以前はDrローソンは、週半分は家庭訪問で往診して、国民の環境調査&メディカルチェックに定期的に回っていました。
助手を誰か連れて、家庭環境や、個々の嗜好傾向なども調べていたのです。病気になる前に、予防に力を入れて居ます。
この国の人達は医療費は無料ですし、代わりに何だかの検体になったりするのが条件の一つです。そして、数年前のシェルター暮らしが決まって、試験的にシェルターで暮らす事に成り、全員引っ越したのですが、ウィルス感染拡大のニュースに、もう完全に収まるまでは、シェルター暮らしです。
後に解ったのは大気汚染問題で、想定以上に早く汚染されていると解り、シェルター暮らし延長になって居ました。
此処の国は、空気も水も気候も理想的な所ですし、車は指定された車以外は使われて居ませんし、色々な方法でエネルギーをまかなっている国なのです。その結果が早く出たのは、アレルギー性疾患の人が軽くなったり、症状が出なくなったのです。
排ガスや、たばこを吸う人が居ない、移動は自転車か徒歩なので、適度な運動はかなりストレスも無くなり、健康になったようなのです。
管理された健康な森林に囲まれているのも、良いのでしょう。
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ジャンティ《Drローソン、又往診復活したんですか?週半分回ったら、特に運動する必要は無い位歩くでしょう?
Drローソン《そうだね。自分の健康にも良いだろうね。
看護師《僕も久しぶりのお供で、時々休憩してもらわないと、足が痛くなってしまいますよ。
パルム事務室長《Drターナーは、以前セージ君が開発した靴の機能を普通の靴のデザインにして、履いているんでしょう?
僕も歩き回る方では無いのですけれど、同じ靴を大量に作り置きしてあるので履いていますが、かなり楽ですね。
Drローソン《靴はね良い靴を履かないとだよね。足の骨のアーチが潰れて扁平にならないような、設計になっているからね。
セージがね、Sugarの足の為にリハビリ用レギンスを作った時に、ついでに思いついてスケッチして置いたノートを、ドイツに研修に行った時に、Sugarも同伴して待ち時間に研究所内とか街とか散策中に、有名なスイス大学の気難しい仲良し教授と出逢ったんだよ。
たまたま、スケッチしたノートをSugarが持っていて、彼女はそんな気難し教授とは思わずお茶など研究室でご馳走になって、意気投合して話込んだそうなんだ。
で、チラッとノートのスケッチを教授が観て、是非作らせてもらえないかと言われて、セージが戻ってきた時に話したんだそうだよ。
セージも思い付きのあれこれを、描いておいた物だから、同行していたリヴェールに話して、作る事に話が纏まって出来上がったんだよ。
だから、ドイツの教授関係の研究所関係と、此処の国だけある靴なんだよ。医療用の矯正靴としてね。
看護師《MrsSugarも面白いキャラクターの人ですからね・笑 気難しい人でも、あまり気にしないで、普通に話したんでしょうね。
それも初めて逢った人には、しっかり顔見て話しますからね。“貴方日本語を離せますか?”って言われたら、ちょっと面食らうんですよね。
パルム事務室長《普通なかなか日本語話せる人は、少ないでしょうからね。ですから、話せなくて申し訳ない気分になってしまうんですよ。無意識でしょうけれど、心理作戦ですね。
ジャンティ《あれは、やっぱり言われると吃驚しますよね。話せないのが申し訳ない気分になって!その後“私少しなら英語話せますから、では英語で話せますか?”ってなって、判らないと何度でも聴いてくるからね。
それでいて挨拶言葉とかは、歌で覚えたらしいけれど、何か国語も言えたり、フランス語もごく簡単な言葉は、昔習ったそうで話せたりね。
看護師《調子狂わされるよね。でも明るい表情で言われると、悪い気はしないしね。
Drローソン《Ahaha、、、。そうだね。あの雰囲気一つで、移民条件は満点になった人だからね。全員一致で、あのパーソナリティの人は欲しいってね。
計画はCafeをやりたいと言うのが又良かったんだよ。いかにもくつろげそうだろう?
パルム事務室長《そうだったんですか。今でも完璧に話す訳では無いのに、言っている意味は十分通じますし、此方も解り易く言い換えたりすれば用は足りますからね。
ルナル《達者に話さなくても、彼女はハートで話すから、言いたい事はよくわかるのよ。完ぺきで無いのが失礼かもしれないけれど、可愛いのよね。
Drローソン《そうだね。でも随分上手に話す様になったよね。ボキャブラリーも増えたし、後は僕は夫婦円満に、なるべく元気に長生きして欲しいと思っているよ。
思わぬ事故などが短期間に、毎年遭ったからね。
看護師《そうだったようですね。メデカルファイルを読みましたよ。セージ君はまだ学生で、早くに単位を取って大学院に進んでいたんですよね。
勉強も大変な時だと言うのに...。
ジャンティ《同じ歳とは思えないよなぁ。でもいつだったか、ハンデが出来たから時間が足りないので、却って一気に集中出来たのかもしれないって言っていたよ。
気になる病人が在宅治療で、見えるところに居たから、安心でもあったみたいだしね。
Drローソン《そうだね。大胆な決断で在宅治療になったけれど、時にはその方が安心感もあって、回復しだしたらその後が早かったね。
一時は、今だから言えるけれど衰弱が酷くて、もう亡くなってもやむを得ないって思ったんだけれどね。
看護師《だから、在宅にしたんですね?
パルム事務室長《無茶な話の様だけれど、最後は夫婦2人の時間を沢山過ごすのが良いと言う事ですかね。それがMrsSugarに通じて、回復したのかもしれませんよ。
病院に居たらチューブだらけになって、看病すると言っても、横に座っているだけでしょうからね。
看護師《通常の介護以外は、時間があれば全身を優しくマッサージしたそうですね。血液、リンパ液の流れが良くなったでしょうし、後は体内電気が反応したんですね。この仕事をしていると、科学では説明できないミラクルな事に合いますよね。
Mmeシャノアール《詳しい理屈は判らないけれど、聞いただけでも、病院の
機械に繋がれているより、体にも心にも良さそうじゃぁない?
Drローソン《そうだと思いますよ。やむを得ない緊急時には、最先端医療機器を使いますけれどね。
ここの病院は最低限の使用で、後は看護師たちの手当てが多いのですよ。担当医はマメに巡回して、声掛けをしたり話しかけたりをしてね。
Mmeシャノアール《そうそう、私も膝のオペの時入院したけれど、入院して不安を感じる事は無かったからね。
最初は早くから、オペしたのと反対側のマッサージや、軽いリハビリをしたから、気持ちが元気になったんだよ。
ナースやセラピストが、手を添えてやってくれるのが、心地良かったからねぇ。マッサージが楽しみだったよ。若い男のナースって言うのも、気が若くなってアタシは悪くなかったよ。
Drローソン《そう言う人も居るし、Ahaha、、、、異性は嫌だと言う人も居るしね。出来るだけ希望通りになるようにしてるからね。
但し膝のオペのビデオは、教材用と記録に撮らせてもらうけれどね。
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此処の国民と会員の患者達は、教材用に治療中の映像を撮られるのは、納得の約束事です。会員になりたい人が沢山待っているそうなのです。
地球に人間が存続していくのに、必要な協力が出来る人ばかりが会員です。この国に壊滅状態になるような事に成った時は、北半球はもうどうしょうも無い状態になっているでしょう。
なので通常は敵対国同士と言う場合もあるのですが、本当に大変な事が起きた時は敵対国の垣根を越えて、人類が生き残るための、舵取りが出来る知識階級の人が会員になっているのです。
でも日頃はその様な危機感を感じられない、穏やかで静かな国なのです。若者達も健康で元気ですし、シニア世代の職員たちや家族も、とても元気なので明るい国なのです。状態によって自国の病院へ搬送されるので、此処で亡くなる患者は居ないからかもしれません。
Storyteller@Sugar