ライモン君がエスケープして...

夏休みに入って、ずっとクラブハウスでくつろぐ事が出来ずにいたので、今日はライモン君は“遊びに来たいから会えないかなぁ”と連絡が有りました。それで、セージ君達も適当な時間にクラブハウスに出て来ました。

久しぶりに、それぞれが好きな時間に自転車を乗り回して、クラブルームに戻ってきたのです。Dr.ターナーやDr.マロウは珍しく泊まり開けが一緒になれたので、明るくなってきたら即自転車に乗ってきたそうですし、エルダー君も、セージ君も結構速い時間に自転車を飛ばして来ました。

ライモン君が一番最後に戻ってきましたが、自転車をかなりの距離を乗ってきた様です。色が白いので頬がピンク色になって、まったく病人には見えません。セージ君はクラブハウスに出てくる時は、なるべくライモン君がくれたクラッシュジーンズをはいてくるようにしています。

セージ君自体はあまり好みではないのですが、せっかくの頂き物です。セージ夫妻にお土産で持って帰って来たのです。ライモン君が穿きたいのですが、今一良い顔をされないので、持っているけれど、チャンスが来るまでは、仕舞ってあるのです。

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Dr. ターナー《やぁ～、久しぶりだなぁ～。同じ時間に全員集まったのは...。

Dr. マロウ《そうだなぁ、時間が一緒にはならなければ、結構この部屋にはきているんだけれどなぁ。

ライモン《夏休み中は、交代で夏休みなんでしょう？病院の方は連休が取れているの？

エルダー《そうそう、交代でって言っても、長期休みは取れないんでしょう？

ライモン《大変ですよねぇ～。休み中でも緊急で呼ばれたら、即出勤でしょう。

Dr. ターナー《そうだよ。出来るだけ遠出は出来ないんだよなぁ～。前は暢気に出かけられたらしいけれどな。

Dr. マロウ《あぁ、俺は最初の年だけ、長期休みがとれたよ。その後からは交代で1週間ずつになったから、ターナーはもう取れなくなったんだよ。残念でした・笑

ライモン《ライモンの所は、結局かなり人が増えたんだよね？

ライモン《そうなんだよ。こじんまりと内々でだったのが、まぁちょっと手広くなってしまったんだ。自分の一存では決められない色々があるからね。

うちの国は、かなり保守的だしね。まだ僕は良い方だよ。わがままが利くメンバーが、今回の大使館員で決まったからね。

婚約者も早く決めた方が良さそうなので、リンデン秘書官が来るときに、ネルケを連れて来てもらったんだよ。

決められた中では、一番気に入っている人で、仲も良いからね。

エルダー《本当の婚約者が来たんだって言うしなぁ～。もう今度は決定した人なんだろう？

Dr. マロウ《良いなぁ、何人も婚約者がいて！　まぁ自分でナンパしてきた相手って言う訳には行かないんだろうけれどな。

ライモンくらいでもそんなじゃぁ、もう少し格上の人は、もっと大変なんだろうな？

セージ《それは本当にそうみたいなんだよ。しかし、カールまで来るとは思わなかったよ。

何も考えずに昔は遊んでいた仲間だけれど、皆同じ国だったわけでもなかったんだね。

エルダー《セージは気が付かないで、付き合っていたのかい？

Dr. マロウ《セージ君はそう言う事は全く気にしなさそうだよな・笑

セージ《あぁ、だって仕方なく家族について行って、まぁ割合気の合う奴と時間つぶしていただからね。

“将来大人になったら、関わりを持て付き合うかもしれないから”って言われてさ、そんなものかと思ってね。

エルダー《でも、今回関わりが有ったって事だね。

ライモン《そうだよ。僕もまさかと思ったけれど、あの頃の仲間が集まったのが面白いよなぁ～。

Dr. ターナー《でもまさか、この国に大使館が出来るとはなぁ～。

Dr. マロウ《あぁ、思っても居なかったね。これも、今の状況になったから、計画外の出来事なんだろうな。

この中に居ると、細かい事は分らないけれどな。

セージ《これから、世界はどうなっていくのか、皆目見当がつかないけれど、あんまり拘り過ぎずに、流れに任せていくしかないようだよね。

エルダー《そうだなぁ～。何がよくて何が悪いのか判らないけれどさ。なってみないと判らないけれど、何となく教授の考えは当たりぃって言う気がするよ。

ライモン《まぁ、僕達小国は小国で、集まって情報交換はしながら、進んでいくしかないんだけれど、小国だから纏まりやすいんだよね。

馬鹿みたいな夢は持たずに、コツコツとだよ。
それが良いか悪いかもわからないけれどね。まずはクーデターなどは起きないだろうね。

Dr. ターナー《それにしても、今年の夏はちょっと今までになく寒暖差が激しいよな？おかしな気候だよ。

Dr. マロウ《そうだね。やけに暑い日が来たり、夜に冷え込んで見たりなぁ。カナダの東側の方では40℃近い気温になったって言うしなぁ～。きっと体調崩した人多いだろうね。

セージ《冷え込んだ日が、此処で有ったっけ？何時も暑い気しか感じなかったけれどね。　涼しい日は、何時もの朝かとおもっていたよ。

エルダー《ライモンの国の気候は、こことはかなり違うのかい？

ライモン《そうだね、夏は此処よりも暑いよ。だから、僕は夏は涼しくて良いなぁ～って思ったんだけれどね。

Dr. ターナー《標高が高い目だからな。

Dr. マロウ《少々だけれどね。よく見つけたよな。程々の土地をさ。サナトリウムや病院や勉強するには、最高の気候と環境だね。

セージ《何にもないのには、ライモン驚いただろう？他の人達もさ。偉い人も誰も移動は基本歩け歩けだからね。

エルダー《後は自転車移動かだよ。

ライモン《僕はね、案外好きなんだよ。こう言うのはね。で、大使館作るって言う時も、まぁ此処の環境でも良いって言う人を選んだから、皆大丈夫なんだ。

Dr. ターナー《それなら、良いところだろう？

Dr. マロウ《それでも、徹底して何にも作らなかったものだよなぁ～。最低有ると良いなぁって言うものは、ショッピングセンターのセンターポイントに行けば、間に合うんだよ。

後は、今は時間がかかるようになったけれど、ネットショッピングで間に合うしね。

セージ《それも、あんまり買う事もないよね。何時もの買い物する所からは、取り寄せたりはするけれどさ。じゃないと店が成り立たないだろう？特に要るものってそんなにないしね。

エルダー《なぁ、そう言えばセージ昨日は誕生日だったんだろう？おめでとう22歳だね。

ライモン《21歳かぁ～そうかぁ、おめでとう。若いなぁ～。

Dr. ターナー《あれ、ライモン君は何歳なのかな？

ライモン《僕は今度誕生日が来たら、25歳になるんですよ。なんとなく23歳位のままなような気がしていたんだけれど、あっという間に24歳が終わり.....。

Dr. マロウ《エルダー君と同じかな？

エルダー《そう、俺と同じ歳か一つ上は多いんだよね。ターナーさんと同じ歳も多いですよね？

セージ《俺は今のところ、シャノの所のジャンが同じ歳なだけで、他大学院生とかでも少ないんだよなぁ～。

本当なら普通に入学する前年から、周辺国の事情もあって、募集しなかったんだよ。

俺はプライマリー４ステージもスキップしていなかったら、試しに終了試験受けたら受かったから、急遽イリス達と一緒に受験したんだ。

だから、試しにでも受けて見なかったら、此処には居なかったんだよ。
全く危ないところだったよなぁ。

Dr. ターナー《セージは此処に入る前に４ステージスキップで２年飛んだんだな。入ってからもスキップして研究員になったんだよな？

ただ、単位は取っているけれど、経験年数はまだ足りない科目があるんだよな。

Dr. マロウ《そうかぁ、どうしても、クリア出来ないものがあるんだな？

セージ《そうなんだよね。でも全く問題は無いんだよ。此処にいる限りはね。時期が来たら、終了証がもらえるんだ。

ただ外の国では、多分単位が足りないってことになるのかなぁ？

エルダー《どうせ、出て行く気はないんだろう？

ライモン《良い国だものなぁ～。朝起きた時が、凄く気持ちが良いんだよね。何だろう、車とか走っていないからかなぁ～。

樹木の匂いとかはするけれど、太陽の匂いもね。

Dr. ターナー《太陽の匂いかい？

セージ《Sugarと同じ事言っているよ。最近はあんまり言わなくなったけれど、クッションとか洗濯物とか乾燥機でなく、太陽や風で乾かしたら、凄く良い匂いがするって言うんだよ。

Dr. マロウ《太陽の匂いかぁ～。日向の匂いだな？

エルダー《そんな匂いなんて、あったっけ？

ライモン《エルダー君は北欧で寒い国だから、太陽の陽のパワーが少なくて匂わないんじゃぁないのかい？

Dr. ターナー《そうだよ。多分ある程度暑くなる国じゃぁ無いと、匂わないんじゃぁないのかなぁ～。

Dr. マロウ《そうそう、それと湿気があまり有っても匂わないんだよ。乾いていないとね。

セージ《あぁ、それで、昨年位からSugarはあんまり言わなくなったのかなぁ～。この国でさえ、湿度は前よりも高くなったものね。

朝晩の寒暖差も、程々有ったけれど、最近は少し変だろう？
やたらに暑い日が有ったり、夜中は冷え込んだりする日があったりなんだろう？

冷え込んだって言うのは気が付かなかったけれどさ。

エルダー《で、ライモンは暢気そうにクラブに出て来ているけれど、大使館って週末は休みなのかい？夏休みもあるの？

ライモン《週末は休みだよ。夏休みとかの長期休みは、交代でだよ。でもさ、本当は有るようなない様ななんだ。

大使館を作っちゃったから、此処の病院へ通院や入院やの希望者が、結構増えてしまってさ。

Dr. マロウ《そう言えば、他からも患者が少し増えたよなぁ～？それも、ミドルスティくらいの療養治療患者がね。

セージ《じゃぁ結構病院は忙しいんだね。大変なんだ！医者は体を鍛えておかないとね。

エルダー《ヤッパリさ、医者は見た目も大事だよね。太り過ぎとか、顔色が悪い医者なんていうと、心配になっちゃうよなぁ～。

健康管理した方が良いんじゃぁないの？って言いたくなるよ。

ライモン《此処の医療関係者達は凄いよね。皆健康そうな人ばかりだったよ。明るいしね。

Dr. ターナー《あぁ、それは教授が一番に言っている事だからね。だから、適当にだけれど、体つくりは結構やっているんじゃぁ無いかな？後は結構皆馬鹿なんだよ・笑

Dr. マロウ《あぁ、言えてるよ。それに先ずは階段使えだしね。速足で歩けとかね。

セージ《何時もの日常的な事で、適当に体を使うのが良いよね。

エルダー《俺も昔からしたら、3倍くらいは体動かす様になったものなあ～。プールもなるべくセージが行く時間に行くようにしているんだ。

セージがかなりのスピードで、距離泳ぐから、つられて結構沢山泳ぐんだよ。一人だと、自分に優しくなって、距離泳がないからね。

ライモンは水泳はやってはいけないのかい？

ライモン《水泳はやっても良いんですよね？僕もその内行こうかな？

Dr. ターナー《火曜や金曜日はセージはプールに行っているんだよな？俺もセージと逢った時は、距離泳いでいるよ。

Dr. マロウ《そうそう、もう上がりたいなって思っても、セージがまだ余裕で泳いでいると、もう少し泳ぐかってね・笑

セージ《水泳はさ、そんなに疲れないだろう？　もう泳いだ後の気持ちの良さは、たまんないんだよなぁ～。

エルダー《サウナがさらに気持ちがよくてさぁ～。セージは早々と出て行ってしまうけれど、ヤッパリ暫く入らないとさ・・・。

ライモン《サウナも僕は入って良いのかい？

Dr. ターナー《あぁ、でも君は長い時間は駄目だよ。

Dr. マロウ《サウナもあの中で寝て居る奴がいるけれど、気を付けないとまずいよな。

セージ《あの中で寝ちゃうなんて、信じられないよ。もう暑くてさぁ～。もし、俺が寝ていたら、死んでるんだからね。

エルダー《暑いから気持ちが良いんだよ。汗いっぱいかいてさ。出た後のカウンターで飲むジューズは本当にパワーアップした気がするよなぁ～。

ライモン《凄い。話だけでも気持ちよさそうだよ。今度皆で行って見ようっと！　皆健康診断も済ませたらね。
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今日もそれぞれが自転車で楽しんだら、後はおしゃべりして午前中は楽しみました。今日は結構久しぶりだったので、セージ君も皆と一緒の時間まで、クラブルームで過ごして、Mrs.Sugarを迎えに.....。エルダー君もアニーを迎えに、Cafeまで行き帰って行きました。

何事も無ければ、又来週です。皆が気楽にライモンと話してくれるので、猶更ライモン君は楽しみなクラブルームです。