カードゲームも寄り添って....

朝食の時間までは、セージ君は何かデスクに向っていましたが、朝食が終わったら音楽を聞きながらカードゲームを始めました。今日はまずは神経衰弱からやり始めました。終わったら又ジンラミーをやっても良いし、ポーカーでも良いしですが、先ず暫くは神経衰弱です。
滅多にMrs.Sugarが勝つことはないのですが、認知症予防にです。そうだとはセージ君は言いませんが、トレーニングにはかなり良いそうです。

負けてしまうのですが,Mrs.Sugarはこのゲームが好きなのは、理由があるのです。

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Mrs.Sugar《う～ん、やっぱりこれは若い脳には絶対に敵わないわね。本当に記憶力が良いんだから！

セージ《Sugar、好きじゃぁないゲームなら、違うゲームにしても良いんだよ。時々はSugarだって勝つときがあるだろう？

でもさ、得意不得意もあるしさ....やっていて、ストレスになったら、意味ないだろう？

Mrs.Sugar《これは、勝てないんだけれど、楽しみも有るからやりましょう～💖決して嫌いではないのよ。

セージ《でも何だか、カードに集中して見ていないから、余計に自分の番になった時に、カードの位置覚えていないんだよ。
俺が開いた時に、何で場所を覚えておかないの？忘れちゃうとは思えないんだよね？ちゃんとカードを見ていないよね？

Mrs.Sugar《だって、神経衰弱やっている時って、セージはうつむいて、真剣にカードを見てゲームやっているんですもの！

私セージのうつむいた時の瞼とまつげ大好きなのよ～💓
額の辺りとか目つきも真剣な顔になって、何回見ても大好きな表情の時だわ！西欧人の目も色々あるでしょう？まつ毛の色もね。でもセージの瞼と睫毛は私好みなのよねぇ。

セージ《Sugar、好きだって言ってくれるのはとても嬉しいんだけれどさ。うつむいた時の瞼と睫毛じゃぁねぇ。どんな感じか自分ではわからない所だよねぇ。それに見てばかりいたら、ゲームとしては成り立たないだろう？

Mrs.Sugar《でもぉ～、良いじゃぁない。他のゲームの時は私だって勝つのがあるんだから！気にしないで、やっていて！

そんな時のセージは又考えこんだりして、ほら西欧人って顔の筋肉がよく動くから、表情豊かで見ていて飽きないのよねぇ～。
筋肉の付き方も違うけれど、きっと筋肉が柔らかいのね(^^♪

セージ《ジンラミーの時などのSugarは、十分表情豊かだよ。全然ポーカーフェイスじゃぁなくてさ、勝ち誇ったような顔になるんだよね。

チラっとこちらの様子を見てさ、ああ言う時は何か閃くのか、どちらか分かりかねていて、勘で決める時は、凄くクールな表情なんだよね。
そういう時は、Sugarが一番セクシーな、女っぽい表情に見えるんだぜ・笑　　俺はドキッとしちゃう瞬間なんだって最近気が付いたんだよ。

Mrs.Sugar《あら、そうなの？全然気が付かなかったわ。あの瞬間は、神経がピっと緊張する瞬間なのよね。

考えたら、今の私の人生の中で、唯一緊張する瞬間かもしれないわよねぇ・笑

後は他のゲームは楽しむけれど、あんなに緊張する事ってないものね。でも今はセージの大好きな表情を見られて、もう思いっきりぎゅーって抱きしめたくなるわ。

セージ《あのさ、抱きしめてくれるのは凄く嬉しいんだけれどね。今Sugarは俺の膝に乗っかっていて、抱きしめてくれてるとは思えないんだけれど？

又気を付けないと、変な風に誘惑されて、何か胡麻化される時みたいな気分もするよ。

Mrs.Sugar《だって、何時もそう思ってもセージが大きいから、抱きしめるにはセージの膝に乗らないと、頭を抱きしめる事が出来ないのよね。

同じ高さに座っていると、コアラみたいに、私が抱きついているだけスタイルになってしまうのよ。それじゃぁ見た目カッコ良くないでしょう？

セージ《俺は別に全然気にならないけれどね！　抱きついていたって、Sugarと密着度が増すなら大歓迎だよ。誰も見ていないからいいだろう？俺は見られていても全然気にならないけれどね。第一見ても誰も何とも思わないよ。

Mrs.Sugar《でも私としては、ポーズは決めたいのよねぇ～。絵画や彫刻などで、男女が抱き合って居る像とかのポーズって、決まっているでしょう？

いやらしくなくて、美しいじゃぁないの。ああ言う風にいきたいのよねぇ。

セージ《芸術的に決めたいわけね。本当にSugarも変な事拘るんだなぁ～。
人に見せる訳じゃぁないのにさ。そんな事思って、彫刻をみているのかい？

Mrs.Sugar《あらっ、そう言う訳じゃぁないわよ。もっと自然に出来るようになったら、誰が見て居ようと気にしないで、私も愛情表現が出来るようになるわ。

でも見ていると皆凄く自然で、サラッと愛情表現をしているわ。

セージ《俺はSugarがそう思ってくれるだけで、本当にうれしいよ。でもさ、外では日本と西洋とプラスして半分にしたくらいの、控えめも悪く無いよ。

代わりに俺は家の中では、何時も寄り添っていたいから、Sugarが言うみたいに、犬みたいに背中とか、何処かがくっついているんだけれどね。

Sugarも犬派だって言うから、安心しているんだよ。

Mrs.Sugar《そうよ、私ねどちらかと言うと犬の方がずっと好きなの。何時もくっついているけれど、きちんと言う事聞いて、誠実でしょう？

猫も犬と一緒に育った子は違うんだけれど、通常は勝手な時は凄くしつこくベタベタ来るし、厚かましい所があるじゃない？気が向かなければ素知らぬ顔してね。好きな人はそこが好きらしいけれどね。犬と暮らすと、猫は犬みたいになるのよ。

セージ《そうなんだよね。猫は人の邪魔するのすきだからなぁ。来られると困る時に来たりするしね。犬は命令したら、絶対にきちんと待っているからね。

たしかに一緒に飼っていると、猫も犬っぽくなるよね。

Mrs.Sugar《じゃぁ、こうして私がカウチに持たれるから、何時もの様にセージが寝そべっていれば、何時も抱きしめることが出来るわ。

丁度好い暖かさで、何だか今年の夏休みは、今までの何年かが信じられないように、平和な夏休みだったわね。

来年も又、同じように過ごせたら良いわねぇ～。私達だけでなく、世界中の人が、なるべく平和だと良いんだけれどねぇ～。全員は有り得ない事ですけれどね。

セージ《そうだねぇ、必ず世界は何処かで、勢力争いをしているよ。内乱だったり、戦争や色々ね。でも、形が違うだけでさ、弱肉強食なんだよ。

動物は、凄くシンプルだから、必要分だけ知恵の分だけ体張って、襲って食べるけれどさ、人は変に知恵が発達しちゃたから、悪い欲が出たり支配したくなってくるんじゃぁないのかなぁ。

もっとそれ以上のレベルになると、同じ支配欲や、何かの欲は形を変えるんだろうけれどね。

Mrs.Sugar《勉強するほうの欲になったりして？

セージ《うん、学問の世界はそれはそれで、まぁ激しく競り合ったりしている場合もあるんじゃぁないかな？その結果が、武器や火薬や、化学兵器に化けちゃったんだろう。

でもその争いの元には、女が関わって居たりして、男はやっぱり馬鹿だったりするんだよなぁ～。

あんな人が？って言う人も、女に惑わされて、何もかも失ってしまう場合も少なくないだろう？女の方が理性的なのかな。

Mrs.Sugar《本当に、男性って女性の誘惑に弱い人多いわよねぇ～。ビックリしちゃう時があるものねぇ～。

セージ《来た来た来た、、、俺はSugarだけだからね。最近色々判ってきたことが有るんだよ。爺さんのお陰だと、今では感謝しているんだよね。

俺が忍耐強く、色々な事に耐えられるような紳士になるように、躾てくれて、本当に良かったってね。

当時は子供だったから、愛してくれているのは、判っていたけれど、何でこんなに辛い目に合わせるんだって思った事もあったよ。
俺は拾われてきた子なんじゃぁないかとかね。

Mrs.Sugar《本当にすごい厳しかったようですものね。でもスタートした時期が良かったんですってね。３歳くらいから初めているからね。

変に反発する事なく素直に従う次期みたいよ。もう１～２年しちゃうと、知恵も発達しちゃうから、良くないらしいみたいよ。お爺さんと孫って言うのも良いそうよ。

セージ《そうだったのかなぁ～。まぁよく判らないけれどね。俺も悪だったのかもしれないしね・笑　

ずっとやられっぱなしでさ,何やっても爺さんには勝てなかったから、何時か“参った”って言わせてやろうって思っていたのにさ！

Mrs.Sugar《その前に亡くなられちゃったのね？

セージ《あぁ、爺さんは皆に何か言うかと思ったのに、最後の１週間くらいは、Nanだけしか呼ばれなかったんだってさ。

後は主治医だけでね。色々な事はNanに伝えて、死んじゃったんだよ。Sugarの事だって、見せびらかしたかったのに、１年後くらいに入れ替わりみたいにSugarに出会ったからね。

Mrs.Sugar《でも何もかも、Nanに伝えて、代わりにNanが元気にされていて、セージに良い様にしてくださったんでしょう？良かったわね。

セージ《うん、何だかね。Nanが本当に魔女みたいに、色々な事が判っているみたいでさ。きっと爺さんと交信しているのかもね。

Sugarの事もね、まるで待っていたみたいに“応援しているからね！”って、後押しされたのは、あの時が初めてだったよ。反対されるかと思っていたんだけれどね。

ダイヤを取りに帰った時に、俺の物だから好きなようにして良いって言われてね。まぁあの時は深く考えなかったんだけれどさ。

Mrs.Sugar《セージは家族からしたら、思って居る事等が、見え見えなんじゃぁないの？他人の目はごまかせても、身近に居たらけっこう思っている事が判るわよ。

目がねお喋りで正直な目なのよ。

セージ《そうかなぁ～。結構俺は平静にしていられる方だと思うんだけれどなぁ。

Mrs.Sugar《それはよその人にでしょう？何時も見ていると、結構はっきりしているわよ。信頼している人には、あけっぴろげみたいよ。

セージ《じゃぁ、今俺が何考えているか、Sugarは判るかい？

Mrs.Sugar《もちろんよ。何時もの様に私が幸せに感じる様なロマンチックな事、言ってくれちゃおうと思っているでしょう？ちゃんと肌を通じても伝わってくるのよ。さて、カードを片づけましょうか？また後でやる時までね。

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セージ君は、Mrs.Sugarの言う通りなので、何も言わずにカードを片づけました。先に当てられてしまったので、一寸癪に思ったのです。余りにも思っている事がバレバレでもねぇ～。

我ながら、単純すぎると思ったりして.....。
でも今日は、暫くMrs.Sugarが肩を抱いてくれていたので、凄く安らかな気分です。本当に単純なんですね。