今日は教授と理事長が、少しの時間ターナー教室に立ち寄りました。新しいメンバーになった教室の様子を見る事と、夏休み前から、先日のプランテーションの手伝いなど、色々忙しかっただろう事のねぎらいに寄ったのです。
ちょっとした言葉ですが、皆それで良い気分になれるものです。此処の国の若い職員の良い所は、すれては居ないので、そのまま素直に喜べるのです。
又何時でも、都合がつけば、協力を惜しまないで働くでしょう。
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リヴェール教授《セージ君夏休み前から、色々急な仕事を頼んで、悪かったねぇ。出来た分だけ届ければ良いと思ってね。
あんなに沢山届けられて、皆大喜びでしたよ。皆も手伝ってくれて、ありがとうね。それぞれに忙しかっただったろうに、協力してくれて...。
ルネ理事長《それにこの間も、三日ばかりかかってしまったんだけれど、プランテーションの作業も、手伝ってくれたので、予定より早くに植え付け等出来たんですよ。丁度若手の手が無くてね。
セージ《いや、俺とエルダーは管理人でも有りますから、何かあれば今回のプランテーションの手伝いは、仕事のうちですし、『UWD』の製作も多く出来たのは、全員が手分けして手伝ってくれたから殻出来たんです。
シムノンまで、アルフィの仕事をサポートしてくれたので、残りの全員で回せたんです。運よくモリアーティが前に『UWD』の仕上げ段階を上級研究所で、関わってやっていたと言うので、即仕事が進められたんです。
リヴェール教授《そうだってねぇ。ターナーとモリアーティからセージ君が頑
張っているから、皆で手伝って終わらせてしまおうって事に成ったと聞いてね。
ターナー教室は、良いメンバーが集まったようで心強いよ。
ルネ理事長《それでは、巧い事休みも十分とって、今年は自分の好きな時間も作って過ごしてください。
休息も仕事のうちですからな。元気で健康でないと、良い仕事は出来ないですからね。では、僕たちはお茶のみにでも行きますか？Cafeに行くのも久しぶりですなぁ。
エルダー《あれっ、Cafeにだってさ。Sugarさんと話して、息抜きしに行くんだよ。
Drターナー《まぁ、教授達が、この教室を大事に思ってくれているのは、嬉しいよな。やりがいがあるだろう？
今やっている仕事は、華やかではない地味な研究開発品ばかりなんだけれど、一番直ぐに暮らしや健康管理に使える物ばかりだから、助かっているんだよ。
セージ《俺は全然かまわないと言うか、むしろ自分の都合がつけやすいから、希望通りの仕事だよ。でも、エルダーがリニアの華やかな研究者に、なる予定だったはずがいつの間にか俺の隣が席になってしまってさ。
凄く頭が良いんだから、もっと華やかな研究者になるかと思ったのにね。
エルダー《煽てるよな。此処に来たらずっと天才的な人がいっぱいだからね。良いんだよ。神のお告げで突然此処のメンバーを探すって話の時に俺が居て、ひらめいたのさ。
此処でなら、エネルギー関係の研究やっても良いしぃってね。少し気になって居た事だったんだよ。だから即事務局の人事に行って、申し込んできたのさ。
その後希望者が何人も出たけれど、俺に決まりでさ。今思えば、まさかの今の世界情勢じゃリニア関係よりも、知識は応用出来るだろうし、コンパクトで高エネルギー関係の開発が良いと思ってさ。
大当たりだろう？まさかの早々と始まったシェルター暮らしだからな。でも俺よりも、アルフィやモリアーティ達もここが都合が良い仕事があるなんてね。
モリアーティなんて、上級研究員で研究室も特別だっただろう？
モリアーティ《いや、上級研究員の特別研究室じゃぁ、俺は一番若手だったからね。この教室じゃぁ年長者だけれどさ。
ここは本当に皆若いよな。ターナーと、フランツと俺が３０歳台だけれど、他ではまだヒヨッコ扱いだぜ。
シムノン《クッククク、、、、！それじゃぁ、セージはまだ卵じゃぁないか？卵が一丁前に結婚しているなんてね。
アルフィ《Ahahahaha、、、確かに！でもセージは仕事に関しては、大したもんだよ。即実行できる力があるのはね。
もう、予定としては一生分くらいの、開発したいことが有るんだろう？でも今年はメインは『MRS1』の製作だろう？
モリアーティ《今の世界情勢なら、そうだろうね。でもだからと言って、来年は他の作業に取り掛かれるんじゃぁないのかな？
詳しい事は判らないけれど、そうそう、安売りはしない方針でやっているからね。一応限度が有るって言う事で、締めきってしまうだろうね。経営も巧いんだよ。
モリアーティ《事務長のパルムが正式に此処の職員になったからね。彼は銀行員だから、計算は得意だし、貸し出しとか金の流れその他にも詳しいからね。
病院経営にも詳しいそうだよ。後は役員のMrs.ハドスンが財界には顔が効く人だからね。大きい財団のトップ役員でもあるんだってよ。
シムノン《流石に良く知っているねぇ。
アルフィ《それが年の功だよ。財務とか、経営とかになると、まるっきり知識０だからね。元気でボケなければ、ずっと此処で検査関係の仕事しているだろうな！
落ち着いたら、休みの日は趣味の事をやったりしてさ。
シムノン《趣味って何だい？俺は音楽聞きながら、一部屋いっぱいジオラマで街作りしたいかな？後はサイクルクラブ入れて貰ったから、可能ならロードバイク乗ったりして...
モリアーティ《何やっても良いんだけれど、ほとんど義務化されるみたいだけ
れど『食事とエクササイズ？トレーニング？』は参加だぜ。
Drターナー《よしっ！これで俺も計画表が出来たぞ。
セージ《随分静かだったねぇ。計画表作っていたの？ えっ、ターナー先輩どうしちゃったの？“計画表なんて頭の中に入れて置けば良いんだ”って言って居ただろう？
Drターナー《今のうちにやっておかないと、後が楽できないって気が付いたのさ。試験物も有るから、集中して今年は片づけて置こうと思ってな。
幾つも有るから、表を作って置かないと、脳が接触不良になると困るからな。セージが２４歳になったんだろう？時間が無くなってきたぜ。
エルダー《セージの年齢は関係ないだろう？なんでそこでセージの歳が出
て来るんだよ。
フランツ《セージが２４歳と思うと、自分の年齢を実感するんだよ。俺たちは
３４歳って事だぜ。気分は昔の儘の気分なんだけれどな。
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今日は皆ちょっとした休憩も交えて、適当に話したりしながら、それぞれの作業を時間までやりました。
セージ君は得な性分で、からかわれる時もあっても愛情があるからの様で、皆同時にサポーターなようです。セージ君は偉ぶる事もありませんし、チラッと生意気な事言ったりする時も有りますが、皆とても魅力的に感じて好意的に看てくれるのです。
やはり日頃、頼まれごとやちょっとしたことでも、嫌な顔した事は有りませんし、基本穏やかで明るい性格だからなのでしょう。
MrsSugarの話題に関してだけは、人格が変わるくらい、寛大にはなれない様なのですが、それさえも可愛く感じられてしまう徳があるようです。
Storyteller@Sugar
