次のシェルターへの引っ越しの話を...。

今日は又曇ってきましたが、気温はそこそこの冬空で、気温も酷い冷え込みはありません。しかし、北ヨーロッパなどは嵐がやってきて、街中が冠水して大変な所が、数か所あるニュースも放映されていました。

日本の集中豪雨の時の様子と、そっくりな光景です。嵐ですから、通り過ぎて少ししたら落ち着くでしょうが、運よく生き残っても、後が大変です。

まだ寒い時期ですから、感染症などの心配も、そこそこと言えばそこそこですし、猛暑や酷暑の時より、まだしのげるでしょう。
そんな事も有ったので、今日はCafeに集まって、軽い感じでミーティングです。

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ライモン＼それでは、この国は次のシェルター建設が、結構進んでいるんですね？

リヴェール教授＼そうだね。もう次のシェルターは此処よりも長く暮らせるシェルターなんだよ。此処が１世紀くらい持つだろうと思って居たんだけれどね。

更に新しい素材の構造体でその他も、一番新しい物使用で２世紀以上、３世紀は耐久性のあるものを作って居るんだよ。

そうしないと、又外で生物が暮らせるようには戻らないだろうと、思ったのでね。

Dr.マリアンヌ＼先日のお宅の国での大集会の結果、各国プライベートにですが、スペシャリストが集まってでの相談ですから、協力し合って研究なさったんでしょう。

カッセル事務官＼ただし、まだ一部の個人の学者や研修所単位が大部分ですからね。何処も同じに感じていた人たちは、真剣に取り組み始めたでしょう。リヴェール教授＼そう、国を挙げてと言う国はまだ数ヶ国でね。バックに国が付いている大学研究所は、多いんですけれどね。

此処のように大学病院や、工学部の下なり側に建設を始めたところは、多いですよ。

Dr.ローソン＼元々ヨーロッパは、シェルターを持っている国は、少なく無いからね。其処を基準に作戦開始して、拡大化は多いでしょうね。

暗黙のうちに、あまり細かい事はお互いに、聞かないようにしてですね。

Dr.マリアンヌ＼あぁ～。本当にややこしいわよね、親戚は違う国なんてザラにいるんですからね。

ライモン＼未だに偏見を持ち合っている国もあるでしょうしね。とりあえずは目立った大国は参加しなくて良かったですよ。

でも反対に、微妙な国などもあって、ラファエルを狙った国などは、困った存在ですね。リヴェール教授＼まぁ、この国も工事は急ごうと思って居ます。理由は皆お分かりだと思いますが、日本のニュースなどで、昨年良く聞いたように、想定外に天候悪化は早いと思われるからです。

オリンピックがどうなるのかわかりませんが、どのくらいの災害対策が進んでいるかですよね。参考になりますね。

Dr.マリアンヌ＼まだ何も起きる前に、しっかり退避する場所に移って置けば、慌てることは無いでしょう？

過去の暮らしへの未練はさっさと捨てて、新しい環境の中で、再現できることはして、不必要な物は切り捨てないとよ。

一番大事なのは生命の存続ですからね。

Dr.ローソン＼そうですね。でも大事な豊かな感性を、失わないように、子供たちは育てたいと思いますね。

まずは事故も起きてしまいましたが、何とか落ち着いてきたので、カップルも増えてくるでしょう。

偶然秋までは基礎作りで、仕事はゆっくり勉強をするなり、体力をつけるなりの時間に使えるから余裕のある時間が出来ますからね。リヴェール教授＼僕達も更に勉強をしないとね。それから、此処で生まれた子達はナーサリーに入るのが近づいていますから、教師の資格のある者をピックアップして、準備を始めますよ。

Dr.ローソン＼これからの子供たちは、学ばなければならない事も多いし、高度な教育をしないとなりません。教育内容も変えなくてはならないでしょう。

まずは自分から学びたいと思うことが、楽しいと感じる事なのです。細やかな心で、子供を育成できる人を選ばなければなりません。

Dr.マリアンヌ＼良い教師に出逢えるかどうかで、随分違いますからね。そうそう、ポプリさんはセカンダリー？プライマリー？の先生だったわよね。

ライモン＼僕の妻も教職の資格持っていますよ。

カッセル事務官＼少々賑やかですが、妻の妹のゼルダもプライマリーの教職資格を持っています。リヴェール教授＼ありがたいのですが、大使館の方は国外の方ですから、国内でも色々な資格持っている者も多いのですよ。

ルネ理事長＼私達も一応教職者ですからね。

Dr.ローソン＼学長達は、先生になりますか・笑　ナーサリーの先生も良いんじゃぁないですか...。多くの経験談も話せますからね。幼い時の教育が一番大事ですからね。

Dr.マリアンヌ＼ちょっと、もう私は良いわよね。ちょっと席変わってください。失礼！Sugarと話してストレス解消しないとだわ。

リヴェール教授＼おや、何かストレスが溜まっているのかな？Dr.マリアンヌ＼ねぇSugar、どう最近楽しい事があった？もう私はね、堅い話を聞くと疲れてくるのよね。

どうでも良いような、雑談に飢えているのよ。大分落ち着いて来たし、ちょくちょくお茶飲みに来るわ。毎日昼頃までは来ているんでしょう？

Mrs.Sugar＼そうねぇ～。このところ来ている方かしら？セージの出勤次第よ。セージになるべく合わせようと思って居るのよ。

ポプリ＼そうね。水曜日はお休みすることが多いけれど、でも出てくる時もありますわよね。

Mrs.サフラン＼私達も楽しみに待っているんですけれど、ほら大事な旦那様が、又一緒に過ごされたいんだと思うんですよ。

入院中暫く離れて居ましたからね・Ohohoho、、、、、。

Dr.マリアンヌ＼そうだったわね。私も週の中くらいには、なるべく休診にするようにしているのよね。やっぱり、最近結構疲れる様になったわ。リヴェールにもそう言って居るんですよ。時間は作り出さないと、出来ないものよ。

Mrs.Sugar＼でしょう？徐々に老化するのかと思って居たら、昨年の夏は蒸し暑い夏だったからか、急に疲れやすくなったわ。

外の家は好きなんですけれど、今みたいな不安定な気候になったら、シェルター内に引っ越してよかったのよね。

ポプリ＼でもね、正直私達くらいの年齢になったら、１００歳以上まで生きなくても良いから、好きに外で暮らしたい気も有るって思うんですよ。

せっかくリヴェール教授が、素晴らしいシェルターを作ってくださったんですけれどね。
Mrs.サフラン＼私は寒がりですから、この季節はこの中が快適ですけれど、気温が高くなって来たら、外へ出たくなりますわ。

Dr.マリアンヌ＼良く解るわ。正直私だってそう思いますものね。リヴェールには内緒よ。Mrs.Sugar＼むっふ、今は只のマリアンヌとして話しているのよね？

Dr.マリアンヌ＼そうよ、白衣着ていると、何だかまともな事しか言えなくなるわね。一応立場はありますからね。

ポプリ＼マリアンヌさんも、今までリヴェール教授が、こちらに予定より早い目に引き上げて来られて、良かったですね。夫婦らしく暮らせるようになって、新鮮でしょう。

Mrs.サフラン＼同じ女性としてみると、重要なお仕事なさって、尊敬していましたわ。お休みの日は、平凡な夫婦として過ごされるようになりましたでしょう？Mrs.Sugar＼リヴェール教授が前に言われていたように、その立場になると、ちゃんとその様に出来るようになるのね。

でも、やっぱり、かなり気合を入れてのお仕事だったんじゃぁないかしら？雰囲気が全然違ってきましたものね。

ポプリ＼本当に！もっと厳しいお顔なさっていましたものね。今は優しいお顔になって、素敵な女医さんですわよ。

Dr.マリアンヌ＼その女医って言うのも、鬱陶しく感じる時が有るのは、やはりパワーが無くなって来たんでしょうね。

リヴェールが此処に暮らすようになったら、何だかやれやれって思って、家庭的な事もやるようになりましたからね。

Mrs.サフラン＼まぁ、家事をですか？Mrs.Sugar＼お休みの日とかは、何かするんじゃぁないの？って、マリアンヌはお料理とか出来るの？

ポプリ＼そりゃぁ、スーパーウーマンですから、お上手なんじゃぁないですか？

Dr.マリアンヌ＼コッホン！私自慢じゃぁないけれど、パンケーキだけは自信があるのよ。
週末は必ずパンケーキ焼いて、色々アレンジして食べるのよ。Dr.ローソン＼それでは、後は計画表通りに進めていきますね。

リヴェール教授＼あぁ、頼むよ。僕は少し休んだら、又次にやる事があるからね。シェルターの工事も見に行きたいしね。

暫くはそちらで仕事をしたいんですよ。

ルネ学長＼僕も将来に向かって、色々やらなくてはですなぁ。まだ元気で動けるうちに、やらなくてはならない事が、たくさんありますからね。休日のプランテーション作業も、楽しいですよ。

Dr.マリアンヌ＼男女平等と言っても、体力とか色々違いはありますからね。ここでは本当に良い意味で、男女平等ですからね。

男は男だけの世界が有りますし、女には女だからこその世界感があるわ。それぞれ持ち場が違うと思うのよ。

同じ重さの荷物を担げるのが、男女平等ではありませんからね。はき違えている人も、たまにいますけれどね。

Mrs.Sugar＼そうそう、私は一人っ子だから思ったのかもしれないけれど、兄弟姉妹が多い家でお菓子など分けるとするじゃぁない？多くの家が、同じ量を人数分に分けているのを見て、凄く変だって思ったのよ。

体の大きさに合わせて、大きい人は多く、小さい人には少しと体に合わせて分けるのが、平等だと思うたんだけれど、どれが本当の平等なのかしらね？

ポプリ＼それは又状況によってですし、個人の価値観の問題もありますし、難しい問題よね。Sugarちゃんが疑問に思うのはもっともよね・笑

Mrs.サフラン＼おやまぁ、微妙な事ですわね。私はどうしていたかしら？食べる量かどうかは問題ではなく、同じ量分けていたように思いますわ。Mrs.Sugar＼私は元夫の母親や、兄弟姉妹とは割合仲良くしていたと思うけれど、時々平等には、疑問に思う事が多々あったわ。

８人兄弟でしたから、上の方の人とは親子位歳が違うのに、お正月には挨拶に実家に行くと、日本の習慣で、頭割りで孫のお年玉を置いて来なくてはならなかったのよ。

収入が全然違って、最初の頃は共働きで、私の方が生活費の多くを賄っているくらいだったのよ。孫が多いから何万円も置いて来なくてはならなくて、せっかくボーナス貰っても、何にも買えなかったわ。

ケチな考えかもですけれど、それって平等では無いんじゃぁないかって思ったわよ。

 Mrs.サフラン＼そう言う話は言い出したら色々とありますわよ。それから、仲の良い男の姉妹は問題があるのよね。

特に妹って巧く行かないものよね。結構トラブルが有るわ。夫次第よね。

Dr.マリアンヌ＼それは聞いたことあるわね。私はリヴェールが男兄弟だけで良かったわ。それも、皆仲の良い兄弟ですからね。

一人息子の母子家庭の男を、夫に持つのも問題があるのは良く効くわよね。

ポプリ＼そうそう、私が彼と結婚しなかったのは、彼が一人息子だったから、なかなか結婚はしなかったのよね。

とても性格が良い彼でしたけれど、両親は揃っていたんですけれど、もう大事な息子で大変だったのよ。Mrs.Sugar＼あらまぁ、結婚暮らしの煩わしい事は、世界中であるのね。今は私はセージの家族は、皆良い人達で、とってもラッキーだったわ。

そう言えば、昔の友達にオーストラリア人が居たけれど、知り合って１週間で結婚してしまったLoveLove夫婦だったのよ。

彼女は夫の妹が、凄く嫌だったって何時も言っていたわね。夫婦の中を壊そうとするんですって！

ポプリ＼嫁と姑問題も有りますからね。ただ同居はしていないし、年１回くらいしか会わないから良かったんですけれどね。

夫が間に入って、巧くやってくれるでしょうけれどね。親などについてしまったら悲劇よね。ま、そんな人ならさっさと別れるわね・笑

Dr.マリアンヌ＼私も、ラッキーな結婚だったわ。よく兄弟が仲が悪い家もありますしね。

ただ、忙しくて夫婦なのに、なかなか共に過ごす時間がなかったのがね。Mrs.Sugar＼マリアンヌは早くに、良いパートナーに出逢えて良かったわね。私は最初の結婚は、結婚した途端に“失敗した”って感じたわ。

そう思って２０年以上、家庭内離婚みたいな暮らしが、ほとんどだったわ。でも良かったのは、滅多に家に居ない仕事だったのよ。

日本は離婚して家になんて戻ったら、周囲からも出戻りって言われて、変な目で見られたのよ。それに私は“お～い”って言う名前だったみたいな夫婦だったわ。

Dr.マリアンヌ＼あらぁ、大変な国なのね。愛が無いのに一緒に暮らすなんて、最も辛くない？そうでなくとも、話を聞くと、ハウスキーパーみたいな妻ですものね。信じられないわ。

ポプリ＼今の若い世代は、多少は違うみたいって、言っていたわよね。私の国などは先進国と言われていますけれど、昔はやはり問題は多かったのよ。地位が低くてね。Dr.マリアンヌ＼まぁ、此処の病院ではないけれど、昔勤めていたフランスの病院では、産婦人科では、凄いドラマも有ったわよ。

セージが国の修道院の、養護院の事やっていたようですけれど、本当に可哀そうな赤ちゃんも沢山生まれるのよね。

セージが子供嫌いって言うのも、そんなのを見ていたからじゃぁないの？彼は結構潔癖症でしょう？Mrs.Sugar＼そうかもしれないわね。子供の方はセージには寄っていくのよね。まるでお友達みたいにね。だから、彼はそれがまた“生意気”だって余計に頭にくるみたいよ・笑

ポプリ＼話して居ると皆色々な事が有って、此処で出逢ったのね。でも良かったじゃぁない。今は幸せなんですから！

Sugarちゃんは、何故かこの４年くらい、毎年何かトラブルがあったけれど、セージ君は益々優しい旦那様になっていくし、セージ君が辛い思いしたのかな？

Sugarちゃんは案外、今回のセージ君の怪我も、割合淡々としていましたし、昔の苦労からしたら、まだ良かったのかしら？

Dr.マリアンヌ＼リヴェール達の方針ですからね、患者の家族のケァも、大事な仕事だってね。特に身内みたいな相手ですからね。

Mrs.サフラン＼言われる通りですわ。エルダーの怪我にしても、心配は心配でしたけれど、“お任せしているから、安心だわ”って思える言い方してくれましたもの。

お陰でアニーとは前よりも、仲良くなれましたわ。おや、皆さんお話が終わったようでお帰りですわね。

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リヴェール教授達は、暫く色々話し合って引き上げていきました。引き上げ際に、リヴェール教授はDr.マリアンヌに、優しくKissをして、出て行きました。Dr.マリアンヌはその後も、何事もなくMrs.Sugar達とお喋りを楽しんで、戻って行きました。

Mrs.Sugrはそう言うのを見て、誰もまったく気にしていないのを確認。まだ自分は意識しているなぁ～と思ったりしたのです。

Dr.マリアンヌ夫妻は土曜日はプールと、ジムに行くようにしているそうで、後は週末は最近はゆっくり過ごすようにしているそうです。

何でも夫婦一緒にやる事が多いそうで、そんな事も此処へ来て共に暮らすようになってから、ゆっくりする様になり、愛情も深まっていったそうです。

それまでは、週末を一緒に過ごしても、ホテルで過ごすので、家で過ごすのとは、かなり雰囲気が違うとわかり、自宅での休日は最高に贅沢な時間と思って大事にしているそうです。