生体電池で発電の話が進みました・・・

いよいよBaby用の水着が出来上がってきたようなので、メィスはマテリアル研究室に今日は出かけました。
良い物が出来たら、その考えから、日頃のオムツにもつなげていけます。

それが巧くいけば、大人用のオムツも良いのが出来るでしょう。オムツのカバーもですが、オムツなどエコなもので、後始末が問題の無いマテリアルの研究を進めている研究室です。
今回のリハビリスーツから、考えが広がって色々な意見が出ている様なのです。女性ならはでのアイディアが出たのかもしれません。

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セージ《何だか最近休みの日があっという間に終ってしまう気がするよなぁ～。もっと家でゆっくりしたいよ。

Mrs.Sugar《自転車に乗りに出て行ったからね・笑　又急に冷え込む日もあるけれど、温かい日は外も気持ちが良いから....来週はゆっくり休めば良いじゃぁないの。

Mrs.Sugar《私は今日は図書館で調べ物があるわ。やっぱり気楽に講義って言われても、調べなおしもしたいし、遠い記憶は記憶違いもあるといけないですものね。

セージ《それはそうだね。でもさ、リヴェール教授達は、きっとSugarに求めているのは、その場で思いついた事や、昔の体験談など、ちょっとしたファションに対する考えや、色使いへの拘りを、気楽に話して欲しいんだと思うよ。

きちっとした講義は幾らでも、ベテラン講師が話しているだろうからね。Sugarは例えば体が曲がってしまったりしている人や、腕がなかったり、何かあったとしても、“こうすれば素敵に服が着られるのに”って！思うだろう？　

そういう考え方を雑談的に話して欲しいと思っているんじゃぁないかな？

Mrs.Sugar《そうかしら？それはね、私は私だけの拘りってあるんだけれどね。

セージ《ファッションに関しては、誰も居なくても凄く拘るじゃぁない？　たとえ猫や犬しかいない休みの日だって、靴下の色が服の色とちょっと合わないと、履き替えたりするだろう？

Mrs.Sugar《だって、気に成るでしょう。自分がね！人が見ているかどうかは二の次で、まず自分が気に入るかどうかが一番大事なのよ。

特に歳とってきたから、若づくりファッションで、“若く見えますねぇ”～とかは言われたくないのよ。

何処かその人らしくて、エレガントな感じに見えるファッションをしたら、自然に動作もエレガントに成るかなぁ~って思ったりしてね。

自己暗示にかけるのかしらね・笑　セージのお好みどおりに、私は人の裸体って美しいと思うのよ。

でも、変な知恵が付いてしまったからと、怪我から身を守る為に服を着るようになったから、シンプルな物をってね。ですから、なるべくスカートを穿くようにしているのよね。女性もスカートの方が、動作が女性らしくなるわ。

セージ《だから、そういう考え方を話せば良いんじゃぁないのかな！もちろん反対意見の人も沢山居るだろうけれど、人は“あぁ、そういう考えもあるんだ！”って聞くだけでも、聞いた分だけ思考分野は広く成るだろう？　俺は男女の差は有った方が良いと思うんだよね。昔の衣装などの本を見るのも参考になるんじゃぁないの？

リヴェール教授が言うように、読書は大事な事だけれど、下手な読書の仕方は、影響を受けすぎてしまって、自分の考えが揺らいでしまったりする事もあるからね。

だから、“まったく関係ない娯楽本なども、読むのも悪く無い”って言うんだと思うんだよね。さて、講義が始まるのはアートはまだ先なんだろう？　

一応拘束されて仕事に行くんだから、今のうちに好きに遊んでいたら？資料作りも良いしね。その内講習会も始まるんだろう？

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フランツ《さぁて、一応色々やるべき事は終ったようだから、自分がやりたい事をやりますかねぇ～。

エルダー《そうだよなぁ～。もう出国できれば、俺は少し他の研究所とか、見に行きたいんだけれどなぁ～。

セージ《一時静かになったみたいだったけれど、又中東辺りがミサイルがとかみたいだものなぁ～。

イリス《まぁ、まだ静かにしているのに限るよ。せっかく安全な国に居るんだからさ。

メィス《私又マテリアル研究室に行ってくるからね。ずっと其処に居るかもしれないわ。

イリス《あぁ、いってらっしゃーい。
俺は、又何時セミナーなどの話があるといけないから、語学もちゃんとして置かないとだよなぁ～。ドイツ語は勉強しないとだよなぁ～。

フランス語は家ではフランス語で話す事にしたよ。で、此処に出てきたら英語だろう？　母国語のスペイン語を忘れてしまうよ。

フランツ《余裕がある間に、自分の資料は、英語とフランス語とドイツ語の3部作って置くようにするとかな。

セージ《そうだね。結局は自分の分は自分でが早いし、効率が良いやり方をしないと、雑用ばかりやる事になるよね。

時間が何だかもったいないよ。又何時急に何かやるとかいわれても、慌てなくても良いようにしておけばね。

エルダー《そうだな、雑用ばかりやっていると、研究が進まなくなるからね。シンポとかも参加してみたいんだよなぁ～。

フランツ《計測医工学の国際シンポジウムとかやっているんだよな。CTやMRI、超音波などの診断装置を、最終的に高精度で低侵襲な診断・治療を実現する為に何カ国との研究交流とかしているようだからね。

直接関係無いようだけれど、ちょっとネットで様子など見ておいても良いかな？ってね。

セージ《今までは画像診断や、疾患の確定的な診断は、組織を取り出して顕微鏡でミクロな病理診断だったのを、前に俺が言ったように、診断装置で得られた情報を生体の構造や物性、機能の情報を多角的に獲得しようって言う研究だろう？

エルダー《あぁ、方法は色々あるみたいだけれどな。セージが言ってたみたいに、簡単に例えば臭いで感知するとかだろう？

イリス《今は医療の世界が一番凄いスピードで研究開発されているみたいだね。医療機器の見本市など見に行くと凄いものなぁ～。もうずっと行ってないけれどね。

俺なんて、医療関係の事など本当に知らないことばかりだよ。マーシュのお産で産婦人科の事が少し判ったくらいだからなぁ～。

フランツ《そうそう、さまざま病気によって引き起こされる体内の変化について、細胞サイズから臓器のサイズでどこに何が起きているのかを工学技術で解明する最先端技術だろう？

セージ《でもCTは放射線被曝があるし、MRIは放射線被曝が無く、組織間コントラストに優れてるけれど、体内に金属（ペースメーカー等）が入っている人は、検査できないだろう。

撮影時間が長いし、狭いところにと序こめられているイメージだから、閉所恐怖症や落着けない患者などは出来ないしね。

検査中、大きな音が聞こえるのが大分改善されたけれど、やっぱりあの音が耐えられない人もいるんだよね。ってこういう事も、俺もSugarが怪我したり、体調崩して側で見たから、やっぱり具体的に関わって判ったんだよなぁ。すげぇ勉強になったよ。

エルダー《そうだ、セージはさ、Sugarさんの事故の時は、MRI検査とかしたんで、どんなものか聞いたんだろう？単純に被爆しないならMRIの方が良いよな？　

CTとMRIのシステムの違いなんて、俺なんて言葉でしか知らないしね。でもCTも使われているのは、CTならはでのメリットもあるんだろうね。

フランツ《だから、俺達はそういう大掛かりな検査しなくても、その前に検査が必要かどうかを感知出来る、人体に負担の少ない端末機を研究しようって事だろう？

でさ、CTとMRIはどう使い分けているんだい？って今頃聞くのも何なのだけれどさ、曖昧にしか知らないよな？

なんか聞いたけれど、頭の中をスルーしちゃったって感じかなぁ～。

セージ《俺も詳しい訳じゃぁないけれどさ、MRI検査は体内の水素原子を、磁場と電波の力でゆさぶり、原子の状態を画像にするんだよ。

様々な病気を発見することができて、特に脳や脊椎、四肢などの病気には適した検査能力を持ってるんだってさ。

大きい磁石と電波を使うから、金属を身に付けていてはいけないし、化粧品も金属が入っているから火傷しちゃうんだよ。

例えば膝関節とかも凄く早い時期に異常がわかるから、早くにリハビリとか始められるんだよ。

エルダー《生体電池では心臓の鼓動で発電したり、細いチタン酸ジルコン酸鉛のリボンや、コンバーター、バッテリーなどを、生体適合性プラスチック内に収めた構造を持っているから、圧電効果によって発電する仕組みとなってるんだよ。

心臓・肺・横隔膜のようにずっと動き続けている場所に取り付けることで、常に電力を供給できるってことでまだ動物実験中かな？

セージ《あのさ、ほら貧乏ゆすりする人なんて、年中発電できるよね・Ahahaha、、、あぁ、可笑しいよねぇ～。そんな人見たら笑っちゃいそうだよ。

フランツ《又セージは急に馬鹿な事考えるんだから！　でもそう言う感覚も大事なんだぜ。新しいアイディアなんて、くだらない事話して居て、ひらめいたりしている場合も多いんだからね。　

でね、ナノ発電機っていうのもあるんだよ。酸化亜鉛ナノワイヤを利用して、歩いたりする人間の動きや、心臓の拍動などでも発電するんだ。汗で発電っていうのとかさ。

セージ《体表面の静電気で発電すると言うのが、あのリハビリスーツを着た時に抱きしめたりマッサージしたら何とも言えない感じがしたのは、皮膚に付けた状態で人が動くと電気を生み出したんじゃぁないかとおもうんだ。

偶然だったけれど、摩擦帯電現象だと思うんだよね。人に寄っては気持ち悪いかもだし、相手に寄っては、両方で気持ち良かったりして・Ahahaha...いやらしぃ妄想！

エルダー《バ～カ！変な事妄想しちゃうだろう。鼓膜の振動を電気信号に変換して脳に情報を伝えるぅているのもあるんだよね。

発電する器官なんだって、かなり昔から解っていたけれど、耳の機能に影響を与えることなく電気を取り出すことが出来なかったのが、出来る可能性が出て来たんだよな。

フランツ《蝸牛の生体電位を電源として利用するインプラント型医療用デバイスを開発したそうだからね。でもあのリハビリスーツは俺達でちょっと研究しような。

セージ《多分あのマテリアルの中に金とゴムのようなものが織り込んであるマテリアルなんだよ。

小さな支柱みたいなものが無数にあり、支柱と皮膚の間の摩擦が電力源になったんだと思うんだよ。

エルダー《じゃなきゃぁ、偶然皮膚に貼って電気を取り出すグラフエンタトゥーシール型生体電池なのかもだよ。

汗に含まれる乳酸から電子を集めて、酵素に反応させて微弱な電流を発生させてるか、かもな？

セージ《偶然だけれど、それが着た時の感触も本人は裸で居るみたいに感じたり、暑くも寒くもなかったりと色々なんだと思うんだ。

触れることで摩擦が起きたんだと思うから調べてくれよ。

エルダー《何だか1つほぼ完成になってきたら、あれもこれもが繋がってきたよな？エネルギーに関しては、焦点が絞りにくかったのが、何となくスッキリ見えてきたよ。

今までは何だかバラバラで、考えがまとまりにくかったんだけれどさ。俺も休みの日はアニーにスーツ着てもらって、ちょっと考えるよ。こうして、取り留めなく話すのも、頭の中は整理されるよな。

イリス《あぁ～、俺はあれもこれも覚える事ばかりで、頭がパンクしそうだよ。でもまぁ、俺の場合はまずは皆が考えた事を暗記して理解して、纏めて・・・

後は言語も忘れないように3ヶ国語が即出て来るようにしないとなぁ～。
そうだ、なぁ、曜日によって此処で話す言葉を変えるとかしない？フランス語の日はもう1日中フランス語、ドイツ語の日、英語の日、後はスエーデン語？スペイン語の日なんて必要ないかな？

フランツ《スペイン語が必要な日は、まぁ無いんじゃぁないの？　オランダ語とかのほうがまだ使うかもだよ。でもスエーデン語は知っているとよいかもね。あそこの工科大は凄いんだぜ。
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イリス君がやっぱり語学もちょっと苦手なのが有りますが、日常会話だけなら一応此処の大学生は5ヶ国語は話せるのが条件ですから、そんな日があっても皆驚きはしません。
最低読み書き全て必要なのは英語・フランス語・ドイツ語が自由に使えるのが入学条件です。そんなのは驚く事ではなく、西欧では結構普通に5ヶ国語くらい話せる人は沢山居るのです。

もっとも、大体簡単に話せたら、もう出来るという人も多いのですけれどね。完璧にが出来ると思う日本人とは、少し感覚が違います。色々な国の友達が居たり、家族間も多国籍だったりする世界ですから、語学に関しても実に気楽なのです。

リーダーのイリス君が言うのだから、曜日によって使う言語が違っても、誰も困らないのではないでしょう。そうなる可能性はありそうです。それもまた面白いですね。