（ハッキングされないためのメール訓練かぁ）

セージ＼（ってことは、此処はきちんと必要な試験部分みたいだから、先にやったら、きっとその内ランサムウエア登場で、どこかでハッカが・・・？）

フレーバーセキュリティエンジニア＼何から目を付けるかが、正反対だよなぁ。

エルダー＼（脆弱性の診断をやって・・・・）

セージ＼（あれ、これってさ、もしかしたら、俺がハッカーになってみたらって事？）

フレーバーセキュリティエンジニア＼なかなかユニークなパーソナリティの２人組かな？

エルダー＼（ファイアウォールの強化.....？）

セージ＼（そうだよね、そうしたら、いやそうなれないといやそうなれないと、対抗は出来ないもんなあ）

フレーバーセキュリティエンジニア＼彼は見かけよりもずっと保守派な人間だね。

エルダー＼（まずは俺達の必要な試験部分をやってしまおうか、他から比べたららくだからな）

セージ＼（いやいや、そうなれないと対抗は出来ないものな！）エルダー＼（で、ハッカー様のお出ましかな？）

フレーバーセキュリティエンジニア＼さて、ボチボチ１回休憩を入れよう。

セージ＼（これも有る意味ゲームだよなぁ～。案外面白いかもね。）フレーバーセキュリティエンジニア＼どうだね。疲れたかな？慣れない事も多く含まれているだろう？

エルダー＼俺はまずは、この設定されている企業らしきものを、分析中で、取り掛かるのは理解したら一気にかな。やり方が合っているかはわからないけれどね。

セージ＼おぉ～そうか、暗号を解かないとだよなぁ～ふ～ん。フレーバーセキュリティエンジニア＼セージ君は試験だけれど、何だか楽しそうだね？こういうのは嫌いではないのかな？

セージ＼うん、判らない事も沢山出てくるんだけれど、ゲームだと思ってやると、案外面白いかもって思ったよ。

ハッキングが出来ないと、対抗出来ないですよね。

エルダー＼それはそうだよな。俺はもっとまじめに考えて居たけれど、確かにだよな。
素晴らしいハッカーになる素質がある人が、サイバー攻撃には強いんだろうね。

フレーバーセキュリティエンジニア＼さてもう一息で終わらせようか！

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 フレーバーセキュリティエンジニアは、意外と若くて、優しい感じの人なのにも、すこしイメージが違いました。

少しも偉そうではなく、むしろ少し気弱な感じさえします。いや気弱では出来ないから、控えめな性格なのでしょう。

そのような人が、案外芯が強いのかもしれません。試験は途中であっても時間通りに終了して、近日中に結果が出る事でしょう。

とりあえず終わったので、２人は顔を見合わせて大笑いです。これで開放感でいっぱいになりました。