教授達と大使館員達がCafeへ.....

大使館の工事が終わり、後は引越しを済ませて片付ければよいだけになりました。今日はリヴェール教授夫妻が大使館を見に行き、帰りにお茶を飲みにとCafeにやってきました。

ホテルのラウンジでもお茶は飲めますが、リラックス気分で、話題にも気にしないでお茶となると、やっぱり皆で歩いてでもCafeにやってきました。

かなり寛げるんですよねぇ～と言うのが、リヴェール教授夫妻とライモン君の思う事です。
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ライモン《いやぁ～素晴らしく早い工事でしたね！

リヴェール教授《今は良い材料が揃っていますからね。排水と電線さえ巧い事繋げば、後は設置して仕上げ工事すれば出来上がりです。

Dr.マリアンヌ《あのホテルの壁は、どうにでも使えるように可動式になっていますからね。防音装置も完璧ですよ。

リヴェール教授《今セージ君とエルダー君を、手が空いたら此処へくるように、呼んでいますから、ライモンさんもう直ぐ又再会できますよ・笑

Dr.マリアンヌ《Sugar、あなたも手があいていたら、こちらにいらっしゃらない？

ライモン《そうですよ。改めて大使館員を紹介させてください。

Mrs.Sugar《あらっ、私に大使館の方を紹介してくださるんですか？

エーデル秘書《前にちょっとだけお会いしましたよね？秘書のエーデルです。

ライモン様帰国の時には、ブティックで、出来たてのドレスを、2枚買わせていただいてしまいました。

まさか、又直ぐにこちらに来るとは思っていませんでしたので....

ワイス事務官《事務官のワイスです。宜しくお願いいたします。コーヒは大好きなので、時々お邪魔させて頂だきます。

Mrs.Sugar《ありがとうございます。この店の店長はあちらに居りますポプリなのですよ。私は今は適当に編み物などしに来ていますけれど！

そちらの方のドレスを、お買い上げ頂いたんですね。よく似合っていて、素敵に着こなして頂けて嬉しいわ🎵

プリメル《事務補佐や料理人として、赴任して参りましたプリメルです。

素敵な赤いドレスで、とても着易いし、肌触りが素晴らしいドレスですね。

エーデル秘書《私用のドレスも購入させていただいて、今度着て参りますね・笑　

こちらには、ライモン様もお邪魔すると思いますが、宜しくお願いいたしますね。

ワイス事務官《僕も一緒に、ついてくる時があるかと思います。セージ君は僕も、昔はパーティ仲間で良く知っているんですよ。

Mrs.Sugar《まぁ、そうでしたか、この店はお構いいたしませんので、混んできましたらどなたにも、合い席をお願いしていますので、宜しくお願いします。

お茶出したらお客様を放っていますので、用事があるときは店の者に声を掛けてくださいね。

リヴェール教授《此処ではね、誰も余計な事を外に漏らす事は無いので、内緒話にはもってこいなのです。もう私達の応接間替わりに、使わせてもらっています。

朝早くは、皆仕事前のブレックファーストサービスがありますから、それ目的で混みあっていますよ。帰りがけには、ランチ用のサンドイッチ買って、出勤ですが、数は限定なので、直ぐに売り切れてしまうんですよ。

ライモン《そのランチもブレックファーストも、僕はまだ一度も食べていないんですよ。

Mrs.Sugar《今は私からセルフィーユが作るようになったので、少しは作る量が増えたかもですけれど、あるだけなのです。

Dr.マリアンヌ《以前は前もって予約していたんですけれどねぇ～。最近は駄目な時もあるんですよね。

Mrs.Sugar《大した事では無いのですけれど、私一人減りましたのでね。でも皆で、何か考えているのではないかしら？只続かない事は、やらない方が良いっていっているんです。

ライモン《朝は凄いですよね。もうね勝手にお客さんが早く来ていて！

セージ《あぁ、やっぱりライモンたちだよ。大使館員全員じゃぁないかな。

エルダー《俺までご紹介？プライベートな趣味つながりかい？

　

セージ《別に紹介されなくても良いんだけれどなぁ。

エルダー《何いっているんだよ。セージこれも営業活動のひとつって言う事でさ。顔を売っておかないとね。将来役に立つぜ。
コネ作りたくて、逢いたくても、逢えない人だっているんだからね。

セージ《エルダーって何だか、凄い大人の考え方するようになったんだね。

エルダー《そりゃぁね、もう学生じゃないんだからさ！少しは計算しなくちゃぁね。

セージ＆エルダー《こんにちわぁ。

ワイス事務官《やぁ、セージ君久しぶりだねぇ～。本当に大きくなったなぁ～。僕の事覚えているかい？

セージ《そっりゃぁ覚えているよ。ワイスだろう？凄い大人な感じで、落ち着いちゃったんだね。って、結構前から大人なんだよね。

Mrs.Sugar《まぁ、セージったら変な言い方して！ワイスさんは事務官さん？領事さん？よ。両方ってお聴きしたかしら？

リヴェール教授《そこいらに掛けたまえ。ワイスさんもセージ君の昔のパーティ仲間だったんだね？

Dr.マリアンヌ《お互いにすっかり変わってしまったのでしょう？

ライモン《ワイスはもう、今に近い感じの雰囲気になっている年齢だったかもだけれど、セージが一番変化する年齢だったのかもしれないね。

そう言うと不愉快そうな顔するけれど、最初に逢った時は本当にまだ子供だったし、でも僕達は1４～５歳くらいになって、色気ついていたからね・笑

ワイス事務官《Ahaha、、、・そうだよね。僕はライモン様より2歳くらい上だからね。若い時はかなり差がある時でしたよね。

プリメル《早くに素敵な奥様と出会われて！結婚なさって良かったですわね。とってもお似合いですわ。

Mrs.Sugar《ありがとうございます。私はやっと最近実感として、結婚したんだって感じるようになってきたんですよ。試験が大変な時期に結婚してしまったのです。

セージ《ライモンも言っていたけれど、ワイスは俺が好きな女性が出来るなんて、思っていなかったんだろう？それが結婚していたんだよ。

ライモン《でもね、Mrs.Sugarと何度か逢って、話していたら、セージが好きになったはずだと思ったよ。

拘り屋のセージの好みどおりの人だよ。僕にもそんな人が現れると良いなぁ～って思うよ。　一番の望みだよね。

エーデル秘書《もう出逢っているかもしれませんのに、気がつかないだけかもしれませんからね。

ワイス事務官《そうだね。セージ君も最初は気がつかなかったんだろう？

何年か経って気がついたんだってね。

プリメル《まぁ、そうだったんですか？Ohohoho、、、、お若かったから暢気さんなのですね。

リヴェール教授《あんまりにも、身近に居すぎたんだろうね。でも逢った時から“大好きで側に居たい”って思って、ライフスタイルまで変えたんだから、自覚症状がなかっただけで、もう即感染していたんだよ・笑

Dr.マリアンヌ《潜伏期間が長かったのね。そう言うのが厄介なのよね。Ohoho、、、病は色々な発症の仕方がありますものね？

ライモン《そうか、恋をするって、まるで病気みたいなものなんだ！結婚はその病気が悪化しないと、イコール結婚にはならないのかぁ。

エーデル秘書《ライモン様は、ワクチン打ってもらっておきませんとね。重症化されてもこまりますからね。

エルダー《恋は病気か。愛に変われば良い免疫が付いたになるだろうけれどさ。

俺の場合はきっと、あらゆるワクチンを打った結果、冷静にアニーにって決めたのかな。緩～く感染した感じだものなぁ～。今だって、微熱程度だからね。

このまま、慢性疾患になるって言う感じだよな。本や歌の文句みたいに、激しく心ときめく経験が無いのも、何だかさびしいよなぁ。

リヴェール教授《それでは、皆さんもう住まいの方はどうなさいましたか？

手伝いの手が必要なら声をかけてくださいね。

ライモン《エーデルとプリメルは、セミデタッチの家を見つけたので、一緒の隣同士で暮らす事になりました。

僕はワイスと、大使館の奥に隣通しでプライベートルームを作ったよ。お互い自由でいる為に、各部屋にキッチンとかは全部取り付けて、別世帯のフラットに暮らしているようなものだよ。

僕の部屋が広くて、控え室付きなだけでね。

ワイス事務官《緊急時は直ぐに連絡が取れますし、警備室脇のエレベーターと非常階段だから、凄く安全ですからね。

だから特にうちのほうからのボディガードは、入国しない予定です。人は少ない方が却って安全ですからね。

Mrs.Sugar《えらくなると大変なんですね。大使館て普通に週末は、お休みがもらえるのでしょうかしら？だったら、良いですね。ライモンさん。

ライモン《本当に、そうあって欲しいものです。此処では普通の企業と同じですよ。病院は大変でしょうけれどね。

リヴェール教授《いや、此処はちゃんと週末は当番を交代にやるだけで、外来は休みですよ。入院患者さん用には、最低限出勤ですからね。

患者さんも重篤でなければ、週末は身の回りの事意外は、休みですよ。のんびり静養していただきます。

Dr.マリアンヌ《毎日患者さんをやるのは、」お疲れになるでしょう？特別な患者さん以外は、普通のお休みの日のように、ゆっくり休んでいただきます。

ワイス事務官《部屋が片付いたら、ライモン様も週末は休みで、好きに過ごされますからね。

セージ《そう言う事なんだ！　今日は木曜日ってことは、土曜日は休息日になるんだね？

エルダー《どうやら、そのつもりで、俺達は今逢っているんじゃぁないの？　皆の公認で、そう言う事だってね。

リヴェール教授《まぁ、安定しているから、楽しく過ごしてください。セージ君、もうブレスレットの端末機は出来上がっているんですよね？

Dr.マリアンヌ《そうそう、他の研究開発と重なって忙しかったでしょう？ご苦労様。

ライモン《今週には、検査しながら受け取るって言うか、取り付けるそうだよ。

かなりいい感じの物らしいからね。あれなら、何時もつけていても良いって言う感じだよ。

ワイス事務官＼急がせて仕舞ったようで、お疲れ様でした。

今回は色々お世話になりまして、でもライモン様は今まで見た事ないくらい、熱心に動かれて！お体心配になりましたが、動き始めたらお元気そうになられたんですよ。

プリメル《本当にねぇ。帰国された次の日は、又ぶり返したかと吃驚いたしましたのに......

Mrs.Sugar＼少しでも安定されて、お仕事も出来て普通に過ごせたらよいですね。

セージ＼あぁ、まぁライモンはさ、結構しぶといんだよ。だから、大丈夫だと思うよ。

もう仕事していないのに、休息日の事考えていそうだからね。

エルダー＼Ahahaha、、、、ホント！結構見え見えだね。
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思わず目を合わせて、ニンマリしあってしまいました。でも、人は気の持ちようで、その暮らしぶりは大きく変わりますからね。ライモン君も今回は、持病が見つかり、ある程度制約のある暮らしをしなくてはなりませんが、そのお陰で思い切って取った行動で、この国へ静養に来て、とっても楽しい事も手に入れました。

今までどおり、無気力に言われるままで居たら、セージ君たちに出会うことなく、何となく一生を終えたのかもしれません。でもそれで長く生きるよりも、もしかして、此処での暮らしで、長生きにならなかったとしても、“一生懸命生きたんだ。楽しい日も沢山あったなぁ”～という満足感のある道を自分で選んだのです。