大使館の人達がCafeにやってきました。

今日は珍しく大使館の人たちがCafeにやってきました。
ボランティアの事で、病院の育児室や、倉庫の整理の手伝いの話を、してきたそうです。ライモン君も、心臓はすっかり治ったようです。

しかし、エルダー君と同じに、精神的にはまだ、カウンセリングを受けているようです。彼は気丈にやるべきことは、やりましたが、何しろライモン君が大事に思って居る、サイクルクラブの仲間の、セージ君とエルダー君が、撃たれて目の前に倒れているのを見たのですから！

ラファエル財団理事長は、怪我をしたとか狙われた事で、大騒ぎしていました。何となくだったのですが、空軍のパイロットを２名連れて行ったのは、ラッキーでした。

でも、やっぱり少し落ち着いたら、具合が悪くなってきたので、入院をしていました。

それも退院して、落ち着いたので、新しく赴任していた、大使補佐官のカッセルさんの奥さんは初めてなので、紹介がてらやってきたのです。

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Mrs.Sugar＼まぁ、ご丁寧に！こちらこそ宜しくお願いいたします。此処での暮らしには少しは慣れましたか？

シェルター内での暮らしですし、大使館から家に帰るのも、何時も車を使われていたら、徒歩は疲れますでしょう？

Mrs.スーザン＼いいえ、最近私は太り気味なので、３０分くらい歩くのは、体には良かったと思うんですよ。

一人ではなく夫と一緒ですから、わざわざ遠回りして、片道４０分くらいかけて歩くんですよ。　

カッセル事務官＼エクササイズには、まだ参加していませんのでね。僕もほとんど大使館内での事務作業ですから、運動不足解消ですよ。

Mrs.プリメル＼病院でのボランティアにも参加させていただきたいですしね。
２月に入ったら、育児室の係と、倉庫内での仕事に別れて、ローテーションで、週末以外の日は当てにしていただけるように、行くように相談しているんですよ。

Mrsフェンネル＼そうよ。ボランティアは考えて参加させてもらわないと、只の足手まといになるだけですからね。

例え半日であっても、ちゃんと当てにしていただいて、お手伝いさせてもらわなくては、意味がありませんでしょう？

ライモン＼ま、フェンネルせっかく福祉科卒業したんだからね。ラモーナも同じだろう。きちんとやってくれないと困るからね。

ライモン＼この国でのルールは、よく話してあるからね。守れる自信が無かったら、直ぐに帰国するように言ってあるからね。

フェンネルもよく教えてあげてくれるよね。

Mrs.フェンネル＼えぇ、今の所他の皆も、この国はあんな事故があったけれど、例外であって穏やかで安全な国なのを気に入っているのよ。

Mrs.スーザン＼個々の国に学校が無いのが、残念だわ。素晴らしい教育が受けられそうなのにもう少し後に生まれたら良かったのにね。

カッセル事務官＼まぁ、丁度寮生活に入る年齢だったから、良かったよ。寮生活には慣れたんだろう？寂しがっているのかい？

男だし１０歳過ぎたら、しっかりやっていけなくては困るからね。　

Mrs.ラモーナ＼病院へボランティアに行くようになったら、私大学院へ行って勉強をしたくなったわ。

ソーシャルワーク、特に医療ソーシャルワーカーの勉強をするには、此処の大学院は素晴らしいと思うのよ。

ゼルダはまだ此処に居るけれど、もう帰国するんでしょう？スーザンも慣れてきましたしね。一時的に代わりにやってきたんでしょう？

ゼルダ＼そうなのよね。なんだか落着いてしまって、なんだか居心地が良い国なのよね。
別にお友達が出来たとかではないんだけれど、人と人の距離感が、とても優れているのよ。

近しくなりすぎず、かといって無視されることも無くが、私は素晴らしいと思うのよ。もちろん、国民同士は、普通に仲良しだったり、当たり前に穏やかに暮らしているのですけれどね。

さわやかなのよね、皆がスマートなのよ。憧れてしまうわ。

ライモン＼でも約束の期限はもう過ぎているからね。約束は約束だよ。

Mrsフェンネル＼ライモン、そんな本人もわかっているわよ！ね、ゼルダ。ライモンあまりイライラすると、又具合が悪くなるわ。

Mrs.プリメル＼そうですわね。名残惜しいでしょうけれど、もうお帰りになった方が良いと思いますわ。

チャンスがあれば、何かお手伝いなどで、来ることがあるかもしれませんしね。
でも事故が遭ったから、暫くは皆さん出入国は凄く厳しいですからね。

ゼルダ＼まったく、飛んだ事してくれたものよね。あの財団理事長は、ライモン様は仲が良い方でしょうけれど....。

Mrs.Sugar＼本当に、もう前から出入国は厳しくしていたのですからね。ラファエル理事長は、大使館に何か理由があって、出入りなさっているのでしょう？

ポプリ＼大使館ってだいたい、ライモンさんの国だけですわよね。ライモンさんがこちらの病
院へ入院されたから、その後も個々の国で過ごしたくて、作られたんでしょう？

Mrs.サフラン＼でも、色々な国の患者さんがいらっしゃるけれど、大使館は必要ないのではないですか？私は詳しい事情は分かりませんけれど...？

セルフィーユ＼でも何か形を作らないと、ずっと滞在は出来ないだろう？ライモンさんはこの国に居たかったから、良い方法をってきっと考えたんだよ。

で、そのために資金提供をしている財団の理事をつかって、大使館を作ったんだろう？何だかの方法でね。

だって、幾つもの大使館は作れないから、大使館員の事務官達って、皆全部近隣の小さな国の領事館ばかりだと思うよ。

悪い意味ではなく、此処の病院とつながりを持ちたかったんじゃぁ無いのかなぁ？やっぱりさ、凄い優秀な医者が揃っているんだよ。

ポプリ＼あらっ、セルフィーユ、凄い読みが深い事言っているじゃぁ無いの。でも私もその様に思ったわよ。

偶然、ライモンさんがセージ君の名前を見て“もしかしたら？”って思って居る時に、具合が悪くなったので、何とか此処の病院へ入院したいって言うのを、利用したんでしょうね。

Mrs.ローリー＼ま、皆名探偵ばかりね。それで、普通は入院できない所を、財団理事が、多少財団で援助してきていたから、顔見知りでも有るので頼み込んだんじゃぁないのかしら？

他に考えようが無いでしょう。以前は今みたいに、他を当てにしないでは、研究費が出なかったでしょうしね。

ライモン＼じゃぁ、フエンネル、ボランティアで、僕たちが此処に滞在継続できるように、居た方が役に立つと言う実績を作ってくれよ。

僕はセージとは、仲良く付き合って行きたい友達なんだよ。

Mrsフェンネル＼判ったわ。ライモンはずっと以前から、彼の事は時々話して居ましたものね。夫婦になったんですから、協力いたしますわよ。

Mrs.プリメル＼ライモン様、そんなにお気に入りのお友達だったんですね。年齢は少しセージさんの方が、下なんでしょう？

ワイスも昔は遊び仲間だったそうですから“明るくて魅力的な子だった！”って言っていましたわ。

同性から好かれて、異性からもなかなかお誘いが多かったそうですものね。なかなか、付き合うの競争相手が多かったそうですものね。

あらっ、私ったら口が軽い事言ってしまったわ。奥様がいらっしゃるんですから、タブーでしたわね。

ゼルダ＼私も、大学かアートカレッジに行こうかしら？試験に受かれば入れるのよね？
でも大学は、医学部か工学部で、今は受け付けていないと言うし、アートカレッジの方は、受け付けてくれるのかしら？調べてみても良いかしら？ライモン様。

Mrs.Sugar＼まぁ、私はセージの試験が早く終わってくれたんで、なんだかやっとほっとしたところよ。

セージも元気になってくれたし、もう何も言う事はないわね。

ポプリ＼私達は、本当に健康維持するだけよね。幸い仲良くしてくださっている人がいますし、何かあったら、私たち世代が入れる施設が有りますしね。

って、今暮らしている部屋が、そのまま施設になるだけなんですよね？最先端建築材に変えた部屋に順番に引っ越したでしょう？

他と何も遮る物はなにもないけれど、周りは皆同世代の人たちばかりで固まっているでしょう？

Mrs.サフラン＼そう言えばそうみたいですね。ご夫婦でいる方達も、年齢層は高い人ばかりのブロックですわよね。

Sugarさん達だけが、全く関係ない方向に住んでいるだけですわね。

カッセル事務官＼スーザン、少しゼルダは静かにするように言ってくれないと、よく働いてはくれるけれど、あまり派手に、人目を引くような言動は、慎んだ方が良いと思うよ。

行動力もあって、良い子だけれど、もう落着いた方が良い年頃だろう？　

Mrs.スーザン＼そうねぇ～。若く見えるけれど、２６歳？くらいだったかしら？ライモン様とは少し年上ですけれど、同じ大学仲間ですよ。　

フェンネルが一緒だったかしら？

カッセル事務官＼それでは、福祉科だったのかい？文学だったか、社会人類学とか何とかを出たんじゃぁなかったかな？

その時に何かの授業が一緒だったみたいだよね。その結果があのようになったのかな？

Mrsフェンネル＼ねぇ、ライモン、ゼルダの事は、きちんと決めて伝えてよね。黙っていたらこのままダラダラと居続けるようだわよ。

国に戻ったら、ご両親もうるさく言うでしょうし、結婚もさせられるかもしれないんじゃぁないかしら？結構堅い家柄だと思ったわよ。

特に格式が高い訳ではないようですけれどね。

ライモン＼判ったよ。カッセル達が言うと思うよ。僕があまり口出すのもね。あまり変化が無かったら言うけれどね。

Mrs.プリメル＼こちらの事務局から、言われる前に帰国していただかないとまずいかと思いますよ。此処は、とてもきちんとしていますからね。

ライモン＼なんだ、皆女性達は、ゼルダとは何か巧くいかないのかい？

Mrs.フェンネル＼ライモンは気が付かないなんて、やっぱり男性はそうなのかもしれないわねぇ～。

ゼルダは皆相手がいる男性ばかりなのに、距離が近すぎるのよ。あまり言うと、やたらに焼きもち焼いていると、思われるのも嫌だから、皆我慢しているのよ。

Mrs.プリメル＼１人で研究所や、病院などの方には行かないように、ルールを作りましたけれどね。

ボランティアの者には、皆さん感じよく接して下さるから、猶更気を付けませんとね。ラファエル理事長の事では、本当に大変だったでしょう？

わたくしたちは知りませんとは言えませんからね。その時も、“お詫びに怪我された方達のお世話など、させていただきますから...”などと勝手に言いにいっているんですよ。

ライモン＼そうだったのか。それは拙いよなぁ～。ま、家族でさえ逢えなかったんだから、彼女は早く帰国させよう。

何か面づな事起こされても困るからね。ボランティアって言う名前は、都合よく利用出来るからね。

Mrs.フェンネル＼私言はライモンは気が付いているかと思ったのよ。でも何も言わずにいるから、まぁ具合が悪くて入院していましたものね。

でも、もう私と結婚したのですから、昔の続きであまり馴れ馴れしくすり寄って欲しくは無いわ。

Mrs.プリメル＼確かにですわ。ワイスなどにもかなり距離が近いのですよ。男性は悪い気はしないかもしれませんけれどね。

ネルケと似たところが有りますわよ。ま、ずっと性格は良いけれど、やっぱり問題だわ。

ゼルダ＼私入学案内でも貰いにいってこようかしら？特別に聴講生とかに受け入れてくれるかもそれないわよね？Ahahaha、、、、

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何やらやっと落ち着きそうな、大使館では緊急警報が出ているようです。何処にも少々難ありの女性はいるようですね。

最近聞くようになった、恋愛体質と言う女性でしょうかね。どうやら、女性皆が感じて居る様なので、ライモン君は速攻、行動をとる事でしょう。

そう言う時は、やはり教育されてきたので、きっぱりと結論は出して、行動をとる事はしっているようです。以前は知っているだけ男でしたが、此処へ来てセージ君達とサイクルクラブなどで話すようになったら、やっとスイッチが入るようになったのです。

やるべきことは、きっぱりとした態度で、行動する様になりました。
Cafeにやってきたので、皆気楽に話せたようです。