ターナー教室は今年の仕上げ仕事をそれぞれに・・・

今年も過ぎてしまえば、あっという間で、もうわずかになってきました。若い時はなかなか時間が経たないと言われますが、大気汚染問題もあり、早くに過ぎました。

プロジェクトチーム全員が、１年前とは違って、それぞれにドラマなどが有ったりしましたが、　一番の大きな出来事は、まさかのシェルターオープンが有ったことです。

一時的にと言うのが、途中で変更になり、若い順から基本の暮らしはシェルター内でに変わったのです。
それは皆了解している事なので、案外粛々と済みました。

皆情報を集めるのは、得意分野なので、それぞれに、一般で言われている、環境汚染などの数値は、疑問視していたようなのです。

ですから、退避命令が出されたら、さっさと移動を始めましたので、もうほぼ完了しました。

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セージ《あれぇ～、エルダー？フランツ？メガネフレームのバッテリーを埋め込んでくれたんだ？

エルダー《一応フランツとも相談してね。俺達が今課題が多いんだよな。稼働時間を長くするためのバッテリーの高性能化やデバイスの省電力化、装着していることを意識しないように、パーツの小型化・軽量化が一番のテーマだよな。

これからもね。又その内に全く新しいエネルギーが見つかるかもしれないしね。

メィス《もう、まだ間もないというのに、セージはかなり研究開発は成し遂げちゃったからね。

リハビリ用のスェットスーツや、リハビリシューズから始まってね！最近急に似たようなのが開発され、販売などもされ始めたんじゃぁない？

フランツ《ヘッドマウントディスプレイ型「メガネ型」や手首に装着するウェアラブルデバイスの「リストバンド型」もな。

メィス《Baby水着にもかなりアイディアくれて、オムツの開発も私は出来たし、超音波滅菌洗浄機も本当はセージなのに、イリスに譲ってくれちゃってね。

ごく最近布製のオムツや、生理用パッドなど、販売され始めたって言うニュースも見たわ。

全くうちとは関係なく研究されたものですけれどね。

エルダー達もバッテリーの事では、フランツと２人で地味な仕事かなりやってくれているのよね。

フランツ《フルスピードで、色々開発がスムーズに行ってしまったから、凄い教室だって思われているんだよ。

メィス《私なんて、ビアンカのマテリアル研究室では、まるで天才みたいに言われてしまったのよ。

“一番若いチームなのに、色々リハビリスーツの時から凄いわね！”ってこのプロジェクトは言われていたのに、少ししたら又オムツでしょう？

それも最新式と言われるものが、ずっと過去に使われていた物を、少し進化させたものと言うように、過去に戻っていたりもしているのよね！

メィス《次々に研究所の壁面にネームプレートが貼られたから、天才ばかり集まっているかのように思われているわよ。

セージなんて、本当ならまだ学生で良いのに、研究員だし妻帯者だし、注目の的よ！
エルダーも、女性には有名人ですしね。

エルダー《何で俺が有名なんだよ。やっている仕事の地味な事ったら、もう研究課題は小さく小さくだからね。

それでいて見えないパワーは強く大きくだからなぁ。性格がチマチマしてきそうな気がすることが有るよ。フランツそうならない？

Dr.ターナー《うぃっす！性格がチマチマだって？　それは良く無いようだけれど、必要な部分でもあるぜ。

フランツ《おはよぉ～。ってもう昼近いか？そうでもないか。

メィス《フランツも、この所どっぷりと作業にハマっているから、何時か判らなくなってくるでしょう？　

セージがよく、あれっ今は何時だっけ？って言うのが判ってきた？

Dr.ターナー《今もそうだろうよ、俺が入って来たのも気が付かないで、自分の世界に入り込んで、想念が広がっちゃっているよ。

その中で今は仕事しているんだろう・笑　
幸せそうじゃないか・クックックク！

エルダー《想念？思考とはまた違うのかい？　空想みたいなのとも？

Dr.ターナー《あぁ、臨床心理士に聴いたら違うものだそうだよ。
セージは珍しくポジティブに自分の世界に入って、色々なアイディアを纏めている様だよ。

だから、セージが仕事が捗ると、パワーっを結構使っちゃって、現実社会に戻ってきた時は、疲れちゃうようだよ。そう言う人は少ないらしいけれどね。

大概そう言う時は、さっさと仕事を終わらせて、家に帰ってしまうだろう。

メィス《まぁ、何だか判らないけれど、少しイリスに分けて欲しいわよね。

エルダー《そうだよなぁ、セージが何かに集中しだすと、全く周囲の事など気にならなくなってしまうみたいだよ。

でも暫くすると、突然返事したりするからさ！器用に考え事が出来るんだよ。
きっと次元が違う所にいっているんだろう。

フランツ《この間から、アバターがどうとか言っていたから、ゲームのキャラクターやアバターとやらを色々考えているんだろう。

巧く出来たら、凄く楽しそうだとか言っていたからね。

エルダー《まぁ、又様子を見ながら、俺は電池の軽量化、小型化を考えないとな。

眼鏡フレームは結構普通にやや大型眼鏡って言う感じにしてきているからね。

メィス《セージは他にも何かやっているの？

フランツ《何だったっけなぁ～。とりあえずゲームソフトを数種類作らないとって言っていたよ。

来年はそれだけで終わるんじゃぁないのかな？脳科学の講習会には出席するようだしね。凄く興味深いって言ってたなぁ～。

エルダー《結構凝ったものになったようだしね。セラピストや、ターナーさん達にも色々聞きまくっているよね？

メィス《その内、医学部に入学しちゃうんじゃぁないの・笑

Dr.ターナー《そうだな！冗談にも言うなよな。もうセージは何考えているか判らない所があるからな。　

まぁSugarさんが居るから、ブレーキがかかるだろうけれどね。あれこれやり過ぎると、Sugarさんと過ごす時間が無くなるだろう？

セージは医学的な事も嫌いじゃぁなさそうだよ。
もう前みたいに勉強するのは、時間が無くなるから、しないだろう。

セージ《ターナー先輩。プライベートって書いてあるフォルダは開けないでよ。
俺一寸研究所に行ってくるから！

ブックした時間が来たから、一寸行ってくるけれどさ。まぁ、一番大事なPCは使うから持って行くけれどね。

これで、今年中にキャラクターなどが、前のよりよく出来てきているからなぁ～。皆見た？面白いぜ。

フランツ《あぁ、俺は前のは見たよ。今やっているのは、まだ見ていないけれどね。

基本は変わっていないそうだけれど、随分手を入れたみたいだものなぁ～。

メィス《私も前のは見たわ。今やっているのは、どんどん手を入れているみたいですからね。

Dr.ターナー《凄い手が込んできたよ。これが端末機のメガネと組み合わされるんだから、きっと良い物になるよ。

リヴェール教授も楽しみにしている様だよ。でも急がすなってね。

思って居るよりも疲れる作業だし、家庭を忘れてしまたら、えらい事になるからな。

メィス《大丈夫よ。セージはSugarが側に居なかったら、使い物にならなくなるわ。

本人が言って居る様に、Sugarには元気で、出来るだけ長生きしてもらわないとね。

３０年経ったら、セージも５０歳くらいになるから、もしも一人になっても、思い出に浸りながら、何とかなるんじゃぁないかってね。

だから、沢山思い出を作って置いてくれれば、寂しくなく、過ごせるかもしれないって言っているからね。

エルダー《でもさぁ、今年は何とか無事に済んで良かったよね。

結婚してからの３年間は毎年冬休み中は、セージは看護しながら、勉強の暮らしだったからね。

かなり元気そうだけれど、Sugarさんや、俺の母親たちは、何が有るか、判らない年齢でもあるしさ。

Dr.ターナー《そうだね。もう皆加齢によりの症状が出て来ているからね。

Sugarさんもきっとセージと相談して、仕事からほとんど手を引いたんだろう。

エネルギーを使い過ぎないようにして、長生きしてもらわないと、本当にセージは一人で暮らして行くのは、かなり辛いだろうからね。

まぁそう言う事も考えただろうけれど、いくら考えたって若いセージには、なかなか実感としては分らないだろう？

ま、それだけが、凄い歳の差婚のリスクだよな。

本当は人生２度結婚は悪く無いって言う説もあるんだけれどな。

若い方が歳上の介護をして、見送ったら今度は自分が若い人と結婚して、介護してもらえば、体力的には楽だろう？

フランツ《じゃぁ、セージが今度は凄い若い相手を見つけてって事かい？

あいつが歳の差のある若い子って言ったら、今ナーサリーに行っている子とか、これから生まれて来るくらいの女の子と、将来付き合えば良いんだ！ぷふっ、、

エルダー《Ahahaha、、、でもセージは子供嫌いだからなぁ～。３０年とは言わず２０年後でも、再婚相手は、今はやっぱり幼児だよな！

そうか、うちが女の子が生まれたら、セージの嫁になるように育てれば、巧く行くんじゃぁないの？

って俺も、変な事考える様になってしまったなぁ～。でもそれも悪く無いぜ。

セージは可愛いから、息子になっても巧く行くよ。

メィス《あらっ、じゃぁイリスの子は下の子は女の子よ。私だってセージが娘婿になっても可愛いわよ。

きっとイリスだって嫌な相手ではないと思うわ。私が結婚して女の子産んでも良いか！

何ていったら、話はややこしくなるから、此処だけの冗談よ！セージが戻ってきたら、怒られるわね。

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全く皆無責任な事言って、楽しんでいます。まだ先の事とは言え『Mrs.Sugarが死んだら』なんていう、話はセージ君が聞いたら大泣きされそうな話題ですが、まぁ死は絶対にやってくるものですからね。

結構あっけらかんと話しています。当然そうなった時は、セージ君を皆でサポートする気は十分です。

Dr.ターナーは唯一全く結婚予定もないので、皆の話を笑いながら聞いているだけです。独り者は何も気がかりな事はありません。

１人だから寂しいとも思いませんし、彼はコツコツ自分ペースで、仕事したり勉強したりで十分だと思っています。

今でも、魅力的な女性が沢山居ますが、その中でも十分魅力一杯のローズさんと話した時も、全く興味が湧かなかったのです。

若い学生の時に、ローズさんが押し掛けて来て、数回誘惑されて付き合いましたが、ローズさんはかなりお気に入りだったのですが、口説き落とす事は出来なかった相手です。

メィスも、今は諦めてDr.マロウと付き合っていますが、かなり前からDr.ターナーの事は好きでしたが、何も伝える事が出来無かった人なのです。

まったく彼の目には、自分が移っていないと判ったからですし、セージ君にもくぎを刺されました。

今はDr.マロウと幸せに付き合って行く事に決めたのです。　Dr.マロウも、又別の意味でとても素敵な人なので、このチャンスは逃したくありません。

フランツにはビアンカが居ますし、この冬休みは又皆話が進むのではないでしょうか？ただしシェルター内で暮らすと言うように、この数年間で、環境が大きく変わりましたが・・・