Msサリーが一人でCafeに...。

シムノン君のお姉さんのMsサリーはミントのスタジオに服の注文に行き、帰りにCafeにやってきました。

お茶飲みもですが、MrsSugarとお喋りしたくてやってきた様です。色が白くて凄く理性的な雰囲気のなかなかの美人さんです。

シムノン君のファミリーは、お母さんのMrsマープルと、Msサリー、シムノン君と３人共よく似た雰囲気です。シムノン君もとてもクールな青年ですし、セージ君の遠い親戚ですが、雰囲気は少し違います。
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Msサリー《こんにちわ。やっと２人で逢えたわね。

MrsSugar《いらっしゃいませ。今日は何か？

Msサリー《ミントのスタジオに、部屋着を買いに行ったのよ。そこで貴女の話が出て、まだ２人でゆっくり話した事が無いと言ったら“今の時間なら、店も空く時間だし、セージも仕事出来て居ないから、気楽に話が出来るわ”って聞いて来たのよ。

一応此処の講師として仕事する事にしたので、宜しくね。まだ知り合いはミント達だけが親しいだけなので...。

MrsSugar《こちらこそ宜しくお願いいたします。

Msサリー《あらっ、うっかり親戚と言う事で、ハグとかしてしまったけれど、ごめんなさいね。ミントに注意されたんだったわ。

もうすっかり、西欧スタイルには慣れているけれど、ハグしたりKissしたり、体に触れないように言われたんだわ。ついセージのパートナーならって...。

ポプリ《私達ももう長いお付き合いをしていますけれど、体に触れることは、滅多にありませんわよ。夫のセージ君でさえ、控えめですし、今のようなシーン見たら、ご機嫌が悪くなりますわよ。

MrsSugar《ごめんなさいね。ミントは、激しく抱き着いて来たりしますけれど、でも私から、お返しにハグをすることはないのよ。

慣れましたけれど、此方からハグするのは、夫のセージだけですわ。日本人のその様な習慣を知ったので、セージも日本スタイルにかなり変えてくれてね。

ポプリ《でも流石に最近は、ご夫婦では逢えば軽くハグしたりはしていますわね。
Ohoho、、、、。まるで、若いティーンカプルみたいにね。

Msサリー《あらぁ～、ミントから少しは聞いていたけれど...。同性の挨拶でもそうなら、シムノンには注意して置かないとね。

ラテン系の人達程、濃密な触れ合いはないけれど、私たちの国だって、親しくなったらねぇ。

ポプリ《セージ君はとてもSugarちゃんを、大事にしていますからね。他の事には明るくて大らかで、お茶目な、健康的な若い青少年ですけれどね。
こんな言い方も、本人が聞いたら怒るかもしれませんが、とっても良い子ですよ。

MrsSugar《むっふ、怒る怒る！子供扱いしたような言い方されるのは、とても嫌
みたいですよ。若見えしますけれど、もう２４歳になったところですからね。

しっかりしていますし、頼りになる夫ですよ。実家の方でも、長男の仕事はきちんとやっていますしね。以前知った時にはビックリしましたよ。

１５歳になったら、遺産相続があって、受け継いだ遺産の、運営をしていると言うのには、日本人は子供っぽいのが好きな人が多い為か、まだ親がかりの子供している年齢だわ。

考え方が幼い年齢よ。でも困るのは、体はもう早くに成熟してきているので、問題を起こす時が有るのに、親はうちの子に限って....。なのよね。

あらっ、私ったら変な話をしてしまって....。凄く賢くて良い学生ももちろん沢山居ますけれど、教育の仕方がね。試験の点数稼ぎみたいになって居るのが、もったいないと思うんですよ。

ポプリ《ですから、Sugarちゃんみたいに、自由に色々考えて、１人で行動する人は、暮らしにくい国なのね。

MrsSugar《素晴らしい文化や芸術があるのに、大事にしないし、そう言う物に対
する教育や、情操教育は大事にしていない様に見えるわ。生真面目で大人しいと言われるけれど、陰湿ないじめは大人もやっているわよ。

仲間外れや、無視したり弱い者いじめみたいな、チマチマした犯罪は多いしね。凄く残念な国だと思うのよ。　気にしないでしらぁ～ッとやり過ごすか、もっと戦うかすればよいのにね。猫的なのね。

Msサリー《猫！猫ってそうなの？そうそう、動物の事は詳しいんですってね？学校に行ったんですってね。

MrsSugar《動物が好きと言っても、行動やその他を観察するのが好きなのよ。興
味深いのよ。犬や猫を観察するのは...。そうだわ、やっぱり私若い時に思っていたように、動物保護官になれば良かったわ。勉強しようかしら....。

あぁ、でも今から勉強し始めても、此処の国では、そんな仕事は出来ないわね。

ポプリ《又,Sugarちゃん興味持って勉強し始めちゃったら、セージ君との暮らしはどうするの？

MrsSugar《あっ、そうだったわね。私セージと結婚していたんだったわ。それに
年齢的にも、勉強するのはよくても、趣味の範囲ね・Ahaha、、、、。

Msサリー《本当に面白い人なのね。ミントから聞いていましたけれど...。でもそこがセージ好みだったそうですからね。

あっ、そうそう、話変わりますけれど、今肩にかけている、レースのストールは、自分で作ったのでしょう？ミントのスタジオには無かったけれど、私そう言うのが欲しいんですけれど...。

MrsSugar《それなら、ミントに注文したら、受けてくれるんじゃぁ無いかしら？今置いていないものは注文で、暫く待たないと成りませんけれどね。

ポプリ《冬用のロングストールは、此処で私達が、外注で編んでいるんですけれど！でも順番にで、多分お待ちいただかないとだと思いますよ。

Msサリー《ちょっと触らせて下さる？　うーん、肌触りも柔らかくて、良い感触
だわ。むっふ、ついでにSugarさんの体つきって、抱きしめたくなるように柔らかいのね。元の骨が華奢なのね。

私達西欧人は、骨太で痩せていてもがっしりしているわ。

MrsSugar《そうかしら？私は反対に、皆肩幅も有って、手足が長くて、出るとこ出ていて、服が良く映えるわ。

私は体型が厚みは有っても、寸胴でカッコよくないから、目立たない服を作って着ているのよ。そうしたら、昔ミントが気に入て一緒にブティックをやり始めたのよ。

ミントはアートカレッジの服飾の大学院に入ったのよね。型紙作りが上手で...

Msサリー《そうですってね。ここで、作り手のSugarさんにお願いしても駄目ね。
ミントの言う通りに、セージに“程々に！”って言われたって言っていたわ。

焼きもち焼きさんだそうね。私はセージが小さな子供の時しか知らないし、セージは一緒に少しあそんだシムノンの事も、ほとんど覚えていなかったって聞いたわ。じゃぁ、又ミントに交渉してみましょう。

時々寄らせてもらいますけれど、宜しくね。Sugarちゃんと呼ぶ方が親しみがあって良いかしら？

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ポプリさんは、今一つまだ付き合いが始まったばかりなのに、馴れ馴れしい感じなのに、少しムッとしたようです。
幾ら親戚だと言っても、確かに少しは名の知れたオペラ歌手だったと聞いていましたし、とても美しい上品な女性ですが、少々高慢な感じがするのです。

それに、セージ君が大事にしている心使いなどに、気を遣わずにいる様子がセージ君贔屓ですから、MrsSugarに対する態度が、余り望ましくありません。
遠縁と言うのが、ありますが...。聡明なポプリさんとしては、珍しく機嫌が悪く、よそよそしい態度になったのです。でも、それもいずれ時間が解決してくれるでしょう。

　　　　　　　　　　Storyteller@Sugar