自転車が到着して、サイクルルームへ♪

自転車が届いてサイクルルームも、Dr.ターナーの口利きで部屋が確保できました。しかし、先日見た部屋とは違う方の倉庫で、もう一つの倉庫のやはりDr.ターナーの仮眠室の部屋でした。

今までは倉庫だった所ですから、幾つかの車椅子などがまだ置かれて居ますし、Dr.ターナーの仮眠用カウチが置かれていますが、荷物は移され使い良さそうに整理されていました。

部屋の隅にある車椅子は、ついでのときに修理して欲しいとの依頼もありましたので、合間を見て直す事になりました。

どうやら、そのような雑用も頼まれそうな雰囲気十分ですが、手先が器用な2人ですから、遊びに使うサイクルクラブが部屋をもらえたんですから、大喜びでもう十分です。
掃除も済ませて、自転車も入れておいてくれたとの連絡に、手早く仕事は切り上げて、早速見にやって来ました。

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セージ《へぇ～凄く綺麗になっているじゃぁない。丁度良い広さで落着ける部屋だね♪

エルダー《あぁ～この自転車なのかい？良い自転車じゃぁないか！へぇ～明日からやり始めるかい？

セージ《う～ん、気が向いたらね。明日はとにかく午前中はこの部屋に来るよ。こ～う、まず雰囲気を楽しんでから、ボチボチやり始めるさ。全部ばらして、チェックして、磨いてから組み立て直すからね。

エルダー《じゃぁ、俺もお茶でももってくるかなぁ～。ゆっくり雰囲気を味わいながら、お茶するのも良いからね！

セージ《エルダーはさ、俺以上に形から入って行く性質だったんだね？早速作業着を着たんだね？やっぱり丁度良かったね。

エルダー《あぁ～。セージこんな小さいの着ていたのかい？まだ新しいみたいじゃぁないか？凄いよく育ったって事だね。

セージ《そうだよ。もう全然着られなくてさ、だって一寸着て、自転車組み立てかと思ったら、直ぐに勉強する事になったからね。　やっぱりエルダーも背があるから、大人が着ると丈は短めだな・笑

エルダー《まぁ、こういう作業するには、よい物貰ったよ。上に羽織るブルゾンなんて、まったくの新品じぁないか！　骨格が小さい俺しか着られない物だったね。
セージも1５歳くらいの時は、こんなだったんだとはね。このオールインワンはカッコよくて気に入ったよ。

セージ《だからって、まだエルダーは自転車も買っていないのにさ。気が早いよなぁ～。それは俺も気に入って買ったんだよなぁ～。

エルダー《だって、着てみたらアニーも“良く似合ってるし、凄くカッコよいわよ。ファッションとして着てみたら！”って言うからね。それも良いかも...って思ってさ🎶

セージ《うん、よく似合っているよ。よかったよエルダーが丁度良く着られてさ！自転車のバッグの中に入れておいたから、一緒に届いたんだよ。

エルダー《これ着てたなんて、セージはその後に一気に育つ時だったんだね。背だけでなく肩幅などもまったく違うじゃぁないか！

セージ《うん、ここにアルバイトに来るたびに“大きくなったんじゃぁないの？”って言われてたよ・笑　発育期が少し遅かったみたいだよ。

泣き虫だったけれど、イリスの方が大きくて、髭とか濃くなってきてさ、なのに弱虫で、直ぐにメソメソしているんだよ。
けんか相手が呆れてた事があったよなぁ～。

エルダー《セージが喧嘩なんてしたんだぁ～。嘘みたいだな。何だって喧嘩なんてしたんだい？

セージ《さぁ～？　寮同士仲が悪い所が近くにあったんだよ。元はもう卒業しちゃった年代みたいだから、原因なんて俺達の時には判らないんだよ。

リクレェ―ションみたいなもんだったよ。見た目で相手はボスはイリスだと思っていたみたいだったよ。

愛想ないし、ハッキリした顔立ちで黒っぽい髪だろう？
黙っていたら、あいつ立派なマタドールって感じじゃぁない？

エルダー《何だ、結構セージはわんぱくだったんだなぁ。凄く穏やかで大らかだし、おぼっちゃんって感じだけれどね。
聞いてみないと判らないものだよ。俺だって2人居るの見て、イリスの方が大きくて、強そうに見えてたからね。

セージ《もう結婚した頃にやっと背が伸びるのが止まったんだよ。これ以上育ったら、スーツとか仕立て直さないとならない所だったよ。滅多に着るものじゃぁないしさ、Sugarがトラウザ丈は少し直してくれたんだよ。

エルダー《本当に、研究所で仕事しているかぎり、好きな格好で居れば良いから、ラフな服で居られて良いよなぁ。スーツで出勤じゃぁお洒落も出来ないからね。

セージ《別にさ、ファッションショーに来る訳じゃぁないけれど、好きな服は着ていたいものね。ユニホームがSugarが好きなデザインでっていう事で、一寸変えただけで雰囲気違うものね。

他の人はどうか知らないけれど、俺はSugarのデザインした服は気安いし、雰囲気が好きなんだよ。シンプルだし色使いもね。

エルダー《はいはい、のろけてください。そっくり俺も同感だよ。って、誤解するなよ。俺はアニーが居るからさ。Sugarさんは好きだけれど、意味が違うからね。

セージ《当たり前だろう。そんな事わざわざ断らなくたっていいよ。

エルダー《えっ、だってお前Sugarさんの事になると、急に性格変わって心が狭くなるからね。

目つき悪くなるしさ・Ahahaha、、、、だから、本当はちょっとからかいたくなるけれど、可哀想だから止めたよ。

セージ《だから、俺は土曜日は適当な時間に、此処に来る事にしたからさ。何時まで居るかは気分次第だけれどね。細かい作業から始めるよ。

エルダー《う～ん、いいなぁ。俺もセージと同じのにするかなぁ～？　本物見たらLAPIERREにしようかって思ってたけれどRALEIGHで揃えてみようかなぁ～。色々なのがありそうだしね。
 PASHLEYってのも有るだろう？あそこの自転車もなかなか良いって聞いたけれどね！

セージ《あぁ、悪く無いよ。でもさユーティリティバイクとして良いんだよ。ロード用なら、やっぱり見るとRALEIGHが俺は気に入ったんだよね。だってさ、まぁ半分遊びで気分を味わうだけで使うんだからね。このバイクだって、本格的ロードバイクとは違うだろう？

名前だけはW・W・R（Wannynwonderland） Cycling Team っていかにもみたいな名前に決めたけれどね・笑　ドァに名前を書いておかないとね。

エルダー《まぁこの国の中で、大人しく遊んでいるだけだからね。上等だよ。俺も近いうちに決めたら注文しようっと！

アニーもSugarさんがさ“Cafeかシャノアールの店でレディスクラブの集りするけれど”って誘ってくれたからって、凄い喜んでいたよ。
日頃はアニーも、勝手にお喋りする時がないからってね。

セージ《うん、本当はさ俺がそう言う時間を、Sugarに昔みたいに女同士のお喋りタイムを勧めなくちゃいけなかったんだろうけれど“もっと先に！”って思ってしまってさ。
俺は自分でも信じられないくらい独占欲が強いみたいなんだ。

エルダー《何だよ、他人事みたいな言い方だなぁ～。自分の事だろう？今までに嫉妬するような事がなかったのかい？

セージ《だって、こんな気持ちになったの初めてだから、自分で呆れているんだよ。前はそう言う奴の話聞くと“馬鹿じゃぁないの！たかが女の事で.....”って思っていたんだもの。

まさか自分がそのまんまの、馬鹿になるとは思っていなかったんだ。これからは、本当に人の事を馬鹿にしちゃぁいけないって思ったよ。

エルダー《俺はセージみたいに、素直に思えないから、うらやましいよ。でもさ、アニーと思い切って一緒に暮らしてみてよかったよ。

今までとは違った形だけれど、じわっと感じる何かを感じるようになってきたんだぜ。
だから俺も“あれ？”って思っているんだ。

お互いが、スタートが何となく友達？って言う感じで始まったから、アニーもしつこくないし、でも“愛情を感じてくれているんだな！”って思うんだよ。
程よく温かいんだよ。きっと男女の愛も、色々な形があるんだよ。

セージ《何だよ！エルダーだって、のろけているんじゃぁないの？そんな事聞いたの始めてだぜ。結局は愛して居るから同棲したんだろう？

エルダー《まぁ、多分ね。それとタイミングが良かったっていうかさ！何となく話が進んだんだよ。
それにさぁ～・・・訳ありでもあるんだよ。アニーは判ってくれて、協力してくれたんだ。聞いてくれる？

セージ《何だよ。勿体付けて、どう訳有りなんだよ。アニーとエルダーは自然な感じで仲が良かったから、一歩進んで愛し始めたんだって思っていたけれど？

エルダー《それはそうなんだけれどさ、一歩進めた関係になったのは、俺の従姉妹のまだ独身のバーネットっているだろう？　前から彼女が、男女の関係で付き合いたいって言っていたんだよ。

で、俺がガールフレンド達と別れたら、尚更ね。もうはっきり断っているんだよ！従姉妹なんだし、まったくそんな気はないからね。

でも俺が1人で居るかぎりは、つきまとって来ていたんだよ。アニーと付き合い始めて一切相手にしなくなったら、もう1人の従姉妹のシャロットも“自分も、もう夫との暮らしが大事だから、自分の友達をつくりなさい”って離れたんだよ。

そうしたらやっと、シャノアールの所のジャンティと話したりし始めてね。今はセルフィーユがケーキを一緒に食べに行くくらいの友達になってくれたみたいなんだ。

でも決まった訳じゃぁないから、俺もふらふらしていないで、アニーとなら仲良くやっていけそうだから、思い切って同棲する事にしたんだよ。もちろんアニーに事情は話してあるよ。

セージ《了解済みなら余計に良かったじゃぁないか！エルダーも正直なんだね・笑　俺そう言う所が好きだよ。

前からね、何人もガールフレンドが居る時から、なんてぇ奴だとは思ったけれどさ、何となく不真面目とは感じなかったんだよね。

良いじゃぁないの?エルダー達は2人ともまだ若いんだから、ゆっくり良い関係を進めていけば・・・良い結果になる様に応援しているよ。

エルダー《うん、ありがとう。　何だかセージに話したら、すっきり割り切れたよ。何だか気持ちの何処かに、澱んだような気持ちがあってさ。

胸焼けしているみたいな気分だったんだよ。従姉妹だからさ。却って複雑な気分でね。

セージ《別に珍しい話じゃぁないし、エルダーは女みたいに優しい顔して、モデルみたいにスリムでカッコ良いからね。

話すと男っぽくて、人柄も悪く無いから、好かれて不思議はないよ。

此処は女人禁制のメンズクラブだからさ、ドアに『Male exclusive club』(男性専用クラブ）って書いておこう。

とにかくせっかく出来たクラブだしクラブルームなんだから、大いに楽しもうよ♪　元気にしていたら歳取ってまで遊べるぜ！

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エルダー君もずっと、心の中にひっかかっていた事をセージ君に聞いてもらえて、スッキリしたようです。
自分が悪い訳ではなくても、問題って出て来たりするものなのですね。

特に相手が身内の人間だったりすると、さぞかし気が重かった事でしょう。話したことでさっぱり出来た様でこれからは、明るく楽しめるでしょう。

そのために作ったクラブですから、やっぱり男は男同士、女は女同士の話が出来る場が有ると良いですね。
2018年は又一寸新たな環境にもなって、楽しみも増えた暮らしが出来そうです。

もちろんそれぞれに仕事も、ちゃんとやって！　お楽しみクラブが出来た事で、暮らしにメリハリもでてきそうです。
すっかり2人はその気になって、教室に戻って行きました。今日はまだ金曜日ですからね。　Mrs.Sugarも今日から、プールに行く予定でいます。