又感染者が増えたりしている国や、パンデミックで表面化してきた、各国の手薄になっていた問題などが、浮上してきている様子の、周辺国です。
しかしこの国は早くから、他国とは関りを持たないように、シェルターでの、ある意味不便な暮らしを始めていましたので、シャルター内ではマスクも不要の、普通に暮らせています。
対策は十分取っていますし、ずっと感染者は０なので、試しに希望者は、週末はシェルターに入る前の家で、過ごしてみる事になりました。テロ防止での出入国制限など早くから、していました。
それでも外部の人が入国の際、テロの対象になりその人を助けたセージ君、エルダー君が身代わりになり大変な事にもなったりと、色々とありましたので、益々皆慎重になりました。やはり100％は無いのですね。
そしてやっと落ち着いたら、コロナがあっという間に広がり、いち早くワクチンその他対策を厳重に取った国が、割合軽症で収まったのですが、又広がり始めたと言うニュースになっています。
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エルダー《せっかく週末は、外の家で過ごせるようになったのになぁ。又追加ワクチン打って、シェルター内で過ごす事になりそうだってなぁ。
セージ《あぁ、ドイツが急激に感染が拡大し始めたそうだからね。オランダもらしいし、まだよくわからない国もあるそうだからね。
大体が俺の国だって、ガッツリ個人的にロックダウンしている家や街も有ったり、まったく気にしていないで、ワクチンもマスクもしていない人とか、バラバラみたいだし...
フランツ《此処も数日内に、又追加ワクチンを打つって言うし、外の家には、行かない様にするかもしれないって言うのは、俺も聴いたよ。今だ感染者は０なんだけれどね。でも１人感染したらアウトだよな。
アルフィ《ワクチン反対派もいるし、ワクチン打っただけではなく、やっぱり徹底的にロックダウンしないと駄目なんじゃぁないの？
モリアーティ《此処はさ、徹底しているよ。コロナの話がチラッと中国で聞こえたかな？って言う時には、もうシェルター暮らしだったからね。
偶然テロ対策もあったからだけれど、その前から飛行場が閉鎖してしまったからね。一部貨物便だけで、荷物も半月は、滅菌室に置いてからの、入荷だったからね。
シムノン《俺が１年以上前に出入国した時は、両国軟禁トータル１ヶ月だったからね。特に此処へ入る時は特別隔離室で、仕事していたよ。
ま、お陰で退屈する暇などなかったし、休みの日が待ち遠しかったくらいだよ。
エルダー《じゃぁ、クリスマスパーティって話は流れて、各自小規模にやるって言うのに変わるのかな？
セージ《ダンスの練習、始めた人もいたようだけれどね。だからさ、もう世界中の国が、感染者が居なかったとしても、輸入品などに菌が付着して来るって事もあるんだからさ。それで、前から直国内には入って来ていなかっただろう？
後はワクチン接種と最低限の外出にすれば、終息するんじゃぁないの？
アルフィ《此処が守られるのは、VIP専用会員制サナトリウムだからじゃぁないかな。皆患者さん御預かり意識は浸透しているからね。
普通に外の世界に居る人の多くは、皆自分に限ってって、思うんだよ。家族とか親しい人が感染して大変な目に遭って居ないと、他人事になっちゃうんだろうね。
モリアーティ《皆が“知り合いが感染した”って解ると言ったら、もうどうしょうも無い位の状態だって言う事が解らないんだよ。
此処は全員が医療と関わる人ばかりだから、即皆が知る事になっているからね。
エルダー《後は仕事中でも、適当に休憩が取れて、こうして話も出来たりするから、仕事の後はさっさと帰るからね。ジムに行ったり、図書館に行ったりはするけれど、何処もトイレや出入口に消毒液設置は前からだったしね。
セージ《そうだね。俺はCafeでバイトする時から、食べ物も扱っているから、手洗い消毒はよくやる習慣になったよ。
その後、自宅看護もあって、部屋の中はよく消毒するしね。もう何時もの事にすれば、全然大変じゃぁ無いしね。
フランツ《ドイツは親戚も結構居るからね。気にはなるけれど、完全ロックダウンの経験があるから、又巧く抑え込むと思うんだけれどね。
モリアーティ《ま、冬休みは今の所予定通りみたいだけれど、他国の患者ばかり居るから、パーティやカウントダウンなど、大人数集まって楽しそうに見える事は、中止になるかもだよ。
アルフィ《せっかくダンスの練習初めて、ガールフレンドでも見つけようと思ったんだけれどな！残念だよなぁ～。楽しみだったのにさぁ。
シムノン《出来る所は、何もそんな所ばかりじゃぁないんじゃぁないの？図書館とか、ジムとか幾らでも女の子も来ているだろう。
“感じいいな！”って言う子がいたら、まず定番だけれど友達になれば良いんだよ。アルフィは女性と話して居る時だってあるだろう？
セージ《最初からガールフレンドにって思い過ぎだよ。知り合うチャンスは結構幾らでもあるんじゃぁないの？関係なさそうな人でも、ちょくちょく話する人の知り合いが、付き合う相手だったりさ。
只付き合うじゃぁ無くて、何れはもっと親しい間柄になりたいなら、枠を決めなければ
良いんじゃぁ無いの。 大事なのは、本当に愛せる人と愛し合える事だからね。
エルダー《セージみたいなのは、又なかなか無い例だけれどな。と言っても歳の差だけの事だけれどね。もう何も思い残す事が、今はないだろう？
俺はアニーと結婚はしたけれど、多分お互いにセージ程、真剣に愛してはいない様に思うんだよなぁ。結構そうならない様にしているのかもだよ。
セージは失恋経験がないだろう？だから、判らないかもだけれどさ。愛しすぎると失った時は本当に落ち込むからね。
セージ《でも、不安はあるんだよ。もしSugarと別れが来る時が来たら...って思う時は有るからね。大好きな人が居なかったら、もっと気が楽だろうと思う時は時々有るよ。
でも、一度今みたいな幸せを味わったら、やっぱり誰もいない暮らしって、味気ないだろうな？って思うだろうね。 第一俺の所は夫婦で３回も、危篤状態や心肺停止経験ありだからね。
“出来るだけ好きになり過ぎない様に！”って思うんだけれど、自分の心なのに思い通りに行かないものでさ。情けなくなるんだけれどね。
こんな風に、地味な仕事が続いても、その結果家に帰ると待っている人が居るって、凄く幸せ感じるしね。こういう気持ちって、やっぱり相手が居るからだもんな...
エルダー《あっ、それは確かにあるね。愛妻が待っているって言うのは、母親や兄弟とは全然違うものな。健康に関しても、家に持ち帰らない様に、自己管理もしっかりやるしね・笑 俺も大怪我して、今に戻れたのは、ミラクルだと思って居るよ。
やっぱりターナーチームってすごいよな。俺はセージの治療をしているのを、気が付いてからガラス越しに少し見えたんだけれど、素人が見ても連携プレィが素晴らしくてさ...。セージは絶対に助かるって感じたよ。
セージ《ところで、凄い落ち込むって、エルダー失恋した事が有るのかい？
エルダー《１０歳位の時だけれどね、今思えばあれが初恋だったのかもって思うよ。数日食欲なかったからね。その時は俺も歳上の相手だったよ。
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そんな話をしながら、今日もそれぞれが、やるべき仕事を、本当に地味にしています。仕事は地味なのですが、此処の職員や研究員は、何故か皆なかなかお洒落で、文化的暮らしをしていて、皆スッキリと綺麗です。
研究者などでも、自然な感じのお洒落な人が多いので、最初はそうでもなかった人も、環境のせいか、暫くすると、着る物の趣味などもスッキリ洒落た感じに変わる人が多いのです。
storyteller🐑
