Cafeのブティックの方も、予定には無かったのですが、仕事が順調に増えてきて、大きな仕事を頼まれました。
来年6月頃の結婚祝いにと、ブライダルキルトの注文が入ったのです。もう今までの手だけではとてもでは無いけれど、間に合いません。
そこで、アルバイトを頼む事にしました。セージ君の幼馴染のアートカレッジに居る若いレディ達に、ベースを作った後のキルトをするアルバイトを、頼んでみる事にしたのです。
ミントさんがシッカリ見張って指導するという事で、スタートする事になったのです。
セージ君は、あまり気が進まない様子でしたが、まぁ仕事ですし、彼女達には、アルバイトだからと言って、甘えないようにシッカリと駄目出しして、スタートする事になったのです。
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テーブルはもうキルトで一杯になってしまうので、こむぎさんとパセリさんはCafeに出てきたときは、午前中だけ仕事して、後は家で続きをやれば、アルバイトの若いレディ達は学校が終わった午後からの出勤です。
英文科卒業にもかかわらず、英会話苦手、西欧人苦手なこむぎさんは、出来るだけ一緒にはやりたくない様子でした。
何の為に此処に滞在希望したんだか? ですが彼女は3年の滞在許可があるので、その間に決めればよいので、どうしても馴染めなければ帰国すればよいのです。
まだ大学生だったメィスさんは、イリス君やこの若いレディ達より1学年上でしたから、たまに公園などでお喋りを楽しんでいました。
勉強大好きさんなので、メィスさんはアルバイトはしませんでした。皆が一目置くくらい賢いレディなのです。
メィスさんが此処の工学部に入ったのは、本当に偶然で、まさかセージ君が入学するとは思っていませんでしたし、年子の弟のイリス君まで、おまけにくっついて来るとも思っていませんでした。
それが又一つ歳下の他の幼馴染達が、アートカレッジに入ってくるとは!
なんたってびっくりしたのはこの2人で、何だって同じ大学のアートカレッジ(芸術学部)にに入ってくるなんて!でした。
でもアートカレッジ(芸術学部)は本当にちょっとしたおまけで、もちろん試験はあるのですが、ちょっと緩い試験で、医学部と医工学部だけだと精神のバランスを欠くという事で、まったく別物のおまけで出来た学部なのです。
セージ君達も、本当にまだ若々しくて・・・皆同じ歳かと思っていたら、よく聞くとセージ君は7月生まれで、同じ学年の中でも一番年下の2年スキップ組?だったようなのです。
どうも西欧の学校は、日本とは年齢の数え方や、学年などが違うので、よく判りませんが?産まれたらもう直ぐに1歳だそうです。
最近Cafeに現れた若いレディ達ですが、やはりとても積極的な性格の、アンジェさんが一番早く環境になれて、ポプリさんの姪でもあるのでCafeに出入りするようになると、すっかり昔から居るような雰囲気です。
叔母のポプリさんの代理のような顔して、2人に用事を言いつけたりしています。そんな雰囲気に、男子2名は何時もミニガーデンや、ストーブ近くで2人でくっついてボソボソと話したりしていました。「女性は強し」ですね。
そんな11月のある日でした。ここでは早い人は11月後半はもう冬休みに入ってしまう人もいるのですが、アルバイトが始まる彼女たちは、ギリギリクリスマス頃までアルバイトです。
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storyteller🐑