メィスは大満足な１日でした。

今朝は凄く久しぶりに、シャノアールの店経由で出勤をしました。一寸何時もの散歩コースとは違うのですが“たまには以前のように朝寄ってよ！”といわれたので、出来るだけ寄るようにしてみました。

昨日は出来上がったリハビリスーツを持ち帰ろうと思っていたのですが、リヴェール教授に提出になり、即研究開発品として、登録手続きを済ませてしまったのです。

そして、セージ君だけでなく、かなりの協力をしたメィスがファブリックの開発で、これまた登録されたので、研究所の壁にプレートが貼られる事になったと夜に連絡がきたのです。
そんな事で、又試作品の実験の協力をMrs.sugarに頼み、色々話しながらの散歩の朝になりました。

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Mrs.Sugar《それでは、何時か判らないけれど、又近いうちに私は研究所に行くのね？

セージ《うん多分ね。Sugarは午前中は忙しいから、“出来るだけ休み前日の午後にして！”って言っておいたんだけれどね。

もしかしたら今日の午後、呼び出されるかもしれないんだよ。決まるとリヴェール教授は早いからね。

Mrs.Sugar《大丈夫よ。心つもりしておくから！教授の素早いのは何時もの事ですものね。自転車も運んでくれたんだし、セージの研究開発品が又１つ完成したんですから！

セージ《それがさ、俺はまだとりあえず出来上がったと思っていただけなんだけれど、完全に製品になったと思われたとしたら、やっぱりメィスの力だよ。

あのファブリックを纏めあげたのは、メィスの力だからね。

Sugarを知っていたから、俺がどんなものを希望しているかが、イメージしやすかったんだって！

Mrs.Sugar《やっぱり、メィスは只物ではなかったのね。セージの型紙と説明書と、以前のリハビリレギンスや、リハビリ服セパレーツが一応あるものね。

それで研究員に説明しながら作ったんでしょう？やっぱり、凄い頭が良いのよね？

Mrs.Sugar《セージは、良い仕事仲間にも恵まれて、本当に良かったわねぇ～。何でも１人では出来ないものね。

セージ《本当だよ。俺の発明品と言うより、今回はアイディアは提供したけれど、メィスの快挙なんだから、メィスだけで良いんだよなぁ～。

Mrs.Sugar《まぁ、ターナーさんから聞いて、リヴェール教授が決めた事ですから、お任せしてが良いんじゃぁないのかしら？　

余り謙虚にし過ぎるのも、時にはセージなど若いんだから、かえって嫌味に取られてしまうと困るから素直に“ありがとうございます”で良いと思うわよ。

セージ《そうかな。本当は俺は“困った”と思ったんだけれどね。そこはSugarの言うとおりにした方が間違いなさそうだね。やっぱりSugarに話してよかったよ。

Mrs.Sugar《人間関係のバランスを取るのが、一番苦労するわよね。良かれと思って言った事が、そのとおりに受け取られない場合もあるものねぇ～。

特にセージが凄く若いから、素直に受身の方が良い場合もあるかもしれないわね。

セージ《研究所が仕事場で良かったよ。俺やっぱり普通に会社とか勤めたら、ライモンじゃぁないけれど、病気になりそうだよ。

Mrs.Sugar《シャノ又ベンチを借りたわよ・笑　さぁて、今日も元気にお仕事しなくちゃぁね。

Mme.シャノアール《あぁ、何時でもカップルベンチを使っておくれ！最近はカップルベンチでもなくなってきたけれどね！　セージはおめでとうみたいじゃぁないか！又表彰物だったようだね？

セージ《あれっ、何でシャノがもう知っているの？昨日の夜俺は聞いたばかりなのに？

Mme.シャノアール《此処はCafeが閉まってしまうとね、夜は又顔ぶれが違う研究所員が、お茶のみに来るからね。教授が事務所で手続きの事を話していたってね。

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Dr.マロウ《メィス今回は良かったじゃぁないか、おめでとう！女性では最年少で初のプレートだぜ♪

メィス《マロウが、私のゴチャゴチャ言うのを聞いてくれて、アドバイスしてくれたお陰よ。影の協力者だわ。

Dr.マロウ《そんな事はないよ。君よりは医学的な知識があるだけだよ。一応医者だからね・笑

メィス《でも、やっぱり色々と聞けなかったら、私はあのファブリックに考えが至らなかったわ。本当にありがとう。これからも、迷惑でなかったら、相談にのって欲しいわ。

Dr.マロウ《まぁ、微力ながらサポートできれば何時でも、話し相手位にはなれるよ。

メィス《ねぇ、マロウ、貴方には将来を誓った人が居るのかしら？　セージにくっついて、ドサクサにまぎれてマロウの所に行くようになったけれど、誰か居たら、あまり親しくするのは、迷惑な事よね。

Dr.マロウ《Ahaha！その心配は要らないよ。今は俺もやっと仕事も限がついて、それまでは忙しくて空き家状態だよ。
丁度セージが来るようになった頃に、少し時間の余裕が出て来たところだったんだよ。

これでもその前は、まだ勉強する事も沢山あったしね。少し時間が出来ると、ターナーと慰めあって居たんだよ・笑

メィス《そう、それなら良かったわ。ねぇ、私が立候補させてもらっていただけないかしら？　これからも、研究暮らしでは相談にのっていただきたいし、プライベートでも、話していてとても私は安心して、楽しく話が出来るのよね。

今はまだ私は、マロウから何も言われては居ない関係だから、はっきりとした形でお付き合いしたいんだけれど？

Dr.マロウ《そうだなぁ。俺でよければ良いよ。期待されるほどの事は、出来ないかもしれないけれど、それでよければ君の年齢を考えたら、結婚を前提にして付き合う時期でしょう。

メィス《本当に！良かったぁ～嬉しいわぁ～。私皆にフェロモン欠乏症女だって言われていたから、これでハッキリ、適齢期の女性だっていえるわ！

Dr.マロウ《なんだなんだ、そんな事言われていたのかい？皆見る目がないんだよ。メィスは立派に凄く綺麗で魅力的な女性だよ。俺が思うんだから間違いないよ。

メィス《でもやっぱり、教室に居る時は、堅物リーダー以外は同じ歳や、セージなど小さい時から知っているせいか、結婚しているのに子供に見えてしまっていたのよね。

メンバーが気楽過ぎては、良くなかったわよね。後は本当に弟だし、エルダーは女性も負けるくらい、優しげな女性みたいな美形男で異性を感じないしね。

Dr.マロウ《Ahahaha、、、そうだよなぁ～。ターナーは両方かけ持ちと更に勉強で、何時も忙しそうだし、仕事関係で直接かかわる人とは付き合わない奴だからな！

まぁ、俺とはタイミングよく出会ったんだよ。俺ももう少し前だったら、こんなにゆっくり話している時間などなかったからね。君も卒業試験で忙しかっただろうしな。

メィス《マロウ、貴方となら尊敬して付き合っていけるわ。私は只愛しているというだけでは、満足出来ないのよね。尊敬も出来る人でないとね。

だから、話をするたびに、マロウにはどんどんひきつけられて言ったわ。ただ、私は案外情熱的だと思うし、嫉妬深いかもしれないわ。なるべく束縛はしないようにするけれど・・・

Dr.マロウ《まぁ、俺はそんなに恋愛には器用じゃぁないだろうから、あっちもこっちも巧く出来ないから、付き合うと決めたら、多分余所見はしない性質だと思うよ。

無精者だからね。一人に決めたら、それだけで満足だよ。メィスはスパニッシュだから、情熱的だろうから、そのお相手だけで手一杯だろうよ・笑

メィス《私は恋もしたいし、仕事もしたいしなのよ。欲張りだから...だから、マロウ位年齢が上の人が丁度良いと思うのよ。５～６歳？くらい上でしょう？

Dr.マロウ《あぁ、そうだね。俺は年齢の事は考えた事がないんだよ。只一緒に居て、お互い刺激し合えて、楽しい人が良いと思っているんだ。
君は話していて楽しい人だから、好意を持っていたよ。しかし、俺はそれほど情熱的な方だとは思わないからなぁ～。君のリードでと言う事になるだろうなぁ～。

マメに愛を囁くなんて事も、する方じゃぁ無いと思うけれど、代わりに裏切るような事はしないと思うけれど、それでよければだな。

メィス《もちろんよ。私は性格的に強いから、ソフトに受け留めてくれるスケールの大きな人でないと、巧く行かないみたいなのよね。　

肝心なときにはビシッと締めてくれるような人でないとね。何に対しても、私は一直線になりがちだわ。人の好き嫌いもハッキリしているしね。

Dr.マロウ《そんな感じだね。正直者なんだろう？結構人も分析して付き合うだろうし、ハッキリした方が好きなんだろう？俺は個性的で、嫌いじゃぁない性格だよ。

でももう少し明るく、自分を解放すると、もっとよくなると思うよ。

メィス《そうかもしれないわ。心から打ち解けて話せる友達は居ないもの。弟の前の同棲していたガールフレンドはハッキリした性格だから、割合気があっていたけれど、それだけで凄く仲が良い友だとも言えなかったしね。

弟が仲良くしていたから、程々に付き合いがあったけれど、年頃になってきたら、まさかの奔放な女性的性格が出て来たし、学術的話題と成ると、まったく興味ない子だったのよね。

Dr.マロウ《君の友達に成るのは、又難しそうだよな！でも何でも話せる友達は作った方が良いぞ！

やはり、女は女同士仲のよい信頼できる友達が居た方が、何かと自分を活かせる結果になるんじゃぁないかな？

そのうちに見つけるんだな！なかなか君みたいに聡明だと、信頼が出来る人は出来にくいかもしれないけれどね。

メィス《信頼して話せる人は２人居るわ。友達と言う感じじゃぁないけれど、でも友達だと思っているわ。

Cafeにいるポプリさんと、Sugarは大好きよ。ポプリさんは今シェアして暮らしている相手ですし、とても聡明なので、信頼できる人よ。
Sugarも大好きな人よ。信頼もしているし、歳は凄く上なのに、可愛いって思うのよね。セージの気持が少し判るわ。

Dr.マロウ《あぁ、ポプリさんか、話した事はないけれど、Cafeに居るシルバーブロンドの女性だろう？彼女は聡明そうな人のようだね。

お堅い人柄のようだけれど、Sugarさんは、楽しいよなぁ～。うんうん、可愛いかもしれないよ。メィスもしっかり人の事を見ているなぁ～。やっぱり観察力抜群なんだよ。

それにとても情熱的な瞳をしていて、魅力的な女性だよ。俺がお相手できるかなぁ～。

メィス《マロウなら、素敵なパートナーになってもらえると思っているわ。貴方の大きさがとても心地よく感じるわ。
OKしてくれて、ありがとう。プレートを貰ったのよりも嬉しいわ。

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今日のメィスさんは嬉しい事が２つも有りました。珍しく頬がばら色に輝いて、自然に笑顔になってきます。すぐにMrs.Sugarに伝えたかったのですが、忙しそうに仕事中でした。

そのまま教室に戻り、暫くするとリヴェール教授がやってきて、今回のリハビリスーツは登録が済んだし、メイスさんもマテリアルでは開発者として登録されたと伝えて行きました。プレートを授与され、近いうちに壁にはめ込まれるそうです。

メィスさんはメィスさんで、セージ君の研究開発での依頼がなければ、思いつく事がなかったと思っていましたが、教授が嬉しそうに褒めるのに対して、セージ君は穏やかに“ありがとうございます”と答えていました。セージ君は、きっとまだ満足はしていない作品なのでしょうが...

メィスさんは見ていて、さらっと受け止めた所が、セージ君も“成長したなぁ～”と感じるものがありました。弟のように思っているので、メイスさんは同じプロジェクトで、一緒の仕事をする仲間としても、それもまた嬉しい事でしたから、嬉しい事３つあった日でしょうか.....

恋人も、仕事も、仕事仲間も手に入れた素敵な１日でした。